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家庭教師の「費用・料金」の内訳は?よくある注意点について解説

家庭教師の「費用・料金」の内訳は?よくある注意点について解説

家庭教師の費用地域や講師の条件などによって大きく変わってきます。
調べるにしても、何をどう調べればよいのか難しいものです。
また、記載された「費用・料金」の内訳が実際にかかる費用とは異なることもあります。

後々「こんなはずじゃなかった…」と思わないために、この記事では家庭教師をお願いする際にかかる費用や、「費用・料金」の内訳・注意点などについて解説します。

塾などの習い事と家庭教師の違い

まず、家庭教師の特殊性を理解するために、学習塾を含む他の習い事と比べてみましょう。

学習塾は大手になるほど、立地や生徒の人数、カリキュラム教材などがしっかり定められているため、かかる費用が基本的に決まっています。
費用の内訳は主に入会費・教材費・月謝であり、パンフレットやホームページなどに記載されている料金や費用と大きく異なることはありません。
また、英会話・水泳・楽器教室といった大人数で行う他の習い事も基本的に同様です。

家庭教師の場合、個人に対して異なる場所でマンツーマン指導を行うため、これらの原則が変わってきます。
また、家庭教師の依頼を「紹介業者を経由する」か、あるいは「個人の伝手などで頼む」場合でも変わってきます。
入会費や管理費の有無はまちまちで、学習に用いた教材の実費がかかります。

前者のように、何らかの紹介業者を利用して講師の方を探す場合、手数料が必要です。
月謝(授業料)教材費(実費)に加え、入会金・管理費などの費用がかかることがあります。

後者の個人の伝手の場合、完全に両者の交渉になります。
よって、家庭教師にかかる主な費用としては月謝と教材費になります。

それと忘れてはいけないのが、交通費がかかることです。
交通費は家庭教師の自宅とお子さんのご自宅の場所によって変動するため、見落としがちです。
互いに近距離ならともかく、講師が遠方に住んでいる場合、交通費は案外馬鹿になりません。

後々思わぬトラブルにならないように、謝礼や月謝には交通費が含まれているのか、いないのか前もって確認が必要です。

このように、家庭教師の費用体系には種類があり、学習塾とは違うことをまず理解しましょう。

重要な指導後のコミュニケーション

次に、通常の家庭教師の場合、学習指導後のコミュニケーションを行うのが通例です。

自宅に上がってもらうため、指導の時間帯にもよりますが、指導後にお茶菓子などを用意してお子さんの様子や進捗状況などを伺います。
これはもちろん「絶対」というわけではありませんし、昨今では不要と明示している家庭教師サービスは多くなっていますが、個人契約などの場合は未だに行なわれることがあります。
講師との関係性や時間帯によっては、食事を出す場合もあります。この辺りは契約前にしっかり確認しておきましょう。

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オンライン家庭教師の長短

近年では、Zoomなどのビデオ会議システムを利用した「オンライン家庭教師」なる形態が増えてきています。
従来型の家庭教師と同様にマンツーマン指導を受けられ、しかも自宅に講師をお招きする必要がないため、指導を受ける場所を選びません。
ご家庭側も講師側も融通が効き、気兼ねなく利用できるのが長所です。

また、行き帰りの交通費だけでなく、前述の対面コミュニケーションも「省く」ことになります。
忙しいご家庭の場合、お茶菓子や食事を準備する手間を省けるため、都合が良いかもしれません。

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とはいえ、オンラインが合っている生徒さんもいれば、従来型の家庭教師の方があっている場合もあります。
どちらのスタイルがよいか、一考の余地があるでしょう。

オンライン家庭教師も活用次第

オンライン家庭教師の場合、直接会って授業を受けるわけではないためコミュニケーションが希薄になりがちに感じますが、実際にはそうとは限りません。

ビデオ会議ツールの進歩はめざましく、画像や音声などの通信の質は飛躍的に上がっています。
自宅に来てもらうのと同様に、指導後にコミュニケーションを行うことは可能です。
また、遠方の講師でない場合、もし重要な進路相談が必要になった際は、一度対面して綿密な情報交換を図ることもできます。

むしろ、忙しいご家庭の強い味方であり、場所と時間を選ばないところがオンラインならではの強みです。
あいにく仕事や用事で親御さんが外出中でも、指導後に講師と出先からコミュニケーションをとることもできます。
使いようによっては、オンラインの方が密なコミュニケーションを取ることもできるでしょう。

家庭教師費用の相場

以上を考慮したうえで、家庭教師の費用は実際どの程度かかるのでしょうか?
最初に「従来型の家庭教師」について、家庭教師紹介業者と個別契約の場合で分けてご紹介します。

