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大学生の家庭教師とプロフェッショナルの家庭教師は何が違うのか?

大学生の家庭教師とプロフェッショナルの家庭教師は何が違うのか?

お子さんにとって、どんな家庭教師がよいかを考えるにあたり、2つの選択肢があります。
それは「学生の家庭教師」「プロの家庭教師」です。

便宜上「学生」としますが多くは大学生です。学生の家庭教師は大学受験を最近終えたばかりの学生さんで、お子さんとしては親近感が湧きます
一方、プロの家庭教師は指導経験が豊富で、安定感や信頼感があります

学生の家庭教師とプロの家庭教師、果たしてどちらを選ぶのが良いのでしょうか?

この記事では、学生の家庭教師とプロの家庭教師の違いや、それぞれどのような特徴があるのかについて解説します。

家庭教師の「プロフェッショナル」とは?

まず、「学生の家庭教師」と「プロの家庭教師」という区分けは若干分かりづらいかもしれません。

「学生」と「プロ」は直接の対義語ではなく、「学生」の対義語は「社会人」、「プロ(プロフェッショナル)」の対義語は「アマ(アマチュア)」だからです。
また、何をもってプロとするかもそれほど明確ではありません。

”プロフェッショナル”といえば放映開始以来、今も人気が続く『プロフェッショナル 仕事の流儀』という有名な長寿番組が思い浮かびます。
番組ではさまざまな分野を代表する一流の人物が出演し、ラストで必ず「プロフェッショナルとは何か?」というお決まりの質問に答えます。

野球のイチロー元選手は「圧倒的な結果を残す」、中学校教師の鹿嶋真弓さんは「情熱と技」、受験漫画『ドラゴン桜』のモデルとなった英語講師の竹岡広信さんは「失敗を重ねてもつなげていく」、スタジオジブリの宮崎駿監督は「半分素人の方がいい」と答えています。

興味深いことに答えは一様ではなく、人によって千差万別です。プロの定義はそれくらい曖昧なのかもしれません。

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「学生の家庭教師」と「プロの家庭教師」の定義

結果を残し、情熱的で、改善を重ねるのが「プロの家庭教師」。とはいえ、学生の家庭教師でも情熱があり、とても有能で教育熱心な方はいます。
指導にかなりの時間を捧げ、生活が成り立つくらいお金をもらっていれば立派なプロといえます。実際にそういう方は少なくありません。

よって、ここでは以下のように定義します。

「学生の家庭教師」とは、本業である学業・調査・研究の傍らで、通常のアルバイトとして家庭教師をしている大学生・大学院生を指します。

「プロの家庭教師」とは、社会人の家庭教師という意味合いです。ここでいう「プロ」とは社員として講師になっている方という意味です。

このように定義すると、両者の違いは歴然です。

「学生の家庭教師」は定義上、1年~4年、最長でも10年程度しか家庭教師の経験はありません。
学業や調査研究の傍らで家庭教師を行うため、指導時間はせいぜい週1~3回、日に1~4時間程度です。
休日は詰め込めるにしても、課題やレポートの提出など他にも義務があるため、時間は限られています。

一方、「プロの家庭教師」は最低でも数年間の指導経験を有し、ベテランも多く、その経験年数は5~40年長と指導歴に限りはありません。
「学生の家庭教師」と違ってプロ意識は高く、必然的に年齢も重ねています。
また全員ではないにせよ、ほとんどの方が学生時代に「家庭教師」や「塾講師」としての経験があり、そこからスタートしている方が多いです。

つまり、大半の「プロの家庭教師」は「学生の家庭教師」としての指導歴をもったうえで、さらに経験を重ねた方だといえるでしょう。

家庭教師は相性も重要

もちろん、だからといって一概に「プロの家庭教師」>「学生の家庭教師」と決まったわけではありません。
学生と社会人の区分はあくまで便宜的なものであり、家庭教師の指導能力は経験年数だけで決まるわけではないからです。

指導能力はそもそも教師ごとの個人差が大きく、必ずしも学生であれば指導能力が低く、プロは指導能力が高いとは限りません。
大人数の生徒さんを相手にする塾講師と違い、家庭教師はお子さんとのマンツーマンの相性も大きいからです。

