高校生になってバイトをしたいけれど、両立できるかどうか心配、という声がよく聞かれます。
勉強、部活、バイトをいかに上手に両立させるかが、高校生活を充実したものにし、大学受験にも良い結果をもたらすために重要です。
そこで今回は、高校生がバイトをするにあたってのマインドセット、両立させるための方法、おすすめのバイトについて解説していきます。
バイト=仕事
高校生になると、バイトができるようになります。
そこで、バイトをしたいと考える子は非常に多いです。
しかし、バイトはれっきとした仕事ですから、自分が行きたいときにだけ行って、疲れてるときは勝手に休めば良い、というわけにはいきません。
学校は自分が休んでも、誰かに迷惑がかかることは少ないです。
しかし、バイトは自分が休むことで人手が足りなくなり、他の従業員やお客に迷惑がかかることが考えられます。
もちろん、自分も怒られたり、辞めさせられたりなどのペナルティーを受けます。
そこで、バイト=仕事という意識をしっかりともって、誠実に取り組む姿勢が大切です。
バイトは二の次
バイトもしたいけれど、部活もしたいと考えている子がまた多いです。
ただ、よくいわれるように学生の本分は勉強です。
勉強あっての部活であり、バイトであるはずです。
本当にごく一部の子で、スポーツなどで類まれな才能があり、大学もその推薦でいけるレベルである場合、勉強より部活を優先しても良いです。
しかしそれはやはり少数派で、多くの子は勉強をして、大学受験をする選択をします。
勉強をおざなりに部活やバイトをすることは、例外はあれど多くの人には当てはまりません。
勉強時間の確保が最優先
そのため、勉強時間を確保することをまずベースに置きます。
そのうえで、勉強だけしていれば良いというのもまた高校生である以上違いますから、できれば部活に入りたいです。
両立できるかは部活次第
ここにポイントがあります。
どの部活を選ぶかで、バイトと両立できるかが決まってきます。
基本的に拘束時間が長く、しかも肉体を酷使する厳しい運動部の場合、バイトは難しいです。
具体的な部活名は、学校により異なります。
たとえば、ある高校では野球部が甲子園常連で非常に厳しいことで知られていても、同じ地区の別の高校では野球部は人数も少なく活動しているのかしていないのか分からない、というレベルのこともあるからです。
避けたほうが良い部活
ただ一般的には、野球部やサッカー部、バスケット部はきつい傾向が強いです。
バレー部やテニス部、バドミントン部は学校によりけりで、卓球部はたいていの場合楽です。
特に厳しい部活に入ると、基本毎日練習で、休みは平日の1日だけ、ということがあります。
その1日も、体は休ませるけれど部室でチームメイトと長々とミーティング、ということも珍しくありません。
厳しい運動部だと放課後から部活が始まって、帰りは21時や22時になります。
それから食事などをして勉強をして、となるとバイトをしている暇がありません。
普段体を酷使していますから、たまの休みはすべからく体を休ませるべきで、その日までバイトを入れてしまっては息つく暇がありません。
部活の実情をリサーチしておく
そこで、バイトと部活を両立したいと考えているのであれば、あらかじめ自分が入りたい運動部がどのように活動しているか調べておくべきです。
中学のときにもあったかと思いますが、多くの高校では仮入部という制度があります。
これを利用して、先輩から情報収集をします。
実際にどの程度厳しい練習が行われているのか、先輩でバイトと両立している人はいるのか、といった内容です。
「文化系=楽」ではない
文化系の部活であれば必ずバイトと両立できるか、というとそうではありません。
文化系でもほぼ休みなくハードに活動しているところは存在します。
こういったところだと、やはりバイトとの両立が困難になります。
■強豪校は文化系もハード
北海道でいうと、札幌白石高等学校の吹奏楽部が強豪で有名です。
直近の実績だと、2019年10月に高文連全道大会に出場し、最優秀賞を得ています(※)。
これにより、全国大会への推薦を勝ち取っています。
全国大会へ出るほどの部活ですから、その活動のハードさも推して量るべし、というものです。
以上から、バイトと部活を両立させたければ、厳しすぎない部を選ぶことが必要です。
たとえば平日は活動があるけれど、土日はないという部であれば、土日はバイトを入れる、ということが可能です。
両立可能なタイムスケジュール
たとえば、高校生のバイトといえば、で王道のコンビニも、土日のみのシフトで入ることが可能です。
土日に部活がないとどうしても家でだらけて昼過ぎまで寝てしまう、というタイプの子の場合、昼間のシフトに入ることでメリハリが出ます。
平日のバイトのシフトで多いのは、17時~22時です。
日中の時間は、当然に授業がありますから、高校生は入れません。
部活後のバイトは難しい
一方で、部活の終わる時間を考えてみます。
