大学受験・入学・卒業までにかかる費用はいくら?【私立・国立】

【大学費用】いくら?

大学では、高校の頃とは費用のかかり方が桁違いです。
そのため、ご両親は教育ローンなどを組んだり、子どもがまだ小さい頃から大学進学に備えて積立貯金をしていたりします。

子どものほうは、一体親がどれだけのお金を工面して大学に通わせてくれているのか、知らないことが多いです。
大学に受かりさえすればお金は出してもらえて当然だと思うのが普通です。

ただ、なかには親が出してくれず、自分で奨学金を借りて通う人もいます。

親御さんは一体どれぐらい大学ではお金がかかるのかを知ってその準備をするために、子どもはどれぐらい親が出してくれているかを知ってそのありがたみを感じるために、大学の受験から卒業までどれぐらいの費用がかかるのか、今回はこの点について詳しくみていきます。

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大学の入学費用

日本政策金融公庫が出している教育費の調査結果を参考にします(※)。

まず、入学費用です。
入学費用には、受けた大学の数だけの受験料、さらに進学する学校への納付金、また進学しなかった大学への納付金(合格発表時期との兼ね合いで既に入学金を払い、それにつき返還されない場合など)を含んでいます。

※参考:教育費負担の実態調査結果 令和2年3月11日

入学費用の平均値

この入学費用の平均値は、82.8万円です。
このうち、国公立大学は71.4万円、私立大学の理系が84.5万円、文系が86.6万円です。

このように、やはり国公立大学に進学する子のほうが、入学費用が10万円以上安くなります。

東京大学に進学する場合

チェックでは具体的にイメージしてみます。

東京大学に受かって進学する場合です。
東京大学の学部生は、入学金282,000円と授業料535,800円の合計817,800円を年額で払います。

入学費用としては、前期の授業料267,900円を5月27日(2020年の場合)までに払う必要があります(※)。

※参考:令和2年度前期分授業料の納付について

とすると、入学費用としては入学金と前期授業料の合計549,900円です。
東大の受験料は、1次、2次合わせて17,000円です。

多くの入学者が、東大以外の大学も保険として受けています。
他の国立であったり、早稲田や慶應であったりします。

他の国立も受験料は17,000円ですが、私立だと一般入試で35,000円です。
これを考えると、確かに平均値の約70万円までいきそうです。

早稲田を保険にすると高くなる

ただ、実際にはもっと高くなることを想定しなければなりません。
というのも、私立の納付金の締切は、国立大学の合格発表前になるからです。

それこそ、東大の保険として早稲田を受けて受かっていた場合、東大の合格発表前に、早稲田に入学金や前期授業料などを納付しなければなりません。

東大の合格発表まで待ってくれませんか?は通用しません。
私立大学はそれによる収入が大きな利益になるからです。

東大合格後、納付済みの授業料などは戻ってきますが、入学金は返ってきません。
早稲田や慶應の入学金は20万円です。

早稲田に受かってそれを保険としていた場合、先の入学費用の平均約70万円は超えて、約90万円になることが想定されます。

早稲田大学に進学する場合

お金を受け取るイメージ早稲田大学を第一志望として受かった場合、入学費用は学部によってだいぶ変わります。
法学部が一番安く、入学金や授業料などを込みで687,850円です。

私立専願の場合、国立が第一志望の人と違って、先に他の大学に入学費用を納付しなければならない、というリスクがありません。

他の私立大学も似たような時期に試験があって、やはり似たような時期に結果発表、入学費用の納付期間があるからです。

とすると、受かった大学に納付するお金以外には、他の私大の受験料が負担になります。
私立は基本、一校あたり35,000円で、もちろん早稲田を受ける費用と、他の私大をいくつか受けたお金を合わせると、10万円を超えてきます。

そうなると、先の私立大学文系の入学費用平均値約86万円に達してきます。

早稲田と東大の入学費用に大きな差がない理由

早稲田大学法学部の授業料は半期で480,000円です。
一方、東京大学の授業料はどこの学部でも267,900円です。
半期だけで20万円以上の差があります。

しかし入学費用の平均値が、国立71.4万円、私立文系86.6万円と、15万円程度しか変わらないのは、やはり国立受験者は、先の例のように私大を保険としてそこに入学金を払い、それが返ってこないことが原因だと考えられます。

