高校1年【最初のテスト】で良い点を取ろう!対策法を解説

【高校1年】最初のテスト対策法
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通常の場合、この時期になるとそろそろ定期試験を意識しだす皆さんが多いでしょう。
本記事では「高校一年生イッパツ目のテストを高得点で気持ちよく終わらせよう!」をテーマに皆さんの学びをサポートします。
中学から高校にあがった事で慣れないことも多いかと思われますが、その本質は「科目が増えて」「範囲も増える」こと位しか違いはありません。
しかしその違いが戸惑いを招く事も確かです。
本記事を参考にして高校生活のスタートダッシュを納得するものにしましょう。

高校最初のテストが重要な3つの理由

ではまずに高校のテストでスタートダッシュを切る重要性についてお話します。
中学校でも同様でしたが一発目の定期試験は他の試験よりも気合を入れて取り組む必要があります。
最初の定期テストで躓くとその後の勉強にも大きな影響が出ます。
それは何故でしょうか。
ここではその理由についてを知ることが出来ます。

1. 今後のモチベーションが最初の定期テストで決まる

motivationスタートダッシュで躓くとその後のモチベーションが下がります。
最初に人間関係がうまく作れなかったらその後もどかしさを感じるように、定期テストのスタートダッシュを上手に切ることが出来ないとその後の勉強にも壁を感じてしまったりモチベーションが上がらなかったりします。
点数が低くてもすぐに切り替えの出来る人であれば問題有りませんが大抵の場合は落ち込みます。
そのため最初のテストは何が何でも高得点を狙いに行く価値があるという事です。

教員も最初のテストというだけあり易しめに問題が作られています。
それを知って得点を取れないという事になればひどく落ち込みますよね。
先生の期待に応えるという点でも最初のテストは高得点を取りたいものです。

2. 中学よりも単元間のつながりが強くなる

科学反応式高校では単元間のつながりが中学よりも強くなります。
どういう事かと言うと、現在学んでいる単元の事はのちのち「当たり前のように使う」という事です。
高校生になると学ぶ量も格段に増えますので、わざわざ振り返りを行う時間などありません。
そのため理解できていない部分を残して次の単元へ進むと、問題を解けないという事よりも「解説を見ても理解できない」という事態に陥りがちです。
結果的にその単元を理解しないまま次の単元へと進むと余計に理解することが出来ないという負のスパイラルに巻き込まれてしまいます。

これではせっかく「良い大学に進学したい」と考えていてもできませんよね。
高校生は心も大人に近づくという事もあり、中学生までの細かいフォローは受けづらくなります。
高校は義務教育ではありませんので自己責任の世界ではありますが、すなわち「自分から勉強しないと高校は卒業することが出来ない」という事になります。
その分「勉強して結果を残せば、その結果に見合う大学に進学する事が出来る」と言い換えることも出来ます。
これが高校の定期試験でスタートダッシュが大切と言われる所以です。

3. 大学入試へのスタートダッシュとなる

クラウチングスタート高校生の皆さんにとっての目標は「大学入試に突破する」という事かと思われます。
もしくは公務員試験を突破するという方もおられるかもしれませんが、どちらにせよ日常の勉強は大事です。
なぜなら大学入試は「高校三年間で学んだ事」をベースに出題されるからです。
大学入試は一般入試の場合、高校での成績は関係ありません。
完全なる実力の世界です。

ただし成績が良いに越したことはないでしょう。
その理由となるものが「推薦入試」の存在です。
推薦入試は学校の推薦や自己推薦で大学合格を狙う入試方法で、基本的には定期試験の成績や学校生活での素行をもとに判断されます。
推薦を行う人は学校の教員や校長なので、その人達に目立つように行動を意識する必要があります。
その中で最も客観的かつ確かなものが「定期試験の点数」です。
実際に現場で働いている教員も定期試験の成績が最も客観的かつわかりやすいという理由から推薦を行う判断材料としています。
ですので学校の成績は良いに越したことはありません。

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中学校のテストとココが違う!高校の定期試験について

実際、中学校と高校でどのようにテストが違ってくるのか一概にお話することは難しいです。
なぜならテストが行われる事自体は中学校とあまり変わりないからです。
ただしテストを受けるにあたって以下の事を知っておくと高校のテストでも躓くことなくスタートダッシュが切れるかと思います。
次に解説する内容は中学校の定期テスト環境と大きく違う部分になります。
ぜひ参考にして下さい。

