コロナ渦で益々需要が高まってきている「オンライン家庭教師」を利用する上でのメリットとデメリットについて解説していきます。
実際の家庭教師が訪問型からオンラインへ移行したことで非常に大きく変わった点がいくつかあります。
それらの点を以下で各章ごとに述べていきたいと思います。
これらを十分に理解することができれば、オンライン家庭教師と塾をうまく組み合わせ、希望の進路実現をすることもできるでしょう。
自分に得意な形、勉強の方法を見つけるというのはただ闇雲に勉強をするよりも非常に大切なことです。
より効率よく自分が勉強でき、なおかつ集中力が持続する方法を見つけることができれば、あとは目標に向けたステップを進んでいけばいいだけです。
そのため、今回はオンライン家庭教師を利用する上でのメリットとデメリット、そして塾や訪問家庭教師などの対面授業との違いについて解説していきます。
実際の家庭教師との違い
実際の家庭教師との違いで一番大きな違いは、実際に顔を合わせ、同じものを見ているかいないかという点と、画面越しで授業を進めるかということの違いです。
おそらく多くの人は家で受けるかどこか外の教室で受けるくらいの違いではないかと思っている方も多いかもしれませんが実際は非常に似て異なるものとなっております。
そこで今回は各項目に関してオンライン家庭教師と対面の塾・家庭教師の違いを述べていきます。
各項目に分かれておりますので、各項目を十分に理解することでどちらが自分に合っているのか見極める一つの情報となるでしょう。
時間的制約
これは少々難しいかもしれませんが、従来の訪問型家庭教師では基本的に1人の家庭教師または、教科により家庭教師が決まっており、途中で変更することが難しい、そして先生のスケジュールに合わせる必要がある。または、先生が遠方にいるなどの条件で対面が難しい場合がある。受ける本人が風邪等の状態により、対面は難しいということがあるかもしれません。
ですが、オンライン家庭教師を使うことでこの時間的制約から解放され、自分で好きな時間に授業を受けることができます。
人によってはご飯の前の方が集中できる。だがもう一方の人にとっては時間的制約があった方が集中できるという人もいるでしょう。
例えば、自分で自分をコントロールするのが苦手な方にとってはあらかじめ”この時間”と決まっているため行かざるを得ません。
そのため、いくら嫌でもお金を払っている以上行くという人がいます。
そのように自分をコントロールすることが難しいような方にとっては対面で時間割が決まっている塾のような携帯が向いているでしょう。
塾などとの比較
塾ではいわば学校の延長であり、わからない勉強を学校以上に集中し、それを徹底的にサポートする先生たちがいるということです。
塾では、基本的に少規模よりも比較的中〜大規模の講義をします。
そのため、一対一とは違い学校のようにわからない場所があっても進んでいきます。
もちろん学校と同じではなく、個人で質問に行ったり、わからない問題等の理解を深めるサポート体制は十分にあります。
一方、オンライン授業では基本的に講師と一対一であるため、わからない点をすぐに聞くことができ、さらに講師が学生の理解力を十分に把握することにより、個人の苦手な部分を勉強したり、得意な部分をさらに伸ばすことができます。
塾に行く際のメリットはなんといっても同じ志を持った仲間が多いということではないでしょうか。
また、基本的には入学の際にレベル分け等をされているため、同じクラスでは理解力が同じレベルの学生が集まることが大きな特徴です。
そのため、競争心が生まれやすく勉強をする上でのモチベーションをキープしやすいというのが特徴の一つです。
そのため、受験の最後まで目的・道筋を見失わずに勉強をすることができます。
一方オンライン家庭教師のメリットはなんといっても講師と学生が一対一で時間を使えるということです。
事前に宿題等を済ませ、自分がわからなかった点を把握することにより、講師と一対一の時間によりわからない箇所の理解を深めることができます。
次に双方のデメリットですが、メリットとデメリットは常に表裏一体であり、塾のデメリットはなんといっても大人数でするという点にあります。
自分のモチベーションが続かなかったり、周りと合わない、さらには講師と合わないとしてもなかなか変更が難しい点にあります。
また、学期の途中などのタイミングで塾に入るのは非常に難しいです。
一方、オンライン家庭教師のメリット(デメリットでもある)は時間・場所的自由さにあります。