これは部活によってだいぶ変わりますが、一般的には運動部だと19時くらい、文化系だと18時頃が目安です。
もちろん、前述のように厳しい部活だと運動部、文化系問わずこれより遅くなりますし、軽い部活だと運動系でも18時より早く上がれることもあります。
ただ、基本の終了時間を見ると、部活後に17時~のシフトに入るのは無理です。
16時に下校して、移動や準備を経て17時からバイト開始、というのが現実的です。
となると、平日の17時からのシフトの場合、部活をした後で向かうことはできません。
そのため、平日のシフトには部活がない日を選ぶべきです。
また、バイト先と相談することで、22時より早い終了時間にできることがあります。
前述のように夕方だと17時~22時というのがポピュラーですが、なかには18時~21時であったり、高校生だということで融通を利かせてくれるところもあります。
平日のバイト後に勉強は難しい
22時にバイトが終了だと、その後の引継ぎや着替えなどで、結局が職場を出るのが22時半、というのが多いです。
家に帰ると23時で、もう後はいかに早く寝るか、となります。
21時までの早めに終わるシフトでも、やはり帰ってからお風呂に入ったり、ご飯を食べたり、となると勉強をしている時間がありません。
そこでおすすめなのは、朝に勉強をする方法です。
朝勉強が両立のコツ
6時に起きて、1時間勉強してから学校へ行く準備を始めます。
顔を洗ってからでないと目が覚めない人は、先に準備を済ませてから勉強でも良いです。
朝に勉強をするのは、頭が冴えているので効率が良いです。
朝勉強をすることで、バイトがある日でも自習をしない日を作ることができます。
勉強をしない日を作らないことが大事
勉強というのは、積み重ねです。
特に大学受験の場合は、高校受験のように1ヶ月のスパートでなんとかなる、というものではありません。
特にGMARCH以上の難関大学を目指す場合にはそうです。
となると、勉強について何も進歩しない日を作らない、という考え方を持つ必要があります。
1日1日一歩でも合格に向けて前進する姿勢が大切です。
高校生がバイトをするとなると、放課後はすぐに職場へ向かい、夜に終わります。
その後は時間的な制約や疲労もあって、なかなか効率的な勉強をするのが難しいです。
そこで、まだ疲れていない朝に頑張って起きて、勉強について無駄な一日を作らないことが大切です。
バイトがある日だけ早起きすればOK
朝5時に起きられればそれが一番良いです。
しかし、なかなかそれを継続できる子は少ないです。
現実的には、夜0時までには寝て、6時に起きることです。
たとえば、週に3回部活が休みの日があって、それが土日と、平日は水曜だったとします。
普段は7時半を過ぎても寝ているけれど、バイトがある土日と水曜だけは、朝6時に起きるようにする、というのでも構いません。
朝練がある部活はNG
ここでお気づきの通り、朝練がある部活では当然にこの生活は果たせません。
これは先の、バイトと両立したいなら厳しい部活は避けるべき、という話に通じます。
勉強、部活、バイトのなかでダントツで大事で、かつ基本となるのが繰り返しになりますが勉強です。
そこで、当然に朝練がある部活は避けなければなりません。
さらに、バイトがある日は、勉強→学校→バイトという予定で埋まっていて、プライベートな時間がほとんど持てません。
ゲームをしたくてもアニメを観たくても友だちとカラオケに行きたくても、できません。
バイトのない日くらい心身を休ませたいと思うはずです。
しかしやはり勉強はしなくてはなりません。
このことからも、拘束時間が短く、負担の少ない部活を選ぶことが重要という話につながります。
それこそ同じ軽音楽部でも、イベントを年間通して開いて熱心に活動するところよりも、アニメの「けいおん!」のようなゆるい部活で放課後ティータイムに興じることができるようなものがベストです。
バイトの選び方
最も大事なのは誰と働くか
バイト選びで大事なのは、人です。
たとえば、自分がアニメが大好きで、近くのアニメイトでバイトできたら好きなアニメグッズに囲まれて楽しそう、と思うかもしれません。
しかし、そこの店長がとても性格の悪い人だったらどうでしょうか。
バイトの先輩がちょっとのミスで怒鳴りつけてくる人だったらどうでしょう。
きっと楽しい空間も嫌な場所に様変わりしてしまうはずです。
嫌いな人と無理して働く必要はない
あまり褒められたアドバイスではないですが、嫌な人と無理に仕事をする必要はありません。
周りにはせっかく始めたんだから少しくらい我慢しろ、という人がいるかもしれません。
確かに、少しぐらい嫌な人であれば我慢をするべきです。
しかし、好きな場所が嫌いになるほどに苦手な人たちと無理に働く必要はありません。
それは、まだ高校生でアルバイトだからです。
仕事ですから、嫌なことも我慢する姿勢は大切です。
ただ、学生の本分はいまだ仕事ではなく勉強です。
嫌な人と毎週何度も顔を合わせて仕事だからと我慢をしてストレスを溜めて勉強に支障をきたしては、元も子もありません。
