小学生のうちから塾に通うメリットについて

小学生から塾に通うメリット
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ここ十数年で中学受験を視野に入れる家庭が増えました。
そのため小学生から塾に通っている子どもが目立つようにもなっています。
今回は小学生のうちから塾に通うことのメリットを紹介します。

塾には進学塾と補習塾がある

塾には大きく分けて中学受験や難関高校受験を目的とした進学塾と、補習塾があります。
この双方に明確な区別はありませんが、進学塾と呼ばれている塾では進学に力を入れている事や実績をアピールしている事が多いです。
補習塾に関しては便宜上その様に呼ばせて頂いておりますが、進学塾以外の塾を指しています。
補習塾では普段の授業のフォローアップを目的としており、テストの点数に関しての上昇実績を打ち出している事が一つの目安となります。
また塾によっては進学を見据えた子どもと補習のために通っている子どもが同じ空間で学んでいるところもあります。

しかし実際のところは進学塾と補習塾の明らかな違いは存在せず、塾の方針や教室の雰囲気で分別されている場合が殆どです。
その例として補習塾と分類されるような塾でも中学受験に対応してくれます。
逆に進学塾では一応授業のフォローをしてくれますが、こちらは雰囲気が明らかに進学を意識している為に違和感を覚えることになるでしょう。

すなわち学習塾を検討されている家庭におきましては、中学受験を意識しているのであれば進学塾を、現時点では中学受験について考えていない(将来検討するかもしれない)場合に関しては単に評判の良い塾を視野に入れるという認識で良いという事です。

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小学生のうちから塾に通うメリット

小学生の頃から塾に通うというケースはもはや珍しいことでは無い時代ですが、それによってどのようなメリットが有るのでしょうか。
なお学力が向上する、中学受験の対策が出来る等の利点については本記事では割愛させて頂きます。

また、塾に通う子供の割合については以下の記事で詳しく解説していますので合わせて読んでみてください。

学習習慣が身につく

勉強する小学生よほど勉強が好きで熱心な子どもでない限り学校の外で学習する機会といえば宿題程度でしょう。
宿題は子どもに自宅での学習習慣を身につけるために課されますが、それ以上の探究活動に繋がるかといえば正直厳しいところがあります。
学校外で深い学びを行う場として学習塾に通わせることにより、宿題に加えた学習習慣が身につきます。
家庭で学ぶことに関する適切な指導を行うことができれば、将来塾を出た後も自律的に学習する姿勢を養うことも可能です。
進学を意識している場合はもちろん、学校の補習として塾に通わせたいと考えている場合にも共通して得られる利点です。
学び続ける姿勢を養うことで将来にわたる活躍を期待することが出来ます。

複数の視点から事物をみることができるようになる

学習習慣の話と共通する部分もありますが、学校に加えて塾でも学習することで多角的な視点を身に付ける事ができます。
学校と塾で同じ題材を取り扱っていたとしても、教える人が違えば問題に対する見方も変わってきます。
同じ題材について複数の教員(講師)から説明を受ける機会は中々ありませんので、それぞれの説明に対し受ける印象も違ってくるでしょう。
違った視点からの説明に最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくるとそれらを比較して、共通点を見つけるといった探究活動に繋がります。
このような経験を通して、絶対的な視点は存在しないことに気が付きます。
一つのやり方に執着する事から脱却し、視点を変えてみるという選択が出来るようになるということです。

社会性を養うことが出来る

塾は学校とはまた違う種類の集団です。
小学生の子どもにとっての社会的集団は家庭と学校のみです。
小学校では学業の他にも同年代の他人と強調して集団生活を送るという目的があります。
極端な話にはなりますが、子どもにとって小学校は「友達が集まっている場所」程度の認識しか無い場合も珍しくありません。
植物と子供たち対する塾では年齢も所属学校も異なる他人が同じ空間で「勉強を行う」という揺るぎない目的の為に集まっている所です。
家庭、学校、塾ではそれぞれ集団となる目的が違うため社会がどのように形成されているのかについて理解することが可能な場所となります。
それぞれの場所で集まったメンバーと同じ目標を共有することで自分の役割(使命)を意識させることが可能です。

このような影響が相互に関係して学習意欲の向上を図る事が出来ます。
どれも学習を行う上で大切な要素ですので、塾に通うメリットは大いにありそうです。
保護者の方がどれだけ願っても実際に学習を進めるのは子ども自身です。
そのため子ども自身が学習へ向かう意欲を持たないと意味がありません。
塾へ通う意義を親子で共有していれば中学受験をする小学生はもちろん、普段の授業についていくために塾へ通っている小学生に対しても学習への動機づけが十分に可能です。

では、実際に子供が塾に通い始めると、どのようなスケジュールで生活することになるのでしょう?
このことについては、以下の記事で詳しく解説しています。

進学塾ではどのような対策をしてくれるのか

これまでは進学塾と補習塾で共通する事項について話を進めてきましたが、進学塾と補習塾の具体的な差はどこにあるのでしょうか。
進学塾での取り組みと共に紐解いていきたいと思います。

小学生が進学塾に通う上でどのような内容の講義を行うのかについてを解説します。
中学受験を視野に入れた小学生に対しては、他の小学生が使っているものよりも難易度が高く、問題の収録数も多いテキストを使用します。
ここまでは想像に容易いことでしょう。
志望校の出題傾向に合わせた教材や過去問題集を併用する場合もあります。