あくまで、学生の家庭教師よりプロの家庭教師の方が「指導力が高い傾向がある」とご理解頂ければと思います。

学生の家庭教師とプロの家庭教師、それぞれのメリット・デメリット

では「学生の家庭教師」と「プロの家庭教師」を比べると、どちらがどのように優れているのでしょうか?
両者の違いを掘り下げるべく、それぞれのメリット・デメリットを順にみていきましょう。

①学生の家庭教師のメリット

なんといっても、指導する学生の方がお子さんと年齢が近いことは大きなアドバンテージになります。
指導が首尾よく運ぶには、第一に教師の言うことを素直に聞いてもらう必要があります。
そのためにはお子さんと講師の心理的距離感が近づき、親しくなることが大前提です。

親しくなるには、見た目や性格的な相性を別にして、共通の話題があると話が弾みます。
年齢が近ければ近いほど、学校や興味のある話題、観ているテレビやネットの番組やドラマ、SNS、知っている流行や流行語が一致するため、話題に困ることはありません。

雑談を通じて心の距離がぐっと近づき、ある種、友人のような関係性が築ければ、「なかなか言うことを聞いてくれない…」と困ることはないでしょう。

お子さんの進路選択の際もベテランの教師が思いもつかないような、最近の状況や目線にもとづいた有益なアドバイスをくれるかもしれません。

②学生の家庭教師のデメリット

すでに述べたとおり、学生の家庭教師の特徴は経験年数が短いことがデメリットです。
経験の不足が唯一にして、最大の問題です。
経験が少ないと、指導の仕方に自信がもてません。
本当にこのやり方で良いのか、問い詰められてもその判断には迷いがつきものです。

また、試行錯誤の回数が少ないため、選択肢も少なく、困ったときの施策が画一的・保守的になりがちです。
はたまた、やったことのない施策をむやみに試し、トリッキーな指導を重ねる場合もあります。

とりわけお子さんにとって最も重要な進路選択の段になると、決断のリスクが大きいだけに踏み込んだアドバイスがなかなかできず、見方が往々にして近視眼的になりがちです。

よって、こうした「学生の家庭教師」のデメリットを理解したうえで、周囲がいかにサポートできるかが大事です。

③社会人(プロ)の家庭教師のメリット

授業の進め方、各教科のポイント、得意教科の伸ばし方、苦手教科の対策、応用問題を解くコツ、長期的なスケジューリングなど、どれをとっても学習指導術がしっかりしています。
休憩や雑談のタイミングや課題の出し方など、細かな点もひととおり知り尽くしています。

社会人(プロ)の家庭教師の長所は、熟達した指導テクニックもさることながら、指導姿勢や佇まいが落ち着いていることです。
長年の人生経験や指導経験で形成された落ち着きや冷静さは、安心感と厚い信頼につながり、盤石な指導体制の土台になります。

お子さんの個性は十人十色で最適な指導法はまちまちですが、成績優秀なお子さんからおしゃべり好きのお子さん、勉強嫌いのお子さんまでいかなる生徒にも対応できます。

とりわけ受験時期など進路選択をしなければならない場面では、豊富なキャリアと経験は圧倒的にモノを言います。
定まってブレない進路選択こそが受験指導の礎となり、効率的な学習指導につながります。

④社会人(プロ)の家庭教師のデメリット

社会人(プロ)の家庭教師はお子さんと年齢が離れているケースが多く、最近の話題や学校の話題、流行などに弱いのがデメリットです。
お子さんの性格にもよりますが、共通の話題がなく人として親しくなれないと、いまいち人間性がつかめず、学習に力が入らない場合があります。
指導能力の問題ではなく、信頼感の欠如が原因です。

これがいわゆる”相性”の問題ですが、年端もいかないお子さんが気に入らなければどうしようもなく、かといって外見や人間性を変えることは難しいものです。
どうしてもソリが合わないようなら、別の講師に替えてもらうのがお互いのためでしょう。

また、ベテランほど経験に頼った確率論で物事を語るため、進路選択のアドバイスが保守的・定型的になりがちです。
一発狙いのホームランではなく、失敗の少ない安定したヒットを好むようになるからです。

平均的で一般的なお子さんであればまだしも、非常に優れた能力があったり、個性に溢れていたり、少々変わった性格であったりするお子さんの場合は問題になり得ます。
こうした非典型的なケースは母数が少なく、必ずしも妥当に見えるアドバイスが当てはまらないため、経験がむしろ邪魔をするからです。

