文教大学明清高校

文教大学明清高校の特徴

札幌市の南区にある文教大学明清高校は、全日制の私立高校です。学校法人鶴岡学園が運営しており、北海道文教大学の系列校に位置付けられています。設置学科は普通科と食物科があり、普通科には大学進学を目指す文理選抜コースと基礎学力の定着を図る人文特進コースがあります。文理選抜コースはさらに2年次から「国際・英語」と「医療・理系」の2コースに分かれ、人文特進コースは「進学・公務員」「こども・保育」「サッカー」の3コースに分かれて学習します。部活動においてはサッカー部の強豪校として知られています。

文教大学明清高校の主な進学先・就職先

生徒の約5割が大学・短期大学への進学、約2割が専門学校への進学、残りの約3割が就職、その他となっています。併設校である北海道文教大学への進学が多く、北海道教育大学や札幌市立大学などの国公立大学へ進学する生徒もいるようです。就職は民間企業が多いようですが、北海道警察や自衛隊などの公務員就職の実績もあります。医療系のプログラムがあることから看護、医療に関する大学や専門学校への進学も盛んです。

文教大学明清高校の入試難易度・倍率

偏差値は学科によって異なり、普通科が46、食物科が36となっています。どちらの学科も偏差値はそれほど高くありませんので、入試難易度も易しめといえるでしょう。2017年の入試倍率は1.13倍となっていますので、競争率もそこまで高くありません。入試形式は推薦・単願・一般（専願と併願）の3形式で行われています。推薦入試は面接、単願入試は3教科の学力検査と面接、一般入試は5教科の学力検査が実施されます。

文教大学明清高校に合格するために

文教大学明清高校は、推薦入試と単願入試、一般入試の3形式で入試が実施されています。
推薦入試は面接結果と個人調査書の内容を総合して判定しています。選考の基準としては文理選抜がD以上、人文特進がF以上、調理・製菓がF以上となっています。推薦入試に挑戦したい場合は、まずこの学習ランクを満たしておくことが必要です。普段の授業や宿題、学校内でのテストなどにも力を入れましょう。
単願入試では、面接の他に国語・数学・英語の3教科の学力試験（各30分、各50点・合計150点満点）が実施されます。基本的な問題が解けるように対策しておきましょう。面接も志望理由や高校生活での目標、中学校で力を入れたことなど基本的な質問には答えられるように練習しておくことが大切です。
一般入試は専願と併願のどちらかを選択して受験します。選抜方法はどちらも同じで、国語・数学・社会・理科・英語の5教科の学力試験（各45分、各60点・合計300点満点）の他、面接と個人調査書での合否判定が行われます。普通科・食物科ともに必要学力はそこまで高くありませんので、まずは基本問題を確実に正解できるように対策しておくと良いでしょう。過去問集や予想問題などを活用して、実際の試験時間に合わせて解いてみると時間配分の練習にもなります。面接の結果と個人調査書の内容も選考の対象になります。受験前に面接練習を行っておくことと、内申点を意識した学生生活を心がけるようにしましょう。

大成会塾長のコメント

大成会塾長
池端 祐次

文教大学明清高校は、北海道文教大学の附属校で、学内推薦の基準をクリアーすれば、学校長の推薦により普通科･食物科ともに、北海道文教大学（医療系学部・外国語系学部）へ併設校推薦制度を利用することができます。
北海道文教大学は、小学校教諭・特別支援学校教諭の免許を持った保育士・幼稚園教諭を育成する子ども発達学科。
卒業と同時に、実務経験なしで管理栄養士国家試験の受験資格が取得できる健康栄養学科。
卒業と同時に、理学療法学士の学位を授与され、国家試験受験資格が授与される理学療法学科。
身体・精神機能の回復をはかる作業療法士となる作業療法学科。
卒業と同時に看護師と保健師の2つの国家試験受験資格が得られる看護学科があります。

また、文教大学明清高校の他の特徴としては、サッカー専門科目を２年次から座学と実技ともに設定し、実績・経験ある専門教員による指導を行います。将来は男女ともにプロサッカー選手や教師としてサッカーの指導者を目指す事ができます。
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