大学の【医学部】はどんな学部?お医者さんはどんな仕事?

【医学部】お医者さんの仕事
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医者という職業は子どもの憧れです。
第一生命が2019年3月に発表した「大人になったらなりたいもの」ランキングでは男の子は7位、女の子は5位にランクインしています。
本記事では医者になりたい子どもの夢を叶えるための情報を掲載しています。
医学部では何を学ぶのか?医学部を卒業したら医者しか進路はないのか?などについても情報を掲載しています。

医学部とはどんなところ?

医者になるためには大学の医学部へ進学する必要があります。
高校までの学歴は関係なく、医学部へ入学する事が出来る学力さえあれば誰にでも門戸が開かれています。
ただし高度な学力を持っているという前提はありますので勉強は多少出来る必要があります。

基本的には皆同じ事を学ぶ

女子医学生外科医になりたい場合も心療内科医になりたい場合も基本的には医学部へ進学します。
医学部に進学した上で一通りの知識を身につける事になります。
そのため現役で活躍されている眼科医の先生も大学時代は外科や内科の知識を学んでいるという事にもなります。

医学部のカリキュラムは6年で修了するように構成されていますが、うち2年程度は通常の教育課程。
ヒトの身体の構造について学ぶほか、通常の大学でも学ぶような基礎的な教養を身につける事になります。
残りの4年で専門知識、つまり医学について本格的に学ぶことになります。
この辺りは大学によっても若干異なりますので、気になった大学のホームページなどを確認してイメージを掴むことをお薦めします。

医学部での生活後半は実習も数多く、附属の大学病院で実際に問診を行うほか、手術の現場に参加して技術を磨くというケースもあります。(医師免許を持っていない学生は医療行為を行えません。そのため補佐的な作業に限定されます)

カリキュラムでは非常に実践的な教育内容となっていますが、ヒトの命を預かる医師という仕事です。
これほど緻密に組まれたカリキュラムでないと優秀な医師は育成することが出来ないと言うことも出来ます。
上記のような事を考えると、医学部は学問を身につけるための学校というよりは、むしろ高度な職業訓練学校と言うべきでしょう。

医学部は入学するより卒業するほうが難しいと謳われる場合もあります。
医学部の卒業試験では皮膚科や整形外科など医療にまつわる知識をテストされる事になっており、それら全てに合格しないと卒業することは出来ません。
医師国家試験の受験資格は医学部の卒業見込みとなっていますので、同時に国家試験の受験資格を失うという事も意味します。

看護を学ぶ課程もある

看護師医学部の中には医学科に加え看護学科が併設されている場合もあります。
看護学科を卒業すると看護師としてのキャリアが拓けるわけですが、看護師とはどのような職業なのでしょうか。
医師との大きな違いは「医療行為の有無」です。

医師も看護師も基本的には国家試験を突破し資格を受ける必要がありますが、本格的な医療行為は医師にのみ許されています。
看護師は疾患の根本的な治療というよりは、人間のトータルケアを行うことが求められています。
手術や治療の際に人々が感じる苦痛やストレスを緩和し、医師の手が届きにくい範囲で活躍するような職業が看護師です。

看護師は医師が円滑な医療を行う事ができるよう、患者のケアやサポートなどを行う職業であるという事を理解しておきましょう。
なお看護学科の就業年数は4年でこちらも医師を目指す方とは違う点です。

進路は大学を出てから決める

未来に歩き出す男性大学では一通りの医学を修めて卒業するため、卒業時点ではどの分野の医師になるかまでは決められていません。
医師国家試験に合格し、医学部を卒業した後は臨床医として2年もの間、医師のキャリアを重ねることになります。
この2年間を臨床研修と呼び、病院に正規採用される前段階の研修とされています。
臨床研修では責任者が作成した研修プログラムに沿って行われる事になっており、大抵の場合は7分野(内科や外科など基本的なもの)で構成されています。

2年間の臨床研修が終わると、その後専門医を目指すためのプログラムに参加することになります。
分野にもよりますが、研修期間は5年ほどと専門技能を身につけるためには十分な期間といえるでしょう。
専門医を目指すための研修では皆さんの進みたい分野に応じて研修を行い、認定を受ける事で完了します。
その後は更に専門性の高い専門医の認定を受けることが出来ます。

医学部卒業後の基本的な流れとしては2年間の臨床研修、その後皆さんの希望に合わせた5年ほどの専門医研修、更に専門性を磨きたいのであればそれに特化した資格取得の為に研修や学習を行うことになります。
こうした一連の流れを経て一人前の医師として現場で活躍することになります。

※参考:厚生労働省「医師臨床研修制度のホームページ」

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お医者さんの仕事は?

