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家庭教師・塾でも成績が上がらない!?その理由と対策はコレ!

家庭教師でも成績が上がらない!?その理由と対策はコレ!

家庭教師をつけても塾に通っても成績が上がらないとしたら、さまざまな原因が考えられます。
今回のコラムでは、そうした原因を紹介した上でどうすれば良いのかといった対応策について紹介します。

家庭教師が向いているタイプの生徒さんは?

はじめに、家庭教師に向いているのはどのような生徒さんなのでしょうか。

一概に全ての生徒さんが当てはまるとは言えませんが、学校の成績が良く、さらなるステップアップを目的に据えて塾や家庭教師に取り組める生徒さんは家庭教師が向いています。

そもそもこのような生徒さんは、家庭教師でも塾でも学習を始めればほとんど必ずといっていいほど成績アップできる可能性は高いでしょう。なぜなら、このようなタイプの生徒さんはすでに家庭学習の習慣がついているケースが多く、塾や家庭教師の授業や指導を上手に活用できるからです。生徒さん自身に「志望の学校に行きたい」「この資格を取りたい」のような明確なモチベーションがあると、自然と勉強する意欲が高まります。こうした生徒さんは、日々の課題などを地道にこなすための動機づけができているので、成績はおのずと上がりやすくなるでしょう。

また、自宅でもある程度自主的に学習する習慣があるにもかかわらず、勉強の仕方やコツがいまいちわからないという生徒さんの場合も家庭教師が向いています。家庭教師の指導を受けることで、どのように学習を進めたら良いかといった方法を学ことができるからです。家庭教師から課題を具体的に提示してもらえることで、勉強のパターンが明確になり、成績が上がる可能性が高いといえます。

他にも、毎日部活や習い事が忙しく、塾に通う時間がないという生徒さんも、家庭教師はピッタリです。忙しい生徒さんのスケジュールに合わせた日程調整が可能なので、生徒さんに応じたペースで学習を進めることができます。

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家庭教師でも成績が上がらない理由と対策

それでは家庭教師をつけて勉強することに向いていても、なかなか成績が上がらなくて困っているといった生徒さんの場合はどうすれば良いのでしょうか。

そんな生徒さんのために、次は家庭教師で成績が上がらないケースとして、考えられる原因と対策について紹介しましょう。

家庭教師で成績が上がらないケース~①学習に集中できるスペースがない

例えば、生徒さんの個室がない、兄弟と共有スペースで勉強していて部屋の中が騒がしい、自宅周辺の環境がにぎやかである、といったように、勉強に集中できる環境にないことが原因というケースもあります。

そのような場合は、できるだけ早く静かで学習に集中できる空間を用意してあげましょう。

家庭教師で成績が上がらないケース~②家庭教師との相性が良くない

生徒さんと家庭教師の相性によっても、成績の伸びが大きく変わってきます。生徒さんと家庭教師との人間としての相性はもちろんですが、家庭教師の得意分野や、授業の進め方などの指導の質によっても生徒さんの成績は影響します。

あってはならないことですが、家庭教師によってはやる気や熱意がないということもあり、生徒さんと雑談ばかりで肝心の学習指導をしていない場合もあるかもしれません。保護者としては家庭教師が来ている間は勉強に集中してほしいと、家庭教師が生徒さんを指導している部屋には入らないようにするものです。すると、その空間では家庭教師と生徒さんだけの空間となり、いくら雑談をしても保護者は気がつかないといった状況になってしまいます。

大学生のアルバイトの家庭教師など、若い教師の場合にこうしたことが起こりやすいようです。生徒さんとの歳も近く話が合うため、勉強をするよりも雑談をしてついつい時間が過ぎてしまったりすることもあります。もちろん悪意を持ってサボろうとする家庭教師ばかりではなく、きちんとした学生の家庭教師もいますが、雑談ばかりで勉強の時間が短いとなると、当然成績も伸びません。

