ペットは子供の教育に良い?

ペットを飼うことで「子供の教育」に良い影響がある?

ペットを飼うことは子供の情操教育に非常に良いと言われています。

実際に2015年に行われたペットの飼育に関するアンケート では「ペットを飼い始めたきっかけは何ですか?」という質問に対して「子どもの情操教育のため」という回答が第5位にランクインしています。

こちらのアンケートは単身者も対象にしているため、子どもがいるご家庭の大半がペットを飼うことは子どもの情操教育に良いと判断していると言えるでしょう。

犬と猫の写真

しかし、ペットを飼うことは子どもの情操教育において実際にどのようなメリットがあるか、ということに関してははっきりと認識されている家庭は意外と少ないのではないでしょうか。

このメリットをしっかりと理解していないと「思っていたほどペットを飼うことで良い影響は無かった…」と後悔してしまうことも考えられるでしょう。

加えてペットは一つの命ですので、そのような後悔をしてしまうのは大変無責任なことであり、絶対に避けなければならない事態です。

そこで当記事ではペットを飼うことで子供に与える教育や成長のメリットを詳しくご紹介。
併せてそれに伴うデメリットも解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

ペットを飼うことで子供に与える教育や成長の5つのメリット

それでは早速ペットを飼うことで子供に与える教育や成長の5つのメリットについて解説します。

コミュニケーション能力が身につく

まず最初にご紹介するメリットは「コミュニケーション能力が身につく」ということです。

当然のことですが、ペットと会話をすることはできません。

うさぎと女の子そのためペットの仕草や表情、声色といったいわゆる「非言語コミュニケーション」によって、ペットが何を感じているか、何を欲しているかということを察する必要があります。

この過程で、相手を思いやる感性や気持ちを感じ取る想像力といったコミュニケーション能力を身につけることができるのです。

時には子どもがペットを乱暴に叩いてしまったりして、怒らせてしまうこともあるでしょう。

そうすると子どもは「こういったことをすると怒らせてしまうんだな」と学び、相手のことを思いやり注意深く観察するようになります。

コミュニケーション能力は社会に出て、より良い対人関係を育む際に必須の能力。

そういった能力をペットを飼うことによって身につけられるのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。

命の大切さを知ることができる

手のひらの愛情次にご紹介するメリットは「命の大切さを知ることができる」ということです。

大抵のペットの寿命は人間と比べて非常に短いです。

ペットの代表例としては犬や猫が挙げられますが、いずれも平均寿命は10年前後。

非常に残念ながら子どもはいつかペットの死を経験します。

愛情を注いできたペットが死んでしまうことはとてもショックで悲しい出来事でしょう。

しかし、子どもはこの経験によって「命はいつか終わってしまう」ということを学ぶことができます。

そして、その悲しみを乗り越えた際には「命はいつか終わってしまうから1日1日を大事にしよう」と充実した人生を送る上で非常に重要な教訓を胸に刻むことができるのです。

責任感を育むことができる

次にご紹介するメリットは「責任感を育むことができる」ということです。

犬をブラッシングする様子

ペットを飼育するにあたっては餌やり、散歩、トイレ掃除、ブラッシングなど様々な世話をしなければなりません。

子どもがあまりに小さい時にはこれらの世話をすることは難しいですが、ある程度大きくなればこれらの世話をすることによって「決められたことをしっかりやる」という責任感を育むことができます。

そのためもしペットを飼うことになった際には、ぜひ子どもにペットの世話を担当させるようにしましょう。

愛するペットが健康でいられるようにしっかりとペットの世話をやりきり、責任感の強い人間に育っていってくれます。

免疫能力が向上する

愛犬と一緒に元気に育つ子

次にご紹介するメリットは「免疫能力が向上する」ということです。

スウェーデンで行われた65万人を対象にした大規模調査の結果、0歳から1歳までの間に犬を買っていた過程で育った子どもは7歳になった時点でぜんそくを発症する可能性が13%低いことがわかりました。(参考:子どもの頃に犬を飼うと、ぜんそくリスクが低下と )

幼少時に犬のフケなどに接触することがアレルギーを抑制することに繋がるそうです。

ちなみにこの調査では、多くの動物がいる農場で育った子どもものぜんそく発症のリスクは約50%にまで低くなることが示されています。

衛生面からペットを飼うことを敬遠されているご家庭もいらっしゃることでしょう。

しかしペットを飼うことは子どもの身体発達に非常に良い効果があるのです。

愛情ホルモンが分泌される

うさぎと女の子最後にご紹介するのは「愛情ホルモンが分泌される」ということです。

ペットを飼ったことがない方でも動物に触れるとなんだか心が癒されるという経験をしたことはないでしょうか?

