外外経工佛とは?偏差値や受験難易度とその後の就職状況

外外経工佛とは?偏差値や受験難易度
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外外経工佛(がいがいけいこうぶつ)とはなんでしょうか?

なんだか呪文のように聞こえる言葉ですが、これは関西にある私立大学5校の大学名のうちそれぞれ一文字をとり呼んでいる大学群です。

その大学とは、京都外語国大学(外)、関西外国語大学(外)、大阪経済大学(経)、大阪工業大学(工)、佛教大学(佛)から構成されています。

京都外語国大学(外)

概要

京都外国語大学は、その名の通り外国語に非常に力の入れている大学の一つです。

京都外国語大学の9つの魅力として公式ホームページからの特徴を紹介しますと

  1. 全国トップレベルの「国際性」と「教育内容」
  2. 37カ国・地域、171もの大学とつながる世界中に広がるネットワーク
  3. 世界を魅了する「京都」という場所で学ぶことができる伝統と国際性
  4. 世界規模の課題を国レベルでシュミレーション
  5. 19もの言語の中から好きな言語を選択し、勉強することができる「マルチリンガル教育」
  6. 世界中から学生が集まる多様性に満ちたキャンパス
  7. 「発信型」の自分に変わる授業スタイル
  8. 国際スポーツ大会に向けた通訳ボランティアの育成
  9. 国内外で課題解決に挑戦

京都の市街風景など学ぶ意欲のある学生には非常に良い教育が保証されています。

京都外国語大学から他の海外の大学へ行くのはもちろん多くの海外学生を受け入れているため、日本にいながら非常にグローバルな人材交流、そして国際経験の獲得ができます。

また、京都という土地柄もあり、非常に多くの外国人観光客との会話の機会なども考えられます。

偏差値

外国語学部 共テ得点率 71%~80% 偏差値 45.0~55.0

国際貢献学部 共テ得点率 74%~83% 偏差値 50.0~55.0

難易度

2019年度の入試倍率としては、外国語学部が一般入試で4.1倍、推薦入試で3.2倍、AO入試で1.2倍、センター試験で2.7倍となっています。

そして国際貢献部は、一般入試で6.0倍、推薦入試で3.4倍、AO入試で1.5倍、センター試験で4.9倍となっています。

このことからわかるように、どの学部も定員オーバーしているため、難易度は高いといえるでしょう。

ですが、必ずしもみんなが京都外国語大学に行くわけではありませんが、基本的には多くの学生が入りたくて受験しているため、実際の必要点数より少し上を狙った方が安全と言えます。

最新の受験情報

各外国語の学科でも特に英米語の学科の人気が非常に高いため、マイナーな中国語やブラジル語の倍率が低く、比較的容易となっております。

ですが、英語を勉強するために入りたいと考えている方は英語勉強をしっかりとやることをお勧めします。

また、偏差値は上が55.0から下が45.0と非常にばらつきがあることがわかります。

他の大学群との比較

外国語大学と名のつく京都外国語大学との違いは、関西外国語大学が学部が3つ(外国語学部、英語キャリア学部、英語国際学部)で、一方の京都外国語大学が外国語学部の一つとなっており、その中で関西がさらに、学部が4つあり、京都は9つの学科があるのが特徴です。

そして、選べる言語は、関西外大が15語なのに対し京都外大が19と多いのが特徴です。

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関西外国語大学(外)

概要

OSAKA関西外国語大学は大阪府枚方市に拠点を置く私立大学です。

こちらの大学も名前からわかるように外国語に力を入れた大学です。

そして、略称として関西外大と呼ばれ多くの人から親しまれている大学です。

さまざまな数字から関西外語大学を見てみると非常にわかりやすいです。

例えば2019年度には世界30もの国や地域から約750人の留学生を受け入れています。

さらに、協定大学の数は世界55カ国・地域にネットワークがあり、協定校の数は393大学となっています。

加えて、日本から海外の大学へ留学に行った学生が留学先の大学で取得した単位が認定された数が全国で一位となっており、留学しても卒業を焦ることなく外国での生活ができます。