授業内容については指導形態など塾によって異なるものの、基本的には小学校で学んでいる事に基づいて指導を進めていく塾が大半です。
保護者の方は意外と驚かれるかもしれませんが、中学校以降で学ぶような公式を使って指導する学習塾は基本的にはありません。
中学受験の問題は小学校で学んだものに基づいて作られているためです。
身近な例で説明しますと「つるかめ算」が挙げられます、中学校以降では方程式の一分野として学ぶ領域です。
つるかめ算と方程式についての考え方は「算数であること」と「数学であること」の違いにあります。

数字算数では具体物を通したり過去に学んだことを組み合わせたりして数に対する理解を深めていくという考え方が尊重されています。
計算そのものも大切ですが、どちらかと言うと副産物である思考力を身につけることが重視されています。
対する数学では算数で学んだ数に対する考え方を踏まえた上で、効率的に計算を進めるためのツールである公式を学ぶと言う風に棲み分けを行っています。
中学受験は当然小学生を対象にして行われているので、算数の考え方が出来ているか(数学を学ぶ基礎は出来ているのか)をテストによって確かめているという事です。

中学受験を前提とした小学生に対する授業は確かにハイレベルではあります。
しかし、授業で行う内容は小学校で学んだことの範疇から逸することはありません。
ただし補習塾で中学受験対策をする場合、特に知見の浅い講師では数学で取り扱う公式を教えてしまい小学生が混乱してしまうといったケースがあります。
進学に特化していない塾から中学受験を目指す方は注意していただければと思います。

尚、塾にも色々なスタイルがあり、大きく分けて「集団指導塾」「個別指導塾」があります。
それぞれの違いについては以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

小学生の子どもを塾に通わせる上での注意点

本項では子どもを小学生から塾に通わせる上で注意していただきたい点について記しています。
どれも子どもの成長に深く関わることですので学習面での指導と併せて取り組んで下さい。

遊ぶ時間を確保してあげる

日本は学歴社会です。
そのため高学歴を得られる学校に進学させたいという気持ちは非常に理解できます。
ですが、子どもが小学校に通う目的は学問を修める他にも「集団生活を通して協調性や規律を守る気持ちを身に付ける事」という事が小学校教育の目標として定められています(学校教育法第十八条の一、原文の表現は硬いので筆者が編集しています)。
子どもは他人との遊びを通じて社会性を身に付ける特性があります。
習い事の日程を詰めすぎずに友達と遊ぶ時間も確保してあげて下さい。
ただし子どもが「遊ぶより勉強したい」と訴えるのであれば、子どもの意思を尊重していただいて構いません。

塾へ通う意味を共有する

小学生の子どもがなぜ塾に通うのかについて、親子で認識を揃えることもまた大切なことです。
受験の必要な中学に入ることで将来にどのように繋がりを持てるのかを子どもが理解している場合「○○中学校に入って××になるんだ」などの理由が聞かれる事と思います。
学校の復習として位置づけて通わせる場合は単に「かしこくなりたい」という意見でも十分です。
保護者の方と子どもで意思の齟齬が起きないよう、塾に通い始める前にその理由と目的について共通の理解をもつ必要があります。
難しく考えなくても結構です。
「なんでお母さんが○○に塾に通ってほしいか知ってる?」と聞く程度のくだけた会話で構いません。

安全について

手をつなぐ母子塾は放課後から開校し、夜遅くまで授業を行っています。
塾でも小学生の生徒が最終コマまで学んでいる様子が見られますが、極力安全に対する配慮をお願いします。
出来るだけ早い時間の授業を受けさせる・遅くなる場合は明るい場所を通行し怪しい人物に注意するなどの指導を家庭で行うようにして下さい。
夜遅くまで必死に勉強したのに事件に巻き込まれるなどの事があれば、保護者としても心配になりますし、子どもの健全な成長にも影響する場合があります。
特に小学生に対する誘拐事件などは全国的に起こっていますので、車での送迎が理想です。
家庭の事情と照らし合わせて行うようにして下さい。

サボるようになった場合

もしも塾や予備校に通わせてから、サボるようになった場合は以下の記事を参考にしてみてください。

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まとめ

今回は小学生の子どもを塾に通わせるメリットについてでした。
小学生の頃から塾へ通うと基礎学力はもちろんの事、生まれの違う世代との交流や集団としての目的意識を認識し人格の形成にも良い影響を与えます。
しかし、小学生としての本来の活動も忘れてはなりません。
友達と遊び衝突を繰り返す中で人間関係の形成能力を養うという側面もあります。
勉強一辺倒に陥ること無く、メリハリのついた学習習慣を心がけるようにして下さい。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

「大成会 西18丁目教室」
教室長
日野浦 大河

2017年北海道教育大学卒、中学・高校の社会科教員免許保持。現在は2023年8月にオープンした「大成会 西18丁目教室」の教室長を勤める。家庭教師時代の経験から、成績の伸びを決める一番大きなものは生徒さん自身のやる気であると痛感し、そのやる気を刺激する方法を日々模索している。


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公開日:2019年9月18日 更新日:2024年2月28日
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