将来の自分 進路の考え方

北海道の高校生へ!将来の自分と進路の考え方について

高校を卒業してから就職しようとしている人も、大学に進学しようとしている人も、今一度、将来の自分と進路について考えてみてください。

それは、高校卒業後の進路が、人生を大きく変えるからです。
高校を出て就職する人と、大学を出て就職する人では、送る人生がまったく異なるといっても過言ではありません。

もちろん、人生の豊かさや幸福度は、学歴で決まるわけではありません。
しかし学歴の選択を誤ると、30歳や40歳やそれ以上の年齢になったときに「大学に行っておけばよかった」「もっと冒険的な人生を送ればよかった」と後悔するかもしれません。

長い人生なのでいくらでも修正はできますが、年を取ってからの方向転換はコストも労力もかかりますし、軋轢を生むかもしれません。

できれば高校生のときにしっかり考えて、最良の選択をしたいものです。

高校卒と大学卒の生涯年収の差は4,650万円

貯金するイメージ人生の本当のよし悪しはお金では決まりませんが、人生の表面上のよし悪しは案外お金に左右されます。
高校生も将来のお金のことを考えておきましょう。

お金を考えるとは、具体的には「稼ぎ」を考えることです。

日経スタイルによると、学歴別・男女別の4044歳の平均年収は以下のとおりです。

年収とは1年間に稼ぐお金のことで、会社員であれば1年間の給料の総額のことです。

男性の学歴別4044歳平均年収

・中学卒4,072,600

・高校卒5,922,200

・大学卒7,449,800

女性の学歴別4044歳平均年収

・中学卒2,429,200

・高校卒4,505,900

・大学卒5,935,100

最も高い男性の大学卒と最も安い女性の中学卒では、1年間で500万円以上の差があります。

そして一般的には女性のほうが給料が安いのですが、女性の大学卒は男性の高校卒を上回っています。

「女性のほうが給料が安い」影響より「低学歴のほうが給料が安い」影響のほうが大きいことがわかります。

そして男性の高校卒の生涯年収は24,000万円ですが、男性の大学卒は28,650万円です。
生涯年収は、働き始めてから定年退職するまでに得る給料の総額です。

その差は4,650万円で、札幌の高級マンションを1部屋買えるお金です。
または、ポルシェを2台買うことができるお金です。
または、ハワイ旅行に200回行けるお金です。

社会人になってから収入にこだわりたい高校生は、断然、大学進学を考えたほうがよい、といえます。

また、偏差値が高い大学を卒業したほうが、低い偏差値の大学を出るより収入が多くなることもわかっています。
つまり高校での勉強量が生涯年収の額を決めるかもしれないのです。

それを考えると、高校生はアルバイトをするより勉強したほうが「儲かる」といえます。

また、せっかく大学まで進学しても「大学に通う意味」を見失ってしまうと本末転倒です。
以下の記事も合わせて読んでみてください。

楽な道を選ばない

分かれ道将来、人生を振り返って「満足」「後悔なし」と思うためには、楽な道を選ばないことが大切です。

すでに高校卒業後の進路を決めている高校生は、その道を「楽だから」選んだわけではない、といえるでしょうか。

ただ、まだ働きたくないから、という理由で大学進学を選択することは問題ありません。
大学に行けば、将来を考える時間が4年間も得られるからです。

注意したいのは、もう勉強したくないから、という理由で就職を考えている高校生です。
家庭の事情がある高校生や、1日でも早く働きたい衝動を抑えきれない高校生であれば、それでも後悔しないかもしれません。

しかし、保護者が大学に行ったほうがよいと助言しているのに、受験勉強に備えるのが面倒だからという理由で就職を選ぶと、選択を間違ったと思う日が訪れてしまうかもしれません。

