中学受験は親子で準備!

中学受験は「親子が一致団結」して準備しよう【道内編】

中学受験とは、小学生が、大学進学に有利な私立中学校または私立中高一貫校などの難関入試に挑戦することです。

中学受験は小さな子供に大きなチャレンジをさせることになるので、高い教育効果が期待できます。

その一方で、大量の学習は子供のストレスになりますし、私立の学校は学費が高いので、保護者はお金を用意しなければなりません。

大きな困難を乗り越えて大きな成果を得る作業になるので、中学受験に臨むには、保護者と小学生自身の気持ちが一致していることが理想です。

両者が「将来、いい大学に入れたい」「将来、いい大学に入りたい」と思っていれば、中学受験という高くて厚い壁を乗り越えられるでしょう。

小学生が「将来、いい大学に入りたい」と思うことについて

勉強する子供多くの小学生は、大学の存在を知るどころか、教育制度を理解することも難しいでしょう。
それでもまれに、小学生でありながら「将来、いい大学に入りたい」という希望を持っている子供がいます。
しかしこれは保護者が言い聞かせてきた影響が強いのではないでしょうか。

小さな子供に「高偏差値大学は素晴らしい」という概念を植え付けることには賛否両論あると思いますが、この記事では「よいこと」として考察していきます。

高偏差値大学に入るには並々ならぬ努力が必要ですし、国数英理社すべての教科を満遍なく学ばなければなりません。

そして高偏差値大学を卒業すれば、社会で有利な地位に就くことができます。

社会で有利な地位に就くことができれば、重要な仕事や大きな仕事をすることができます。
それは社会をよくすることになり、自身のやりがいにもつながります。

中学受験を行うことのメリット・デメリットについては、以下の記事でも詳しくご紹介していますので合わせて読んでみてください。

保護者がこのような世界を小学生の子供に教え、勉強のモチベーションを高め、中学受験へと誘導することは、親子ともにメリットがあります。

ただ、保護者は「3つのバランス」を取る必要があるでしょう。

保護者は「3つのバランス」を考えて

子供に中学受験させる保護者が注意すべきことは、「お金について考える」「子供に強いることになる」「子供をいい大学に入れる意義を考える」3点です。

保護者は、この3つのバランスを取ることが重要です。

お金について考える

教育費まずお金ですが、中学受験は多くの場合、私立の中高一貫校を目指します。

公立の中学校や中高一貫校に入学するための中学受験もありますが、こちらは例外としておきます。

私立の中高一貫校の学費は、1年で「100万円プラスマイナス数十万円」ほどかかります。

つまり中学受験をするということは、高校を卒業するまでに総額1,000万円いくかいかないかくらいのお金が必要になる、ということです。

そして私立の中高一貫校に入れば当然大学を目指すので、その学費も考えておかなければなりません。

中学受験を考える保護者は、お金のことを考えてください。

例えば、子供が3人いて全員に中学受験をさせると、3,000万円は必要になります。
さらに、3人の子供全員に中学受験をさせるわけでなければ、兄弟姉妹の間に教育格差が生じてしまいます。

大きな金額の調達や使い道は、家庭内のトラブルになることもあるので、バランスを考える必要があります。

一方、公立中学は原則無料ですし、公立高校の学費も割安です。

そして北海道内の公立教育は、学費がほとんどかからないとはいえ、決して悪くありません。
また「公立教育+塾」のほうが、高偏差値大学入学に有利な場合もあります。

中学受験を考えている保護者は、「ずっと公立」のメリットも検討してみてください。

子供に強いることになる

仲良しな子供小学生は遊びたい盛りです。
そして小学校時代に思いっきり遊んだことは、一生の思い出になります。

中学受験には長時間の勉強が必要になるので、小学生の遊びの時間を奪うことになります。

もし、小学生の子供が心の底から「中学受験なんてしたくない」と言っているのであれば、保護者は中学受験をあきらめたほうがよいかもしれません。

無理矢理勉強させて私立の中高一貫校に入れても、勉強が嫌いになっては元も子もないからです。

中学受験への挑戦は、子供が「挑戦したい」と希望したときに限ったほうがよいかもしれません。

子供をいい大学に入れる意義を考える

保護者が小学生の子供に向かって「いい大学に入れるように頑張って勉強しなさい」とアドバイスすることはよいことだと思います。

ただそのとき、「なぜいい大学はよいのか」ということと、「なぜいい大学に入ることはよいことなのか」をしっかり伝える必要があるでしょう。

保護者がしっかり説明しないと、子供は「いい大学」の意義や「いい大学に入ること」の意義を勘違いしてしまうでしょう。

子供が、いい大学を出れば「人より優越的な地位を得られる、人よりお金持ちになれる、人をしたがわせることができる」と勘違いするようなったら、不幸です。

挑戦するイメージいい大学に入るのは、エリートになるためです。
いい大学とは、いいエリートを養成します。

エリートとは、大量の知識を持ち、厳しい経験を積んだ、日本のリーダーのことです。

エリートの仕事は、日本の経済を強くすることと、世界と日本に貢献することと、正義を貫くことと、弱い人を助けることです。

エリートには自己犠牲も必要です。
エリートとは、決して「リッチな生活」をするための職業ではありません。
それを勘違いして、エリートの座から転落した人の数は数千人ではきかないでしょう。

親は子供に、「素晴らしい人間になるために、いい大学のよい教育を受け、真のエリートになりなさい」と教えてあげられるとよいでしょう。

北海道内での中学受験

北海道内の中学受験は、東京に比べるとそれほど「熾烈」でも「過酷」でもありません。
しかし、次の中学校に入ることは、簡単にはいきません。

  • 立命館慶祥中学校
  • 北嶺中学校
  • 市立札幌開成中等教育学校
  • 北海道教育大学附属札幌中学校
  • 札幌日本大学中学校
  • 函館ラ・サール中学校