科目が細かくなる

高校では出題科目が多くなります。
それに伴い試験日程も3〜5日間とたいへん長い期間になるのですが、その理由は「科目が多くなる」という事が挙げられます。
ですが科目が多くなったからと言って勉強するものが増えるかというと、そうでもありません。
一つの教科が細分化され、より深く学べるようになっています。
そのため知識を流用することの出来る科目が多いという事を覚えておけばテストの対策は楽になるでしょう。

English例えば英語
中学校までですと定期テストの科目は「英語」ひとつでしたが、高校で英語の試験と言うと「コミュニケーション英語」と「英語表現」に別れる事が一般的です。
コミュニケーション英語は名前の通り「コミュニケーションをするための英語」を学びます。
中学校では座学がメインで英語を使いこなすこととは程遠い内容でしたが、高校ではより英語を話すことを意識した授業が行われます。
中学校までの文法学習に近い英語は「英語表現」にそのまま引き継がれます。
こちらもコミュニケーションツールとしての英語を意識すべきではありますが、一般的には訳読法など座学中心に行われているようです。
両者を比較してみると、英語を学んでいるという点では変わりません。
つまり知識を流用することが可能であるという事です。
日々の授業をきちんと受けて予習復習を行っていれば、テスト前にざっくりと英語の復習をするだけで両科目対応が可能です。

続いて国語
国語は学校によって異なる場合はありますが「現代文」と「古文」に別れる事が多いようです。
流石にこちらは知識の流用はしづらいですが、あることを心がけていれば対策が楽になります。
それは「普段の授業で気づきを見つける」という事。
現代文も古文も大きく括れば日本語です。
似ている点は必ずあります。
その最たる例が「活用」です。
現代文の活用も古文の活用も少しの相違点はありますが似ています。
そのように古文と現代文の似ている点を意識して学習すると、テスト前に気合を入れて対策すべき点は少なくなるでしょう。
少なくとも上記の活用に関しては少しの見直しで済むはずです。

範囲が広くなる

勉強する女子学生中学校の定期テストと比較して範囲が広がる事も高校でのテストの大きな違いです。
各科目の出題範囲はあまり増えた気がしないでしょうが、そもそも科目数が多くなるので結果的に範囲が広くなったと感じざるを得ません。
国語や英語のように同じ分野内で知識を流用することが出来るものに関してはさほど大変な思いはしないでしょうが、例えば化学と物理など同じ理科の括りでも全く接点のない科目では個別に対策する必要があります。

また保健体育や美術など副教科に関しても難易度があがるため対策をする必要があります。
これまでは教科書をなぞるだけである程度点数を取ることができましたが、例えば保健体育であれば競技のルールであったり、正しい体の動かし方であったりと細かい事項まで問題にされる場合が増えるでしょう。
音楽であればTAB譜(ギター演奏専用の楽譜)の読み方やコード(和音)の穴埋め問題など高度な問題も出題されます。

自習スペースが学校にある

こちらはどちらかと言うと朗報に近いのではないでしょうか。
高校では大学受験の面倒も見ている関係で自習スペースが中学校より充実しています。
これは進学校や自称進学校と言われる高校であるほど充実しているので皆さんの学校の自習室も確認してみましょう。
自習室があると図書室や自宅で集中できない場合も勉強がはかどります。

ちなみに当コラムを公開している札幌の学習塾「大成会」では、各教室それぞれに自習室・自習スペースを確保しており、日々たくさんの生徒さんが効果的に学習を進めています。

また学校の先生が居る時間であれば質問をしに行くことも可能です。
今の時代はどの学校にもある程度の規模の自習室が用意されている事が一般的ですが、もし自習室がない場合でも先生に掛け合ってみれば意外と作ってくれるケースが多いです。
学校の教員は生徒の「勉強したい!」という気持ちを見逃すわけではありません。
高校全体で見るとそのように思う生徒はまだまだ少数派なので快く対応してくれると思いますよ。