■無理して続けるのはリスクが大きい
高校生がアルバイトをするのは、早めに社会を知って仕事の厳しさを痛感したり、人間的に成長できたり、学校では会えない幅広いバックグランドを持った人と出会えたりと、メリットが多くあります。
ただ、我慢をして続ければ必ず良いことが起こるわけではなく、逆につらいだけの高校生活になってしまうリスクがあります。
■素敵な人とバイトをするほうが実りがある
たとえば、マクドナルドでバイトをするとして、さらに自分は特にマックは好きではなかったとします。
接客にもスマイルにも特に興味がありません。
しかし、教えてくれる先輩が自分のいきたい大学の人で素敵で優しくて、店長も自分が高校生であることでシフトなど色々気を遣ってくれる尊敬できる人だったらどうでしょうか。
きっとマックにバイトにいくのが楽しくて、仕事ももっと上手にできるようになりたい、と向上心が出てくるはずです。
あの素敵な先輩と絶対同じ大学に入ろう、と勉強にも良い影響が出てきます。
このように、バイトにとって大事なのは、何をするかよりも誰と働くかです。
社会人になったら、吐き気がする人ほど嫌な人たちと一緒でも、それより優先すべき価値があれば歯を食いしばってでも続けるのも一つの選択です。
しかし、高校生のアルバイトでは、それは必要ありません。
自分が入る時間帯にバイト先に行ってみる
この一緒に働く人については、普通にネットなどの求人情報を見て面接を受けるだけでは分かりません。
面接をした店長などの担当者の人となりは分かるかもしれません。
しかし、働きだすまでは実際に一緒になる人のことは分かりません。
そこでおすすめなのは、面接を受ける前にそのバイト候補先に足を運んでみることです。
できれば、自分が入ろうと思っている曜日、時間帯に行ってみます。
どんな雰囲気で皆が働いているか、どんな人たちがいるか、実際に自分が入ったときに溶け込めそうか、などイメージしながら分析します。
これをしておくことで、いざ働きだしたときのミスマッチをだいぶ防げます。
ただ、これでも完全にリスクを回避できるわけではありません。
働き出してから少しの我慢では到底足りない、大きなストレスを感じる職場だったら、無理に続ける必要はありません。
「近いところ」がベストではない
よく高校生のバイトを解説するサイトなどでは、なるべく自宅から近いところを選べ、といいます。
理由は、忙しい高校生ですから移動時間が少ないほうが負担が少ないからです。
もちろん、距離が近いに越したことはありません。
ただ、上述のようにバイト選びで最も大事なのは一緒に働く人です。
近くても嫌な人ばかりだったら別の意味で大きな負担になります。
これでは近いところを選ぶ意味がありません。
また、勉強についても既に述べたように、元よりバイトのある日には帰ってからやる予定にはなっていません。
となると、多少通勤時間がかかっても、自分が働きやすい環境、魅力を感じる人たちがいる職場を選んだほうが実りが多いです。
遠いよりは近いほうが良いですが、やはりそれ以上にどんな人と働くか、を重視してバイト先は選ぶべきです。
時給より人
時給についても同じです。
高いに越したことはありませんが、高くてもそれに余りあるストレスが溜まる職場では価値がありません。
校則でバイト禁止でも諦めない
高校のなかには、バイトを校則で禁止していることがあります。
たとえば北海道でも、札幌東高校、札幌英藍高校、札幌国際情報高校などではバイトを禁止しています。
ただ、バイトを原則として禁止していても、話をすれば許可されるケースがあります。
親との三社面談のうえ、許可されたという話をよく聞きます。
経済的事情なら言わずもがなOKですが、そうではなくても、社会勉強のためなど合理的な理由であれば、特別成績や授業態度に問題がある生徒でない限り、許可を受けることができます。
ただ、厳しさは高校にもよります。
バイトを絶対にしたいのであれば、あらかじめ受験高校の校則について調べておいて、仮に禁止されていたとしても許可を受けることが可能なのかどうか、知っておくことが大切です。
高校生におすすめのバイト
塾の先生・家庭教師
高校生だと、基本的には塾の先生や家庭教師になることはできません。
ただ、例外的に個人契約を結べることもあります。
それこそ、知り合いの息子さんが中学生で、自分と同じ高校に入りたいと考えている場合、1時間2,000円で、などと契約を結べることがあります。
家庭教師というと、トライなどの家庭教師派遣会社をイメージされる方が多いです。
このような派遣会社だと、まず会社に登録して、条件に見合った生徒を紹介される形になります。
ここで、高校生だとまず講師登録ができません。
できるところでも卒業後に登録となり、大学生になるまでは実際に活動できません。
そこで派遣会社を利用することなく、個人契約を結ぶ必要があるわけです。
個人契約を結ぶメリットは、仲介手数料が発生しないことです。
個人契約を結べるサイトが増加