オンラインでは基本的に場所を問わず、インターネットさえあればどこでも受講ができます。
例えば、安心できる家での受講ができるため、心理的には非常に楽であり、移動時間等もないため、時間を有効活用できますが、家で勉強のスイッチを入れ、さらには視界に入るさまざまなものからの誘惑に勝たなければいけません。
そのため、非常に集中力が必要となります。
上記で塾とオンライン家庭教師のメリットとデメリットについて述べましたが、塾には塾の良さ、オンラインにはオンラインの良さ、そして双方にデメリットも存在します。
そのため、どちらかを選ぶ際には双方のメリットとデメリット、そして自分の強み、弱みを理解して選ぶと良いでしょう。
例えば、一人だと集中力が続かないといったような問題がある場合、オンラインではなく対面で多くの学生が集まる塾に行くことをお勧めします。
反対に、一人でも集中力が続き、たくさんの人と一緒に勉強するのが苦手な学生は、オンライン学習を選択することをお勧めします。
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料金のこと
なんといっても料金というのは非常に大切であり、誰もが家庭教師または塾、オンライン家庭教師を選ぶ際に確認することでしょう。
何分から提供しており、1コマにつき何円くらいかかるのかという点です。
そして誰もが気にする(おそらくここの場合は特に親が心配する)ことといえば、金額にみあった教育を受けることができるかという点です。
これは、非常に大切ではないでしょうか?
基本的に塾や家庭教師(オンラインを含む)は高額であり、余裕がある家庭でないと通わせることができないと思われています。
確かにそれは正解でもあり、不正解でもあります。
なぜなら、塾と違いオンライン家庭教師の場合は非常に金額の幅が広い価格設定をされています。
非常に安価から高額な金額までさまざま存在します。
一方学習塾等では、基本的にどの塾でも同価格帯の金額で提供をしており、それにより多くの場合で金額の大きな開きはありません。
そこで、オンラインと対面の学習塾・家庭教師はどちらが、金銭的に優れているのかという点について考えていきたいと思います。
ここでは、単に金額が安い=良いというものではなく、各分野を総合的に判断し、どちらがどう優れているのかという点について考えていきます。
まず考えなければいけないのは、授業料はどのように決まっているかということです。
これを考える機会はあまりないと考えますが、今回は料金について考えていくため、まずこの点について述べなければなりません。
塾や家庭教師のサービスをする際に必要となるのは、それを提供する場所(土地・建物)と教える先生、教材の3点です。
他にも細分化した際にお金がかかっているものは多く存在しますが、大きく分けるとこの3点に絞られます。
そこで、提供する場所についてですが、学習塾の場合たくさんの生徒を収容することができる建物と机、電気等の設備が必要となります。
そしてその建物設備を維持するためにはお金が必要です。
そして次に教える先生についてですが、先生たちは無償で勉強を教えているのではなく、学生たちに高等な教育を与えるために塾や家庭教師のサービスが先生方にお金を払い、授業を開講しております。
そのため、先生たちに払う給料も必要です。
そして最後に教材です。
これはサービスによってことなりますが、どこかと提携したり、独自で作ったりする場合でもその制作費がかかっております。
もっと詳しく解説もできますが、これが本題ではないので、こちらの3点を踏まえて料金について考えていきます。
そこで、対面授業では必要でオンラインには必要のない料金があります。
それは、建物にかかるお金です。
対面授業の場合、大きな教室や電気等が必要となりますが、オンラインの場合では学生は家から受けることができ、同時に先生も家などの場所から教えることができます。
そのため、金額の中で大きな部分を占める建物に関する金額が含まれていない、オンライン家庭教師が安くなるのは必然なのです。
だからといい、先生の質が下がるというものではなく、むしろ日本全国どこからでも先生を集めることができるオンライン家庭教師に非常に大きなアドバンテージがあります。
最後に、こちらの金額という考えかたに関しては、オンライン授業の方に軍配が上がることでしょう。
なぜなら、基本的にオンライン家庭教師の方が、対面の塾に比べ非常に安価に設定されていることが多いです。
