小学生のうちに直す!「ケアレスミス」の具体例と対策法

ケアレスミス 具体例と対策法

テストでのケアレスミスにより、本来もらえるはずの成績から1ランク下がってしまうことがあります。
たかが1点のケアレスミスにより、5をもらえるはずが4になってしまうとしたら、たかがとは考えられません。

中学の内申は高校受験に影響をしてきます。
そのため、小学生のうちにケアレスミス対策をしておくことが望ましいです。

今回は、そもそもケアレスミスとはなんなのか、具体例とともに紹介します。
さらに、ケアレスミスを防ぐための方法についても解説していきます。

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ケアレスミスの重大性

中学生になってくると、定期テストが内申を決するうえで非常に重要なものになってきます。
地域によっても違いますが、中学一年生の内申から高校入試に影響してくることがあります。

たとえば、北海道では、中学一年から三年までの全ての内申が高校入試の評価対象となります(※)。

※参考:北海道学力コンクール 合否判定の仕組み

1点のケアレスミスで内申点が変わりうる

内申点は、定期テストの成績が大きく影響します。
同じ授業態度で提出物にも抜かりがない2人の生徒がいたとします。
今では内申は絶対評価で決まりますから、一定の点数以上を取れば4、さらにこの点数以上を取れば5、というように絶対的に決まってきます。

クラスで何割が5、と相対評価ではありませんから、絶対的な基準点を満たせば何人でも5が取れる仕組みです。
基準が90点だとしたら、先の2人の生徒のうち、89点の生徒は4、90点の生徒は5、ということが現実的に起こります。

わずか1点の差で、そのまま評点の差も1つ変わることがあり得るわけです。

ケアレスミスで本命の高校にいけないことも

悩む女の子この1点の差が、単に自分の実力不足で、どうしても分からない問題だったのなら、諦めもつきます。
しかし、普通に考えれば分かる問題なのに、問題文を読み間違えていたり、解答を書き間違えていたりして、落としていたらどうでしょうか。

このケアレスミスの積み重ねで内申が下がり、それにより第一志望の高校を下げざるを得なくなる可能性があります。
さらに当日の学力検査でケアレスミスを犯して、合格点に届かない事態も考えられます。

大学入試でも1点のケアレスミスが命取りになる

大学受験においても、センターや個別試験において、1点が非常に大きな意味を持ちます。
早稲田大学では、センター利用入試が可能です(※)。

※参考:早稲田大学 センター試験利用入試

このとき、早稲田だとどこの学部も90%以上がボーダー得点率です。
たとえば2019年度、政治経済学部のボーダー得点率は93%でした。

もしもケアレスミスで1点でも落とし、それによって得点率が92%になったら、センター利用での合格は果たせません。

大学の一般入試も同様です。
1点ごとの階層に多くの人がひしめき合っています。
そのため、ケアレスミスによる1問によって、一気に順位が落ちて合格に届かないことがあり得ます。

小学生のうちにケアレスミス対策をしておく

自分の実力不足ではなく、受かる実力はあるのにケアレスミスによって不合格になるのだとしたら、なんともやりきれない気持ちになります。

そこで、内申が進路に大きな影響を及ぼす中学に入る前に、なるべくケアレスミスを犯さないようにしておくことが重要です。

ケアレスミスの具体例

ケアレスミスというのは、その名のとおり「ケアレス=不注意な」ミスを指しています。
要は注意が足りていないがために不正解になったということです。

慶應大学法学部「英語」の場合

不注意にも色々な種類がありますが、最も多いのは問題文の読み間違いや、理解不足です。
具体的な例として、2019年度の慶應大学法学部、英語の問1を取り上げます。

In the dialogue that follows, some words or sentences have been removed at the places marked (1)-(20). From the lists [a] and [b] below, choose the most appropriate word or sentence to fill in each of the numbered spaces and boxes. In both lists, all choices must be used; and the choices should be made to produce the most natural conversation overall.

Amy: Hey, what’s new?

Carol: Not much. How about you?

Amy: (1)

Carol: You are always full of energy, aren’t you? I guess you are ready for the new academic year. Which courses are you taking this semester?

Amy: (2) I’m still undecided. What about you?

Carol: (3) I’ll probably take Professor Chang’s course called “Introduction to Southeast Asian Studies,” though.

Amy: I’ve heard great things about her. They say she is both brilliant and funny!

Carol: That’s exactly why I’m fired (11) about taking it. A friend told me her lectures last year made the students laugh so hard that they could barely take notes! I wonder where she got her unique sense of humor.

Amy: She is a sociologist(21) (12) training, isn’t she? Perhaps she could have been a successful comedian if she hadn’t become an academic.

Carol: (4) Joking (13), they say she is a leading scholar in her field. She really knows her subject inside (14).

Amy: I wish there were more teachers like her.

Carol: Entertaining and insightful! (5) But, seriously, we’d better start making up our minds! There is little time before the registration period ends.

Amy: Well, there are just so many courses to choose from. I don’t even know where to begin. Any other suggestions?