もしも保護者の方が自宅にいるようなら、少しやりにくいかもしれませんが、部屋の前に行き、時折きちんと勉強しているか確認してみると良いでしょう。

家庭教師で成績が上がらないケース~③苦手分野を避けている

家庭教師自身が生徒さんの苦手分野を教えることを避けている場合も、成績は上がらないでしょう。家庭教師も生徒さんの苦手分野がよく理解していない分野の場合は、教師自身が教えにくく感じていることがあります。それだけでなく、生徒さんにどれだけわかりやすく教えても、何度教えても、理解してもらえない時には、教師の方も投げたしたい気持ちになってしまうかもしれません。その場合でも、根気強く取り組んでくれる家庭教師であれば良いのですが、苦手分野を避けて得意分野を教えることに逃げてしまう教師もおり、そのような場合は、当たり前ですが生徒さんの成績は上がりません。

苦手分野があるのならば、今ここで克服しないと、今後学習が進んだ時に必ずつまずいてしまうものです。一時はごまかせても、必ずどこかでまた同じような苦手分野に出会うことになるので、できるだけ早いうちに苦手を克服しておかなければなりません。

責任感がある家庭教師であれば、決して生徒さんの苦手分野から逃げたりはしません。より易しい問題でチャレンジできるよう指導したり、家庭で取り組む宿題を増やしたりと、なんらかの工夫をしてくれるはずです。

家庭教師で成績が上がらないケース~④自分の意志で学習を始めていない

本人が「なんとなく」家庭教師を始めたなど、勉強の目的や目標が明確でない場合、どうしてもやる気が起こらないケースも多いようです。特に多いのが、自分の意志ではなく保護者に言われて、ただやらされているというケースです。

家庭教師の指導を受けている高校生は、成績が振るわなくても本人が意欲的に勉強に取り組んでいる場合が多いので、そこまでの心配はありませんが、特に小中学生は注意が必要です。

家庭教師の指導を受けている小中学生のなかには、自分ではなく親の意志で仕方なくやらされていると感じている生徒さんが多くいます。本人にあまりやる気がないけれど、任せきりにしても成績が良くならないため、保護者が強制的に家庭教師をお願いするというケースです。

けれどもそうした生徒さんは、そもそも勉強に対してのやる気が低いので、強制的に家庭教師の指導を受けることになった訳です。もちろん、モチベーションも低く、どんなに素晴らしい家庭教師に指導を受けたとしても、なかなか成績アップには結びつきにくいと言えます。

勉強に取り組むきっかけとして家庭教師を頼む事は悪いことではなく、むしろ重要なことかもしれないですが、 始める際には、生徒さんの目的や理由を明確にしおくことが何よりも大切です。

自ら意欲をもって家庭教師の指導や授業を受けること、家庭教師の指導を受ける理由をはっきりとさせること、そしてどのような成果を目指しているのかという目的意識を明確に持つ事が重要です。

保護者も、やみくもに家庭教師の指導を受けさせるのではなく、初めに生徒さんと話し合い、しっかりと家庭教師の指導を受ける理由や気持ちの確認を行いましょう。

家庭教師で成績が上がらないケース~⑤家庭学習の習慣がない

このケースで特に多いのが、学校の成績があまり良くない生徒さんで、授業の内容の理解と定期テストの点数アップ、成績を上げたいと家庭教師をスタートさせるという場合です。

家庭教師の指導を受ける際にも、そもそも家庭学習の習慣がついていないと、結局その時だけの勉強になってしまいます。当然、定期テストで点数も上がらないため、成果が出ずに失敗してしまう可能性が高いといえるので注意が必要です。こうした負のループにはまってしまうと、家庭教師の指導を受けてもなかなか成績を上げることは難しいでしょう。

そもそも、成績があまり良くないという時点で、学校での学習と家庭教師との学習だけでは圧倒的に学習量が足りないといえます。

そのため、家庭教師の指導を受けさえすれば、定期テストの点数や成績が上がるものではありません。家庭教師に指導してもらうことで、学べることは多くあります。けれども大抵の家庭教師は週1~2回の学習日を設定しているのみです。どんなに良い家庭教師に指導を依頼したとしても、それだけの勉強量では、成績は上がるはずがありません。

