大成会は、塾や予備校では珍しい「チーム個別指導」という形態を採っています。
複数の講師が指導するので「チーム」であり、講師が1人ひとりの子どもに向き合うので「個別」な指導というわけです。
チーム個別指導のイメージ・イラスト |
学校の教え方を「集団指導」といいます。
家庭教師のスタイルを「個別指導」といいます。
チーム個別指導は、集団指導と個別指導のメリットだけを抽出して、デメリットを排除しています。
それで、チーム個別指導で学ぶ生徒は、効率よく成績を上げることができます。
チーム個別指導が、生徒の「わかる」を生むメカニズムを解説します。
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「集団指導」と「個別指導」のメリットとデメリット
チーム個別指導のメカニズムを解説する前に「集団指導」と「個別指導」のメリットとデメリットを確認しておきます。
集団指導は、学校で行なわれている、伝統的な指導法です。
個別指導は、先生と生徒が1対1で向き合う、家庭教師方式です。
代表的なメリットとデメリットは次のとおりです。
集団指導 | 個別指導 | ||
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
「その教科」に強い講師に教わることができる | 全体のレベルに自分が合わないことがある | 自分のレベルに合わせて教わることができる | 講師はすべての教科に精通しているわけではない なれあいを生む危険もある |
「こういうとき」チーム個別指導を試そう
メリットに「はまる」生徒であれば、集団指導でも個別指導でも、グイグイ成績を伸ばすことができます。
しかし、デメリットに「はまってしまった」生徒は、同じ指導法を受けている限り、どれだけ勉強時間を長くしても、どれだけ努力しても学力は上がりません。
集団指導や個別指導を受けていて、勉強意欲があって、勉強時間もたっぷり取っていながら成績が上がらない生徒は、チーム個別指導を試してみることを強くおすすめします。
なぜ集団指導で学力が伸びない子供がいるのか
保護者のなかには、子供の学校の成績が悪いと「この子は勉強ができない」と感じてしまう人がいます。
しかし、日本の小学校、中学校、高校は、ほとんどが集団指導です。
つまり、成績が悪いのは、その子が集団指導にマッチしていないからかもしれません。
勉強ができないから成績が上がらないのではなく、集団指導による学習では学力が身につかないから、どれだけ頑張っても成果が出ないだけかもしれません。
集団指導は優れた指導法ですが、それでも欠点があり、それは文部科学省も認めているところです。
文部科学省は集団指導をどのように評価しているのか
文部科学省は集団指導について、次のような考えを持っています。
<文部科学省の見解A>
学校教育は、集団での活動や生活を基本とするものであり、学級や学校での児童生徒相互の人間関係の在り方は、児童生徒の健全な成長と深くかかわっている
集団指導の利点を述べています。
子供たちを健全に成長させられるから、文部科学省は集団指導を継続している、と読み取れることができます。
文部科学省はさらに、集団指導のメリットを次のように紹介しています。
<文部科学省の見解B>
自他の個性を尊重し、互いの身になって考え、相手のよさを見付けようと努める集団、互いに協力し合い、よりよい人間関係を主体的に形成していこうとする人間関係づくりとこれを基盤とした豊かな集団生活が営まれる学級や学校の教育的環境を形成することは、生徒指導の充実の基盤であり、かつ生徒指導の重要な目標の一つである
文部科学省のこの見解に賛同できる人は多いでしょう。
だから保護者も、迷わず自分の子供を学校に通わせることができます。
しかし、大成会が塾を運営するなかで優先しているのは、学力の向上と、成績のアップです。
そして、生徒がテストで高得点をマークすることと、子供たちが挑んだ入試の合格こそ、大成会の目標です。
もちろん、子供たちの人間性にも着目しています。
子供たちの個性を把握できなければ、子供たちによい教育を提供することができないからです。
しかし「学力向上」「成績アップ」「テストでの高得点」「入試合格」の4つの観点を持って、上記の文部科学省の集団教育への見解A、Bを読み返すと、少し不安を覚えます。
見解Aにも見解Bにも、「学力」「成績」「テスト」「入試」といった単語が見当たりません。
文部科学省も「集団指導が苦手な子供がいる」ことを認めている
文部科学省が、集団指導を苦手にする子供がいることを認めていて、次のように述べています。
<文部科学省の見解C>
ある個人を集団から離して指導することが効果的なこともあれば、その個人を集団の働きを生かしながら、その人間関係の中で指導することが効果的な場合もある
この見解Cを「翻訳」するとこのようになるでしょう。
集団指導では「超個性」に対応できない
集団指導のデメリットは「全体のレベルに自分(生徒)が合わないことがある」ことです。
学力が高い生徒ばかりを集めた集団に、「今はまだ」学力が高くない子供がいたら、その子は「自分は勉強ができない」と強く感じるでしょう。
これでは学習意欲は高まりません。
その逆に、学力が低い生徒の集団に、特別に学力が高い子供がいると、その子は「授業内容が簡単すぎる」と強く感じるでしょう。
したがってこの場合も、学習意欲は高まりません。
集団指導は、集団の平均を高めることは得意ですが、集団のなかの「1人の生徒」の学力を、特別高めることは苦手です。
例えば、高校生ぐらいになると、ある1つの教科について、教師と同じレベルの知識を持っている生徒が現れることがあります。
それは10代半ばになると、興味を持った分野の専門書を読み漁ることがあるからです。
このような「超個性」は集団指導では伸ばすことが難しいでしょう。
しかし、超個性を伸ばしてあげると、その子は他の教科でもグイグイ成績を上げていきます。