高校一発目の定期テスト攻略にむけて

それでは高校最初の定期テスト攻略に向けて以下の3点を押さえておきましょう。
この三点を押さえておくだけでも高校のテストに対する緊張は和らぐことでしょう。

定期テストは年5回しかない

中間テスト学校が実施する定期テストは年間を通して5回です。
北海道の場合だと前期の中間テスト・期末テスト。
後期の中間テスト・期末テスト。
そして学年末試験の5回です。
学校によって時期や回数は異なりますが、たいていの学校でこのスケジュールが組まれているはずです。
例年であれば5月〜6月に前期の中間テストが行われる予定ですが2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、まだ実施されていません。
どの時期に定期試験が行われるかについても不透明で発表が無いため皆さんは学校のアナウンスをしっかり聞くようにして下さい。

また2020年6月現在では9月入学に関する議論が広がっており、本記事掲載の情報が古い場合もあります。
2021年には本情報も古くなる可能性があるため、読者の皆さんは文部科学省のプレスリリースや学校からのお知らせをご覧いただき最新の情報を収集して下さい。
本記事の情報は2020年6月現在のものです。

学校独自の試験がある学校も

定期テストに加え模試を行う学校もあります。
進研模試などが一般的ですが、これらのテストは成績に影響はない場合が殆どです。
特に進学に力を入れている高校でこのような模試のスケジュールを組む場合が多いです。
学校が独自で模試を行ってくれる場合も気合を入れて取り組むべきだと言えます。
皆さんの現状と志望校合格までどの程度の差が広がっているのか、どの点が弱いのかなどについて客観的に知ることが出来ます。
特に1年生の頃から外部模試などを実施してくれる学校は進学に関してもより親身になってくれるケースが多いので頑張って高得点を取れるようにしてください。

また学校独自で模試を導入している場合、それを成績の参考にするという場合もあります。
特に学力の高い学校でそのようにする傾向が強いです。
模試の成績の100%を学校の成績にするという事は無いでしょうが、学校のテストでは成績が拮抗してしまうというような場合に模試の成績や普段の学校生活での態度を参考に評価される場合があるという事は覚えておいて損はありません。

アルバイト・部活は控えめに

お金に目がくらむイメージ高校生になるとアルバイトでお小遣いを稼ぐことが出来るようになります。
ですがアルバイトや部活に熱心になりすぎると勉強まで手が回らなくなってしまいます。
実際に筆者がアルバイトの入りすぎで定期テストに失敗しています。
当時のめり込んでいたバンド活動に熱心になりすぎてアルバイト漬けの毎日。
勉強を一切しなかったので留年の危機まで経験しました。
さすがにこのような極端なケースはあまり無いでしょうが、高校生になった以上は自分の責任と裁量で行動する必要があります。
要するに「自制」です。
アルバイトでは働いた分だけお金をもらうことが出来ますが、お金は使ってしまうと無くなってしまいます。

対する勉強もした分だけ知識を得るという点では同じですが、どれだけ知識を使っても皆さんの頭から無くなる訳ではありません。
むしろ知識を積極的に引き出すことで知識を深めるという効果もあります。
ハナからアルバイトを一切するなということではありませんが、せめて授業の予習復習をしっかりとした上でアルバイトや部活に励んで頂きたいと考えています。
部活に関してもテスト前期間を自主練に費やすことなく勉強したほうが良いでしょう。
自主練がしたい場合はあくまでも息抜きと捉えると良いのではないでしょうか。

それでもアルバイトをしてみたい!という生徒さんには社会勉強として悪いことではないという考えもありますので、以下の記事を参考にしてみてください。

高校最初の定期テスト対策で気をつけたいポイント

では実際に定期テストの対策について考えてみましょう。
本記事では主に中学校との違いに着眼点を置いて解説します。
英語・国語・数学は中学校とのギャップに躓きやすいので本記事をご覧になって万全の対策を講じるようにしましょう。
当然社会や理科も大切ですよ。

英語は実際に使用する場面をイメージして

戦術の通り、英語は英語表現とコミュニケーション英語の2科目に分断されます。
特に皆さんが躓きやすいと予想される「コミュニケーション英語」について解説しようと思います。
コミュニケーション英語が躓きポイントとされる理由は3つ。