Carol: Well, (15) the top of my head, Professor Hayashi’s “Gender in Modern Japanese Culture” sounds fascinating.

Amy: Did I tell you that I practically grew up (16) Japanese anime and manga?

Carol: (6) Your room is full of things Japanese!

Amy: I’m not going to lie. I’m still in love with Japanese pop culture (17) this day.

Carol: Is that why you’ve decided to study in Japan next summer?

Amy: Yes. I’ve studied Japanese for 7 years, and now I want to see how good I am! (18) I can’t get enough of anime and manga!

Carol: You are always combining pleasure and learning! (7)

Amy: Thanks! Oh, wait, I just remembered! There is a class I really want to take.

Carol: (8)

Amy: It’s called “The Deterioration(22) of Democracy in the Digital World.”

Carol: (9) Who’s teaching it?

Amy: Professor Johnson. He joined this university last year, and he is awesome! I ran (19) his “Social Media and the Future of Digital Democracy” last semester. (10)

Carol: Well, that’s a start!

Amy: Yep. I just need to think of at least three more. In the meantime, I also have to clean up my room!

Carol: It’s about time. To tell you the truth, your room is full of cute stuff, but it’s magnificently(23) disorganized. Really, your untidiness is (20) belief!

Amy: If you feel that way, your help would be phenomenally(24) appreciated!

 

 [a] To fill in each of the spaces (1)-(10), choose a sentence from the list below:

0. Go on, I’m all ears.

1. I couldn’t be better.

2. I wouldn’t be surprised!

3. Well, I guessed as much.

4. Well, you know me.

5. It’s mostly up in the air.

6. It was a total eye-opener!

7. That’s a rare combination.

8. That sounds rather depressing.

9. That’s what I admire about you.

 

[b] To fill in each of the boxes (11) — (20), choose a word from the list below, ignoring capitalization:

0. across

1. aside

2. besides

3. beyond

4. by

5. off

6. on

7. out

8. to

9. up

ここで、ケアレスミスをするとしたら、(1)の空欄に、[b]からwordを選んでしまうことが挙げられます。
反対に、(11)の空欄に、 [a] からsentenceを選んでしまう、といったことも考えられます。

 [a] の問題文には、「To fill in each of the spaces (1)-(10), choose a sentence from the list below 訳:(1)~(10)の空欄に、以下から文を選んで入れてください」とあります。

[b]の問題文には、「To fill in each of the boxes (11) — (20), choose a word from the list below, ignoring capitalization 訳:(11)~(20)の空白に、以下から大文字を無視して単語を選んで入れてください」とあります。

対話文をみてみると、(1)~(10)までと、(11)~(20)が混ぜこぜに位置していますから、上記のようなケアレスミスを犯しやすいです。

また、一度使った文や単語をもう一度使うのもケアレスミスです。
冒頭の問題文に「all choices must be used(全ての選択肢が使われなければならない)」とあるからです。

この一文と、 [a]と [b]の選択肢の数から、各空欄に選択肢が重複しないように1つずつ入ると分かります。

問題文の意味が分からないのは実力不足

そもそも問題文の書かれている内容を理解できないのは、既に指摘したようにケアレスミスではありません。
単純に実力不足です。

たとえば、「all choices must be used」の意味が分からない、「 [a] To fill in each of the spaces (1)-(10), choose a sentence from the list below」が(1)~(10)の空欄には以下の文から選択する、つまり(11)~(20)の空欄には以下から選んだらいけないんだな、と理解できないのは、実力不足といえます。

これらは、もっと英文を読んで語彙を増やし読解力を上げ、さらに問題を何度も解いて理解力を上げることで解決できます。

一方でケアレスミスとは、落ち着いて読めば上記の理解が可能なのに、急いでいたり、緊張していたりして注意が散漫になるがために間違えることです。

結果、「all choices must be used」を読み落としていたり、「To fill in each of the spaces (1)-(10)」を読んだはずなのに会話文に戻った瞬間に抜け落ちてしまったり、といったことが起こります。

北海道公立高校入試「英語」の場合

慶應大学の英語はレベルが高いから、問題文を読むのにも一苦労、だからケアレスミスをしてしまうんだ、という人がいます。

しかし、正直なところ、問題のレベルは関係ありません。
ケアレスミスをする人は、たとえ高校入試のレベル、中学の定期テストのレベルでもしてしまいます。

北海道の公立高校入試でみてみます。
平成30年度の英語、大問3の問3は以下のようになっています(※)。

※参考:平成30年度 公立高等学校入学者選抜学力検査問題

問3 本文の内容から考えて、次の問いに対する答えを、主語と動詞を含む英文1文で書きなさい。

Why does Nina want to sell many kinds of food from developing countries at the right place?