国立にいけば学費を抑えられる、というイメージがあります。
確かにそれは正しいですが、こと入学費用という観点でみると、私大にいった人に比べて大差はありません。

さらに保険の大学に入学金を払い込んでいる人が平均値を押し上げていることからみれば、むしろそういった人の場合は、私立にいく人よりも多くの入学費用がかかります。

理系の入学費用が高い

science早稲田大学の場合、理系だと入学費用平均値を大きく上回ります。
というのも、文系に比べて格段に授業料が高く、実験実習料などもかかってくるからです。

たとえば、先端理工学部では、入学時の納付金が974,500円です(※)。
入学費用について、私立大学の理系平均が84.5万円でした。
他大の受験料など含めなくても、既に大きく平均値を上回っています。

※参考:早稲田大学 2020(令和2)年度 入学金・学費・諸会費

大学の在学費用

受験料や入学金、前期授業料を含めた入学費用についてみてきました。
次は、在学費用を解説します。
ここで、私立か国立かで大きな違いが生まれてきます。

さらに私立の場合は、やはり大学や学部によって、大きく在学費用が変わってきます。

在学費用は、授業料だけではなく、通学費や教科書代、資格などの予備校に通う費用も含んでいます。

在学費用の平均値

大学生全体の在学費用の平均値は151.9万円です(年額)。
国立大学だと107.0万円、私立大学の理系で184.3万円、文系で157.6万円です。

このように、国立大学か私立大学かで、文系だと50万円以上、理系だと80万円以上の差があります。
単純に4年間と考えて4倍すれば、卒業までに200万円以上の差が生まれます。

では、先と同じように、東京大学か早稲田大学かで具体的にみてみます。

東京大学に進学した場合

東京大学の授業料は前掲のように年額535,800円です。
これに通学費や教科書代がプラスされます。
通学は電車に乗って通う人がほとんどです。

まともに毎日交通費を払えば高額になりますが、学生の特権、学割が使えます。
通学定期券を発行すれば、かなり通学費をカットできます。

比較的に遠くから通う人でも、月2万円以下には収まります。
たまに新幹線に乗って通う人がいて、そういった場合は特別ですが、それでも大きなカットが可能です。

積み上げられた本大学の教科書代は高いです。
前期と後期でそれぞれ数万円出費することは珍しくないですし、年間で10万円も教科書に使う学部もあります。

他に自宅で使う参考書や、予備校に通って勉強する人はその費用、レポートの提出に必要なパソコンなど、学校関係で色々な出費が伴います。

個人によってだいぶ差があるところですが、全体的に見て平均107万円というのは、まあそれぐらいかな、といえます。

早稲田大学に進学した場合

早稲田大学に通った場合です。
早稲田法学部の学費や諸会費は、合計で半期482,850円です。
前述のように、早稲田のなかでも法学部は学費が安いです。

安いとはいえ、半期だけで東大の年間の授業料と大差ありません。
学費だけで年間100万円近くなります。
これに、先ほどのように通学費や教科書代、自宅学習や予備校などのコストがのってかってきます。

となれば、平均値が約157万円となるのも頷けます。

理系では、さらに学費が高くなります。
たとえば、先端理工学部では、半期の学費と諸会費合計が774,500円です。

学費が法学部と比べて約30万円違います。
理系の在学費用平均値が約184万円でしかたら、これも納得のいく数字です。

大学や学部による入学・在学費用の違い

入学費用や在学費用は、大学や学部によっても変わります。

慶応義塾大学の場合

たとえば、お金持ちが多く通っているイメージがある慶應義塾大学を例に取ります(※)。

※参考:慶應義塾大学 【学部】学費

慶應大学の法学部は、初年度納付金の合計が1,348,350円です。
一方で、早稲田の法学部は1,170,700です。
約20万、慶應のほうが高いです。

この約20万の差は、初年度だけではなく、次年度以降も続きます。
次年度からは入学金の20万がなくなりますが、その条件は早稲田も全く同じです。

とすれば、単純に考えて、4年間で約80万円の差が生まれます。

もちろん、この差は学部によっても異なります。
理系だと、差が小さくなります。

慶應の理工学部の初年度納付金の合計が1,863,350円です。
一方で、早稲田の先端理工学部は1,749,000円です。
約10万円の違いになります。

医学部や歯学部の場合

女子医学生もちろんですが、医学部や歯学部に進学となると、これまでの話は全く無視してください、となります。
つまり、桁違いの費用がかかってきます。

日本大学の例を挙げます(※)。
日大には、医学部と歯学部があります。

※参考:日本大学 2020年度入学者納入金一覧

医学部の入学金は100万円、授業料は250万円(年間)です。

歯学部の入学金は60万円、授業料は300万円(年間)です。

さらに、医学部や歯学部は他の学部と異なり、6年制です。
この桁違いの費用が2年多くかかります。
もちろん、先の入学金と授業料以外にも、施設設備資金、教育充実料など諸費用がかかります。