それぞれの学校の特徴と、これらの中学を卒業した人たちがどのような大学に進学しているのか紹介します。

立命館慶祥中学校の特徴

立命館慶祥中学校

立命館慶祥中学校は江別市にある中高一貫校で、男女共学です。
学費は年間約90万円ほどです。

立命館慶祥中学校の上の学校である立命館慶祥高等学校の2018年度の大学進学状況は次のとおりです。

道内の主な大学:北大17人(うち医学部1人)、札幌医大3人、旭川医大4人、帯広畜産大1

有力国立大学:東大5人(うち医学部1人)、京大4人、東北大6人、名古屋大1人、大阪大2

有力私大:慶応大7人、早稲田大6人、上智大14人、東京理科大6

そして学内進学ができる立命館大学は124人でした。

北嶺中学校の特徴

北嶺中学校

北嶺中学校は札幌市清田区にある、中高一貫校で男子校です。

学費な年約100万円ほどです。

北嶺中学校の上の北嶺高校を卒業した人の2019年度の大学進学状況は次のとおりです。

道内の主な大学: 北大32人(うち医学部11人)、札幌医大17人、旭川医大1人、小樽商大2人、北海道教育大1人、室蘭工大2

有力国立大学: 東大9人、京大1人、一橋大1人、東京工業大2人、東北大1人、大阪大1人、九州大2

有力私大:慶応大11人(うち医学部2人)、早稲田9人、上智大1人、東京理科大17

市立札幌開成中等教育学校の特徴

市立札幌開成中等教育学校

市立札幌開成中等教育学校は札幌市東区にあり、共学です。

学費は公立なので原則無料です。

市立札幌開成中等教育学校を卒業した人の2019年度の大学進学状況は次のとおりです。

道内の主な大学:北大9人、札幌医大2人、小樽商大9人、帯広畜産大2人、北見工大2

有力国立大学:京大1

有力私大:慶応大3人、早稲田大2人、東京理科大2

北海道教育大学附属札幌中学校の特徴

北海道教育大学附属札幌中学校

北海道教育大学附属札幌中学校は札幌市北区にあり、共学です。

学費は公立なので原則無料です。

北海道教育大学附属札幌中学校を卒業した人の大学進学に関する情報はありませんが、北大などの有力大学に何人もの卒業生を輩出しています。

札幌日本大学中学校の特徴

札幌日本大学高等学校

札幌日本大学中学校は北広島市にある中高一貫校で、共学です。

学費は年70万円ほどです。

札幌日本大学中学校の上の札幌日本大学高校を卒業した人の2019年度の大学進学状況は次のとおりです。

道内の主な大学:北大9人、札幌医大3人(うち1人は医学部以外)、旭川医大1人、北海道教育大10人、小樽商大6人、室蘭工大1人、北見工大3

有力国立大学:東京工大1人、お茶の水大1人、筑波大2

有力私大:慶応大1人、早稲田大3人、東京理科大5

日本大学には104人が入学しています。

函館ラ・サール中学校の特徴

函館ラ・サール中学校

函館ラ・サール中学校は函館市にある中高一貫校で、男子校です。

学費は年70万円ほどです。

函館ラ・サール中学校の上の函館ラ・サール高等学校を卒業した人の2019年度の大学進学状況は次のとおりです。

道内の主な大学:北大8人、旭川医大6人、小樽商大1人、帯広畜産大1人、北海道教育大3人、室蘭工大1

有力国立大学:東大1人、京大1人、一橋大1人、東京工大1人、東北大3

有力私大:慶応大5人、早稲田大10人、上智大3人、東京理科大6

高偏差値大学狙いなら「公立中→有力道立高」も検討を

私立中学を目指して中学受験に挑むことは高く評価できますが、その一方で高偏差値大学を狙うなら、無試験で最寄りの公立中学に入って、そこで塾に通って猛勉強をして、札幌南高や札幌北高や釧路湖陵高などの有力道立高校に入る方法もあります。

このルートなら、小学生への勉強プレッシャーを軽減できますし、すべて公立なので学費もかかりません。

例えば札幌南高は2019年度に、次の大学に生徒を輩出しています。

道内の主な大学:北大88人(うち医学部21人)、札幌医大22人(医学部のみ)、旭川医大9人(医学部のみ)、北海道教育大学2人、室蘭工大8人、小樽商大15

有力国立大学:東大19人、京大11人、一橋大5人、東京工大6人、東北大6人、大阪大20人、防衛医大2

有力私大:慶応大14人、早稲田大31人、上智大2人、東京理科大38

道内の有力私立高校を上回る実績を残しています。

ただもちろん「公立中→有力道立高」ルートは、厳しい高校受験を乗り越える必要があります。

高校受験を避けるために中学受験を受けることは、「苦労の先取り」と考えることができます。
どちらを選択するかは、小学生の子供の意見を聞きながら、保護者がしっかり方向性を示してあげる必要があるでしょう。

まとめ~ブランド志向は捨てましょう

中学受験は、高学歴取得の第一歩になります。
高学歴を獲得すると得られる「果実」が大きいので、ぜひ親子で強力なタッグを組み中学受験の壁を打ち破ってください。

しかし単なるブランド志向で中学受験に臨まないほうがよいでしょう。
「周囲のママ友やパパ友が中学受験に躍起になっているから」という理由で、自分もそれに流されるのはよい考えとはいえません。

深い考えも計画もなしに中学受験に取り組んでしまうと果実を得るどころか「泥沼」にはまってしまいます。

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