また、安価なだけでなく、非常にクオリティも高いため、払った金額に対する満足度も高くなっております。
トラブルの事例
主に考えられるオンライン家庭教師の際のトラブルとしては以下が考えられます。
Wi-Fiの通信トラブル、集中力の維持、授業スピードと意思疎通の困難。
まずWiーFiの通信トラブルはなんといっても最初に考えておくべき事項の一つでしょう。
これは誰にでも起こりうる問題であり、使用するインターネットの通信速度により、この問題が起こりやすいものであるか基本的に起こらないかをある程度把握することができます。
ですが、自分の方のインターネットの強度を高めた場合でも教師側のインターネットの強度が低いと起こりうる問題であります。
次に集中力の維持という点も非常に重要でしょう。
これは単にオンライン授業という比較的自由に受けることができる授業であることから発生する可能性のある問題です。
例えば、現代の社会ではさまざまな誘惑があります。
例えばSocial Media(Twitter, Instagram, Tik Tok, YouYube)などの誘惑に打ち勝ち目の前の勉強に集中することが必要となります。
そして最後に授業スピードと意思疎通の困難という点ですが、対面で教えている塾や対面家庭教師と違い、オンライン家庭教師では、画面越しにお互いを見ることができますが、学生の横から同じ問題、同じ教科書を除き、タイムリーに授業を進めるということは非常に難しいかもしれません。
その点、授業を進めるスピードや向いている方向(物理的なものではなく認識)の違いにより、対面とは少し異なるという点を理解して勉強をしなければならないでしょう。
講師のこと
講師の選択肢という点でもオンライン学習は非常に費用対効果(払う金額に対する満足度)が非常に高いでしょう。
なぜなら、塾や対面の家庭教師ではなんといっても場所的制約があります。
例えば、東京大学や東京近郊にあるその他有名校等の講師から授業を受けたいとしても、遠く離れた場所に住んでいた場合、それは現実的ではありません。
そのため、有名大学や人の集まる都市圏に位置している塾を除き、場所的制約がある塾はこの講師という点では少し魅力に欠けます。
もちろん、プロの講師が地方の都市で勉強を教えることもあるかもしれませんが、基本的には多くの学生を集めることができ、その学生たちを満足させることができる都市圏の塾に質の高い先生は集まる傾向にあります。
一方、オンライン家庭教師では、上記で述べた場所的制約がないため、どこに住んでいようが東大の先生や京大の先生、その他多くの有名大学の先生の授業を受けることができます。
それが非常に大きなメリットではないでしょうか?
価格が比較的安価にもかかわらず非常にレベルの高い先生の授業を受けることができるという点が非常に大きいです。
パソコンやスマホ・タブレットなどを使う上での注意点
まず初めに最も大事な点といえば、自分が使用する機械に慣れ、使いこなすことができるという点です。
そして、必要な道具を揃えるという点です。
例えば、パソコンを使う際基本的にパソコンにはカメラマイクが内蔵されており、先生と生徒でお互いに顔を見ながら話すということは問題なくできます。
ですが、通常パソコンのカメラは最低限の装備であり、カメラは高画質ではなく、音声も拾いやすいものではありません。
そこで、オンライン学習を成功に、導くためには別でカメラとマイクがあると非常に良いでしょう。
画質の良いカメラであれば、手元の教材を移すことができたり、マイクがあるとお互いの声が非常に聞き取りやすいです。
そのほか、機械に慣れるという点では、もし使用中になんらかのエラーが出た際にすぐに対処をし、授業に復帰できる程度の慣れは必要でしょう。
もちろん近年のパソコン、スマホ、タブレットは非常に扱いやすく、そこまで心配するものではないでしょう。
ですが、限られた授業の時間にトラブルが起きて、授業を受けられないという状態を避けるため、自分の使用する機器への慣れは非常に大切です。
オンライン家庭教師を使いこなす方法
オンライン家庭教師を使いこなす上で重要な点としては、先生にわからない点を伝えることができるかということです。
画面を通して話しているとはいえ、自分がやっている問題の手元を見せ、ここがわからないと直接聞くことは少し難しいです。
そのため、言葉で何がどうわからないのかを伝えるという作業が必要となってきます。