本文には、「ニーナは発展途上国に住む人の生活をより良くしたい」とありますから、「Because Nina wants to make people’s lives in developing countries better.」というのが正しい答えです。

Whyで聞かれているわけですから、基本的にはBecauseから始めるのが按配です。
これがないと、日本語でいう「~だから」がなくなるため、「なぜ~?」で聞かれて、単に「ニーナは~したい」と答えていることになり、ぶっきらぼうな印象になります。

さらに「主語と動詞を含むように」と問題文にあるわけですから、To make people’s lives in developing countries better. と答えるのも、内容としては間違っていませんが、主語がないので形式的に解答として間違っています。

英文1文で、という情報も見落としてはいけません。
She hopes it. It is to make people’s lives in developing countries better.

hopes の後にどのように文を続けていいか分からずに、いったん文章をピリオドで区切ってしまったケースです。
本人は変な文法にならないようにと安全策のつもりで区切ったとしても、最も初歩的な、問題の「英文1文」に反しています。
もちろん、これでは不正解です。

ケアレスミスは大学入試でも高校入試でも起こる

確かに高校入試は、慶應のような難しい問題に比べれば、ケアレスミスをするハードルは下がっています。
しかし、同じように不注意があれば、どちらにしてもケアレスミスは起こることも分かります。

結局、焦らずに問題文を注意深く読んで答えれば、ケアレスミスは大学入試であろうと、高校入試や中学の定期テストであろうと防げるということです。

これをおろそかにすれば、やはりどの問題でもケアレスミスは起こります。

ケアレスミスを防ぐ方法

練習(問題演習)を繰り返す

ケアレスミスを防ぐためには、とにかく問題に慣れることです。
これは、部活をイメージすれば分かりやすいです。
たとえば、バスケットで最も基本的なシュートといえば、レイアップがあります。

スラムダンクで桜木花道が庶民シュートと呼んでいたシュートです。
ディフェンスがいない状態でのレイアップは、はずすことが許されません。
もっともイージーなシュートだからです。

しかし、これを外してしまう場面があります。
それは、緊張だったり、簡単だからという気の緩みであったりします。
まさにテストでケアレスミスをする原因と共通するものがあります。

これを防ぐためには、練習のときから緊張感を持って、そのシュートを外すかどうかで勝ち負けが決まるという意識をさらに持って、どれだけ反復しているかが鍵になります。

体に染み付くほどに繰り返して、さらに試合をイメージしていることで、いざ本番になっても、リラックスしていつも通りにレイアップを決められます。

ケアレスミスに危機感を持つ

テストでケアレスミスを防ぐのも、同じ対策でOKです。
問題を解く際には、実際のテストをイメージします。
できれば時間を計って、本番と同じように、この一問を落とせば不合格になるかもしれない、という意識を持って問題に取り組みます。

簡単な問題でケアレスミスを犯したら、まー分かってたし本番は集中すれば大丈夫っしょ、という軽い気持ちではいけません。

これで志望校に受からなかったかもしれない、という危機感を持って、次に生かすようにします。
練習でレイアップをミスしている人が、本番では集中するから大丈夫だと言っていても、チームメイトは信用するでしょうか。

やはり練習から集中してレイアップを絶対はずさない、もしも外したら悔しがって意識を高める人のほうが、信頼できます。

問題演習でケアレスミスをしたときに、たかがケアレスミス、と軽んじるのではなく、ここで高い意識を持って「絶対に同じミスは繰り返さない」と次に向かえると、当然にケアレスミスをするリスクが格段に少なくなります。

間違えやすい箇所に下線を引く

技術的な話でいうと、ケアレスミスを犯しそうな箇所にあらかじめ線を引くことが効果的です。
たとえば、「誤っているものを2つ選びなさい」という問題文なら、「誤って」に下線を、さらに「2つ」に下線を引くことで、正しいものを選んでしまうこと、1つしか選ばないこと、のリスクを防げます。

丁寧に書いて計算ミスを防ぐ

特に自分がケアレスミスを犯すポイントが分かっているなら、そこを丁寧にすることも大事です。
たとえば、数学で公式への当てはめがばっちりでも、最後の掛け算や足し算で間違えてしまいやすいとします。

最後の簡単な工程も頭で処理するのではなく、面倒でも書いて計算することで、ミスを防げます。
ただ、なかには書いていてもケアレスミスを犯す人がいます。

これは、数字が乱雑に書かれていて7や9の見分けがつかずに間違って認識したり、位がちゃんと揃っておらず間違った掛け合わせをしていたりするケースが多いです。

このときは、当然、雑なのがケアレスミスの元になっているわけですから、少なくとも自分がちゃんと認識できるレベルの丁寧さをもって書くことが必要です。

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ケアレスミスについてまとめ

特にケアレスミスはそれが原因で志望校に受からないことがあり得る、重大なものです。
たかがケアレスミスではありません。

ケアレスミスをしやすい子も、危機感を持って問題演習を繰り返すことで、しにくくなります。

問題を何度も解くことで、自分がケアレスミスをしやすいポイントが分かってきます。
それが分かれば、下線を引いたり、頭の中で処理せずに丁寧に書いたりすることで対処できます。

中学から定期テストが内申に直結する重要な意味を持ってきますから、できるだけ小学生のうちに、ケアレスミス対策をしておくことが肝要です。

この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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