受験生の皆さんは自身の夢に向かって勉強に励まれていることでしょう。
志望校の合格に向けてスマホも活用してみてはいかがでしょう。
スマートフォンは様々な機能やアプリがあるため「受験勉強の敵」とも呼ばれますが、活用すればより効率よく勉強できます。
本記事では勉強のお供になるおすすめアプリを3つご紹介します。
どれも筆者が実際に使用して太鼓判を押すものです。
定番の勉強アプリ「Study Plus」
受験生や勉強専用のSNSであるStudy Plusは勉強を効率よく行うことが出来る工夫が多く盛り込まれています。
自分の使用している教材をアプリに登録し、勉強時間を記録していく事で、勉強時間の管理が行なえます。
更に同じ勉強をしている仲間と繋がる事が出来るのでモチベーションを保ったりお互いを励まし合ったり出来ます。
毎週ウイークリーレポートがメール送信されるため、アプリを放置することもありません。
その週の累計学習時間やStudy Plusを使い始めてからの合計学習時間も知ることが出来るので達成感があります。
また学校のプリントなど市販されていない教材も独自教材としてアプリに登録することが出来るため勉強のすべてを集約することが出来ます。
筆者の見た限りでは受験生に留まらずTOEIC対策をされている方や色彩検定の学習に利用している方も見られました。
「Study Plus」のダウンロード先
「Study Plus」をおすすめする理由
筆者は勉強する方全員にStudy Plusを使ってほしいと願っています。
アプリ上に勉強に関わる基本的な事が詰まっており便利だからです。
もう少し詳しく説明します。
目標時間を設定することが出来る
Study Plus上では週間の目標勉強時間を設定する事が出来ます。
また設定して終わりではなく、アプリの画面上に目立つように表示されるので常に目標を意識して学習に取り組む工夫がされています。
毎月でもなく毎日でもない毎週という点がポイントで「毎日設定するのは面倒くさい」「毎月の勉強時間はイメージしづらい」といったデメリットがありません。
スモールステップで徐々に学習時間を伸ばすといったような目標設定の方法も可能でアプリを利用する皆さんの発想力を活かすことが出来ます。
三種類の記録方法がある
勉強時間の記録方法としてStudy Plusでは三種類の記録方法を用意しています。
まずひとつ目は「勉強時間を入力する方法」です。
勉強後に入力することが可能ですので、記録を忘れてしまっても後日気づいた時に記録を行うことが出来ます。
正確に勉強時間を測りたい方には「ストップウォッチ式」での記録をお勧めします。
勉強開始と共にStudy Plus上のストップウォッチボタンをタップし記録を開始します。
そして勉強終了時に再度ストップウォッチボタンをタップして記録を終了します。
休憩の際は休憩ボタンもあるのでほぼ正確な勉強時間を記録することが出来ます。
ただしストップウォッチ式は勉強開始時と終了時にアプリを操作しなければならないので、記録する事を逃してしまった場合は先述の勉強時間を直接入力する方法で記録して下さい。
SNS上で励まし合いが出来る
Study PlusはSNS的な要素も持っています。
同じ大学や高校を志す仲間やTOEIC試験に向けて切磋琢磨する同志と繋がることが出来ます。
勉強時間を記録するとタイムライン上に勉強時間と完了報告が投稿されるシステムになっているのですが、その投稿にコメントを寄せることが出来ます。
「お疲れさま、3時間も勉強したの!?私も負けてられないね!」等すべてのユーザーのモチベーションを刺激するような仕組みとなっています。
Study Plusを活用することによって「勉強が楽しくなる」という体験を味わうことが可能です。
図書館で使えるタイマー「無音タイマー」
勉強は図書館でするという方も多くいるのではないでしょうか。
筆者も図書館で勉強をする人のうちの一人ですが、没頭すると時間を忘れてしまいます。
そこで私はタイマーを使って時間管理を行っています。
スマートフォン本体のバイブレーション機能を使い、指定された時間に知らせるシンプルなアプリですが筆者はこれを愛用しています。
「無音タイマー」のダウンロード先
「無音タイマー」をおすすめする理由
勉強を続けていると徐々に集中力が途切れてきます。
そのため適度な休憩が必要なのですが、図書館など静かな場所でアラームを鳴らすのは気が引けますしマナー的にもよろしくありません。
そこで筆者が見つけたのは無音タイマーでした。
筆者のおすすめするポイントは以下の三点。
音が鳴らない
勉強時間に区切りをつけるためにタイマーを愛用している方は多いと思いますがネックになるのが「音」の問題。
勉強する場所というのはどこも静かです。
図書館の自習スペースなどでアラーム音を鳴らすのはマナーの観点からよろしくありませんが、無音タイマーだとそんな心配もありません。
バイブアラームは振動で時間を教えてくれるので大きな迷惑になることもなく勉強に区切りをつけることが出来ます。
同様の理由で大きな音が苦手な方の普段遣いにもオススメのアプリです。
筆者も突然アラームが鳴り響くことに対して恐怖を抱いているのですが、バイブアラームは突然ではあるものの大音量が鳴り響くという事は無いので重宝しています。
大音量が苦手な方も負担なく使うことができます。
機能が限定されているためシンプルで使いやすい
他にも勉強専用のタイマーアプリがリリースされていますが、専用に開発されているため多機能すぎて使いづらいです。