結局、1年間で医学部は635万円、歯学部は690万円になります。
他の一般的な学部に比べると、全く桁違いの費用になります。

6年間で3000万円以上の学費がかかります。
ローンを組まずに家を買えてしまいます。
医学部は偏差値が高く、試験に受かるのが難しいですが、それと同等かそれ以上に、この費用を工面することが一般家庭では難しいといえます。

入学費用+在学費用の平均値

これまで、入学費用と在学費用についてみてきました。
まとめとして、入学費用と在学費用を合わせた額、すなわち、子どもが大学入学から卒業までにかかる平均値を挙げておきます。
出典は前出の日本政策金融公庫の調査によります。

私立大学文系で965.7万円、理系で1,070.4万円です。
国公立大学では748.1万円です。
平均値でみると、国公立のほうが300万円ほど安くなります。

一人暮らしかどうかで大学の費用は大きく変わる

ベッド卒業までにかかる費用は、一人暮らしをするかどうかによっても変わってきます。
以下も前出の日本政策金融公庫の調査を元にみていきます。

自宅外通学者の割合は、27%です。

一人暮らしを始めるのにかかる費用の平均は39.1万円です。
仕送り額は、年間平均102.3万円(月額8.5万円)です。

たとえば都内の大学に一人暮らしをして通学をする場合、1kのアパートや賃貸マンションでも、家賃は6万円前後をみておくのが通常の感覚です。

3点セパレートや2階以上、オートロックなどのセキュリティ、駅までの距離、エアコンの標準装備など、こだわると7万円に達する可能性が高くなります。

一人暮らしをすると家賃の他に、水道光熱費や通信費、食費などがかかってきます。

大学生が食費を節約するのは難しい

食費については、社会人だと自炊をして上手く節約している人がよくいます。

しかし、大学生の場合、つらい受験勉強を乗り越えて、社会に出るまでに羽を伸ばせるゴールデンタイムを過ごしています。

このようなまさに人生のなかでも特に遊べる時期に、毎日お弁当を作って、家に帰って夜ご飯の準備をして、というのは難しいです。

それこそ友だちと都内の雑誌にのるようなお洒落なカフェでスイーツを食べたかったり、彼氏と少し背伸びをして大人な高級感のあるお店でディナーをしたかったりします。

女子でも彼氏はおごってくれない

いや、彼氏はおごってくれるんじゃないの?と考える女子は甘いです。
既に社会人の男性と付き合うのなら別ですが、彼氏が大学やバイト先で出会った、自分と同じように大学生の場合、当然、フルタイムで働く社会人ではありませんからお金がないです。

毎回のデートのご飯代を彼に出してもらうのは至難の業です。

大学生は外食が避けられない

つまり、大学生は自炊で節約をするのが難しく、どうしても外食がかさんでしまいます。
とすると、食費が1ヶ月で3万円以上はかかります。

たとえば夜ご飯を外で食べて2,000円ぐらい、ランチで1,000円ぐらいだとします。
つまり、ランチとディナーで外食をするとそれだけで1日3,000円かかります。
他にお菓子などの間食や朝食を入れればさらにかかります。

外食をする日が1日3,000円だとしても、これが一週間に2回あったらどうでしょうか。
大学生の場合、外食が1週間で2回だけというのは少ないほうです。

1ヶ月で8回になりますから、2万4千円です。
月の食費を3万円とすると、残り6,000円です。
外食をしない日が残りの22日だとして、これを6,000円で割ってみます。

答えは、一日あたり約272円です。

自炊をしても無理な計算です。

 一人暮らしの大学生はバイトが必要条件

注文を取る居酒屋店員このように、大学生の場合は外食をする機会が比較的に多く、それがゆえに食費がかさみやすく、一ヶ月で3万円は超えてしまうことが多いです。

特に一人暮らしでは、三食自分で用意する必要がありますから、とかく食費がかさみます。
家賃が6万円だとしても、食費が3万円以上かかれば、それだけで10万円ぐらいになります。