知人のつながりで生徒を得るのが最も安心ですが、今ではネットの掲示板を利用して個人契約を結ぶケースも増えています。
たとえば、以下のサイトが有名です。
これは、登録した講師が一覧で表示されて、生徒がその掲示板を見てどの講師が良いかを判断します。
連絡が来たら、直接生徒の自宅に行って、契約を結ぶ仕組みです。
家庭教師バイトのメリット
高校生が家庭教師をするメリットとしては、自分の勉強にも役立つことです。
高校生が教える場合、中学受験を考えた小学生や、中学生になります。
いずれにしても、高校生にとっては基本事項となりますから、教えながら基本の確認になります。
特に思考力を試すような難度の高い問題だと、小学生、中学生が取り組むものでも骨太に感じます。
人に教えながら自身の思考力を養えて、かつ、普通のバイトよりも割高な給料がもらえるので、家庭教師のバイトはメリットが大きいです。
求人をみつけづらいのがデメリット
デメリットは当然、他のバイトに比べて高校生が求人をみつけるのは難しいことです。
個別指導系の塾でも、もともと通っていた塾などツテがあればバイトとして入れることがあります。
ただ、この場合もやはり間口は非常に狭く、高校生で塾の先生としてバイトができることは少ないです。
コンビニ
コンビニバイトといえば、簡単なイメージがある、と応える方がよくいます。
しかし、実際にはそんなことはありません。
コンビニの店員は、単にレジができれば良いだけの話ではありません。
コンビニの業務は多種多様
品出しなどは結構体力がいりますし、ファーストフードなどは調理も要ります。
公共料金や税金などの支払いを受けることもあり、このときは大金を扱うので失敗は許されません。
宅急便でも大事な品を預かることがあり、このときも不備が合ってはなりません。
時代の変化とともにコンビニは非常にたくさんの業務が要るようになっています。
支払いも現金だけではなく、各種電子マネーについて、何が使えて何が使えないのか、これも把握しておかなければなりません。
クレーマー対応も必要
また、ポイントが付くものは先にカードをスキャンしておかなければならないのが基本です。
お客さんも色々な方がいます。
店員のミスでTポイントがつかなったとき、本気で怒鳴りつけてくる例があります。
たかだか数ポイントがつかないだけでも、大人が本気で怒ってきます。
もちろん、いろんな人がいますから、なかには笑って許してくれる人がいます。
大半はそうでしょうが、そうでないケースもあるということです。
このように、コンビニのバイトは様々な人とかかわり、緊張感を持ちながらたくさんの業務をこなす、非常に大変な仕事です。
コンビニバイトが務まる子は社会に出れる
しかしだからこそ、高校生がやるなら学ぶことが非常に多いです。
コンビニのバイトをしっかりとできる子は、すべからく社会人になってもきっと仕事ができる子です。
コンビニの店員もテキトーでやる気がなく、ミスしても謝りもしない子は、きっと社会人になってどの仕事に就いてもダメだろうな、と感じさせられます。
コンビニのバイトは王道ですが、非常に奥が深いです。
勤続が長くなるほどできることが増えて、やがて自分より年上の大学生や主婦から頼られる存在にもなりえます。
■誰でも良い仕事・誰でもできる仕事ではない
コンビニの仕事は、社会人のやっていることとそん色ない、むしろそれ以上のことをやっているともいえます。
たとえば、市役所で住民票を出す公務員に比べて、どちらが難しい仕事でしょうか。
はっきり言って住民票は誰でも出せますが、コンビニの仕事は誰でもできません。
さらにお客(利用者)のほうも、住民票を出す職員は誰でも良いですが、よく行くコンビニの店員はやはり笑顔が良くて仕事をしっかりやってくれる人が良いと思います。
職員の名前や顔は憶えませんが、よく行くコンビニの店員のことは憶えます。
お客のなかには親しく声をかけてくれる人も出てきます。
結局のところ、誰でも良い仕事、誰がやっても同じ仕事ではありません。
だからこそやりがいがあり、高校生におすすめできます。
コンビニのバイトをしっかりと勤められた自信と経験があれば、大学生になってからどんなバイトもできます。
社会人になってからも、そのとき得たマインドが、確固たる土台としてあり続けます。
カフェ
高校生のなかには、カフェでバイトをしたいという子がよくいます。
なかでもスタバはお洒落なイメージがあってカッコいいと、希望する声が多く聞かれます。
人気のスタバは高校生不可
しかし、スタバは高校生のバイトは不可としています。
そのため、大学生になるまでは我慢しなければなりません。
■高校生プログラムによる例外
ただ、本当に一部だけ例外があります。
スタバのイベントで、学校でもアルバイトでもない、高校生プログラムとして「Youth Connection @Starbacks」が2018年に実施されました(※)。
※参考:スターバックス グリーンエプロンを着けて、街のひとを元気にする高校生募集!
