【不登校】フリースクールで未来を!

【北海道の不登校の子】フリースクールで未来を切り拓け

小学校、中学校、高校に通うことが困難になったら、無理に通学するのではなく、フリースクールを頼ってみてください。

子供本人は、保護者に「フリースクールに通ってみたい」と言ってみましょう。
保護者は、子供に「フリースクールを見学してみたらどうだろうか」と提案してみてください。

子供には、家庭以外にもうひとつ、安全な居場所が必要です。
もちろん、学びも必要です。
その両方を兼ね備えているのがフリースクールです。

小学校と中学校であれば、フリースクールで学べば、学校を卒業できる場合があります。
大学進学もあきらめる必要はありません。

フリースクールに関する基本的な情報と、北海道のフリースクールを紹介します。

フリースクールにはさまざまなタイプがある

北海道情報を紹介する前に、そもそもフリースクールとはどのような学びの場なのか紹介します。

フリースクールはNPO法人や社団法人などの民間が運営することが一般的です。

また、フリースクールにはさまざまな種類やタイプがあります。
不登校になる理由は多種多様なので、フリースクール側がそれぞれに対応できるようにしているのです。

学校が合わない子供の居場所

佇む女の子不登校児童生徒とは、病気や経済的な理由を除き、何らかの要因や背景によって、小学校、中学校、高校に行けない状況にある子供のことです。

2015年度の文部科学省の調査では、全国に175,554人の不登校児童生徒がいることがわかりました。
内訳は小学生27,583人(16%)、中学生は98,408人(56%)、高校生は49,563人(28%)となっています。

学校は子供たちに、学科の知識以外に、

  1. 高い自己肯定感
  2. 自分自身で進路を考えられる力
  3. 社会的な自立を目指す思考

3つの能力を身につけさせなければなりません。

しかし不登校の子供たちには、学校教育の手法が合いません。

そこで、フリースクールが、学校教育とは異なるアプローチをして、子供たちに3つの能力と学科の知識を身につけさせるというわけです。

フリースクールは、学校が肌に合わない子供たちの居場所です。

発達障害の子を支援するところも

フリースクールのなかには、発達障害の子供たちをサポートするところもあります。

発達障害とは、次のような障害の総称です。

  • 自閉症・自閉スペクトラム障害(ASD):対人関係や情緒的関係に支障が出る。会話が苦手。
  • 注意欠陥・多動性障害(ADHD):注意散漫、集中力を維持することが困難。衝動的な言動を取る。
  • 学習障害(LD):聞く、話す、読む、書く、計算することが苦手。

フリースクールには種類がある

NPO法人フリースクール全国ネットワークによると、フリースクールには次のような種類があります。

  • 居場所タイプ
  • 学習支援タイプ
  • 家庭ベースタイプ

居場所タイプのフリースクールは、子供たちが安心して過ごせる場所を提供します。
症状が重い子供に適しています。

学習支援タイプは、学校以上の学科指導を行います。
不登校の子供たちのなかには「学校に復帰したい」「将来、社会で独立したい」と考えている子供もいます。
そのような子供たちは学習支援タイプを検討してみてください。

家庭ベースタイプのフリースクールは、担当者が子供の自宅を訪れて、時間を共有します。
フリースクールに行くことも困難な子供に対応します。

小学校、中学校を卒業できることがある

卒業民間が運営するフリースクールは、学校ではありません。
しかし、地元の小学校や中学校と連携しているフリースクールであれば、フリースクールに通うことで小中学校を卒業することができます。

文部科学省は、小中学校がフリースクール側から対象の子供がしっかり勉強したとの報告を受け、小中学校がそれを確認できたら出席扱いにすることを認めています(※)。
つまり、小中学校を卒業することができます。

子供の小中学校の卒業を希望する保護者は、フリースクールと小中学校との双方に、小中学校を卒業する条件を確認しておいたほうがいいでしょう。

※参考:http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1286947.htm

高校は通信制と組み合わせることで卒業できる

通信教育のイメージ不登校の高校生を受け入れているフリースクールもありますが、そのまま高校を卒業することは難しいでしょう。
高校は単位制を取っているので、単位を取得していない生徒を卒業させることができないからです。

そこで、高校を卒業したい・させたい場合は、通信制高校を運営している団体のフリースクールを利用してはいかがでしょうか。

フリースクールで心と体を慣らし、学習意欲がわいてきたら通信制高校に入学して勉強に取り組むのです。

通信制高校を卒業すれば「高卒」になります。

北海道のフリースクール

北海道内のフリースクールを紹介します。

フリースクール札幌自由が丘学園

フリースクール札幌自由が丘学園

フリースクール札幌自由が丘学園は、不登校や学校になじめない小中学生を支援しています。

通信制・単位制高校の札幌自由が丘学園三和高校を持つNPO法人フリースクール札幌自由が丘学園が運営しています。

札幌市東区にあります。

子供たちは学園に通い、午前中は教科の授業や個別指導を受けます。
午後は体育や芸術などを学びます。

校則はなく、服装も髪型も自由です。

次のような段取りを踏むことで、学園に通いながら小中学校を卒業することができます。

  • 子供は小中学校に籍を残す
  • 学園に通う
  • 子供と保護者の許可を得て、学園内での出席状況と学習状況を小中学校に報告する
  • 小中学校の校長が、卒業に必要な出席日数を確保していると認めれば卒業できる

