社会人になる前に覚えよう!ビジネスでよく使う言葉【62選】

ビジネスでよく使う言葉【62選】
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会話をするビジネスマン今回のコラムは、普段の生活ではあまりなじみがないけれど、ビジネスなどでよく使う60個の言葉をピックアップしてご紹介します。

社会に出たときに、先輩や上司との会話がスムーズにできるよう、今のうちに頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

アイミツ「アイミツ」とは、相見積を省略した言葉です。外部業者に何か仕事を発注する際に1社だけでなく、複数の業者に見積もり提出してもらい、その価格を比較することをいいます。

アウトソーシング社内の業務のうちの一部分を外部の会社に委託して、労働サービスとして購入する契約のことをいいます。似た言葉に、業務請負、外注、外部委託などがあります。

アサイン英語の「assign(アサイン)」が語源。「任命する」、「割り当てる」などの意味があります。一般的には人に対して何か役割を割り当てる際に使います。

アジェンダ英語の「agenda(アジェンダ)」が語源。「行動計画」や「協議事項」など、議題や予定などを意味する言葉です。会議資料やその中に書かれた目次を指すことが多いようです。

アテンド英語の「attend(アテンド)」が語源。「世話をする」や「付き添う」などの意味です。お客様への案内や、接待をする際などに用いることが多いです。

アポ「アポイントメント」の略語で、会う約束を取り付けることをいいます。

イニシャルコスト何かプロジェクトや事業を始めるときにかかる初期費用のことをいいます。プロジェクト開始後にかかるコストはランニングコストといいます。

イニシアチブ英語の「initiative(イニシアチブ)」から、「先導すること」や「主導権」などの意味で、物事を率先して、あるいは中心となって進めることをいいます。

インバウンド/アウトバウンド英語の「bound(~行き)」という言葉に、「in(内)」/「out(外)」を組み合わせて「内向きの」、「入ってくる」/「外向きの」、「出ていく」という意味で用います。例えば、コールセンターなどで電話を受ける業務は「インバウンド」、電話をかける業務は「アウトバウンド」となります。海外からの旅行客を「インバウンド」というのはこうした意味からになります。

インフルエンサー英語の「influence(影響・感化)」が語源。「影響を及ぼす人」や「有力者」などの意味です。特に、SNSなどのインターネット上で発信力があり、人々の購買意欲や行動に大きな影響を与える人を指します。

エクスキューズ英語の「excuse(エクスキューズ)」から「言い訳をする」「弁明する」という意味になります。ただし、自分が言い訳や弁明をするときに使うことは失礼に当たるため、言い訳をする人に対して使うのが一般的です。

エビデンス
英語の「evidence(エビデンス)」から、「証拠」、「物証」などの意味があります。本人確認のための公的書類や科学的な根拠、主張を裏付けるためのデータなど、扱う分野によってニュアンスが異なり、幅広い意味で使われます。

OJT(オージェ—ティー)「On-the-Job Training」の頭文字をとった略語です。主に新入社員の研修などで、働きながら業務を覚える時に使われます。

カンプある制作物に対してデザインやレイアウトなどを含め全ての完成形を示すための「仕上がり見本」を意味します。デザイン会社などでは「デザインカンプ」と呼んだり「モックアップ」と呼ぶこともあります。

クライアント顧客やお客様のことをいいます。

クリティカル英語の「critical(クリティカル)」が語源。「危機的」「重要な」などの意味があります。他にも「批判的」という意味で使用されることもあるため、どちらの意味がふさわしいのかは、文脈から判断しましょう。

クロージング英語の「closing”(終わり)(締めくくり)」から、商談や接客などの営業活動の最終段階である、「お客様に最終決定を促す」ことや「契約を締結する」ことを意味します。

KPI英語の「Key Performance Indicator」の頭文字をとった略語です。「重要業績評価指標」のことで、企業やプロジェクトが目標を達成するためのプロセスで、その進捗度合いを定量的に示す指標のことです。

KGI英語の「Key Goal Indicator」の頭文字をとった略語です。「重要目標達成指標」のことで、ビジネスの最終目的を定量的に評価できる指標をいいます。具体的には売上・成約数・利益率などが当てはまります。

