ゲーム感覚で勉強する「ゲーミフィケーション」で楽しく学ぼう!

ゲーム感覚で勉強しよう!
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「勉強を続けるのが辛い」「全然やる気が出ない」

多くの学生の皆さんがこのような悩みを抱えているのではないでしょうか。

実際に2014年に全国高等学校PTA連合が行った「全国高校生 生活・意識調査報告書 」によると、「勉強について何か困っていることがありますか?」と言う質問に対して半数以上が「ある」と回答した学生の半数が「やる気が出ない」「集中力が続かない」と回答しています。

確かに学生の頃は「放課後に友達と遊びたい」「家に帰ってゲームがしたい」など、勉強よりも優先したいことが山のようにあることでしょう。

が、もし勉強をゲーム感覚で出来るとすれば話は変わってくるのではないでしょうか。

ゲームをするように勉強が楽しめるようになれば、多くの学生が自発的に机に向かって勉強を始めるようになると思います。

しかし「でもそんな夢みたいなことってあるの?」と思った学生も多いでしょう。

そんな学生にぜひ試していただいたのが勉強をゲーム感覚で楽しめるようにする「ゲーミフィケーション」です。

今回は人がゲームに夢中になるメカニズムを勉強に応用する手法「ゲーミフィケーション」をご紹介します。

ゲーミフィケーションって一体何?

ゲームそれでは改めてゲーミフィケーションについて説明します。

ゲーミフィケーションとはゲームで用いられているシステムや取り組みをゲーム以外の分野(企業研修や勉強など)に取り入れる手法のことです。

「Gamify」=「ゲーム化する」という言葉が語源となっています。

ビジネス業界においては社員のやる気を高め、自発的な行動を促す手段として近年注目を集めており、2016年には世界市場が28億ドルにまで達したことがあきらかとなっています。

人がゲームに夢中になるメカニズムとは

ゲームをする子供さて、多くの学生がゲームに夢中になった経験を持っていると思いますが、そもそもなぜ人はゲームに夢中になるかご存知でしょうか?

これについて説明するためにはまずやる気が起こる仕組みを説明しなければなりません。

やる気には「ドーパミン」という脳内物質が大きく関わっており、これが分泌されるとやる気を出すようになります。

そしてこのドーパミンが分泌されるのは「行動に対する報酬を予測できた時」なのです。

つまり「ドーパミンを分泌する」=「やる気を起こす」ためには、行動を起こして何らかの報酬が得られることが自分で分かっている状態にしなければなりません。

ゲームはこのやる気が起こる仕組みを非常にうまく利用しています。

例えばRPGゲームではキャラクターのレベルを上げることで、強い敵を倒せるようになりますよね。

そして敵の強さはキャラクターのレベルに応じて変わっていきます。

つまり、「レベルを上げる(行動)」によって「敵を倒す(報酬)」が明確にわかるようになっているのです。

このようにゲームは行動に対する報酬が明確化されているからこそ、人々はゲームに夢中になるのです。

有名企業もゲーミフィケーションを取り入れている

上記にて触れたようにゲーミフィケーションはビジネス業界においても高い注目を集めています。

以下に有名企業がゲーミフィケーションを取り入れた例をご紹介します。

Nike+(NIKE)

Nike+」はランニングの記録を保存し、それをSNSで共有できます。

そして同様にNike+を利用しているユーザーと記録を比較して競争できる機能が搭載されているのです。

またユーザーそれぞれに提案を行ってくれる「パーソナルコーチング機能」も搭載されており、自身に最適な進度でランニングを進めることができます。

ハピクエ(日本コカ・コーラ)

ハピクエ」は全国各地にある自販機それぞれに貼られたQRコードを読み込んで表示されるサイトにアクセスし、自販機とコミュニケーションを取ることができるサービスです。

また定期的に自販機にチェックインするとゲームが開始されるようになり、アイテムを手に入れることができます。

Hilton Garden Inn(ヒルトン・ホテル社)

Hilton Garden Inn」では新入社員研修にてシミュレーションゲームを導入しています。

そのゲームの中で接客や清掃といったホテルの基本的な作業を体験し、ホテルマンの基礎を身につけることができるのです。

また対応に応じてスコアがつけられるため、社員同士の競争意識や達成感を得ることができます。

このようにゲーミフィケーションの有用性は社会的にも認められており、勉強においてもこれを用いるのは非常に有効であると言えるでしょう。

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勉強でゲーミフィケーションを取り入れるには?