わかりやすい例は、お子さんやご家庭が「海外の大学に進学したい」というようなケースです。
近年こうしたケースは顕著に増えていますが、ベテランの家庭教師ほど戸惑いや難色を示すかもしれません。
なぜなら、その講師にとっては国内の国立大学や有名私立大学など、進学ノウハウを熟知している方が都合がよいからです。
自分の指導経験が活かせず、経験も情報も乏しい「海外大学進学」の選択肢は調べる手間やコストがかかるため、自信をもって後押ししづらいのです。

後で「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないよう、お子さんの意思を十分尊重したうえで進路選択の話し合いに臨みましょう。

学生の家庭教師とプロの家庭教師の費用の違い

ここまで、学生の家庭教師と社会人(プロ)の家庭教師それぞれのメリット・デメリットをお伝えしました。
そのうえで気になるのは、両者の費用の違いです。
授業料(月額)の相場でみると、それぞれ以下のようになります。
※インターネット上で見つかる家庭教師サービスを調査した凡その相場です

小学生の場合

学生の家庭教師 12,000~16,000円
社会人(プロ)の家庭教師 16,000~40,000円

小学生(受験生)の場合

学生の家庭教師 16,000~24,000円
社会人(プロ)の家庭教師 24,000~80,000円

小学生の場合、社会人(プロ)の家庭教師の方が学生の家庭教師より1.5~3.5倍高くなります。

中学生の場合

学生の家庭教師 12,000~16,000円
社会人(プロ)の家庭教師 16,000~48,000円

中学生(受験生)の場合

学生の家庭教師 16,000~24,000円
社会人(プロ)の家庭教師 20,000~80,000円

中学生の場合、社会人(プロ)の家庭教師の方が学生の家庭教師より1.5~3倍高くなります

高校生の場合

学生の家庭教師 12,000~16,000円
社会人(プロ)の家庭教師 24,000~56,000円

高校生(受験生)の場合

学生の家庭教師 16,000~24,000円
社会人(プロ)の家庭教師 40,000~80,000円

高校生の場合、社会人(プロ)の家庭教師の方が学生の家庭教師より2~3.5倍高くなります

このように、授業料はどの学年でも「社会人(プロ)の家庭教師」の方が「学生の家庭教師」より約2~3倍高くなると見込まれます。

学生の家庭教師とプロの家庭教師、どちらが良い?

いわゆる名門校や有名校を目指すプランの場合、キャリアと実績に裏打ちされた「プロの家庭教師」は強みを発揮します。
そのアドバンテージを裏付けるかのように、費用面でも「学生の家庭教師」が月額1-3万円なのに対し、「プロの家庭教師」が月額2-8万円と高めの相場になっています。

対照的に、革新的な思考はいつの時代も若者の特権です。
すなわち、お子さんが設立されたばかりの大学や、海外大学への進学を志望するような場合は話は別です。
最新情報が入手しやすい環境にいる「学生の家庭教師」が情報戦や柔軟性で勝り、「プロの家庭教師」の受験戦略を上回る可能性も考えられます。

人格形成にも寄与する家庭教師

ところで、学習塾と学校の先生の違いはどこにあるでしょうか?
一般的に塾の先生は、生徒の学力向上が成果として求められるのに対し、学校の先生は学力向上に加え、人格形成にも重きがおかれ、人としての健全な成長の指導・促進も要求されます。

家庭教師はこの両者の中間に位置します。
塾の先生同様に学力向上が求められる一方、学校の先生同様、あるいはそれ以上に生徒の人格や内面に影響を与えうる存在です。

より正確に言うと、ハイレベルな志望校を目指し、高い学力を定着させるためには、お子さんに膨大な量の良質で難解な課題をコンスタントにこなさせる必要があります。
すると必然的に、自発性・素直さ・謙虚さ・客観性・耐久力といったさまざまな精神性を身につけさせることが求められます。

家庭教師ならではのマンツーマン指導の強み

学校や塾の先生は大人数を指導する制約上、どうしても一人のお子さんだけをみることはできません。
生徒ひとりひとりの個性が違うことを十分理解しているからこそ、指導のアドバイスは誰にでも当てはまる最大公約数的なものになりがちです。
非常に指導熱心で良い先生方もおられますが、多くの場合、お子さん特有の長所・短所にフォーカスできず解像度が下がり、最適な指導ができないのが実情です。

