最新の「AI」を学べる大学・専門校をご紹介

AIを学べる大学・専門校

最近テレビ番組やネットニュースで “AI” という言葉をよく見かけるようになりました。
AIとは “Artificial Intelligence” の頭文字をとったもので、日本語ではしばしば「人工知能」と対訳される事が多いです。
業界を賑わせているAIを今回は解説します。
またAIについて学ぶことの出来る大学についてもご紹介しますので御覧ください。

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AI技術の進歩が著しい

AIはここ数年でよく聞かれるようになった言葉ですが、皆さんはAIの歴史について知っていますか?
「新しい技術なんだから最近できたんだろう」と考える方も多いかもしれません。
実際はどうでしょうか。
まずはAIの歴史について触れておきましょう。

AIの歴史!AIという言葉はいつ生まれた?

デジタルイメージ現在では「優れたもの」「新しいもの」として知られているAIですが、その歴史は1956年にまで遡ります。
1956年と言うとまだ東海道新幹線が営業を開始していない時代です。
アメリカのAllen NewellとHerbert Simonが世界初のAIとなるLogic Theoristを開発しました。
従来は計算しか出来ないとされていたコンピューターに数学公式の証明を行わせるプログラムで、当時としては画期的な技術でした。
この時期を第一次AIブームと呼んでいます。
ただし、この時期のAIブームは技術の進展が追いつかないことから1970年代に入るとブームの収束を迎えることとなります。

1980年代に入ると再びAIブームに火が灯ります。
この時代を第二次AIブームと呼びますが、ここでキーワードになるのが “Intelligence” という言葉です。
Intelligenceという言葉には「知能」という意味に加えて「情報」という意味も含まれています。
第二次AIブームでは第一次ブームのように決められたフレームワークをこなすだけのAIから、情報を蓄積して分析するAIへと進化しました。
第二次AIブームで登場したAIは「エキスパートシステム」と呼ばれ、ある分野の専門知識を詰め込んで、その専門知識をもって問題を推論を行うというシステムでした。
実際に現場で使用されたわけではありませんが、第二次AIブームを代表するAIがアメリカの “MYCIN” です。
患者の症状を入力して抗生物質を処方する為のAIで、正確な処方を行う確率は7割程度だったと言われています。
ただし「何となくお腹が痛い」「たまに頭痛がする」など人間の感覚による症状までは判別することが出来ず、技術の進歩も乏しかったために第二次AIブームも徐々に冷めることになります。

第三次AIブームについて

そして現在は第三次AIブームが起ころうとしています。
第三次AIブームの火付け役となったのがビッグデータと呼ばれるもので、例えば皆さんがお持ちのTポイントカードやApple ID等に紐付けられた企業などが持っている大量の情報を指します。
1980年代はインターネットが未発達で、世界がインターネットで繋がるということはまだ夢の世界でした。
インターネットの発達により多くの情報が流通するようになった今、その情報を活用してAI自身が自発的に学習を行うようになったのが第三次AIブームです。
以前の「データベース→出力」のように単純な構造をしているわけでは無く、信号が数多くの階層を経由して最終的な出力を行うという構造になっています。
これは人間の脳の構造と似たような処理方法で「ニュートラルネットワーク」と呼ばれています。
ビッグデータの中を彷徨いながら処理を行う過程でAIは様々なことを学習します。

2045年問題が引き起こす業界の再編

人工知能アメリカの未来学者 Raymond Kurzweil は自身の著書 Time 2045 で「2045年にはすべての人類が力を合わせても勝てない人工知能が生み出されるだろう」と予想しています。
シンギュラリティ」や「2045年問題」として知られています。
2029年には一人の人間と同等の知能を持つコンピューターが現れるのではないかとも言われています。

このシンギュラリティを基に様々な見解が出ています。
具体的に言うと、皆さんが希望している業界がもしかすると衰退してしまう、もしくは別業界で生き残っていくことになるかもしれないという事です。

週刊現代によるとカメラメーカーの富士フィルムはAI社会においても恐らく生き残ることが出来るであろうと予想されています。
8人の専門家がそれぞれ2点満点の持ち点を持ち臨んだ評価では6点のスコアを獲得することができました。
今やカメラはスマホに取って代わり、画像の記録という側面ではペーパーレス化が進んでいます。
AIを搭載した機器の場合、画像や文字の認識を行うことが可能であるため、カメラ業界にとっては大きな痛手となります。

では何故富士フィルムが生き残ることが出来ると予想されているのでしょうか。
女性の読者の皆さんであればお察しがつくかと思われますが富士フィルムは化粧品やヘルスケア分野でも高い評価を受けています。
かつて富士フィルムはカメラ用のフィルムを製造していましたが、デジタルカメラの登場により全くフィルムが売れなくなってしまいました。
そこで富士フィルムはフィルム製造技術を活かした化粧品開発に取り組み成功を納めました。
このような経緯から富士フィルムはカメラメーカーとしては目立たないものの企業として存続し続けることが出来るという訳です。
化粧品に関しては他メーカーでは真似のできない製造技術で一定の地位を保ち続けると予想されます。
また富士フィルムのAI導入によって更に低コストで良い品を製造することも期待することが可能です。