これは動物に触れることで「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが分泌されるためです。

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」と呼ばれ、嬉しい気持ちや楽しい気持ちを感じることに密接に関わっており、このホルモンが分泌されると子どもの心拍が安定し高いリラックス状態になることがわかっています。

このように幼少期にペットに触れることによって、愛情を育みストレスに負けない強い心を持つことが可能となります。

以上、ペットを飼うことで子供に与える教育や成長のメリットについて解説しました。
次の項からはデメリットについてもお話しします。

ペットを飼うことで子供に与える教育や成長のデメリット

ペットを飼うことで「コミュニケーション能力が身につく」「命の大切さを知る」といった情操教育に良いのはもちろん、「免疫能力が向上する」「愛情ホルモンが分泌される」など身体にとっても非常に良いということですね。

しかし、ペットを飼うことは必ずしも良いことばかりではありません。

ペットを飼うことで子供に与える教育や成長の4つのデメリットをご紹介します。

アレルギーが発生した場合は対策が必要

赤ちゃんにストップをかける母親まず最初にご紹介するのは「アレルギーや衛生面に注意が必要」ということです。

メリットを説明する際に「犬のフケなどに接触することがアレルギー抑制に繋がる」と説明しましたが、生まれ持った体質から子どもがアレルギーを発症してしまう可能性は十分に考えられることです。

そのような場合には子どもがペットと過度に接触をしないようにするといった対策が必要でしょう。

より具体的に説明すると、アレルギーはペットのフケだけでなく尿や毛に多いことがわかっているため、トイレ掃除をこまめにしたりシャンプーを定期的に行ったりといったことを行う必要があります。

金銭的に負担がかかる

ペットの費用のイメージ

次にご紹介するのは「金銭的に負担がかかる」ということです。

ペットを飼育するにあたっては、餌代・ペット保険代・ケージ代など様々な費用が発生します。

またペットを飼うことが情操教育として最も役立つ時期は子どもが小さい時ですが、このような時期は働きに出ることができず、世帯年収が低いことが多いです。

よって、「ペットを飼うことは子どもの情操教育に良いから」と安易に飼うことを決めず、飼育するにあたってどれくらい費用が発生するか十分に下調べを行うようにしましょう。

寝かしつけが難しくなる

犬と寝る赤ちゃん次にご紹介するのは「寝かしつけが難しくなる」ということです。

子どもが3〜4歳までの頃は特に寝かしつけに頭を悩ませるご家庭は多いことでしょう。

また子どもの寝かしつけをしてから、掃除片付けなどやるべきことを始めるといった方も多いことだと思います。

しかし、ペットは当然ながらそういった事情は考慮してくれません。

そのため、子どもがやっと寝てくれて、さぁ自分のやりたいことをやろう・・・と考えていた矢先にペットの鳴き声によって子どもがまた起きてしまうということはよくある話なのです。

時にはペットが子どもの寝かしつけに参加してくれるという心温まるニュースが報じられることもありますが、当然これはごく稀なケース。

寝かしつけをする際にはペットをしっかりとケージに入れておくといった対策が必要です。

怪我をする可能性がある

病院と救急車最後にご紹介するのは「怪我をする可能性がある」ということです。

特に大型犬など子供よりも体格の大きいペットを飼う際には注意が必要な点で、ペットがじゃれているつもりでも噛まれたりひっかかれたりすることによって、子どもが怪我をしてしまう可能性があります。

実際にペットのレトリバーに10ヶ月の女の子が噛まれて死亡してしまうという痛ましい事件 も発生しています。

このような事態はペットにしっかりとしつけをすることによって回避できることが大半ですが、それでも全く起きないという保証はどこにもありません。

ペットを飼育する際には子どもに危害が及ぶ可能性を十分に踏まえ、子どもとペットが触れ合っているときは目を離さないようにしなければなりません。

まとめ

以上、ペットを飼うことで子供に与える教育や成長の5つのメリットと4つのデメリットをご紹介しました。

「コミュニケーション能力の発達」「責任感を育む」「免疫能力の向上」など今回ご紹介したメリットは、いずれもペットを飼うこと以外ではなかなか得られない非常に重要なものです。

ペットを飼うことは、子どもが心身ともに発達した素晴らしい人間になることに大きく貢献してくれることは間違いないでしょう。

一方で「アレルギー発生した場合に対策が必要」「怪我をする可能性がある」といった、子供が健やかに成長する上で注意しなければならないデメリットも存在します。

子どもが生まれたことによって、ペットの飼育を検討されているご家庭は多いことだと思います。

その際には今回ご紹介したメリットやデメリットなどを十分に比較検討した上で、飼育することを決定するようにしましょう。

当記事がその参考になれば幸いです。

また、幼少期からの教育としては、ペットの他にも「知育教育」という考え方もあります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。

\この記事をみんなにシェア!/