留学・ホームステイ 方法と意義

北海道の子供に『留学・ホームステイ』させる方法と意義

日本人は国際人になるのが下手な人、と思われています。
日本は島国で、経済大国で、安全と思われている国で、日本語は日本人にしか通用しないので、日本人の多くは海外に出る必要性を感じていませんし、旅行以外では海外に出たがりません。

そして北海道は日本のなかでも特に快適な地域なので、道民は一般的な日本人より「海外欲」や「国際化欲」が少ないようです。

しかしそれではいけません。

外国を知れば、人生の可能性が広がって豊かな人生を送ることができます。

道内の子供たちは、積極的に海外に出ましょう。
道内の保護者たちは、我が子に世界をみせてあげましょう。

留学とホームステイについて解説します。

留学とは、ホームステイとは

地図と家留学とホームステイはセットで考えましょう。

留学とは海外の学校で勉強する学習法です。

留学する人は学校に通うことになるので、一定期間同じ場所にとどまる必要があります。
それで、学校近くの家庭に住まわせてもらうホームステイが必要になります。

もちろんホテルに滞在しても留学する学校に通学できますが、お金がかかりますし外国人と触れ合う機会が減ってしまいます。

留学とホームステイについて、さらに詳しくみてみましょう。

いつ、どのように、どの国に留学するのか

留学はいつ実行してもいいのですが、高校生か大学生のときに行くのがよいのではないでしょうか。
中学生では英語のスキルが足りず、留学先で吸収できる量が限られてしまうかもしれません。
社会人になるとどうしても仕事に結びつけたくなるので、自由な学びができにくくなってしまいます。

道内の高校生であれば、北海道教育委員会が「高校生交換留学促進事業」を実施しているので、これに参加する形で留学することができます。

交換留学では、道内の高校と海外の高校が提携し、お互いに生徒を送り合います。

道内の大学生なら、通っている大学に交換留学制度があるかもしれません。
その制度を使えば、留学先で受けた講義の単位を、道内で通っている大学に認定してもらえます。

こうした制度を利用しない留学方法もあります。

留学の段取りをつけてくれる留学エージェント会社があり、そこに手数料を支払うことで留学先をみつけてくれます。

外国の国旗留学先としては、やはりアメリカが人気です。
世界一の経済大国で、世界有数の文化大国で、世界トップクラスの教育大国なので、多くのことを学ぶことができます。

また、日本で教えている英語はアメリカ英語なので「通じやすい」メリットもあります。

イギリスとドイツは、先進国であると同時に、国民性が日本と似ているといわれているのですごしやすいかもしれません。

カナダの一部とオーストラリアとニュージーランドは英語が通じるうえに、北海道と同じく自然が豊かなので「都会が苦手」という人には向いています。

尚、英語などの語学力を身に着けるための留学については、以下の記事で詳しく紹介しています。

アジアも検討してみてください。
特に中国は経済規模で日本を抜かし、さらに成長しています。
科学技術でも多くの分野で日本より勝っています。
アメリカの次に多く学べる国といえるでしょう。 

歴史的な経緯からなかなかうちとけることができない韓国も、留学先としては魅力的です。
日韓は隣国であり、ともに工業国であり、ともに輸出主体の国なので、本来は協力し合うべきです。
韓国留学で、日韓関係を考えることはとても意義深いことです。 

ASEAN(ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)は親日国が多いので、すごしやすいでしょう。
またいわゆる「アジア英語」は、日本人にはアメリカ英語やイギリス英語より聞き取りやすいので、コミュニケーションが取りやすいというメリットがあります。

「人が経験しないことを学びたい」という人には、インドやアフリカがいいかもしれません。
インドはIT先進国なので、将来コンピュータやインターネット関連の仕事に就きたい方は、実りの多い留学になるでしょう。

アフリカでは民族、自然、経済発展、社会格差、国際援助などを学ぶことができます。

ホームステイ先はどのように探すのか

家のイメージ留学先が決まったら、ホームステイ先を探すことになります。

ホームステイ先は留学エージェント会社に探してもらったほうがいいでしょう。
もしくは、知り合いに同じ留学先に留学した人がいて、ホームステイ先に問題がなければ同じところにお世話になってもいいでしょう。

ホームステイは、外国人の、しかも他人の家に住むことになるので、事前にその家の情報を可能な限り詳しく集めておいてください。
質の悪いホームステイ先だと、商売感覚で日本人留学生を受け入れているところもあります。
まともな食事を出さなかったり、ほとんど放置状態だったり、といったトラブルが起きています。

ホームステイ先を留学エージェント会社に見つけてもらう場合、現地でホームステイ先を変更できるかどか確認しておいてください。

ホームステイ先の家族と相性が合わないのに住み続けなければならないと、大きなストレスになって勉強に集中できなくなります。

だからといって、ホームステイ先はホテルではないので、過度な期待はしてはいけません。
お金を払っていたとしても「住まわせていただく」気持ちは忘れないでください。 

留学&ホームステイの費用

留学とホームステイの費用は、国や留学先の授業料、エージェントの手数料よってかなり違ってきます。

一応の目安は、留学とホームステイの費用の合計で、3カ月で「100万円±数十万円」となります。

大学の交換留学の場合、奨学金とセットになっていることがあります。
留学先の授業料も免除されることもあります。
ただ、これだけの好条件を獲得するには、高成績が求められます。
大学を代表して送り出すことになるので、大学はそれなりの人物を選ぶわけです。