コミット英語の「commitment(約束・言質)」が語源。「達成を約束する」ことや、「責任を伴う約束」などの意味があります。他にも「関与」という意味もありますが、どちらの意味で使われているのかは、文脈から判断します。全力で取り組むことは「フルコミット」といいます。

コンシューマー「消費者」や「購入者」を指す言葉です。その製品やサービスを最終的に利用する個人のことを指します。

コンセンサス英語の「consensus(一致・総意)」から、「利害関係者」や「複数人の合意」などのことをいいます。ビジネスでは後からのトラブルを防ぐために、意見を一致させて合意をとることが大切です。「コンセンサスを取る(得る)」ことを「合意形成」ともいいます。

コンバージョン英語の「conversion(転換・変換)」が語源。主にIT業界で使われる言葉で、「CV」と英語2文字で表記されることもあります。インターネット広告や企業のwebサイトなどにアクセスした人が会員や顧客になるなど、成果に結びつくことを指します。

コンプライアンス英語の「compliance(応諾・追従)」から、「法令遵守」のことを指し、企業活動において法律や企業倫理を遵守することという意味になります。もとは法務関連用語でしたが、ビジネス用語としては、守るべきものは法律のみならず道徳観や社会規範も含まれます。

サステナビリティ英語の「sustainability(持続可能性)」から、「現在の利益を維持しながら、企業が将来においても、顧客に製品を供給し続けられるという可能性を持っていること」という意味です。経済的側面だけでなく環境保護や社会貢献などの観点が必要となります。

サマリー「概要」「要約」などの意味です。報告書や議事録などの要点をまとめた資料について使うことが多いです。またwebサイトのアクセスログなどを集計したものに使うこともあります。

シナジー「2つ以上のものが、相互作用によりその効果が高まること」という意味です。「シナジー効果」とは「相乗効果」のことで、プラスの効果があるときに用います。逆にマイナスのときには「アナジー(anergy)効果」という言葉があります。

シュリンク英語の「shrink(シュリンク)」から「縮む」「減少する」という意味を指します。「市場が縮小していく」という意味で使われることが多いです。物流業界では、商品を密封したり、汚れ防止のために透明フィルムで覆うときに使われます。

ショート資金や商品が不足することを意味します。「資金がショートする」というように使われます。

スキーム枠組みを持った計画などの意味です。計画とは、単なる予定だけではなく、仕組みや方法といった体系的なことが含まれます。例えば、行政なら「基本構想」や「基本計画」、企業であれば「事業計画(事業スキーム)」や「課金方法(課金スキーム)」といった使われ方をします。

スクリーニング英語の「screening(選考・審査)」から、条件に合うもの、合わないものをふるいにかけて選別するという意味です。企業の採用活動などで使うほか、金融業界では、条件に合う株式銘柄の選別をすることを指します。

ステークホルダー英語の「stakeholder(出資者・利害関係者)」から、関わりのあるあらゆる利害関係者という意味になります。顧客や従業員、株主や取引先だけでなく、地域社会、行政機関などもステークホルダーという言葉に含まれます。ちなみに、ステークホルダーの中でも株主のことを指す際は「ストックホルダー(stockholder)」というので注意しましょう。

生産性生産活動に対して、労働や資本などの生産要素の貢献度という意味です。より少ない労力で大きなリターンが得られた時には「生産性が高い」と表現されます。

タイト英語の「tight(きつい・詰まった)」から、スケジュールや人員の数値が厳しいことを指します。例えば、納期までのスケジュールが短くて厳しい時には「日程がタイト」という表現をします。

タスク割り当てられた業務や作業という意味です。やるべき業務や作業を管理することを「タスク管理」、複数の業務や作業を同時に行うことを「マルチタスク」といいます。

テレコ互い違い・あべこべなどという意味の言葉で、2つの物事の順序などが逆になっている場合などに利用されます。関西弁の言葉でしたが現在全国的に普及しています。

デフォルト英語の「default(欠席・債務不履行)」からの言葉です。金融分野では、「債務不履行」の意味で用いられますが、コンピューター用語では「初期設定」という意味になります。そこから転じて「当たり前となっていること」という意味で用いられることもあります。