そのため、自分の考えを言葉でうまく言い表せるようになると非常に上手くオンライン家庭教師を使えるでしょう。
また、パソコンやiPadなどの電子機器をうまく使いこなせるかという能力も勉強以前に大事となってきます。
例えば、パソコンに急に謎の警告が出てきたり、アップデートの通知、Wi-Fiが急に切れるなど不足の事態が起こる可能性があります。
その際に冷静に対処をし勉強に集中ができるかということも非常に大切になってきます。
オンライン授業に向いている人
まず、オンライン授業に向いている人は、自分で自分をマネジメント(管理)することができ、家の近くに塾などがない、そして部活などをしていて特定の時間に授業を受けるのが困難な人の3点に合致する人です。
なぜなら、自分で自分をマネジメントする力というのは思春期の段階で獲得することが非常に難しい能力の一つです。
なぜなら現代であれば、家にいてインターネットに繋ぐことができる端末さえあれば、何時間でも友達とやりとりをしたり、動画配信サービス等で時間を消費することができます。
そのため、非常に誘惑が強い中、自分をきちんと律することができ、コントロールできることが非常に大切です。
塾等での対面授業とは違いオンラインでは好きな時間に時間割を組み、家で受講することができます。
そして、対面授業とは違い基本的に自由は保障されています。
そのため、さまざまな誘惑から自分の勉強時間を確保し授業の前後に勉強をし、オンライン学習の時間に本当にわからないことを先生に質問することができ、問題を明確にすることができる人は向いているでしょう。
次に、家の近くに高度な勉強を教えることができる塾等がない人にとっても非常にお勧めとなっております。
なぜなら、オンライン授業では先生が住んでいる居住地域は全く関係ありません。
インターネットさえ通っていれば、地球の裏側であろうと同じタイミングで授業を受けることができます。
そのため、都心部から遠方に住んでおり、高度な教育を受けることができる機会が非常に限られた人にとってオンライン授業はこの上なく便利かつ有効なものです。
そして最後に部活などに取り組んでおり、塾などの時間に間に合わない人にも非常に向いております。
なぜなら、高校生で部活に加入をしている学生は多くいますが、練習がハードだったり、終わる時間が遅いと通常の時間割で開講している塾とうでは指導を受けることができません。
そこで、部活も精一杯やりたいが進学などの希望があり、勉強も同時に頑張りたい人によっては時間的制約のないオンライン家庭教師が非常に向いています。
以上の3点に合致し、納得いただける方にとってはオンライン家庭教師は非常にお勧めです。
対面授業に向いている人
対面授業に向いている人はなんといっても競争を好み、強制力があった方が頑張ることができ、推薦入試等の特別な対策(面接や小論文対策など)を必要とするという3点に合致した人には、対面授業で実際に先生からフィードバックをもらうことができるような形態が向いているでしょう。
競争力を好むというのは、同じ志や目標を持った仲間と共に勉強をすることで、自分を客観視することができ、他の学生にできることと自分にできること、そしてどうやったら自分にできない・わからないことができるようになるかということについて自分を見つめ、他者と比較することにより自分を見つけることができます。
これは、良い意味での比較であり、これがマイナスな感情として作用するべきではありません。
プラスの感情としてみんなに負けたくない、昨日の自分よりできるようになりたいと思う勉強に対する原動力が重要なのであり、それを日々のモチベーションとして勉強をし続けられる力とできる人には非常に向いています。
さらに、強制力があった方が頑張れる人というのは、基本的に塾では、時間割が予め決まっており、それに対して自分が合わせなければなりません。
そのため、なんとしてでもその決まった時間に自分が授業に参加し、払っている金額分以上の勉強をするという意思のある人にとっては非常にお勧めです。
そして最後に、推薦入試等の特別な対策が必要な人にとってもお勧めというのは、対面の場合、実際に面接をしてその場で改善点を指摘してもらったり、小論文の添削をその場でしてもらうことで時間を有効に使うことができ、さらにタイムラグが発生しません。
また、対面の面接の際には空気感などのちょっとした違いも判断してもらえます。
これらのことにより、上記の3点に当てはまり、強く納得するかたにとっては塾などの対面授業が向いています。