北海道で【中学受験】をするべきか?メリットとデメリット

中学受験のメリット・デメリット
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中学受験とは、小学生6年生が私立の中高一貫校などの入学試験に挑戦する受験のことです。
中学までは義務教育なので、地元の公立中学に入るのであれば、受験は必要ありません。なのになぜ、わざわざ中学受験を選ぶ子供と保護者がいるのでしょうか。

それは、「いい大学に近づける」「特別な教育が受けられる」という2大メリットがあるからです。
北海道内にも「小学生に受験勉強をさせてでも入れたい」と思わせる私立中高一貫校があります。

ただ中学受験は、小さな子供に受験という過度なプレッシャーを与えるデメリットもあります。
親子で「入りたい、入れさせたい」と気持ちを一致させてから挑戦するのが理想です。

中学受験とは?私立の中高一貫校とは?

普通、単に「受験」といえば、大学受験のことをいいます。
大学受験とは、高校3年生や浪人生が、大学入試に挑戦するために猛勉強することです。

なぜ高3生たちは、そこまで必死に勉強するのでしょうか。
それは「いい大学」に入りたいからです。

北海道内であれば、北海道大学、札幌医科大学、旭川医科大学が「3大いい大学」といえ、ここに入るには110時間以上の勉強が必要です。

中学受験も、大学受験と似た構図になっています。

シビアな世界

中学受験もかなりシビアな世界です。

「いい私立中高一貫校」に入りたい子供はたくさんいるので、私立中高一貫校側は入試をして入学させる子供を選考しなければなりません。

○×判定入試は、優秀な子供を合格させ、優秀でない子供を不合格にする仕組みです。

中学受験に失敗しても公立中学に行くことができるので、不合格になれば浪人するしかない大学受験ほどの厳しさはないかもしれません。

しかし大学受験に挑戦するのは「20歳に近い」子供ですが、中学受験に挑戦するのは「10歳に近い」子供ですので、そういった意味では大学受験よりはるかにシビアな一面もあります。

「受験の苦労の前倒し」という考え方もある

私立中高一貫校とは、中学の3年間と高校の3年間がドッキングした学校のことです。
私立中高一貫校に入ってしまえば、公立の中学3年生が受けなければならない高校受験をしなくて済みます。

3年後に高校受験で大変な思いをするくらいなら、今、中学受験で頑張ってしまったほうがよい」と考えることもできます。

そのため、小学生のうちから「塾」に通うお子さんも少なくありません。
勉強の楽しさ、正解する喜びを学ぶことで、その後の学校の授業でつまづくこと防げる上、勉強が苦ではなくなる傾向にあります。

このように「受験の苦労の前倒し」という考え方のほかにも、中学受験には様々なメリットがあるので確認していきましょう。

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中学受験のメリット

中学受験の最大のメリットは、「いい大学」に入るための最良の教育が受けられることでしょう。
そして私立中高一貫校では、エリートと呼ばれる人物になるための訓練を積むこともできます。

エリートになりたい・させたい人向け

ビジネスマンエリートと聞くと、国家公務員や大学教授や医者や弁護士や一流商社の社員や一流銀行の社員たちのことを思い浮かべると思いますが、その仕事に就いただけでは足りません。
エリートと呼ばれるには、国家のために尽くす姿勢が求められます。

国家のために尽くすとは、日本が世界から尊敬される存在になるように働くことです。

そしてエリートは、国民のリーダー的な存在にならなければなりません。
国民の幸せが最大化するように働くのがエリートです。

お金持ちになったり、高い地位に登りつめたりしても、エリートではない人はたくさんいます。

小学生でありながら、「将来エリートになりたい」と高い志を持っている子供は、中学受験で得られるメリットは大きいでしょう。

また、自分の子供をエリートにしたいと考えている保護者も、我が子を私立中高一貫校に入れるメリットを享受できるでしょう。

志しが高い同級生と先生がいる

教室ではなぜ私立中高一貫校に入ると、いい大学やエリートに近付くことができるのでしょうか。
それは私立中高一貫校には、「いい大学に入りたい、エリートになりたい」と思っている子供が多くいて、「いい大学に入学させてあげたい、エリートにさせたい」と思っている教師がたくさんいるからです。

もちろん、公立中学を出て、公立の進学高校を出て、北大や北大以上の大学を出てエリートになる人もたくさんいます。

しかしそのような人たちは、公立中学で相当苦労しているはずです。
なぜなら公立中学には、大学進学を考えていない子供や、勉強を放棄している子供もたくさんいるからです。

いい大学に入りたいと思っている子供にとっては、公立中学はよい環境とはいえないかもしれません。
「もっと勉強したい」と発言するだけで、仲間外れにされたり、最悪、いじめの対象になったりしてしまうかもしれません。

また公立中学の教師の多くは、生徒たちに、いい大学に入るメリットやエリートになる意義をあまり伝えません。
公立中学の教師が生徒に「いい大学に入るために頑張れ」などと言ってしまうと、「いい大学に入らないことを否定した」ととらえられてしまうからです。

公立中学は、勉強ができない子にもできる子にも、志しが低い子にも高い子にも、平等に同質の教育をしなければなりません。

勉強ができて志が高い子供は、公立中学の教育は物足りなく感じるかもしれません。

有名大学への入学が近づく

立命館大学は関西の有名私立大学で、高い学力がないと入学できません。
しかし江別市にある立命館慶祥中学校・高校に入れば、立命館大学に比較的容易に入ることができます。