詳しくは以下の記事でもご紹介しています。合わせて読んでみてください。

海外を知る意義

道内の生徒と学生に、留学&ホームステイを強くおすすめします。
それは海外を知ることができるからです。
海外旅行ではできない経験をすることができます。 

これは海外旅行では体験できない

外国人の友人たち留学先での最も大きな収穫は、外国人の思考を理解することです。
外国人は日本人とまったく異なる考え方をします。 

日本人には「いいけど嫌だ」「嫌だけどいい」という考え方は違和感がないと思いますが、アメリカ人も中国人もYESYESNONOと考えます。

日本人の多くは「言わなくてもわかってくれる」と信じていますし、実際言わなくても通じることがあります。
しかし外国では、発言しないことはゼロとみなされます。
言わないということは、したくない、みたくない、行きたくないという意味なのです。

日本では空気を読むことが求められ、空気を読むことが美徳とされています。
しかし海外では、空気を読む人は単に流されている人とみなされます。

自分を人に合わせることは、日本では優しさであり配慮であり賢い振る舞いとみなされますが、外国では自己否定であり情けないことであり無知の表明とみなされます。

日本人は人と違うことをして笑われることを恐れますが、外国人は人と同じことをして低い評価を得るくらいなら、オリジナリティを発揮しようとします。

日本人の異質さは、海外ではとても有名です。
留学で外国人と濃密に接触すれば、そのことを嫌というほど知らされるでしょう。

そこから海外を知ることが始まります。

例えば、アメリカ人の学生がイギリスに留学すれば、イギリスの学問を身につけることができます。
それは、アメリカ人の学生は海外もイギリスも知っているからです。
なぜならアメリカには多くのイギリス人やイギリス出身者の子供がいるからです。
移民国家のアメリカは、「海外」が日常生活にあふれています。

しかし日本人の生徒や学生が初めての海外でイギリス留学をしたら、まず海外というものとイギリスというものを学ばなければなりません。
それは大変な作業です。
イギリスの学問を身につけられないまま留学が終わってしまうかもしれません。

しかしそれこそが留学の収穫です。

こうした体験は、旅行では得られません。
海外旅行では観光スポットや景勝地に行くことに時間を取られるので、外国人の思考を把握する余裕はありません。

そして観光地で日本人を待ち受ける外国人は、日本人に気に入られようとします。
それは「本物の外国人の姿」ではありません。
したがって観光地の外国人からは、外国人のリアルな思考を学ぶことは難しいでしょう。

ホストファミリーはもうひとつの家族になる

ホームステイ先の家族のことをホストファミリーといいます。
留学経験者のなかには、ホストファミリーをもうひとつの家族と考え、留学から10年以上経過しても連絡を取り合う人もいます。

外国の人と深いコミュニケーションが取れたとき、強い快感と達成感が得られるでしょう。
ホームステイはそれを可能にします。

そして良質なホストファミリーは、自分たちも留学生と深く理解したいと考えています。

人種と国と言語の違いを超えた理解は、人の知的活動のなかでも特別なものです。

危険はある、日本に居る感覚を捨てよう

ピストル1992年に、アメリカのバトンルージュという街で16歳だった男性日本人留学生が射殺される事件が起きました。
男性は高校の交換留学でアメリカに渡り、大学教授の家にホームステイしていました。

その日はハロウィンパーティで、ある民家を尋ねてトリック・オア・トリート(お菓子をもらうこと)を要求したところ、民家の住人は拳銃を持ちだし男性に発砲しました。
男性は出血多量で死亡しました。

アメリカは銃社会であると同時に、アジア人を蔑視している人も少なくありません。

アメリカだけでなく、海外は危険が多く潜んでいます。
留学する前に、トラブルをどう避けるかを考え、トラブルに遭ったら被害を最小限に抑える方法も考えておく必要があります。

北海道では、3回財布を落として3回とも無事に戻ってきたり、ヒッチハイクで乗せてくれた運転手がお小遣いをくれたりといった、ハートウォーミングで平和なエピソードに事欠きません。

しかし海外ではそうはいきません。
留学するときは、残念ながら「最大の警戒」が必要になります。 

まとめ~「先に日本を知るべき」は意味がない?

若者が留学をしたいと言うと、「外国を知る前に日本を学ぶべきだ」という大人がいますが、その説教はあまり意味がないでしょう。
外国と日本は、まったく異なる学習対象です。
「外国を知る前に日本を学べ」というのは、ニンジンを食べずにトマトを食べろといっているようなものです。

生徒や学生は、両方とも食べましょう。

そして留学すればきっと「日本をもっと知らなきゃ!」と思えるはずです。

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