  • コミュニケーションツールとしてだから
  • 英語表現の対策に時間を取られるから
  • 高校生活に慣れていないから

以上がコミュニケーション英語に躓くポイントになります。
これまで座学として英語を勉強してきた皆さんにとってコミュニケーションのための英語は未知の世界です。
同じ英語と侮ることなかれ、コミュニケーション英語では文法などでは図りきれない難しさがあり新入生を困惑させます。

また英語の文法学習自体も大変になることが予想されます。
英語表現では小難しい構文や文法などを引き続き学習する事になるので、そちらの対策に時間を取られ、コミュニケーション英語の対策がおざなりになってしまう可能性が非常に高いです。

対策としては「普段の授業時からコミュニケーションの場面をイメージする “Visualizing” を意識する」事が大切です。
学習は読み書きだけでは無いことをしっかりと理解し、声に出す・肌で感じるなどを通じての学びも大切にするという事が挙げられます。

国語は古文現文まんべんなく

国語上記の理由と少しかぶりますが、国語に関しても古文と現文をまんべんなく学習する事が大切になってきます。
正直、現代文は「何となくコレ」で何とかなる教科ですが古文ではその理屈は通用しません。
古文は現代人の我々にとっては未知の言語。
現代日本語と似ている部分はありますが、基本的には全てを学び直す覚悟が必要です。

これまで中学校では古文という科目は授業のほんの一部分というイメージが非常に強かったですが、高校生になるとこれが週に何回か受ける授業となります。
授業の回数が多いということは、それだけ深く学習する事になります。
思いの外古文のテスト対策に時間を取られ現代文の対策がおろそかになってしまったというミスは毎年聞きますので、古文だけは授業の時間内に内容の8割を理解して帰ることが出来るように積極的に質問をする・職員室に通いつめるといった対策が重要になってきます。
記憶は基本的には時間が立つと薄れるという事が、昔の心理学者によって議論されています。
エビングハウスの仮説を無駄にしないように、新鮮な記憶を維持するように努めましょう。

数学は計算ミスに注意

黒板の数式と定規、鉛筆高校一年生の数学Ⅰと数学Aは難易度的には中学校の延長線という認識で宜しいのではないでしょうか。
確かに中学校と比べるとレベルが上ったように思われますが、ついていけない事もないというレベルの問題が最初の試験では出題されます。
だからと言って油断は禁物で、毎年計算ミスで学年内順位を下げて報告に来る生徒があとをたちません。

数学も2科目展開されますが計算をするという点では変わりません。
覚える公式が少し増えたという認識で宜しいでしょう。
どちらにせよとにかく計算量が増えるということですので、数学では基本的には集中力が大切になってきます。
いかに計算ミスを減らすかに全てが掛かっていると考えても宜しいでしょう。
確実にスタートダッシュを成功させたいのであれば、ミスのないように丁寧な計算を心がけることや検算の時間を確保した上でテストに取り組むという心がけも必要です。

暗記はそこそこに、問題演習で公式を刷り込むという勉強方法がお薦めです。
公式は実際に使ってみないと覚えられません。
公式を使う理由とは「効率よく計算をするため」です。
計算をするための公式ですから「本質を見落とさない」という意識も当然大切です。

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さいごに:高校生は大変だけど

高校生になると単純に授業数が増えるので生徒の皆さんはテスト対策に追われる事となります。
そうなると自習に割く時間も比例して多くなってしまうと思われがちですが、実は科目数が増えても遊びやアルバイト、部活を満喫する方法があります。
それが「効率の良い学習・質の高い学習を心がける事」です。
スキマ時間で暗記・デスクで問題演習などメリハリの効いた勉強を実践していたり、勉強の仕方を研究し自分にとって最も効率の良い方法で勉強時間を短縮したりしている生徒の皆さんも多く居られます。
ただ闇雲に暗記に没すれば良いという訳ではありません。
本記事のメインテーマでも説明したとおり、高校生の定期試験はひたすら科目が多く、ひたすら内容が深くなっています。
これらの試験をクリアし、スタートダッシュを成功させたいのであれば、本記事の科目別対策方法をぜひ参考にして頂き、テスト勉強のリズムを掴んでいただきたいと考えています。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2020年10月7日 更新日:2024年2月28日
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