【徹夜】一夜漬けのコツ

徹夜で勉強するなら効率よく!テスト前日の一夜漬けのコツ

この記事は決して「一夜漬け勉強」も「徹夜勉強」も推奨していません。
むしろ、「一夜漬けはやめましょう」「徹夜は学習効率が下がります」と訴えたいくらいです。

しかし、中学生や高校生は、忙しい生活を送っているはずです。

そしてほとんどの中高生は、大人のように手を抜いて物事に当たることがなく、常に全速力なので疲れやすいでしょう。
それでつい、睡眠時間をたっぷり取ってしまいます。

恋愛もしなければなりませんし、反抗期を迎えている人もいるでしょう。
中高生はいつも心がもやもやしていて、時間があっても勉強が手に付かないことがあります。

そのような忙しい中高生は、一夜漬け勉強で、学校のテストを乗り切ることはやむを得ないでしょう。

普段勉強しないうえに、さらにテスト前日も勉強しないよりは、一夜漬けであっても勉強することはよいことです。

そして、一夜漬け勉強をする以上、効率よくやってください。
一夜漬けでも「よく漬かる」コツを紹介します。 

一夜漬けの時間割り

一夜漬けがベストの勉強法でないのは、睡眠が記憶の定着に一役買っているからです。
10時ごろまでしっかり勉強して、しっかり8時間睡眠を取ったほうが、翌日のテスト本番で力を発揮できます。

一夜漬け勉強や徹夜勉強は、8時間睡眠を省略することになるので、記憶の定着が期待できません。

短期記憶が消える前に解答用紙に知識を書いてしまう

しかし、一夜漬け勉強には、記憶が消える前に知識を解答用紙に書き出せる、というメリットがあります。

記憶記憶は、まずは短期記憶として脳に「仮」保管され、そのうち重要なものだけを長期記憶として「本」保管に回される、という過程をたどります。

そして、長期記憶にならない短期記憶は、短期間で消えます。
これが「覚えたのに忘れた」状態です。 

長期記憶にすることを、記憶の定着といい、睡眠が有効です。

しかし一夜漬け勉強をすれば、短期記憶が消える前にテスト本番を迎えることができます。

寝ないでテスト本番に臨もう

そこで一夜漬け勉強をする人には、「寝ないで」試験本番に臨むことをおすすめします。

例えば、テスト前日、午後4時に帰宅したとします。
このとき、35時間程度の仮眠を取ります。
午後9時までに起きたら、夜食と入浴を1時間で済ませ、午後10時には勉強を始めましょう。

翌朝6時までたっぷり8時間勉強できます。

朝食を食べて歯磨きをして排便を済ませたら、もう学校に行ってしまいましょう。
そして教室の自分の机で、テストが始まるまで勉強してください。
この時間も一夜漬けの勉強時間の一部と考えてください。

一夜漬け勉強は「さっき教科書でみたものを、急いでテストの解答用紙に書き写す」イメージです。

頭のなかの知識は短期記憶なので、すぐに消えてしまいます。
消えるまでが勝負です。 

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高得点は狙わない

一夜漬け勉強では、高得点は狙えません。
なぜなら中学校や高校の先生たちが「一夜漬けでは太刀打ちできないような問題」をつくろうとしているからです。

理想のテストの設問とは、基礎学力をベースにして応用力や思考力を活かさないと解けない問題です。

テストで高得点を取るには、点と点を結んだ「線の知識」が必要です。

しかし一夜漬け勉強は、1つでも多くの点を集める勉強法です。
それらの点を線で結ぶ時間はありません。 

一夜漬け勉強で高得点が狙えない以上、高得点を狙わないようにしてください。
時間がないなかで「線の知識」をつくろうとしても、うまくいかないでしょう。

それよりは、覚えたものがそのまま解答になる点の知識の取得を目指してください。

国語なら現国より古典や漢文、漢字

漢字国語を一夜漬け勉強するなら、現国より古典漢文を重視してください。
または漢字練習をしてください。

古典や漢文は、中高生にとっては英語より難解な言語なので、その分、テストでは基礎的な知識しか問いません。

そのため、古典と漢文なら、試験範囲を徹底的に暗記することで、暗記した分を得点することができます。
漢字も同様に、テスト直前にノートに20回書いた漢字が出れば、得点することができるでしょう。

一方、現国では、深く考えさせる問題が出ます。
現国にテストで正答を出すには、長期間の訓練が必要です。
一夜漬け勉強には向きません。 

数学と理科は公式丸暗記

科学反応式数学と理科は、公式丸暗記作戦でいきましょう。

公式はそもそも、理屈を覚える手間を省き、少しでも早く正答にたどり着くための解答手法なので、一夜漬け勉強に向いています。

また、数学や理科の先生たちは、「数学嫌い」や「物理嫌い」や「化学嫌い」の生徒たちの気持ちをよく知っています。
そして、嫌いでも苦手でも一生懸命勉強している生徒に、赤点を取らせたくない、とも思っています。