それでは医者の仕事に迫ってみましょう。
先程も解説したとおり、専門分野によって仕事の内容は異なります。
ただし医師としては共通する部分が多く、専門的な治療以外での医師の仕事をご紹介します。

年収は高いが多忙な医師

医者子どもの憧れとして上位に君臨する医師ですが、その仕事は実に多忙です。
開業医の内科医であれば患者の診察を行ったり薬の処方を行ったり、更には大きな病院への紹介状を書くこともあります。
加えて看護師の勤怠管理や雇用、医療機器の更新や準備などを行う場合もあり非常に忙しいです。

勤務医であっても大学病院であれば患者の症例を整理したり論文を作成したりと、医師としての業務の他にもやらなければいけない事は山積みです。
医師は確かに高水準の給与を受け取っていますが、ヒトの命を預かる責任やその多忙なスケジュールを考えると、そこまで高額ではないと考えることも出来るでしょう。
高額な報酬を受け取るには、それなりの理由があると考える事も医師を目指す上では必要な心構えです。

※参考:第一生命「大人になったらなりたいもの2019年版」

内科医の基本は投薬

医者の代表的な分野である内科と外科について見てみましょう。
まずは内科ですが、内科の基本は投薬などによる治療です。
内科医は手術を行いません。

処方箋とお薬の写真よくある町医者はすべて内科医です。
大抵の場合、医院の近くに薬局があり、投薬による治療を行う事がメインの仕事になります。
そのため治療部位も内蔵や血液、神経などを扱っており、風邪や花粉症の場合は内臓や神経の症状に有効な薬を処方してくれます。
処方箋が必要な薬は薬局で購入することが出来るものとは違い、作用が非常に強力です。
加えて現在服用中の薬との組み合わせでひどい副作用が発生する場合もあります。
そのため内科医は適切な処方箋を出すことの出来る知識や判断力を必要とされます。

上記の例はあくまでも一部の例です。
医者は専門の分野によって様々な種類の医師がおり、皮膚科であれば塗り薬の処方や外科医の紹介、産婦人科であれば出産のサポートなどそれぞれの仕事があります。
皆さんの興味がある分野についてはインターネット等で調べて関心を深めておく事をお薦めします。

外科医の基本は手術

外科医の仕事を見てみましょう。
外科医は内科医とは違い、手術による治療を専門としています。
骨折や抜歯、肉離れなど投薬による治療では治らない疾患を持つと外科医にかかる事になります。
直接患者の身体にメスを入れる場合も多く、器用な手先や冷静な判断力を求められます。
また血を見る機会も非常に多いため、それらに対する耐性も伴っていなければなりません。

投薬による治療が可能なものは内科に、手術など直接手を加えないといけないものは外科にかかる事になります。
また内科で治療可能なものであっても進行の度合いによっては外科での治療をしなければならない場合もあります。

医者に求められる能力

医学部に入るには高レベルの学力が必要とされていますが、知識のみで医者になることは出来ません。
確かに医者になるためには身体部位の名称や働き、数多くの薬やその効き目など様々な知識をインプットしなければなりませんが、同時に適切なアウトプットを行う頭脳も持ち合わせてなければなりません。

医師具体的にはコミュニケーション能力判断力の2つに二分されます。
どの分野の医者もまずは診察から始まります。
患者と密なコミュニケーションを取り、情報を収集した上で適切な治療方法を選択しなければなりません。
そのため他人とのコミュニケーションが苦手な方は医者になるには少し厳しい条件となります。
また迅速な判断を行う力も医者には求められています。
患者の疾患は時間とともに進行しています。
決して待ってくれる存在ではないため一秒でも早く、どの他の手段よりも正確な判断を行う必要があります。

確かに高度な知識は必要とされていますが、それ以上に対人能力と頭の回転が必要という訳です。
また大学附属病院で医者として働きたい場合は学び続ける意欲が、開業医として独立したい場合はマネジメント能力が加えて必要になってきますので大学在学時に学んでおくことをお薦めします。

医学部を卒業したら絶対に医者にならないといけないの?