また、函館市の函館ラ・サール中学校・高校や、札幌市清田区の北嶺中学校・高校などの私立中高一貫校では、中1の段階から、北大受験や東大受験、医学部受験を想定した学習カリキュラムを組んでいます。

3の学習範囲を高2までに終わらせて、高31年間は大学受験に専念させる私立中高一貫校もあります。

しかも私立中高一貫校の卒業生には、たくさんの有名大学合格者がいます。
私立中高一貫校の生徒たちは、そのような先輩の背中をみながら成長していくことができます。

私立中高一貫校では、先輩が後輩に勉強を教えることも普通に行われています。
それは受験テクニックの「伝承」であり、大学受験に有利に働くでしょう。

さて、ここまで中学受験のメリットを紹介してきましたが、これらはいわば中学受験の「」の部分です。

しかし中学受験には「」の部分もありますので、次にそれを紹介します。

中学受験のデメリット

中学受験の最大のデメリットは、小学生の小さな子供に過度なストレスと過度なエリート意識を与えてしまうことでしょう。

また中学受験とその後の私立中高一貫校入学には、多額のお金がかかります。
つまり裕福な家庭の子供でないと、中学受験は難しいということです。
これは単なるデメリットではなく「暗」といえるでしょう。

お金がかかる

お金のイメージ私立中高一貫校の学費は、年間50万~100万円ほどかかります。
中学の3年間だけでも計150万~300万円かかり、高校の3年間を合わせると6年で最大600万円にもなります。

公立中学の学費は無料ですし公立高校の学費は割安なので、私立中高一貫校にはお金持ちの子供しか行けません。

つまり学力や志だけでなく、お金でも子供たちを「わける」ことになってしまうのです。
子供もいずれ、そのことを知ることになるでしょう。

小学生が挫折を味わう

佇む女の子中学受験には、合格と不合格という厳然たる結果がともないます。
私立中高一貫校への入学が果たせなかった12歳の子供の挫折感は、一生の心の傷になってしまうかもしれません。

しかも普通の子供たちは喜んで公立中学に入るのに、中学受験に失敗した子供は嫌々公立中学に通うことになるかもしれません。

「私は(僕は)本来はここにいるはずじゃなかったのに」と毎日思いながらすごすのはつらいことです。
学校や友人になじむのに時間もかかるでしょう。

我が子に中学受験をさせる保護者は、不合格になったときの精神的なケアを考えておいたほうがいいでしょう。

公立中学の「荒波」にもまれない

公立中学には、勉強ができる子・できない子、スポーツが得意な子・苦手な子、面白い子・つまらない子、性格がよい子・意地悪な子、真面目な子・やんちゃな子、いじめっ子・いじめられっ子、お金持ちの子・そうでない子など、さまざまな子供がいます。
公立中学の世界は、大人の社会の縮図ともいえます。

公立中学の荒波にもまれることは、「世の中にはいろいろな人がいる」ことを知る貴重な人生経験でもあります。

私立中高一貫校に入ってしまうと、この経験ができません。

私立中高一貫校で得られる経験と、公立中学で得られる経験は、内容はまったく異なりますが「人生の質」としてはまったく同じです。

つまり私立中高一貫校の卒業生たちは、公立中学でのタフな経験をしていない人、ともいえるのです。

悪いエリート意識を持ってしまう

思い込み本物のエリートを目指すことはとてもよいことですが、悪いエリート意識を持つことはよくないことです。
私立中高一貫校の生徒のなかには、「自分は将来エリートになることを約束されている」と勘違いしてしまう子もいます。

その悪い意識が直されないままいい大学に入り、いい会社に入り、高い地位を得ると、社会にとって迷惑な存在になってしまうでしょう。

中学受験に挑戦する小学生は、合格すれば向こう6年にわたって特別な教育を受けることができます。
「特別な教育を受けるのは、社会貢献できる大人になるため」と覚えておいてください。

子供自身の意識よりも重要なのは、保護者の意識です。
「あなたは公立の学校に行っている子供とは違うんだよ」といった言い方は、悪いエリート意識をつくってしまうかもしれません。
公立中学に進学した子供と遊ばせない、といったこともしないほうがいいでしょう。

そうではなく、特別な教育を受ける以上、将来、社会貢献の形で恩返ししなければならないことを教えてあげてください。

質の高い勉強をするのは、困っている人や弱っている人を助けるためであり、困らなくて済む社会をつくるためであると諭してあげてください。

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まとめ~試練をいつ受けるか

中学受験は高校受験の前倒しと考えることができます。
大学入学も楽になることが多いので、大学受験の前倒しの要素もあります。

中学受験も高校受験も大学受験も、すべて大きな試練です。
試練を早めに受けるのが中学受験といえるでしょう。

私立中高一貫校での学校生活は、それを望む子供と保護者にとっては理想の環境でしょう。
試練を乗り越える価値は十分あります。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

「大成会 西18丁目教室」
教室長
日野浦 大河

2017年北海道教育大学卒、中学・高校の社会科教員免許保持。現在は2023年8月にオープンした「大成会 西18丁目教室」の教室長を勤める。家庭教師時代の経験から、成績の伸びを決める一番大きなものは生徒さん自身のやる気であると痛感し、そのやる気を刺激する方法を日々模索している。


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公開日:2019年10月9日 更新日:2024年2月28日  
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