ゲーミフィケーションによって人々を夢中にさせるゲームの仕組みを勉強に取り入れることで、やる気を保ちながら楽しく勉強することができる可能性が大いに高まります。

以下にて実際に取り入れる方法をご紹介いたしますが、その前に「なぜ勉強に対してやる気が出ないのか?」ということに関して今一度ご説明しておきましょう。

結論から申し上げると「行動に対する報酬が明確ではない」ということがその理由として挙げられます。

勉強をすることによる報酬としては「志望校合格」「高い成績をとる」などが考えられますが、このような報酬を確実に得られるか明確ではありません。

ゲームのように「一つ上のレベルになるまでに〇体の敵を倒す必要がある」などが正確にわからないため、勉強に対してやる気が起こらないと考えられるのです。

このことを踏まえておけば、以下にてご説明する方法も理解しやすくなると思います。

それでは勉強でゲーミフィケーションを取り入れる方法をご紹介します。

自分に合った目標設定を行う

まず最初にご紹介する方法は「自分に合った目標設定を行う」というものです。

ゲームを楽しむためには、これまで説明してきたところの「報酬」が自分にとって価値があるものでなくてはなりません。

レベルをどれだけ上げても絶対に敵を倒すことはできないRPGゲームには誰にも夢中にならないでしょう。

行動をした結果に得られる報酬が自分にとって面白いものであるからこそ、人はゲームに夢中になるのです。

そこで勉強においても単に「志望校合格」「期末テストで9割以上」といったことだけを目標にせず、「テストで90点以上とったら服を買う」など自分にとって価値があると思うものを目標にしましょう。

友人と成績を競う

上昇グラフ次にご紹介する方法は「友人と成績を競う」というものです。

上記にて自分に合った目標が中々思い浮かばない、という際には「友人に成績を勝つ」ということを目標にすると良いでしょう。

上記にて紹介した「Nike+」にユーザーとランニング記録を比較できる機能が搭載されているように、競争意識というのはモチベーションの維持に繋がりやすいためです。

複数のチームで分けて、チームメイトのテストの合計点を競うチーム対抗戦のようにしてみても面白いかもしれません。

小テストを定期的に実施する

赤ペンを持つ手次にご紹介する方法は「小テストを定期的に実施する」というものです。

自分にとって価値がある目標設定をした後に欠かせないのは、「行動をしたことで予測できる報酬」を用意することです。

勉強においては「勉強したこと結果、テストで良い点が取れるようになる」ことが報酬に当たりますね。

しかし定期テストだけではその報酬を得られる機会が少なすぎ、やる気の維持に繋がりません。
また難易度も高いので良い点を取れるとは限りません。

そこで小テストを定期的に実施するようにしましょう。

小テストは定期テストよりも高い頻度で実施でき、出題範囲も狭いので「勉強すると良い点数が取れる」という成功体験を重ねることができます。

そうした成功体験を重ねることで、「勉強(行動)をすることで良い成績(報酬)」が取れると脳が認識し、勉強に移る前からドーパミンを分泌され、やる気が持続するようになるのです。

運要素の強いご褒美を用意する

最後にご紹介する方法は「運要素の強いご褒美を用意する」というものです。

ドーパミンを分泌し、モチベーションを維持するのに最も重要なのは小テストのように「行動前から予測できる報酬」を準備することですが、全く予測できない報酬を得るとさらに強くドーパミンが分泌されることが分かっています。

こちらに関しては心理学者のJamie Madigan氏の説明を以下に引用します。

人生において良い出来事(例えば、おいしいホットサンドや、子犬のモフモフしたおなかなど)に遭遇すると、この細胞が活性化し、それをきっかけにして神経伝達物質のドーパミンが大量に放出されます。

それだけでなく、ドーパミン作動性ニューロンは、良い出来事によってドーパミンの放出が引き起こされるのを予測しようとする働きも担っていて、実際に良い出来事に遭遇する前に活性化される場合もあります。

ですが、まったく予期せぬ状況でドーパミンが放出されると、ドーパミン作動性ニューロンはまさに熱狂的に反応し、さらに大量のドーパミンを放出します。実はこれこそが本当のポイントです。「すごい! 思ってもみなかったのにホットサンドが手に入った!」と興奮しているわけです。この仕組みにも、おそらく進化上の利点があるのでしょう。というのも、予期せぬ快楽に対する執着心を生み、もっと手に入れるために予測しようという意欲を高めるからです。

そのため、友人同士と企画して「成績上位者だけが引くことのできるくじ」などを準備すると、より勉強に対してやる気が続くようになるでしょう。

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まとめ

以上、今回は勉強をゲーム感覚で楽しめるようにする手法「ゲーミフィケーション」をご紹介しました。

繰り返しになりますが、重要なのは「勉強に対する報酬を明確化する」ということです。

報酬、と聞くとお金や服などを連想してしまいがちですが、「友人よりも成績が良かった」「自分で設定した目標点数を上回った」なども報酬に含まれます。

報酬という言葉が分かりづらいのであれば、「何らか達成感を味わえるモノ」という風に理解してもらっても構いません。

「今勉強を頑張ることでどのような達成感を味わえるか?」ということを明確にすることで、ドーパミンが分泌されやる気が持続するようになるのです。

「勉強に対して全くやる気が出ない!」「全然集中力が続かない!」という学生はぜひ取り入れてみてください。

当記事がその参考になれば幸いです。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2019年12月27日 更新日:2024年2月28日  
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