ニッチ市場の隙間という意味です。企業がまだあまり進出していないような隙間市場を「ニッチマーケット」といい、その隙間をターゲットにした利益戦略を「ニッチ戦略」と言います。「マニアック」という言葉に近い意味で用いられることもあります。

ネゴ/ネゴシエーション英語の「negotiation(ネゴシエーション)」が語源。「交渉」「折衝」などの意味になり、「ネゴ」はそれを省略した形の言葉です。交渉することを「ネゴる」と言うことがあります。

ノウハウ英語の「know(知る)」と「how”(方法)」をつなぎ合わせた言葉で、実際的な知識や技術情報という意味になります。何か物事を行う際のやり方で、独自の「コツ」や「秘訣」というニュアンスも含まれます。

バッファ英語の「buffer(緩衝器・緩衝物)」という言葉が元で、ビジネスでは「余裕」や「予備」という意味で使われることが多いようです。また、コンピューター用語では、「処理速度を補うためにある、一時的なデータ保管領域」という意味で使われます。場面により意味が異なります。

費用対効果かけた「費用」に対する「効果」の意味です。英語の「コストパフォーマンス」と同じ意味で、最近ではそれを略して「コスパ」や「CP」などともいうこともあります。効果をかかった費用で割ることで数値を計算することができます。効果が高く、費用が安いほど、「費用対効果」が高いといいます。

B to B / B to C英語の「Business to Business/Business to Consumer」の頭文字をとった言葉で、「to」の部分を「2」と表記して「B2B/B2C」ということもあります。B to Bは「企業間取引」、B to Cは「企業と消費者間の取引」という意味になります。対象の顧客が、法人か個人で使い分けます。

PDCAサイクル英語の「Plan(「計画)」「Do(実施)」「Check(調査)」「Act(改善)」の頭文字を取って「PDCA」といい、継続的に改善を行いながら、事業の活動を円滑に進める手法のことを指します。

フィードバック行動の評価結果をその相手に伝え返すことという意味です。相手に対しての単なる意見や感想ではなく、「相手やその行動がより良くなるための助言」という意味が含まれます。

フェーズ「段階」という意味です。「業務を進めていく際には、計画と照らし合わせて、現在のフェーズを確認する」といった使い方をします。

プライオリティ英語の「priority(時間・順序が前であること・優先)」という言葉から、物事の「優先度」という意味になります。プライオリティが高い(低い)と表現する。

ブラッシュアップ英語の「brush-up(身づくろい・磨き直し)」から、スキルや知識を現在の状態よりももっと向上させることという意味になります。ブラシでピカピカに磨き上げるイメージで、「完成度を高める」というニュアンスになります。

ブランディング「ブランディング」という言葉の元となっている「ブランド(brand)」とは、「銘柄」「商標」という本来の意味から転じて、「差別化された価値の高いもの」を意味します。そのため、「ブランド品」や「高級ブランドショップ」などの言葉があります。「ブランディング」とは、企業(商品)価値を高めて顧客から選ばれるようにするマーケティング戦略のことを指します。

ブレスト(ブレーンストーミング)英語で「頭脳」「知力」を意味する「brain(ブレイン)」と、「嵐」「暴風雨」の意味を持つ「storming(ストーミング)」という言葉をつなげて略した造語が「ブレスト」です。1つのテーマに対し、複数の人で自由に意見やアイデアを出し合う会議方法のことをいいます。「集団発想法」ともいいます。

プロモーション日本語に直訳して「宣伝」のことです。自社の製品やサービスのことを知ってもらうための企業活動のことを指します。キャンペーンや試食販売などもプロモーションに含まれます。

ベネフィット商品やサービスを購入して得ることができる利益や変化のことを意味します。「メリット」という似た言葉がありますが、「メリット」とは商品やサービスそのものの特徴や利点のことを指します。

ペルソナ英語の「persona(登場人物・外的性格・仮面を被った人格)」から転じて、「企業が架空で作り上げた、自社商品やサービスの典型的な顧客像」のことを指します。年齢や性別、ライフスタイルや価値観などを、より具体的に設定し、ターゲットとなる顧客の目線を商品開発や販売戦略に生かすのが目的です。