生きた外国語を学べる機会として、外国人教員数の比率は37.9%となっており、多くの学生が何かしらのクラスでネイティブ講師の授業を受けることができます。

さらに、他の大学から関西外国語大学へ編入する人数は全国で一位となるなど非常に人気の高さも窺い知ることができます。

偏差値

英語キャリア学部 共テ得点率 74%~80% 偏差値 52.5~62.5

外国語学部 共テ得点率 77%~78% 偏差値 50.0~57.5

英語国際学部 共テ得点率 78% 偏差値 50.0~55.0

難易度

各学部の偏差値からもわかるように、外国語学部が非常に高く人気も高いです。

そして大学の偏差値も50と全大学の中でも平均以上のため、難易度の高い大学の一つと言えます。

最新の受験情報

関西外国語大学の入試では、通常の一般入試や指定校推薦、公募推薦、などに加え特技を元に入試をする特別な入学方法があります。

指定されているスポーツで高校時代に優秀な成績を修めた人の入試、小論文による入試、学校長の推薦による入試など非常にバラエティに飛んだ選考方法があります。

他の大学群との比較

関西外語大学では京都外語大学と比べ学費が比較的安く設定されているという点が強みです。

非常にクオリティの高い教育を提供している反面4年間合計では京都外語大より安い学費で通うことが可能となっています。

また、偏差値から見るとわずかに関西外語大の方が高くなっています。

さらに、公募入試推薦の受験者数と合格者数を見ても、関西外語大が8,492人に対し2,663人の合格、京都外語大が1,723人に対し、927人の合格者数。合格者数の差を考えたとしても、関西外語大の人気がわかります。

大阪経済大学(経)

概要

大阪府に本拠地を置く私立大学の一つで、他の府内私立大学の中では学費が低く設定されており、非常にお手頃な大学といえるでしょう。

大阪経済大学の特徴としては大きく4つあります。

  1. ゼミの大経大と言われるくらい、自ら進んで学ぶ学生たちが集まり、専門性の高い研究を行うことのできる体制ができている
  2. クラブ・サークル・学生による自主活動をサポートする体制が整っている
  3. さまざまな地域交流から社会との関わりを学ぶことができる地域に根ざした教育
  4. 段階的なキャリアサポートで就職がゴールではなく就職後の素質向上

とあるため、入学時から段階的なキャリア教育を受けることができ就職にも強いです。

これらが大阪経済大学の特徴となっています。

大学の建学の精神は「自由と緩和」、そして教学の理念は「人間的実学」となっています。

また、将来の志望業界に対応した6つの”進路別履修”モデルとして、各業界に合わせた授業カリキュラムの構成ができることが特徴の一つです。

製造業、流通業、金融業、不動産業、サービス業、公務員など各業界への就職に対応したカリキュラムを構成することができます。

learn economicsさらに、”経済大学”ということからビジネス実務に非常に力を入れているため、ビジネスの専門家を目指すスペシャリスト育成コースとして、将来企業のコンサルタントや事業プランナーなどを目指す「コンサルティングコース」と税理士や公認会計士を目指す「税法会計コース」の2つがあり、さまざまなビシネス業界で活躍できるための知識と実学を身につけられる体制もあります。

高いレベルと非常に有用なビジネス実務を学べることから、経営系の企業からの評価が非常に高いです。

そのため、大学卒業後に即戦力として働けるよう、大学のうちに実務を極められる大阪経済大学はコストパフォーマンスに優れた大学の一つといえるでしょう。

偏差値

経済学部 共テ得点率 65%~70% 偏差値 47.5~50.0

経営学部 共テ得点率 65%~75% 偏差値 42.5~52.5

情報社会学部 共テ得点率 65%~70% 偏差値 45.0~50.0

人間科学部 共テ得点率 64%~74% 偏差値 45.0~50.0

難易度

大阪経済大学の入試でのセンター得点率は59%-71%、2021年度の実績から言えば、経営学部が52.5、人間科学部が50.0、情報社会学部が50.0、経営学部が50.0、経済学部が50.0、経営学部が45.0となっています。

最新の受験情報

入試の方法は主に学校型推薦選抜、一般入試、総合型選抜があり、そのほかに外国人留学生や社会人、編入の学生のための試験がありますが、現在日本に通う高校生でこれから大学へ進むという方はまず上記の3つ(学校型推薦選抜、一般入試、総合型選抜)から選ぶことになります。