医学部進学を考えている皆さんの中には「医学部に入学したら必ず医者にならないといけないのか?」「他の選択肢はなくなるのか?」など様々な疑問が生じるかと思われます。
医学部を志望する大半の受験生の皆さんは医師を志して入学するとは思いますが、一応他の選択肢についても記載しておきます。

基本的には勤務医もしくは開業医

医学部を卒業したらまずは臨床医(あるいは研修医)として病院に勤務することになります。
感覚では有償のインターンシップではありますが一人前の医師として医療に貢献することが求められます。
基本的には医師を志して医学部へ入学する事になりますので医師以外の選択肢となると限られてきます。
全くの異業種で就職活動を行う場合「何で医者にならなかったの?」と毎回聞かれる事になるでしょう。
説得力のある返答を行うことが出来るのであれば問題有りませんが、せっかく医学部に入学したのであれば医師になることを第一に頑張って頂きたいです。

ただし大学の教員も将来の医師の育成を目的に医学を教えていますので、基本的には医師やその関連産業に就職したほうが宜しいでしょう。
指導を行う側の人間からすると、6年間世話をした教え子が全く違う業界に進んでしまうということはあまりにも寂しいものがあります。
実際は表面に出すことはありませんが、医学の道を強く希望しないのであれば医学部ではなく別の学部を受験する方が賢明です。

研究医や公務員という道もある

研究イメージ大学の医学部で学んだことを活かして研究や公務の道へ進むという選択肢もあります。
現在は新型肺炎が世間を騒がせていますが、その病原菌に有効なワクチンの研究であったり、公的医療機関で対応を行ったりする人になるという事も、医学部で学んだ知見を社会のために活かす立派な進路です。
しかしコアとなる部分は「医学部で身につけた知識を活かす」という事ですので、全くの別業種に挑戦するという事はあまり無いでしょう。

その他の職業としては以下のようなものがあります。

  • 旅客船や商業船に同乗する「船医」
  • 空港で感染症を担当する「検疫官」
  • 保険会社に務める「査定医」

そのほか、出生や学歴に左右される事のない企業化や医療系のベンチャー企業勤務など一口に医学部とは言っても様々な道があることがお分かり頂けると思います。
どの業種にも「医療を通じて社会に貢献する」というコアの部分は変わりません。

民間では予備校講師という道もある

教室医学部から教育の道へと進む道もあります。
それは予備校講師です。
医師国家資格取得を目指す人の為に試験対策のサポートや相談などに応じるという仕事も非常にやりがいがあるでしょう。
医師ではありませんので給与面で心配だと考えている方も居られるかもしれませんが、待遇も非常に良い水準であると言えます。
そもそも医学部を卒業した学生が教育の職に就くこと自体が珍しいので、優秀な人材を求めている予備校では非常に高い給与で講師を募集しています。
医師国家試験のための講師という事であれば当然その試験を突破している医師免許持ちの人しかなれません。
医師経験が10年ほどある医者がそのような予備校講師になる場合は月収が200万円になるとも言われています。
それほど医師免許保有者は貴重な存在です。

医者としてのキャリアに疑問を感じた際は予備校講師という選択肢があることも覚えておきましょう。
特に教師と医者を志しており、どちらも選べないと考えている方にとっては耳寄りな話ではないでしょうか。

こぼれ話:医学部では獣医にはなれないよ

医学部に興味を持っている皆さんであれば既にご存知かもしれませんが、医学部に進学しても獣医になることは出来ません。
医学部はあくまでも人間の医療に関する学問を修める所であり、動物の医学は獣医学部で学ぶことになります。
非常に似た名前ではありますが、獣医を志している方は十分に注意するようにしましょう。