ペンディング英語の「pending”(未決定で・宙ぶらりんの)」が語源です。先送りすることや、保留にすることを意味します。時間切れなどによりやむを得ない場合だけでなく、あえてすぐに決定したくないときなどにも使える便利な言葉です。

ボトルネック英語の「bottleneck(瓶の首・狭い通路)」が語源です。多量の液体を入れられる大きな瓶でも、瓶の首が細いことにより、液体の出る量が少なくなってしまう、ということから、物事の進行を遅らせる要因や障害という意味になります。

マスト英語で「~ねばならない」「絶対必要な」などの意味をもつ「must(マスト)」という言葉から、絶対に必要なものやことを指します。「マストアイテム」とは「絶対に必要な物」ということになります。対して「モアベター(more better)」や「ベター(better)」とは「~ならなお良い」の意味になり重要度が下がります。

ユーティリティー英語の「utility」から、効用・便利なものなどの意味になります。業界によって使い方がことなり、建築用語では「ユーティリティー(スペース)」のことは、洗濯やアイロンがけなどを行うスペースのことを指します。また、様々なスキルがある人のことを言う場合もあります。

リスクヘッジ英語の「risk(危険・恐れ)」と「hedge(防止策)」を組み合わせた言葉で、「危険回避」といった意味になります。もともとは、「起こりうる危険(不確実性)を予測し、損害を小さくする工夫のこと」を指す金融取引用語でしたが、現在では、さまざまな場面で使われている言葉です。

リスケ英語の「reschedule」リスケジュールを略してリスケと呼び、一般的な意味としては先に設定していたスケジュール・日程を改めて再調整することを指します。

リソース英語で「資源」「供給元」という意味の「resource(リソース)」という言葉から、企業における「経営資源(ヒト・モノ・カネ)」のことを指します。「ヒューマンリソース」といえば、「人的資源」のことになります。IT用語では、コンピューターを作動させるために必要なCPUやハードディスクなどのことを指します。ビジネスでは全般的な経営資源(ヒト・モノ・カネ)のことを指します。リソースが足りないことをリソース不足といいます。

レッドオーシャン/ブルーオーシャン英語の「red ocean(赤い海)」から転じて、「競争相手の多い既存市場」のことを意味します。対義語は「ブルーオーシャン(blue ocean「青い海」)」で、「まだ世間に知られていない(あるいはまだ存在しない)競争相手がいない未開拓市場」のことを意味します。

ローンチ英語で「乗り出す」「進出する」という意味の「launch(ローンチ)」から、新しい商品やサービスを世に送り出すことという意味になります。主にはweb関連企業の新サービス提供開始の際に用いられることが多いですが、ほかに製薬会社の新薬発売や、金融業界で有価証券発行時にマーケットへ発表する際などにも用いられます。

まとめ ~ビジネス用語の必要性~

空を見上げるビジネスマン学校を卒業して社会人になると、一人の「大人」として周囲の人達と対峙しなければなりません。

また、大多数の人がそうであるように就職して仕事をするようになれば、その時から「ビジネスパーソン」としての会話を求められることになるでしょう。

そうした会話でよく使われる言葉の中には、学生時代にはあまり聞いたことのない言葉も多いと感じるかもしれません。

今回ご紹介した用語は一般的に多く用いられるものに厳選しましたが、特定の業界でよく使うようないわゆる「業界用語」という言葉は存在します。

いずれもビジネスの世界でお互いに知っていることを前提として会話が進められるため、必要に応じて(就職した業界ごとに)聞きなれない言葉が出てきたときには、すぐに調べたり人に尋ねたりするなどして、意味を理解するように心がけましょう。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

「大成会 西18丁目教室」
教室長
日野浦 大河

2017年北海道教育大学卒、中学・高校の社会科教員免許保持。現在は2023年8月にオープンした「大成会 西18丁目教室」の教室長を勤める。家庭教師時代の経験から、成績の伸びを決める一番大きなものは生徒さん自身のやる気であると痛感し、そのやる気を刺激する方法を日々模索している。


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公開日:2022年1月4日 更新日:2024年2月28日  
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