産業革命とも呼ばれているAIの台頭ですが、業界を再編成する・消滅する産業が出てくるなどその影響力は凄まじいことになっています。
これからはAIを中心とした経済活動が普及すると予想され、AIについて学ぶ意義は十分にあります。

※参考:講談社・週刊現代「実名357社を大公開! AI革命で10年後消える会社、生き残る会社」

AIを学びたい学生のQ&A

本記事をご覧の皆さんの大半はAIに興味があり、学びたいと考えているでしょう。
そこで大学でAIについてを学ぶ意義を確認することにしましょう。

専門学校との違いは?

疑問が浮かぶ女性コンピューター系の専門学校でもAIについて学ぶことが可能です。
では大学でAIを学ぶのと専門学校でAIを学ぶのではどのような違いがあるのでしょうか。
この2つの学校の違いを最も明確に分けているのが「教育基本法」です。

教育基本法第7条では大学の目的が定められており「大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする」としています。
また「大学については、自主性、自律性その他の大学における教育及び研究の特性が尊重されなければならない」ともされています。
簡単に言えば大学は「専門的な知識を勉強する学業の場、専門的な研究施設」とする事ができます。

一方専門学校は学校教育法によって定められる専修学校のひとつで「職業若しくは実際生活に必要な能力を育成し、又は教養の向上を図る」事を目的としています。
大学は学術の中心との位置づけでしたが、専門学校は職業や生活に必要な能力を身につけるいわゆる職業訓練学校として機能しています。

つまりは大学を出ると学位記が授与され、AIについて深く学んだ事へ対する証明となります。
専門学校ですと認可校の場合、専門士の学位が授与されますが可能であれば上位の学位である学士を取得するために大学へ通いたいところです。

AIに将来はある?

AIは日常生活のあらゆる部分に存在しており、これから益々普及してくるものと思われます。
例えばAmazonのお問合せフォーム。
チャットでの問い合わせを選択すると、質問をLINEのようなチャット画面に入力することになります。
その文章の意図をAIが判断し、解決策をAIが示すといった具合です。
必要に応じて人間のオペレーターに引き継ぐようになっています。
これによりAmazonは人件費の削減に成功しており、現在はAmazon GOと呼ばれる無人店舗の実験に取り組んでいます。

上記の例のように現在行っている事業の経費を削減し新たな事業に取り組む為の資金を調達する事は、成功すれば私達にとっては更に便利な環境を与え企業にとっては更に便利な社会にするための資金を得ることが出来ます。
たとえ失敗したとしても、研究段階で得られたノウハウを新たな事業に活かすことによって別の利便性を満たすことも出来ます。
そのためAIは現在の事業に必要な経費削減といった意味では非常に革新的な手段であるために、現在注目されています。

AIによって雇用が減るのでは無いかという疑問に関して、現在はなんとも言えないという答えが妥当でしょう。
例えば教師やライターなど、知能だけではなく人間の感性に訴えかける必要のある職業はAI時代でも生き残れる可能性が高いですし、受験対策の書籍をつくっているメーカーやキュレーションメディア(既にある情報を見やすくまとめたメディア)などは情報収集や分析などの業務をAIに取られる可能性があります。
AIに関してはまだまだ開発途中であるという側面が強いため、革新的なAIを作ることが出来ると上記のような予想もひっくり返されるかも知れません。
未知数の可能性を秘めているという表現が最もわかりやすいでしょう。

文系学生でも学ぶことが出来るのか?

文理選択AIはコンピューターを活用して制作されるプログラミング分野の一領域である事から理系のイメージが先行しています。
現時点で文系科目が得意であったり、文系大学に進学を考えている皆さんは「果たして私にも出来るのであろうか」といった不安が頭をよぎります。

結論から申し上げると「本人次第である」という他ありません。
そもそも日本では文系と理系の壁が厚く互いに分かり合うことは出来ないと考えられていますが、世界に視点を移して考えてみるとリベラルアーツの考え方から文理双方の教養を備えている学生が大半です。
「俺文系だから計算とか出来ないわ」「私は理系だから英語は苦手」などは日本に限った話であるという事です。
私の知人は外国語系の大学に進学後、独学でプログラミングについて学び現在はヨーロッパでプログラマーとして働いています。

大学でAIについて学ぶメリット

AIについての展望は明るいと謳われていますが、大学でAIについて学ぶメリットは何でしょうか。
このような技術職は通常の場合、専門学校が有利だと考えがちですが、大学でAIについて学ぶことでどのような利点があるかを解説します。