やはりタイマーはタイマーとして、シンプルなものが一番便利です。
時間を設定してボタンをタップするだけなので思い立ったらすぐに勉強に取り組めるという点が大きなお勧めポイントです。
タイマーのみというシンプルな機能は勉強の効率にも直結します。
無駄なものが視界に入らないので目の前の勉強のみに集中力を注ぐことが出来ます。
これは少し前に流行った「ミニマリスト」の考え方を基にしているのですが、勉強など集中すべきものに全力を注ぐことの出来る環境を作ることは、効率よく学習を進めていくという観点から極めて重要なポイントです。
無料で使用できる
無料であることも大きなポイントです。
受験生の皆さんに限らず勉強に打ち込んでいる方々はなるべく出費を抑えたいというのが本音ではないでしょうか。
筆者もなるべく無料で使用できる範囲で勉強アプリを選んでいるのですが、良いと感じるアプリは有料で配信されている場合もあります。
その中でも無音タイマーは必要な機能を無料で利用できるので重宝しています。
広告が表示される等のデメリットもありますが、アプリ開発をしていただいている開発者のためにも仕方の無いことです。
感謝をもって利用しましょう。
第二の頭脳「Evernote」
ロングセラーアプリとして有名なEvernoteは学生に限らず社会人の方も利用している便利なアプリです。
勉強アプリというわけではありませんが、学習に活用することが出来るのでご紹介します。
Evernoteはしばしば「第二の頭脳」と揶揄されますが、簡単に言うと「集めた情報をスクラップ化することの出来るサービス」です。
情報をフォルダ分けすることも出来るので探したいものを見つける事もラクラク。
毎月サブスクリプリョン費用は掛りますが筆者が一番お勧めしているアプリです。
「Evernote」のダウンロード先
「Evernote」をおすすめする理由
Evernoteには3つのおすすめしたい理由があります。
受験生が上手く活用することで勉強効率をアップさせることができるでしょう。
汎用性が高い
Evernoteをおすすめ勉強アプリとして紹介する上で汎用性の高さについて話さなければなりません。
Evernoteは写真ファイルから音声ファイルまで、更にはWEBページのスクリーンショットやURLも保存することができます。
例えばクックパッドで気に入ったレシピを発見したときや手書きのメモを保存したい時、書籍を処分したいが読み返したいページがある時などすぐにEvernoteに保存することが可能です。
尚、Evernoteに関しては一ヶ月に利用できるアップロード容量の観点から有料会員に登録することをお勧めします。
Evernoteプラスプランで月額360円です。
勉強フォルダや趣味フォルダといった具合で分類し、その中にどんどん情報を投げ入れるという使い方を筆者はお勧めしています。
文字識別機能が備わっているので写真内の文字を検索することも可能です。
学校のプリントも参考書の1ページも覚えておきたいものはとにかくEvernoteに保存!
この簡単さもEvernoteが選ばれる理由です。
検索機能に優れている
Evernoteは次から次へと情報を投げ込む使い方をするので知らない間に大量の情報が保存されています、でも心配は要りません。
Evernoteはすべてのデータから特定の語句を含むものを検索することが出来、更に画像データの文字も解析して検索してくれます。
この機能は無料プランでも備わっているので、精度や使い勝手を試したい方でも気軽に利用することができます。
例えば世界史の勉強で「アレクサンドロス大王」について書いてあるプリントを探す場面を仮定しましょう。
大量のプリントやノート、教科書をパラパラとめくりながら必要な情報にたどり着くまでには大量の時間がかかります。
Evernoteにすべて保存している場合は「アレクサンドロス大王」と検索をかけるだけでプリント・ノート・教科書に書いてある情報が一覧として表示されます。
限りある受験生活の中でもこのような時間短縮は大きなアドバンテージを生み出します。
効率の良い学習のためにもEvernoteを活用する意義は大いにありそうです。
受験が終わってからも大学や高校の授業で活用できる機能なのでぜひ一度試してみることをお勧めします。
リスト機能も便利
大学受験の宿泊や息抜きの小旅行などに行かれる方にもEvernoteをお勧めしています。
チェックをつける事の出来るリスト作成機能がEvernoteには備わっています。
直前になってから必要なものを選び始めるのは忘れ物の恐れもありますしスマートではありません。
受験票や鉄道のチケットなど必要なものをEvernoteのリスト作成機能を活用してまとめておけば旅行直前に慌てることはありません。
忘れ物をすると旅程の変更が必要となり試験に遅刻してしまう恐れもあります。
勉強面以外でもEvernoteを活用することの出来る場面は多いです。
まとめ
筆者が実際に使用して「良いアプリだ」と感じたものを厳選して3つ紹介しました。
特にEvernoteは汎用性の高さと検索機能が非常に便利です。
知りたい情報に直結する事は学習の効率化にも役立ちます。
筆者は勉強アプリの中でもEvernoteだけサブスクリプションに登録し、お金を払って利用しています。
そのほかのアプリ2種も役に立つ上無料なので一度インストールしてみてはいかがでしょうか。
この記事を監修した人
「大成会」代表
池端 祐次
2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。