ABの道に悩んだら、困難なほうを選びましょう。

困難な道には、高い確率で豊かな人生が待っています。

しかし楽な道の先には、ほとんどの場合、より多くの困難が待ち構えています。

困難な道の困難さは、入口付近にあるだけです。

楽な道の楽さも、入口付近にあるだけです。

高偏差値大学を目指すことは困難な道ですが、大学受験という困難さを乗り越えれば、そのあとには、人がうらやむ華やかな人生が待っています。

熟慮することなく高卒就職を決断してしまうと、あとから入社してくる年下の大卒者に給料でも役職でも抜かされてしまい、悔しい思いをするかもしれません。

人生は、早めに苦労しておいたほうが、生涯の得が多くなるようにできています。

モラトリアムを得るための大学進学について

モラトリアムとは、借金の支払いを遅らせることをいいます。
転じて、人生の決断を遅らせる人のことを、モラトリアムをしている人と呼ぶことがあります。

モラトリアムはよくない意味で使われることが多いのですが、高校時代にあえて将来の仕事を決めず、大学に入ってから決めるタイプのモラトリアムは、推奨できます。

なぜなら、多くの高校生は天職を決める材料が与えられていないからです。
天職とは、「自分の仕事はこれしかない」と思える仕事のことです。

大学に入ると世界が広がります。
大学の教授たちは、高校の教師たちとは異なる人生観を持っています。
高校では教師のほうから積極的に生徒に関わろうとしますが、大学では学生が積極的に学ぼうとしないと教授たちは通り一遍のことしか教えてくれません。

大学での授業は、学生たちに自ら主体的に考えることを求めます。
教授たちは常に「君ならどう考えるのか」「なぜそのように言い切れるのか」と学生に問い、考えが甘い学生には「もっと本を読みなさい」と注意します。

このような考える訓練と学ぶ訓練を積むことで、自分の天職について深く考えられるようになります。

高偏差値大学に進学するとなぜ仕事の選択肢が増えるのか

なぜ保護者や高校の教師や塾の講師は、高校生に高偏差値大学をすすめるのでしょうか。
北海学園大よりは小樽商科大、小樽商科大よりは北大をすすめるのはなぜでしょうか。

就活性の足それは、日本の就職の仕組みが、高偏差大卒業者に圧倒的に有利にできているからです。
条件のよい就職先は、高偏差値大の学生が優先的に獲得していきます。

高偏差値大学の卒業者は、そうでない大学の卒業者より、高校卒者より、はるかに優遇されています。
「この大学の学生しか採らない」と決めている一流企業すら存在し、そのような企業の給料は高額です。

高偏差値大学卒者とそうでない大学の卒業者と高校卒者は、社会人のスタートラインが違うだけではありません。
社会人として歩む道も全然違います。

イメージ的には、高偏差値大学卒者には高速道路と高級車が用意されていて、そうでない大学の卒業者にはアスファルト道路と普通自動車が用意されています。
しかし高校卒者は未舗装道路を軽自動車で走らなければなりません。

「親心」「教師心」「講師心」としては、我が子や教え子に、社会人生活を有利に送ってほしいと考えます。
それで高偏差値大学への進学をすすめるわけです。

資格は学歴を超える?

ただ、高速道路でも渋滞します。
高級車も故障します。
そして軽自動車にも丈夫で長持ちするものがあります。

高学歴者が必ず勝ち組になり、高校卒者が必ず負け組になるわけではありません。

むしろ高校卒者は「大卒に負けるか」というパワーを持つことで、社会人で驚異の追い上げみせることがあります。

著名な社長にも、高卒者は少なくありません。

そして大学の卒業証書より、国家資格のほうが社会で有利に働くこともあります。
医師免許や薬剤師免許は6年制の大学を出ないと試験すら受けられませんが、それ以外の国家資格は大抵は、高校卒者でも取得できます。

したがって、大学に行く代わりに国家資格の勉強をして合格したほうが、高額収入を得られるかもしれません。

資格の価値が学歴の価値を抜くことは大いにあり得ます。

高卒就職について

就職に有利・不利でいえば、高校卒者のほうが大学卒より有利になることはない、と考えて間違いないでしょう。

ただ就職してからの働きぶりは、学歴に関係なく、本人のやる気、努力、工夫、効率化によって変わってきます。

成功ルート200の努力をする高校卒者が、90の努力しかしない大学卒者を追い抜くことは十分あり得ます。
人の23倍働く覚悟がある人は、学歴は関係ないかもしれません。

家庭の事情で高校を卒業してすぐに働かなければならない人は、仕事への取り組み方次第で挽回も逆転も十分可能です。

例えばトヨタ自動車の副社長の河合満さんは、中学卒者です。
トヨタには6人の副社長がいて、河合さんは序列4番目です。
副社長の上には社長がいるので、河合さんは「世界のトヨタ」のナンバー5にまで登りつめたことになります。

トヨタには東大卒者や京大卒者など、超高偏差値大学卒者が「ごろごろ」います。
社長の豊田章男さんも慶応大卒です。

河合さんはそのトヨタのなかにあって、10代から工場で油まみれになって自動車をつくりながら、創意工夫と誰にも負けない努力でエリートたちを追い抜きました。

(肩書は20198月現在のものです)