まず、授業料ですが一般的な1時間あたりの平均費用としては、

家庭教師紹介業者の場合 3,000-8,000円
個別契約の場合 3,000-7,000円

となっています。

また、家庭教師紹介業者の場合、

入会金の相場が0~42,000円
管理費(月額)の相場が3,000~5,000円

がかかります(指導に用いる教材費は別途必要)。
以下では、お子さんが通っている学校や、受験生であるかどうかを踏まえた個別の費用(授業料)を列挙します。

小学生の家庭教師費用の相場

小学生の場合、1時間あたり
家庭教師紹介業者の場合1,600-3,500円
個別契約の場合 1,500-2,000円

小学生(受験生)の場合、1時間あたり
家庭教師紹介業者の場合3,000-5,500円
個別契約の場合 2,000-3,000円

月謝で換算すると、
小学生の場合 1万-3万円程度
小学生(受験生)の場合 2万-4万円程度
と見込むとよいでしょう。

中学生の家庭教師費用の相場

中学生の場合、1時間あたり
家庭教師紹介業者の場合1,600-3,800円
個別契約の場合 1,500-2,000円

中学生(受験生)の場合、1時間あたり
家庭教師紹介業者の場合3,000-5,500円
個別契約の場合 2,000-3,000円

月謝で換算すると、
中学生の場合 1万-3万円程度
中学生(受験生)の場合 2万-4万円程度
と見込むとよいでしょう。

中学生の費用は、小学生にかかる費用とほぼ同じか、若干高めと考えてよいでしょう。

高校生の家庭教師費用の相場

高校生の場合、1時間あたり
家庭教師紹介業者の場合2,000-4,300円
個別契約の場合 1,500-2,000円

高校生(受験生)の場合、1時間あたり
家庭教師紹介業者の場合4,000-5,500円
個別契約の場合 2,000-3,000円

月謝で換算すると、
高校生の場合 1万-3万5千円程度
高校生(受験生)の場合 3万-4万5千円程度
と見込むとよいでしょう。

上記はインターネット上で見つかる家庭教師サービスから調査した凡その金額になりますが、高校生(大学受験)では、小・中学生と比べて月額1万円ほど上がると想定するとよいでしょう。

オンライン家庭教師の授業料

では、オンライン家庭教師にかかる費用はどのくらいなのでしょうか?

入会費・管理費は「従来型の家庭教師」と同程度ですが、授業料の料金体系は紹介業者によりけりです。
1時間あたりの授業料は概ね1,000~2,000円台に設定されており、比較的お手頃ですが、なかには学年を問わず4,000円台のところもあります。
よって、月額にして「5千~2万円」程度の開きがあります。

料金に差がある理由は、講師の質と指導のレベルです。
勉強が苦手なお子さんが学校の授業についていけるような指導であれば安く、難関校受験などハイレベルな指導になると高くなる傾向があります。

オンライン家庭教師の費用が「従来型の家庭教師」と比べて比較的リーズナブルな理由

オンライン家庭教師が「従来型の家庭教師」と比べて指導能力や指導実績が落ちるというわけではありません。
オンライン家庭教師の場合、画面越しの指導になるため、いくら高精度なカメラやマイクを活用しても、対面指導に比べてどうしても伝達力が劣ってしまうからです。
また、突然の画像や音声が途切れるなど、通信トラブルなどのリスクもあります。

とはいえ、別途の交通費やお菓子代などもかからないため、費用面ではオンライン家庭教師にアドバンテージがあるといえます。

見落としがちなオンライン家庭教師の初期費用

ただし、オンライン家庭教師で見落としがちなのは、意外に初期投資がかかることです。
お子さんがストレスなく、スムーズに授業を受けるためには万全で充実した通信環境が欠かせません

事前準備が必要なものには、デジタル端末(パソコン・タブレット・スマートフォンのいずれか)書画カメラがあります。
また、パソコンの場合はモニター・マイク・カメラ・スピーカー(またはヘッドホン)が別途必要です。
互いの表情が見えにくい、互いの音声が聞き取りづらい場合、高画質のカメラやモニター、高音質のマイクやスピーカーが別途必要になることもあります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

相場以外の要素を加味する

ご紹介した費用はあくまで平均的な家庭教師の相場感になります。
よって、条件によって費用は変わることに注意してください。

まず第一に、紹介業者によって料金はまちまちのため、大きく変動します。
次に、お子さんの志望校のレベルによっても大きく変動します。
国立・有名私立・医学部など難関校が志望校の場合、また、講師の指導能力が優れていて、経験のあるベテランや実績がある方の場合、高くなるでしょう。

逆に言えば、特段そうした要素がないにもかかわらず、費用が明らかに高い場合、本当に適切な料金設定であるか疑い、業者や講師などの諸条件を再検討するとよいでしょう。

家庭教師の付加価値とは

ここまで、コスト面から具体的な「費用・料金」の話をしてきました。
他方、何でもかんでもコストパフォーマンスの観点で語ると、狭量で視野の狭い話になりがちです。

家庭教師の選択はいわば”人との出会い”です。
ショッピングストアでモノを買うわけではありません。
貴重な”人との出会い”を値段だけ重視して決めるのは、やや乱暴かつ近視眼的といえます。
「高い・安い」という基準はもちろん大事ですが、過度に重んじるのも得策ではありません。