プログラマー職は給与水準が高い

給料明細こちらに関しては学校を出た後の話ですので専門学校・大学を問わず言えるメリットです。
現在IT業界は人手不足で優秀な人材は楽天やAmazonなどの有名企業に雇用されているか、フリーランスとして国内外問わず活躍しています。
企業が求めている人材の数に対して働き手が少ないので、企業は優秀なプログラマー確保のために多額の給与を支払おうとします。
そのためプログラマーの給与水準は比較的潤っていると考える事が出来ます。

AIエンジニアの場合は人数が少ないため更に給与水準が上がります。
求人を確認する限りは平均年収額は700万円ほどとなっています。
最低額で400万円程度、最高額では1,200万円程度と開きが生じています。

企業はAI技術を持った大学生を求めている

昨年の暮にこのようなニュースが飛び込んできました。

「東京工業大学は12月24日、同大の全ての院生を対象にしたデータサイエンスとAIの教育を、2020年度に始めると発表した。ヤフーや海外の企業などと協力し、社会課題を解決できる人材の育成を目指す。19年12月からトライアルをし、20年4月に本授業を始める」

要約するとIT大手のヤフーが大学と連携しIT人材を育成するプログラムを開始したというニュースです。
近年では学校と企業の連携は珍しいことではありませんが、IT企業と教育提携を行う大きなニュースは今回が初めてです。
時代はインターネットが主流となりIT技術者の育成が重要な課題となっています。

大学で学んだことがそのまま活かせる

プログラミングAIをはじめとするプログラミングではPCを用いたコーディング(コード入力)が主な業務となります。
PCを使用するという都合上、大学でも職場でもほとんど変わらない環境でプログラム作成を行うことが出来ます。
例えば教員ですと教育実習やボランティアに参加しないと実践的な経験は得られませんが、AIについて学ぶ授業であればプログラミング現場と変わらない開発ソフトを用いて学習を行うことが可能です。
人間関係や業務の癖については慣れないといけませんが、本旨であるプログラム作成や保守に関しては大学の環境と変わらない環境で取り組むことが可能です。

AIを学ぶことの出来る大学一覧

以下にAI技術を身に付けることのできる大学の一部を掲載しております。
現在では関西圏の大学がAI教育の導入に積極的で、ローカルな話にはなりますが通学時間帯の列車に多数の広告を打ち出しています。
なお他にもAIについて学ぶことの出来る大学はぜひ調べてみてください。

北海道情報大学

北海道情報大学では2020年より日本IBMと連携しAI人材育成プログラムを開発すると発表しました。
2021年度からの開始を目標としており、システム構築について学ぶことが可能です。
北海道情報大学は北海道江別市にキャンパスを所有しており札幌と隣接した大きな都市でアクセスが容易です。
東京以北の地域でAIに関する教育を打ち出している大学は2020年1月次点では北海道情報大学が唯一です。
2021年の開講ですので、本記事をご覧の皆さんが1期生となる可能性も大いにあります。

大和大学

大和大学は関西の大学ですが2020年4月より理工学部を新設しIT人材の育成に努めています。
AI、VR、IoTなど多彩なゼミを用意しており、現代のインターネットを取り巻く環境についてじっくりと研究することが可能です。
カリフォルニア工科大学で特別講座を受講することができたり、最新設備を備えたキャンパスがあったりと非常に充実しています。

※参考:大和大学HP

関西学院大学

関関同立の一角として知られる関西学院大学は日本IBMと連携してAI教育プログラムの開発を行いました。
カリキュラムは2019年より開始しており学部を問わず受講することが可能です。
ノートPCの持参が必須とされていますがJavaやPythonなどを学習できるなど実践的な内容となっています。

※参考:関西学院大学HP

東京工業大学

さきほども取り上げました通り、東京工業大学は大手企業ヤフーと連携したAIエンジニア育成に積極的な姿勢を示しています。
どの学部に在籍していてもAIに関する授業を受けることが可能で文系理系を問わず教育機会を提供するとリリースにて発表しています。
残念ながらAIに関する学位は授与されませんが、代わりに学長による課程修了証が授与されます。
学長の名をもって発行される書類ですので就職に問題が生じることはありません。

※参考1:東京工業大学HP

※参考2:東工大ニュース

札幌の塾なら大成会
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おわりに

AIはSociety5.0の中核をなす技術です。
これまでの情報を蓄積するだけの機械から、膨大な情報を自ら収集し分析する能力を兼ね備えた革新的技術として注目されています。
また社会も教育機関に働きかけ積極的に優秀なAIエンジニアを生み出そうとしています。
特に北海道情報大学や関西学院大学では民間企業との連携によってより実践的な教材を手にしています。
現時点ではAIを学ぶことの出来る大学はまだ少ないですが、これから益々開講される事が予想されます。
本記事を通してAIについて少しでも興味を持っていただければ幸いです。

この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2020年2月11日
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