それで、数学や理科のテストでは、「とりあえず公式を丸暗記していれば解ける」問題を用意していることがあります。

一夜漬け勉強に賭けたときは、そのようなボーナス問題を取りこぼさないようにしてください。

社会は最も効果が出やすい

社会は一夜漬け勉強の効果が出やすい科目といえるでしょう。

日本史も世界史も、地理も政治経済も、テスト問題は、1)出来事の流れ、2)キーワード、3)理屈の3つがそろわないと解けません。

例えば、「鎌倉幕府が始まったのは何年か」と尋ねて「1192(いいくに)」と答えさせるような問題はまず出題されないでしょう。
または、「リンゴ生産1位の都道府県はどこか」といった問題も出ません。

このような、キーワードだけを覚えさせ、キーワードだけを答えさせる問題は、多くは出ないと考えてよいでしょう。

そのため、社会を攻略するには、一夜漬け勉強であっても123)のすべてを身につける必要があります。

社会を一夜漬けするときは、勉強範囲を23項目に絞り、その他を捨ててしまいましょう。

鎖社会の勉強は、短時間でも「連鎖反応」を期待することができます。

例えば、出来事の流れを押さえると、その出来事が起きたメカニズムや問題の構造がわかります、つまり理屈も理解できるようになります。

出来事の流れと理屈がわかると、キーワードを関連付けて暗記することができるようになるので、記憶が定着しやすくなります。

関連付け暗記とは、ABC3つの事象を、「Aが起きたからBが発生し、それがCへと発展した、だからACも関係がある」といったように覚えていく方法です。

関連付け暗記と対照的なのが、単純暗記です。
単純暗記は「AAだからA」「BBだからB」「CCだからC」と覚えていきます。
単純暗記は労力がかかる割に記憶への定着が悪く、おすすめできません。

ただし、本当にまったく社会に手をつけてこなかった人は、一夜漬け勉強では「2)キーワード」狙いでいきましょう。

優しい先生であれば、キーワード暗記だけで解けるボーナス問題を用意しているかもしれないからです。

一夜漬け勉強が通用しにくい英語

英語は、最も一夜漬け勉強が通用しにくい科目といえるでしょう。

単語問題や発音問題は単純暗記で解くことができますが、配点はそれほど多くはありません。
しかしそれでも、まずはここを取りこぼさないようにしましょう。

学習中のイメージ写真英語の一夜漬けのコツは、教科書の試験範囲の部分の英文を丸暗記することです。

音読したり、ノートに書き写したり、もしくは音読しながら書き写したりして、内容と流れをつかんでください。

英文を体に染み込ませれば、テストの設問を読んだときに「教科書の○ページの真ん中あたりに出てきたな」と思い出すことができます。
それでなんとか乗り切ることができるかもしれません。

この勉強法では、ひっかけ問題や応用問題に対応することはできないので、やはり高得点を狙うのは難しいでしょう。
しかし、追試を回避できるだけの最低点は獲得できる望みがあります。

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まとめ~一夜漬けは結局「身」にならない

再三、一夜漬け勉強では高得点は取れない、と解説してきましたが例外があります。
一夜漬けでも、高得点をあげている人はいます。

それは「山が当たる」人です。
「あの先生は、教科書のこの部分を設問に使うはずだ」と山を張り、徹夜でそこを集中的に勉強し、見事それを的中させることができると、超効率よく得点することができます。

しかし結局、一夜漬け勉強では学力は身につきません。

それは山勘が常に当たるとは限らないからです。
山を張ってしまうと、それが外れたら得点の可能性は著しく低下します。

当たるか外れるかわからないが、当たると信じてピンポイントで勉強する学習法は、博打のようなものです。

また、もし仮に要領が特別よい生徒がいて、山勘を当てまくったとしても、学力は身に付きません。
それは「点の知識」をいくら多数集めても「線の知識」にならないからです。

学問を修めるために必要な知識は無数にあります。
人は、無数の点の知識を集めることはできません。
身につけた線の知識で、その他の点の知識をからめ取るようにして覚えていかないと、本当の学力は身に付きません。

点の知識を線の知識にするには、「なぜ事象Aと事象Bは関連するのか」と考察しなければなりません。
それには、時間がかかりますし、連続した勉強が必要になります。

例えば、現国の力は、英語のテストにも理科のテストにも数学のテストにも社会のテストにも活かすことができます。
裏を返せば、現国の力が身についていない人は、英語や理科や数学や社会の勉強にいくら時間を費やしても成績が上がらない状態に陥ります。

科目が異なる知識でもこれだけの関連性があるので、同じ科目のなかの複数の点の知識は、より深く関係し合っています。

そして何より、複数の点の知識を一本の線で結ぶことができたとき、「勉強って面白い」と思えるようになります。

勉強を面白く感じたら、そこから先はぐんぐん成績が伸びていくでしょう。
線の知識のつくり方を覚えたら、学力は加速度的に上昇するはずです。

しかしこの域には、一夜漬け勉強では到達できません。

一夜漬け勉強と徹夜勉強で一度「危ない橋を渡ったら」、それを反省し、毎日コツコツ学習する正攻法を実行するようにしてください。

この記事を監修した人

監修者の画像
チーム個別指導塾「大成会」
代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

学習相談、体験学習などいつでも受け付けております!

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