学校型推薦選抜では、公募推薦と指定校推薦があり、成績と面接、小論文などにより入学の是非が決まります。

そして、一般入試ではA、B、C、D方式とそれぞれ別の教科基準によりテストを行い、決める方法があります。

そして、総合選抜試験は高校時のさまざまな資格取得、スポーツでの優秀な成績を評価され選考される商工系資格評価選抜とスポーツ評価選抜の2つがあります。

他の大学群との比較

大阪経済大学では、”経済大学”という名の通り、経済・経営系であるビジネスを中心とした専門的な学習をすることができ、1年次から教授の元で研究を行うゼミナールに所属し少人数で勉強ができるという特徴があります。

さらに、近隣にある他の私学よりも比較的安い学費で通えることからコストパフォーマンスに非常に優れた大学の一つです。

詳しい学費等は変わるため、ご自身でHP上から確認していただければいいと思います。

大阪工業大学(工)

概要

ロボットの手大阪工業大学は、全国の国公私立大学での実就職率が第3位、そして関西の私立大学では10年連続でトップと非常に就職に強い大学と言えます。

大学では、最新の科学技術を追求し研究することができる環境と施設が揃っています。

また、専門学術を教育研究し、深い教養と実践的応用力を身につけることで時代の変化に対応し、グローバル化に伴う社会の急速な変化に知的・技術的想像を実現でき、人間性の向上、そして高いレベルの専門職業人として社会の発展に貢献できる人材の育成に非常に力を入れています。

学部は、工学部、ロボティクス&デザイン工学部、情報科学部、知的財産学部と普通の総合大学ではないより専門的な分野の研究・勉強をすることができます。

工学部では8つの学科から選ぶことができ、ロボティクス&デザイン工学部では3つの学科から、情報科学部では4つから、そして知的財産学部では知的財産学科という1つのみから選択することができるなど非常に選択肢の多い学部学科を持つ機械工学系の大学と言えます。

さらに、良い点としてキャンパスの立地が挙げられます。

キャンパスの周囲にはユニクロ、ダイソー、LOFT、などの生活用品や授業で必要なものを購入することができる場所があるなど非常に良い立地だと言えます。

また、工業系大学のため専門的研究などのできる設備や施設が十分に揃っており、工業系に興味のある高校生は一度ホームページをよく読むと良いでしょう。

偏差値

工学部 共テ得点率 56%~74% 偏差値 42.5~47.5

ロボティクス&デザイン工学部 共テ得点率 61%~73% 偏差値 45.0~50.0

情報科学部 共テ得点率 60%~72% 偏差値 45.0~50.0

知的財産学部 共テ得点率 59%~74% 偏差値 45.0~50.0

難易度

偏差値は42.5-50.0。

そしてセンター得点率は53%-68%となっております。

総合大学と違い工業系の専門大学ということもあり、専願する学生が多くいることから非常に人気が高く入学は簡単ではないです。

そのため、各学部の入試での重要事項をきちんと確認し受けることが非常に大切です。

最新の受験情報

入試方法としては、学校推薦選抜、一般選抜、総合型選抜(AO入試)があり、学校推薦選抜では公募制推薦入試と指定校推薦、一般では前期・後期とさまざまな日程・内容での入試、そしてAO入試では高校時の成績やその他活動の成績を評価した選抜方法による入試が行われています。

他の大学群との比較

就職率が非常に高く安定していることから、他の大学にはない点が見られます。

例えば、総合的に学問を学ぶことができる大学とは違い、非常に専門的な知識・学問を学ぶことで、その分野の研究職・大学院での研究ができるため、他の総合大学の学生とは少し異なるルート・分野での就職が可能です。

企業の研究職や最先端の科学技術の研究を行うことができるのが大阪工業大学の魅力です。

工業系の大学はそこまで数が多くないため、非常に人気かつ就職先には困らないという良い面があります。

また、高専などからの編入で入ることのできる大学としても非常に人気があります。

そのため、非常に高いレベルを保った大学と言えます。

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佛教大学(佛)

概要

大仏像佛教大学では名前の通り、”仏教精神”を建学の理念として学校運営されています。

仏教を開いたゴータマ・ブッダ(釈尊)と浄土宗を開いた法然上人とに共通する生き方と考え方を元に見学の精神が作られており、「私たちの生きる道=人の生きる道を求めて修行し、その道を成就して、われわれに人として歩むべき道」を説き示しそれを教育へ反映させたのがこの大学の土台です。