エリートについて

エリートというと、お高くとまった性格の悪そうな人とイメージする人もいるかもしれませんが、それはエリートたちの悪い一面を誇張したにすぎません。

本物のエリートたちは、地道にこの日本国を支えています。

本物のエリートとは、東大、京大、東京工業大、一橋大といった一流大学を首席かそれに近い順位で卒業し、高級官僚や外交官、一流商社の社員、メガバンクの行員、弁護士、裁判官、大学教授などの職に就いている人たちのことです。

本物のエリートたちは子供のころから、保護者たちに将来日本を背負って立つ人間になるようにと諭され、その方針に沿ってわき目もふらずに勉強に邁進してきました。

意識も才能も努力も行動も一流で、王道を歩むことに迷うことがない人がエリートです。

本物のエリートになるには、北大でも足りないでしょう。
東大に入れたとしても、自動的に本物のエリートになれるわけではありません。

現役で東大に合格するのはもちろんのこと、入試の点数はほぼ満点でなければなりません。
そして大学在学中も受験勉強以上に勉強と研究をしなければなりません。

それでも本物のエリートになれるかどうか、わかりません。

しかも、本物のエリートは、大豪邸を建てられるほどのお金をもらえるわけではありません。

それでも日本を正しい道に導き、日本を強くする仕事に就けるのは、本物のエリートだけです。

プロスポーツ選手やお笑い芸人について

プロスポーツ選手高校生のなかには、プロスポーツの選手やお笑い芸人、画家、理美容師、調理人、パティシエになりたい、と考えている人もいるでしょう。

そのような人たちでも、高校を卒業したあとに大学に行ったほうがいいのでしょうか。
それとも専門学校に行ったほうがいいのでしょうか。
それとも学校にはもう行かず、その道の修行を始めたほうがいいのでしょうか。

特殊な技能を活かした職に就きたい人の学歴については「なんともいえない」としかいえません。

大学を出ておけば、その道で挫折したときの「保険」になります。
高校を卒業して修行に取り組めば、大成功できるかもしれません。

しかし助言できるのはここまでです。

プロスポーツの選手やお笑い芸人、画家、理美容師、調理人、パティシエなどの仕事は、リスク(危険)もリターン(収入や地位など得られるもの)もとてつもなく大きいので、学歴の効果が出たり出なかったりするからです。

特殊な技能を活かした職を目指すかどうかの決断は、自分の才能を分析して自分自身で答えを出すしかないようです。

北海道出身の有名人の学歴は、以下の記事で詳しく紹介しています。

好きな仕事、できる仕事、すべき仕事、やりがいのある仕事は全然違う

制服を着た女子高生高校生は、仕事には「好きな仕事、できる仕事、すべき仕事、やりがいのある仕事」の4種類があることを覚えておいてください。

生き方を決めるには、仕事を決める必要があります。
仕事とは作業をしてお金をもらう営みです。
つまり生き方は、作業内容と手に入れるお金の額を決めることとなります。

誰でも、楽しくて楽な作業で給料が高い仕事に就きたいと思うでしょう。
確かにそのような仕事はありますが、数に限りがあるので、その仕事を得る人は少数です。

大多数の人は妥協をしなければなりません。

仕事内容を妥協するか、給料を妥協するか、楽でない仕事を選ぶか、といったように自分の仕事を探していきます。

高校生の段階で大きな妥協をする必要はありませんが、しかし第1志望の仕事以外にも、第2志望、第3志望の仕事を考えていきましょう。

  • 好きな仕事はAだけど、自分の能力からするとできる仕事はBかもしれない
  • 自分のすべき仕事はCだと思うが、心からやりたいとは思えない。それよりもスキルを身につけて、やりがいのあるDの仕事をやりたい

このように、希望、理想、能力、妥協などを総合的に考えて、なりたい自分を探しましょう。

まとめ~大きな岐路に備えよう

高校卒業後の進路は、人生の方向性を大きく決めます。
将来「あのときが人生の転換期だったな」と思うようになるでしょう。

そのような重大な決断を高校生が下さなければならないのは酷な話かもしれませんが、誰もが通ってきた道であり、後輩たちも同じ道を歩むはずです。

ベストな道は失敗する可能性が高く、ベターな道は退屈だったり生涯年収が少なかったりします。

どの道も大変ですので、若いうちは楽をしない道を選びましょう。

また、札幌の「高校」人気の学校ランキングも紹介しています。
ひとつの参考としてご覧になってみてください。

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