苦手をそのままにしておく間に、学校の授業はどんどん進みます。家庭教師の日だけで、学校の授業内容の理解や、定期テスト対策ができるほど甘くはありません。

家庭教師をうまく活用するためには、学校で習った内容を必ず自分自身で復習し、その時に生じた疑問点や質問をあらかじめ明確にしておいた上で、授業を受ける必要があります。したがって、家庭教師の指導が無い日には、学校や家庭教師から出される宿題には必ず取り組み、家庭教師の授業日には、そうした質問などをあらかじめ用意した状況で授業に臨むということが何よりも重要となります。 さらに家庭教師の指導が終わった後も、これまでにわからなかった箇所が全てわかったかどうかを確認する作業が必要です。

学校での学習や、家庭教師の指導によって弱点を洗い出し、自らがその補強を行うために自力で家庭学習ができないと、成績は上がりません。そもそもそのような習慣がある生徒さんは、家庭教師の指導を受けなかったとしても、学校での成績は良いのではないでしょうか。

では、家庭学習の習慣がない生徒さんが、家庭教師を活用するにはどのようなやり方があるのでしょうか。

一つの方法としてここで提案するのは、家庭教師に「学校の予習をしてもらう」ということです。

受験対策であれば、復習は適切な勉強方法ともいえますが、学校の成績を上げることが目的であるなら、復習よりも予習に力を入れてもらう方が効果的です。学校の授業の前に家庭教師に授業内容を教えてもらい、理解した上で授業に取り組むことで、成績アップが見込めるからです。

まず初めに、生徒さんの方が家庭教師に何をして欲しいのか、どのような効果を望んでいるのかを明確にしましょう。受験対策なのか、学校の成績を上げることなのか。時間が限られている中どちらも欲張って望んでしまうと、かえって両方が中途半端になってしまう可能性もあります。もしも学校の成績を上げたいということであるならば、予習に力を入れてもらうようにすると良いでしょう。

家庭教師で成績が上がらない時に考える対策は?

家庭教師に来てもらっているのに、成績が上がらない時にはどのように見直していけば良いのでしょうか?

次に考えられる対策を紹介します。

  1. 学習しやすい環境や家庭学習の習慣をつくる
  2. 家庭教師がいない日にも家庭学習の習慣を身につけるためには、学習環境が非常に大切です。生徒さん本人が学習に取り組みやすいような環境が、現在しっかりと用意されているでしょうか?

    学習のためには、なるべく音楽などはかけず、静かな環境で集中できる空間が必要です。もしも自室ではなくリビングで学習する場合には、兄弟や同居の家族が邪魔をしないよう配慮しましょう。

    ・スマートフォンなどの電子機器はオフにする。
    ・緊急連絡以外に起動できないような設定にする。
    ・机の上には筆記用具や参考書など必要なものだけを置くようにする。
    ・部屋の照明を明るめにする。

    これらの工夫はおすすめです。

    時間を区切ってタイムトライアル形式で問題に取り組むのも良いでしょう。「この時間は1ページだけでも取り組むんだ」と、短い時間で締め切りを設定して、とにかく学習をスタートさせるという方法も「とにかく作業を始めることで、やる気を出させる」という作業興奮につながり効果的です。

    そして一番大事なのは、家庭教師からの宿題はこなせるよう習慣づけるなど、家庭学習の習慣を身につけることです。

  3. 家庭教師との関係を見直す。場合によっては面談を行う。
  4. 経験が浅い家庭教師は、場合によっては生徒さんが理解しているかどうかをしっかりと確認しないまま授業を進めてしまうことがあるようです。こんなふうにせっかく家庭教師を頼んでも、最終的に思ったような学習効果が得られなければとても残念なことです。

    もしも生徒さんの成績がなかなか上がらない、と感じた時は面談などを定期的に行うなどして、家庭教師と相談してみることをお勧めします。
    現在の理解度や進み具合を確認することはもちろん、なぜ成績が上がらないのか、原因は何か、どのように学習を進めていくか、などといったことについて、保護者と家庭教師、生徒さんとでしっかりと原因や対策について検討し、根本をしっかり固めることが大切です。