その点、家庭教師を指導者としてみると、学校や塾の先生とは違った長所があります。
定期的にマンツーマン指導が行える家庭教師は、隠された長所や重大な問題など、お子さんの特性をいち早く見つけ出せる優れた”発見器”でもあります。
殊に「プロの家庭教師」であればその豊富な経験から、親御さん以上の観察力や洞察力をもってお子さんの資質や適性を見抜けるかもしれません。

これは、お子さんとより身近な距離でコミュニケーションをとれる家庭教師ならではの強みといえます。

近年変化する大学入試制度

近年、指導要領が大幅に改訂されて大学入試内容が大きく更新され、日本の教育方針はここにきて根本的な変革を迫られています。
センター試験は廃止となり、大学入学共通テストが導入され、英語では民間試験の導入が検討されています。
具体的な内容としては、従来の「一問一答型」ではなく、記述式中心の設問に変化しています。

実力重視となり、全体的な戦略や各教科における効率的な試験対策が様変わりする一方で、充実した基礎力の重要性は依然として変わりません。

学生であれプロであれ、こうした変化に対応できる家庭教師であることが条件のひとつになります。

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歴史上の人物と家庭教師

「家庭教師」という響きはなんだか現代的に思えますが、実は古代からある職業のひとつです。
昔の皇族や貴族は優れた人物を家庭教師に据えるのが通例であり、家庭教師はきわめて由緒正しい職業でした。
よく知られる歴史上の偉人たちも家庭教師の教えを受けています。

紀元前、古代マケドニアを率いたアレキサンダー大王の家庭教師は、かの有名な哲学者アリストテレスでした。哲学の父・ソクラテスから弟子プラトンへの教えはアリストテレスでさらに発展した後、政治の世界に引き継がれました。
古代ギリシャの知は家庭教師を通じてヘレニズム文化に継承されたわけです。

家庭教師を自ら務めた偉人もいます。
『社会契約論』で知られるフランスの思想家ルソーは若い頃、知人の子どもの家庭教師を務めました。この頃の経験は後の著作『エミール』で語られる自由な教育の原型となり、個別指導の重要性を説いています。また、クラシック音楽の作曲家ベートーヴェンやショパンも作曲の傍ら、貴族の家庭教師をこなしています。

近代では三重苦のヘレン・ケラーが家庭教師サリバンに教えを授かり、生き方のうえで大きな影響を受けました。サリバンが施した難解な教育はヘレンを立派な人物に成長するよう導きました。

これらの史実のとおり、家庭教師はときとしてお子さんの学力向上や健全な成長を促すだけでなく、秘められた素質を伸ばすうえで大きな役割を果たします。
指導能力や人格はきわめて大事であり、その意味で先導する力に長けた「プロの家庭教師」はプラスになり得ます。
可能な限り、お子さんにふさわしい家庭教師の方を探すことに力を注ぎましょう。

まとめ

学生の家庭教師とプロの家庭教師は両者にはそれぞれ長短があり、相性もあるため一概に言えない部分もありますが、キャリアと実績に裏打ちされた「プロの家庭教師」は経験と指導力において優れているといえます。鋭い洞察でお子さんの特性を見抜き、先導する役割に長けた家庭教師がいかに得難い存在であるかは、過去の歴史も証明しています。それを裏付けるように、授業料の相場はどの学年でも「プロの家庭教師」が「学生の家庭教師」を約2~3倍上回っています。

「亀の甲より年の功」という諺が示す通り、名門校や有名校を目指すような保守的な受験制度の枠組みのうえでは、経験がモノを言う部分が大きいものです。逆に言えば、お子さんが非典型的な進路や、進歩的なキャリア設計を望む場合、その限りではありません。

翻って近年、大学入試が更新され、日本の教育方針は根本的な変革を迫られています。実力重視となり、戦略や試験対策が様変わりする一方、充実した基礎力の重要性は依然として変わりません。学生の家庭教師とプロの家庭教師のいずれにせよ、この変化の本質を理解していることが大切です。柔軟性は個人の資質であり、経験とはほぼ無関係だからです。

時代の変化に即応できる家庭教師は将来お子さんが未知の状況に立ち向かい、臨機応変に対応する柔軟性を育んでくれることでしょう。

公開日:2022年11月11日