学力を高めるには、やはり子供の個性に密着した指導がよいと、大成会では考えます。
なぜ個別指導で学力が伸びない子供がいるのか
家庭教師をつけた生徒でよく聞かれるのが、始めた当初は成績が急上昇したのに、しばらくすると伸びが止まる、というケースです。
講師と生徒が1対1になる個別指導は、ときにとてつもない成果を挙げることがあります。
子供の個性と講師の個性がマッチして2人が意気投合すると、教わるほうも教えるほうもモチベーションが高まるからです。
ではなぜ、しばらくすると、成績の上昇が鈍化するのでしょうか。
個別指導に限界がくる理由
個別指導では、1人の家庭教師が、1人の生徒の全教科をみてあげなければなりません。
しかし1人の教師や講師が、すべての教科に精通することは、事実上不可能です。
小学校レベルの難易度であれば、1人の教師でもなんとか全教科対応できますが、中学レベルになった途端、対応できなくなるでしょう。
それで文部科学省も、中学校から教科担任制度を導入しています。
教科担任制とは、英語の教師なら、英語教師しか教えない方式のことです。
家庭教師をつけて急激に成績が上がるのは、生徒が勉強の「コツ」をつかんだからでしょう。
しかし「コツ」をつかんだだけでは、永続的に成績を上げることはできません。
永続的に成績を高めるには、講師や教師は、永続的に新しい知見を生徒に与え続ける必要があります。
どれだけ優秀な講師や教師でも、すべての教科について新しい知見を与え続けることは不可能です。
教えるのは1教科が理想ですし、せいぜい2教科が限度でしょう。
なれあいを生む危険もある
個別指導のもう1つの大きな欠点は、なれあいを生む危険があることです。
生徒と講師が意気投合することは重要ですが、それが、なれあいの関係になってしまうと緊張感が消えてしまいます。
勉強や学習は、ときに楽しく感じることがありますが、苦しく感じることのほうが多いはずです。
多くのことを覚えなければなりませんし、理解できないことをなんとか理解しなければなりません。
苦手な学問にも挑戦し続けなければなりません。
そのため、生徒と先生の間には、一定の緊張感がないとならないのです。
緊張感によって、子供は「ここで甘えてはいけない、乗り越えなければならない」と頑張ることができます。
生徒はやはり、複数の先生と絶えず接触していたほうがよいのです。
チーム個別指導の教え方
大成会が採用している「チーム個別指導」は、複数の講師が1人の塾生の学習をサポートする方法です。
チーム個別指導と集団指導と個別指導の3つの関係をまとめるとこのようになります。
集団指導 | 個別指導 | ||
メリット | デメリット | メリット | デメリット |
「その教科」に強い講師に教わることができる | 全体のレベルに自分が合わないことがある | 自分のレベルに合わせて教わることができる | 講師はすべての教科に精通しているわけではない なれあいを生む危険がある |
↓ ○ | ↓ ✕ | ↓ ○ | ↓ ✕ |
チーム個別指導 チーム個別指導は、集団指導と個別指導のメリットを抽出し、デメリットを排除しています ・「その教科」に強い講師に教わることができる |
なぜ、チーム個別指導は、集団指導と個別指導のメリットだけを抽出でき、デメリットを排除できるのでしょうか。
詳しくみていきましょう。
「集団指導」と「個別指導」のデメリットを排除できる
先に、集団指導と個別指導のデメリットを排除する方法を解説します。
集団指導と個別指導のイメージ・イラストを、もう一度ご覧ください。
集団指導 | 個別指導 |
集団指導では、個人が集団のなかに埋もれていることがわかります。
教師が複数の生徒に目配りしなければならないこともわかります。
個別指導では、1人の生徒が、1人の講師からしか学べないことがわかります。
先生には「教える温度」というものがあります。
複数の教科を教える知識を有している先生でも、自分の得意分野の授業に熱が入りますが、苦手分野を教えるときは、どこかぎこちなくなるものです。
チーム個別指導は、この2つの形態とはまったく異なるので、これらの欠点を受け継ぎません。
「集団指導」と「個別指導」のメリットを活かすことができる
続いて、チーム個別指導が、集団指導と個別指導のメリットを活かすことができることを証明します。
チーム個別指導のイメージ・イラストを、もう一度ご覧ください。
チーム個別指導のイメージ・イラスト |
生徒が1人しかいないので、「生徒が集団」ではありません。
したがって、個性が集団のなかに埋没することはありません。
これは、個別指導のメリットでした。
そして講師が複数人いるので「講師が個別」ではありません。
1人の生徒は、複数の講師から彼らの得意分野だけを教わることができます。
これは集団指導のメリットです。
見事に、チーム個別指導は、個別指導と集団指導の「よいエッセンス」だけを抽出しています。
まとめ~自信を持っておすすめできます
長年の経験から、そして、生徒たちの成績を向上させた実績から、大成会ではチーム個別指導の効果に自信を持っています。
そして、これまでみてきたように、チーム個別指導は理論上も優れた指導法、教授法であることがご理解いただけたと思います。
自分の子供の学力を懸念している保護者は、ぜひ一度、指導法を疑ってみてください。
「もしかしたら、今の指導法がうちの子供に合っていないのではないか」と思ってみてください。
そして、子供がまだ、チーム個別指導を体験していなければ、ぜひ大成会の無料体験を試してみてください。
子供が「これだ!」と思うでしょう。
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この記事を監修した人
「大成会」代表
池端 祐次
2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。