フリースクール札幌自由が丘学園は、学習支援タイプのフリースクールといえるでしょう。

フリースクール札幌自由が丘学園
住所:北海道札幌市東区北8条東1丁目3−10

「星の教室」と「すきっぷ」

「星の教室」と「すきっぷ」

フリースクール「星の教室」と適応指導教室「すきっぷ」は、星槎大学や星槎国際高校などの学校法人国際学園のグループ団体が運営しています。

星の教室は札幌市北区に、すきっぷは厚別区にあります。

対象となるのは、4生から中3生までの不登校の子供たちです。
星の教室・すきっぷでも、小中学校を卒業できるようにしています。

植物と子供たち星の教室・すきっぷでは、子供たちに基礎学力を身につけさせることを目指しますが、それが難しい子供には、コミュニケーションの取り方や自分の感情のコントロールの仕方などの生活スキルを指導します。

子供を「創造性、共感性、コミュニケーション、問題解決、肯定感」の5つで評価しますが、その際、他者と比べるのではなく子供のよいところに注目します。

学校への復帰支援も行っていて、系列の星槎もみじ中学校(厚別区)への入試対策も行っています。

「星の教室」と「すきっぷ」
住所:フリースクール「星の教室」:札幌市北区北11条西4丁目2-3
住所:適応指導教室「すきっぷ」:札幌市厚別区もみじ台北5丁目12-1

国際高等学院・中学生フリースクール

国際高等学院・中学生フリースクール

埼玉県に本社がある株式会社エコールオルタナが、札幌市中央区で「国際高等学院・中学生フリースクール」を開設しています。

中学生を対象にしたフリースクールです。
中学校に在籍しながら通う点は他のフリースクールと同じで、中学を卒業し通信制高校に進学することを目指します。

国語、数学、英語の3教科をメーンにして、子供1人ひとりに合わせたカリキュラムをつくります。

例えば、毎日通うことが苦手な子供に対しては、最初は週1日通学から始め、徐々に毎日通学に移行していくことができます。

社会性を学ぶ特別支援教育にも力を入れています。

国際高等学院・中学生フリースクール
住所:北海道札幌市中央区北1条東1-4-1 サン経成ビル4階

大成会の不登校専門サポートコース

ポーズをとる女性学習塾の大成会は「フリースクール」とは名乗っていませんが、不登校の子供たちを対象にした「不登校専門サポートコース」を開設しています。

このコースでは、通常の学習に加えて進路相談やメンタル面のサポートを強化しています。

大成会の不登校専門サポートコースは、学校になじめなくても、高い学力を獲得して高偏差値大学を目指したい子供に向いています。

小学6年で不登校専門サポートコースに入った子供が、在籍している中学には定期テストのときしか通わず、ほとんどすべての教科を大成会で学習し、札幌市内の超進学高校に入学したこともあります。

まとめ~高卒認定試験を視野に入れよう

小学校、中学校、高校で不登校になっても、大学に行くことはできます。

大学にはフリースクールのようなサポートはありません。
そのため、大学に入っても大学に通わなければ卒業することはできません。

しかし大学には、小学校、中学校、高校で味わうようなストレスがあまりありません。
大学はいい意味で、学生に無関心です。
いじめはほぼないといってもいいですし、教授たちが学生の生活に干渉することもありません。

大学での唯一の苦労は、学問を究めることだけです。

不登校になっても純粋に勉強をしたい人や、高学歴を獲得したい人は、大学を目指すことをおすすめします。

大学入試に挑戦するには原則、高校を卒業しなければなりませんが、高校生用のフリースクールでは高校を卒業できません。

そこで、文部科学省が実施している高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)を検討してみてはいかがでしょうか。

高卒認定試験に合格すると、大学入試を受けることができます。

高卒の資格は取得できませんが、大学入試に合格して大学を卒業すれば大卒の資格を取ることができます。

就職先を含め、未来は確実に広がります。

不登校の子供や保護者は、小学校と中学校をフリースクールや大成会の不登校専門サポートコースを使って卒業し、高卒認定試験と大学入試に備える方法が存在することを覚えておいてください。

つらい思いをしながら無理に小学校、中学校、高校に復帰しなくても、未来を切り拓く方法はあります。

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