医学部のある大学

志望校選択以下に代表的な「医学部を開講している大学」を掲載しています。
日本には様々な医学部設置大学がありますが、基本的には以下の大学を選択する事になるでしょう。
皆さんの住まいや学力によって最適な志望校は異なりますので、予備校や学校の先生とスダンして決めるようにしてください。

東京医科大学

東京医科大学
東京医科大学の解説ページ

東京都新宿区にキャンパスのある東京医科大学は100年超えの歴史を持つ伝統校です。
医学部のみの単科大学で医学科と看護学科が設置されています。
首都圏では東京医科大系の大学病院が多く、首都圏では第一志望にされる事の多い憧れの大学です。
私立大学で学費は高いですが国内最高水準の医師教育を受けることが出来るという事で依然競争倍率は高い数値で推移している大学です。

基本情報

アクセス:各線新宿駅から徒歩20分

大学HP:https://www.tokyo-med.ac.jp/univ/

大阪大学

大阪大学
大阪大学の解説ページ

大阪大学では医学部と歯学部が設置されています。
歯医者になるためには歯学部を卒業する必要があるため注意が必要です。
旧帝大のひとつであり、伝統のある大学ですので教育面では非常に優遇されています。
大阪大学では様々な研究結果も発表されており同大学のプレスリリースでも確認する事が出来ます。
国公立大学は学費が決まっており、加えて私立大学と比較しても非常に安価です。
奨学金を借りなければいけない場合も安心して借りることが可能です。

基本情報

アクセス:御堂筋線 千里中央駅からバス乗車もしくは大阪モノレール阪大病院前から徒歩5分

大学HP:https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/

北海道大学

北海道大学
北海道大学の解説ページ

大阪大学と同様に北海道大学も旧帝大として歴史のある大学です。
特に北日本の医学部志望の学生は東京医科大か北海道大学を第一志望に選択する傾向にあります。
北海道大学では病院の職員と連携した授業でより実践的な医師教育を行っています。
また併設の大学院でも更に学問を深める事ができます。
広大な北海道の地でゆったりと医学を学びたいのであれば北海道大学をお薦めします。

基本情報

アクセス:南北線 北12条駅から徒歩10分

大学HP:https://www.med.hokudai.ac.jp/sch-med/

久留米大学

久留米大学
久留米大学の解説ページ

久留米大学は福岡県久留米市に医学部キャンパスを持つ大学です。
九州地方を中心に優秀な学生を集め、九州地方では大きな医学部となっています。
連携している病院も多く、全国に優秀な医師を輩出しています。
数多くの研究所を抱えており、医師の道を進まずに研究者になりたいのであれば久留米大学を受験校のひとつに組み込んでおくと良いでしょう。

基本情報

アクセス:各線久留米駅からバス乗車

大学HP:http://www.kurume-u.ac.jp/site/med/

近畿大学

近畿大学
近畿大学の解説ページ

近畿大学は大阪府東大阪市の大学でマグロの養殖実績で評価を集めています。
また医学部も関西圏の大学では非常に優秀で優れた医師を輩出しています。
マンモス校ならではの最新設備が揃っているため、より実践的な技能を学ぶのであれば近畿大学も選択肢になります。
また大学の前には大きな飲食店街が広がっており、勉強に疲れた際は大盛りのメニューを楽しむことも出来ます。
環境に関しては申し分有りません。

基本情報

アクセス:JR長瀬駅から徒歩15分、近鉄長瀬駅から徒歩10分

大学HP:https://www.kindai.ac.jp/medicine/

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さいごに:医療は険しい道だけど

医学部を志す皆さんに向け情報を掲載しています。
医師になるためには通常の大学生とは比べ物にならないくらい長い期間を勉強や実習に費やすことになりますが、人の命を預かる責任感や高い収入から常に憧れの職業として君臨しています。
より高度な医学的知見を身に着けたいのであれば海外留学も可能な大学を選択すると良いでしょう。
単科大学では少し不器用な側面がありますが、総合大学とりわけ国際系学部のある大学であれば相談しやすいでしょう。
未来の医療を支える医師の卵を本記事では応援しています。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2020年7月30日 更新日:2024年2月28日
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