これに水道光熱費や通信費がのっかりますから、月に10万円以上は一人暮らしにかかります。
とすると、前出の仕送額の平均8.5万円では足りません。

仕送りだけで生活をするのではなく、一人暮らしをするとしたら、バイトをするのが必須の条件となります。

交際費で大学の費用は大きく変わる

大学生は、遊びたい盛りだと既に述べました。
たとえ一人暮らしをしなくても、大きな出費になるのが交際費です。

友だちと旅行をしたり、学校帰りにショッピングをしたり、カップルでデートをしたり、遊びには出費がつきものです。

交際費が少ない人

大学生の交際費については、人によって全く変わります。
そのため、平均値を論じることは無意味です。
友だちもいなく、恋人もいない人は、当然ながら交際自体がないので0円です。

また、友だちがいても飲みにいかない場合、安くなります。
たとえば、スマホゲームをよく一緒にしている友だちとファミレスで過ごすことが多い、というなら、ファミレスの食費がかかるだけです。

オタク友だちと秋葉原に行くことが多い、となると、そこでグッズなどを買えば散財しますが、お店を回るだけなら秋葉原まで行く交通費だけです。

交際費が多い人

サークルなどで飲み会が多い

乾杯交際費がかさみやすいのは、サークルなどの付き合いでよく飲み会にいく人です。
飲み会にいくと1回あたり3,000円以上はかかってきます。

週に1回飲み会に行くと、月で12,000円の出費になります。
年間で144,000円です。
無視できない額になってきます。

恋人がいる

また、既に少し触れましたが、最も交際費が高くなるのは、やはり彼氏彼女がいる人です。
恋人がいると、かなりお金がかかります。

一日デートをすると、昼はランチ、カフェで休憩、夜にはディナーです。
お散歩デートであればかかるのは以上のようなご飯代が主ですが、これが映画や遊園地、旅行となると変わってきます。

特にお互いが実家住みだと、どちらかの家に行って二人きりになる、というのが難しいです。
となると、やはり出先でネットカフェの個室やホテルのショートタイムなどを利用する必要があり、これも大きな出費になります。

一回のデートで1万円かかる、というのも珍しい話ではありません。

1週間に1回デートするとして、月に4万円です。
年間で48万円です。
恋人がいると、コストがかかります。

ファッション代で大学の費用は大きく変わる

服を選ぶ女性他に大学生が費用をかけやすいポイントに、ファッションがあります。
高校生までは制服があって、服にはあまりお金をかけてこなかった、という人が多いです。

しかし、大学に入ると制服はありません。
毎日私服で登校します。
制服だと毎日同じ恰好でもそれが普通です。
しかし、大学で同じ服を毎日来ていると、それしか持ってないのかな?と思われてしまいます。

このファッションについても、人によって大きくかける金額が変わってきます。

それこそファッションが好きな人は、男子でも女子でも多いときは月に10万円以上を使います。
逆に、ファッションにあまり興味がない人は、ユニクロやZARA、H&Mのようなファストファッションで済ませて、月のファッション代も平均して5,000円以下、ということがあります。

一般的に、お洒落好きな男子のほうが、女子に比べてファッション代がかさみます。
メンズはレディースに比べて高い服が多いためです。

このファッション代をいかに抑えることができるかが、実は大学時代の費用をどれくらい少なくできるかの大きなポイントになります。

浪人したら、もっと費用がかかる?

上記までは全て大学に通う際の費用として紹介してきましたが、万が一大学受験それ自体を浪人した場合も視野に入れて費用を考えなくてはなりません。
これについては以下の記事で詳しく解説していますので、併せてお読みになってみてください。

▼北海道の浪人の場合

▼全国の浪人の場合

札幌の塾なら大成会
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大学でかかる費用についてまとめ

今回は、大学の受験から入学、卒業にいたるまでにかかる費用についてみてきました。
一般に、国立のほうが私立に比べてトータル300万円ほど安くなります。

私立の場合、大学や学部によっても変わってきます。
慶應大学はそのイメージ通り、他の私大に比べて高い学費がかかります。

理系のほうが文系よりも費用がかかり、こと医学部や歯学部にいたっては桁違いの費用になります。

特に一人暮らしをしたり、友だちや恋人と遊ぶことが多かったり、ファッションが好きだったりすると、一気に費用が跳ね上がります。

この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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