以下の5つの人材育成の目的を非常に大切にしています。

  1. 仏教精神に基づいて、豊かな人間性、確固たる倫理観、智慧と慈悲を身につけた人材、すなわち「人間力」をもった人材を養成する
  2. 生老病死に関わる諸問題に対応できる人材を養成する
  3. 社会人として必要な教養や知識・技能を身につけた人材を養成する
  4. 自己をみつめ自己を理解する力、周囲の環境や人間を理解する力を身につけ広い視野で思考できる人材を養成する
  5. 専門領域に関する知識や技能を修得し、自ら問題を発見し、個人あるいは共同でその解決に積極的に取り組み、解決策を提示できる人材を養成する

これら5つの目的からなっています。

また、地域社会への貢献のため、実践や実習、ボランティアなどを行い地域社会との繋がりを大切にしています。

7つの学部があり、仏教学部、文学部、歴史学部、教育学部、社会学部、社会福祉学部、保険医療技術学部があります。

学校全体としては英語教育(グローバル人材の育成)に力を入れており、少人数クラスでの実践的なコミュニケーション力の養成。

そして、学生一人一人に合わせた適切な教育システムの提供。

少人数制の「入門ゼミ」で丁寧な指導を受けられるシステムなど、決して置いてかれない一人一人に向き合った学習システムを導入しています。

加えて、就職先についてもさまざまな業界・職業への実績があります。

また、仏教の大学のため実家がお寺だったりというのもあり、修行に行かれたり、大学院まで行く学生もいるそうです。

キャンパス自体があまり大きくないですが、簡単にキャンパス内を行き来することができる利便性があります。

偏差値

仏教学部 共テ得点率 58% 偏差値 42.5

文学部 共テ得点率 55%~68% 偏差値 45.0~47.5

歴史学部 共テ得点率 67%~75% 偏差値 47.5~50.0

教育学部 共テ得点率 61%~78% 偏差値 50.0

社会学部 共テ得点率 63%~64% 偏差値 45.0~47.5

社会福祉学部 共テ得点率 59% 偏差値 40.0

保健医療技術学部 共テ得点率 65%~76% 偏差値 47.5~50.0

難易度

偏差値は約45-55程度であり、他の大学に比べ高いとはいえないですが、簡単ではないでしょう。

7つの学部がありますが、中でも教育学部のレベルは毎年非常に高く、他の関西圏にある名門私立とも並び戦うことのできるレベルであると言えます。

仏教系の大学ということもあり、通常の総合大学よりも志願者数が比較的少ないですが、勉強をしている内容は他の大学と比べても決して劣るものではなく、逆に非常に高いレベルとなっていますので非常に良い大学だと言えます。

もちろん仏教系の大学のため、授業で仏教などのことに関する授業を取る必要はありあますが、興味のある方にはおすすめの大学と言えます。

最新の受験情報

推薦型入試の合格者数の多くは公募制推薦入試によって入学を決めており、2020年度の合格者数4,636人の内、公募推薦進入試の合格者は1,506人と全体の約30%を占めていることから、早くから受験しようと思っている高校生はこの受験方法にで術ガンしてみるのも一つの手でしょう。

なぜなら併願可能であり学科によっては倍率も一般入試とそこまで大きな差はないため、非常におすすめの選考方法と言えます。

また、一般入試はA日程の合格者が2020年度のデータでは約50%と非常に高い水準であることがわかります。

さらに、受験科目は3科目で全学部共通の科目は英語となっていますのでどの学部を受けるか決まっていない高校生も英語の勉強を積極的に行うことをおすすめしています。

他の大学群との比較

知名度はあまりないですが、教育学部のランクは関西にある難関私立大学の関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に並ぶレベルと言われていることから、非常に人気のある大学・学部であると言えます。

仏教校のため、イメージ的には仏教を勉強すると思われがちですが、見学の精神が仏教を元に作られているということと他の大学よりは多少仏教についての学問はあるが、大学で専門的学問を学ぶという点では非常にレベルが高く人気もあります。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2021年4月15日 更新日:2024年2月28日
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