これは、高校生を対象に、実際に店舗でグリーンエプロンをつけてお客にドリンクを出したり、自分たちが主体となってイベントを企画したりするものです。
4日間限定のプログラムでした。
しかし、4日だけでも実際に憧れのグリーンエプロンを着けて店舗に立ち、お客にドリンクを出せるというのに魅力を感じる高校生は多いです。
人気のプログラムでしたから、また実施される可能性があります。
他の大手チェーンは高校生も可能
ちなみに、スタバは基本高校生は無理ですが、ドトールなど他の大手チェーンでは高校生も可能です。
近隣の店舗で働きたいところがあれば、タウンワークなどに求人情報が出ていなくても、直接店舗に電話をしてバイトを募集しているか聞いてみるのが良いです。
新聞配達
新聞配達のバイトも高校生におすすめです。
朝早く起きて勉強し、夜のバイトの後には寝るだけ、というこれまでの考え方とは異なります。
朝早起きしてバイトをして、夜に勉強をすることになります。
新聞配達のバイトは、朝5時には起きなければなりません。
朝方の生活サイクルが手に入る
最初は大変ですが、慣れれば早寝早起きという理想的な生活サイクルを実現できます。
新聞配達を経験すると、やめた後もその生活が染み付いていて、朝早く起きてしまうという方が多いです。
朝の3時間は脳が最もよく働くゴールデンタイムといわれています(※)。
であれば、やめた後はそれまで仕事をしていた時間を勉強に変えれば良いわけです。
受験勉強が忙しくなるまでは朝のバイトを続けて、本格的に勉強モードになったらやめるというのが一つの方法です。
朝の勉強のほうが効率が良いことは分かっていても、なかなか早起きができないという子は多いです。
しかし、新聞配達をして早起きに慣れた身体にしておけば、辛さを感じにくくなります。
その後の受験勉強に良い効果を期待できます。
自転車での配達も可能
新聞配達は、朝の5時ごろにバイクをブーンと走らせているイメージがあるという人が大半です。
しかし、実は自転車でも可能です。
高校生で16歳以上なら原付の免許は取れますが、なくても雇ってくれるところはあります。
求人情報は、タウンワークなどを参考(※)にしたり、直接近所の営業所に電話をしたりして探します。
※参考:タウンワーク 札幌市・牛乳配達・新聞配達のアルバイト・バイト・パート求人情報一覧
牛乳配達や朝のコンビニもおすすめ
新聞配達ではなく、牛乳配達も朝バイトのなかではおすすめです。
他にコンビニも、早朝のシフトで短時間入れることがあります。
コンビニについては、やはり店長が話の分かる人だったり、今の従業員の状況だったり、様々な事情からシフトの融通が利くところが望ましいです。
高校生のバイトについてまとめ
今回は、高校生がバイトをするうえでの心構えや、勉強や部活と両立させるコツ、おすすめのバイトなどについて解説してきました。
特にバイト選びでは、何をするかよりも誰と働くかのほうが重要です。
あらかじめバイト先をそれとなく訪問して、どんな人たちと働くのか知っておきます。
朝勉強をして夕方~夜に勉強をするのが基本ですが、新聞配達など朝バイトの場合には、夜の空いた時間に勉強、と柔軟にスケジュールを構築していく必要があります。
この記事を監修した人
「大成会」代表
池端 祐次
2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。