    このように皆でしっかりと話し合うことで、生徒さん自身も自ら質問をしたり、自分から考える課題を加えてみたりと、淡々と問題をこなすだけの受け身の学習にならないことを心がけるようになるでしょう。
    まずは、学習中の生徒さんと家庭教師のコミュニケーションをしっかりとできるようにした上で、レベルに合った学習ができれば、相性の問題はかなりの部分を解消できます。もしもそれでも成績が上がらないような時は、家庭教師を変更することを検討してもよいかもしれません。

  5. 生徒さんのモチベーションを上げる工夫をする
  6. 「親が勝手に家庭教師を申し込んだ」「友達がやっているから何となく」と思いながら生徒さんは勉強していないでしょうか。これまでに述べたように、主体的に意欲を持って学習しなければ、成績の向上は見込めず、モチベーションも上がらないという負のスパイラルに陥ってしまいます。

    一番良いのは、学習が進むうちに、生徒さん自身で学習が楽しめて目標が見つけられるよう、工夫できるようになることです。たとえば日々の学習の中でスモールステップができる目標を立て、それをクリアしていくことで、自分自身の成長を把握することができると、より学習することを楽しめるようになる可能性が高まるでしょう。

以上から、成績が上がらない原因には、①生徒さんの学習環境、②生徒さんと家庭教師との相性、③生徒さんの学習に対するモチベーション、この3点が考えられました。もしも成績が上がらないようならば、これら3点の中でどこか欠けている点がないかどうか、早めに見つけ出せるようにしましょう。

けれども逆にいえば、この3点がバランスよくうまく回っているようであれば、このまま様子を見ていても大丈夫です。結果がついてくるまでにはどうしても時間がかかるかもしれませんが、続けていくうちに、少しずつでも必ず成績に変化が見えてくるでしょう。

これまでに何度も述べましたが、成績が上がらない原因が何なのかを見極め、学習をすること成績アップへの近道です。

家庭教師は、それぞれの生徒さんの実力を伸ばすためのサポートを行うことができますが、生徒さんの特性に合わせて、場合によっては工夫が必要なこともあります。

また、一見順調に見えるときでも、定期的に生徒さんと家庭教師とで目標や学習課題を見直すことをしてみてください。そうすることで、効率よく成績を上げることができるでしょう。

生徒さんのタイプによっては塾に向いている人もいる?

集団指導の学習塾では、ある程度の基礎力が既にあり、学校の授業についていけていて、やる気もある生徒さんに向いているといえます。

集団塾ではそうしたことを踏まえて、授業の進度はある程度できる生徒さんに合わせられる場合が多いです。

塾はもともと意欲的な生徒さんが多く、分からないところがあった時には自分で質問できる積極性が求められるため、積極的な生徒さんが向いています。また、教室が自習室として開放されることもあるため、意欲的で自主的に勉強に取り組める生徒さんにとってはとても良い環境といえます。

一方で、基礎の部分が抜けてしまっている場合や、学習意欲がない生徒さんの場合は、集団塾の授業についていけなくなってしまいます。

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成績が上がらない原因を探り、早めの対策をするのが大切

家庭教師を頼んでいるのに成績が上がらないと、家庭教師の先生にクレームを言ってしまいたくなる時もあるかもしれません。

けれどもその原因は、生徒さんにも家庭教師にも、両方にある場合がほとんどです。

その原因をしっかりと見極めた上で、必要な対策を講じることが何よりも大切です。

「成績が上がらない」「家庭教師はムダだ」と不満を漏らす前に、まずは何がネックになっているのかをしっかりと見極めましょう。

成績が伸びない理由が、家庭教師の指導が未熟であることに起因していることもあるかもしれませんが、多くの場合、家庭教師の勉強法や指導法が生徒さんに合っていない、ということが考えられます。
そもそも、必ず成績を上げることのできる家庭教師などは存在しません。

成績を上げるためには、今の生徒さんに本当に合った勉強法で取り組むことが一番重要なのです。

家庭教師を頼んでいるのに成績が伸びない、点数が上がらない、そんなお悩みを抱えている皆さん、現在の状況はいかがでしょうか?

ぜひ一度、今の状況を確認して、親子で、そして家庭教師を交えてしっかりと話し合ってみてください。

以下の記事も参考にしてみてください。

公開日:2022年10月26日