家庭教師の付加価値を再度考え直してみましょう。
その付加価値とは、お子さんや親御さんが「家庭教師を志すひとりの優秀で誠実な人間」と知り合えることができ、他では得難い信頼関係を築けることです。

考えてみれば、お子さんを取り巻く関係性は限られています。
とりわけ、都市化された環境における現代の子どもの行動半径はかなり狭いものです。
安全・安心に最大限配慮しなければならず、小さい頃からリスクを取らないように教え込まれるからです。

となると、平均的な人間関係といえば、学校や習い事で出会う友人やクラスメート、先生、部活やクラブの先輩・後輩や顧問の先生、親戚や近所くらいのものです。

そのほとんどは地域性や属性も似通っているため、構築される輪は広い世界に対して非常に狭く、自分の思考の枠を越えた人物に出会えるチャンスはわずかです。
インスタグラムやフェイスブックなど各種SNSも発達しましたが、よく指摘されるように、そこでも変わらず見知った友人関係や似たような価値観・関係性の中で情報交換が繰り広げられるだけです。

これだけ自由な社会になったようで、実は昔以上に狭い世界の中で日常を生きることを余儀なくされているのが現代の子供たちです。
多くの日本人は元来保守的なので、安全性が担保されない人間関係の構築を無意識に避ける傾向があるからです。
これでは新しい物の見方が身につかないため、発想の飛躍や転換もなく、お子さんの人間性の成長には繋がりません。

人生観に影響する家庭教師

このように視点を変えれば、家庭教師を探したり、家庭教師業者に紹介を依頼することは輪を広げる絶好のチャンスでもあります。
安全性はもちろん、優秀さ・指導能力・人格が担保され、お子さんの指導に熱い想いをもち、教育に対する使命感を帯びた人物を紹介してもらえるのなら安いものです。

もちろん相性があるうえに、そのような付加価値は事前に想像できないので、難しいところもあります。
ですが、幸運にもお子さんと相性がよく、指導熱心で信頼に足る講師を紹介してもらえたなら、今後数年に及ぶ信頼関係が構築でき、人生の節目節目でアドバイスをくれる存在になるかもしれません。

講師の年代にあたる年上のきょうだいや知人がいないお子さんにとっては尚のことです。
年齢が近い人生の良き先輩として、お子さんの視野を広げ、価値観や人生観に良い影響をもたらしてくれることは間違いありません。
そうした家庭教師の「本当の価値」は数値化しにくく、コストパフォーマンスのうえでは度外視されてしまうのが常です。

たとえば、コストがかからない方を選ぶのは一般的な手段ですが、全く逆にコストがかかる方をあえて選ぶのもひとつの手段です。
あくまで確率論ですが、より費用がかかるということは「豊富な指導実績のある」「教え方が上手な」「プロフェッショナルの」家庭教師である可能性も高いからです。

最終的には、「質」「コスト」「質とコスト」のいずれを重視するかです。
お子さんがどこを目指しているのか、そこにどれだけ費用をかけられるのか、考え抜いたうえで方向性を見定めると良いでしょう。
学力向上にとどまらない家庭教師の”プライスレス”な価値を加味し、幅広い視点で考えることはお子さんの将来の可能性をより広げるといえます。

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まとめ

以上、家庭教師の気になる「費用・料金」について解説しました。
費用・料金は主に授業料・入会費・教材費・交通費などで構成され、「お子さんの学年・学校」「受験生かどうか」「講師の種類」「対面指導/オンライン指導」「紹介業者を利用するか」など、さまざまな要素によって変動するため複雑です。

また、オンライン家庭教師は比較的リーズナブルですが、通信環境の構築を初期費用として見込む必要があります。指導形態にかかわらず、これらの諸費用を全て平均すると、月額3~5万円+初期費用1~3万円の見込みになります。

昔ながらの家庭教師というと、人伝手の紹介による個人同士のやり取りというイメージがありました。
最近ではインターネットとデータベースを用いたマッチング技術が発達した結果、オンライン家庭教師を含めた家庭教師の紹介業者が増えました。便利でシステマチックになった分のコストが上乗せされ、今やその費用体系は学習塾の費用体系に近づいているといえます。

いずれの選択肢を選ぶにせよ、家庭教師にしかないメリット「マンツーマン型の完全個人指導」であり、それだけの費用に見合った学力向上やその他の付加価値を享受できることに変わりはありません。

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近視眼的にならずによくよく比較検討を行い、費用・料金面の不安や心配をなくしたうえで、より重要なお子さんの進路決定や学力向上の相談に取りかかりましょう。

公開日:2022年11月15日