【高2】勉巨違法は時間が鍵
チーム個別指導塾「大成会」教育コラム

【高2】効率的な勉強法は「時間」のコントロール

この記事は、学習塾「大成会」のコラムです

この記事は、大学受験を真剣に考えている「春の高2生」に向けて書かれています。
大学入試本番まで約2年間ある人に、現役で高偏差値大学に入る方法を解説します。

これからの2年間、この記事で紹介した勉強をすれば、今思っている第1志望大学より2ランク上の大学に入ることができるでしょう。

つまり「道内の上のほうの私立大に入りたい」と思っている道内の高2生ならば、それより2ランク上の北大も夢ではありません。

日東駒専を狙っている高2生なら、MARCH(明治、青山、立教、中央、法政)どころか、早慶上智が射程内に入ってくるでしょう。

ただし、それを実現できるのは、2年という「長すぎる時間」を克服できた高2生だけです。

多くの高2生は2年計画を知らない

なぜ高2生にとって、2年という「長い時間」が、受験勉強の敵になるのでしょうか。
それは、多くの高2生は、これまでの人生のなかで、2年計画を立てたこともないし、ましてや2年計画を実行したことがないからです。

もちろん、例外はあります。
中学受験や高校受験に備えて、小学校のころからコツコツ勉強してきた高2生もいるでしょう。

しかしその人たちですら、本格的な2年計画の立案・実行は初めてのはずです。

大学受験に向けた2年計画は、人生のなかでも最も難しい計画のひとつといえます。

なぜなら、高偏差値大学を目指す受験よりシビアで過酷なレースは、それほど多くないからです。
さらに、その過酷なレースを、10代後半という若い年齢で乗り越えなければなりません。

社会人ですら、しっかりした2年計画を立てて、それをそのまま実行できる人は多くありません。

無駄とスランプとあせりを組み込もう

2年計画の立案が難しいのは、無駄とスランプとあせりをどの程度組み込んでよいのかわからないからです。

2と高3の計2年間は、受験勉強にとって無駄なことが多く含まれます。
例えば、音楽や美術の授業、理系生徒にとっての文系授業、文系生徒にとっての理系授業、部活、文化祭、修学旅行、恋愛、ゲーム、スマホ、遊びなどです。

ところがこれらは、受験にとって無駄なだけで、高校生にとって、そして人生にとってはとても重要です。
そのため、受験に力を入れるといっても、これらを捨ててしまうのはもったいないことです。

2年計画にも、「人生にとって重要な取り組み」も盛り込んでおかなければなりません。

そして2年間の受験勉強のなかでは、必ずスランプが訪れます。

受験でのスランプとは、いくら勉強時間を長くしても学力が上がらないことや、勉強する気が起きないことです。
これも2年計画に盛り込んでおかなければなりません。

そして学力が上がらないと、あせってきます。
あせりはロスを生むだけで、入試の点数を1点も上げません。
受験生は気持ち的に追い詰められていくので、「あせっても仕方がない」と思えば思うほど、あせってきます。

無駄とスランプとあせりは、受験勉強の遅延を招きます。
しかし、ある程度の無駄とスランプとあせりは避けられません。
そのため、無駄とスランプとあせりを盛り込まない2年計画は、絵に描いた餅になってしまうでしょう。

それでも2年計画を立てる意義とは

2の春につくった2年計画は、途中で頓挫してしまうかもしれません。
それでも高偏差値大学を目指す高2生は、高2の春に2年計画を立ててください。

なぜなら、2の春に2年計画を立てないと、学習計画を更新することができないからです。
そして、頓挫する計画をつくらないと、頓挫することができません。

頓挫することはとても大切で、それにより、計画づくりを大幅に改善することができます。

計画は、頓挫してはつくり直し、また頓挫してはつくり直すことによって、実行可能で効果的なものになっていきます。

札幌の塾なら大成会
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「道内私大でよい」高2が北大を狙う場合

高校の担任や親に「道内私大でいいかなと思っています」と言っている高2生が、本心では「北大に入りたい」と思っていたら、次のように2年間のスケジュールをつくってみてください。

  1. 偏差値を上げるペースを決める
  2. 受験科目ごとにかける時間を決める

どのように偏差値を上げるペースを決めるのか

植物の矢印どのように偏差値を上げるペースを決めていけばよいのでしょうか。

道内私大の文系学部の偏差値は大体50くらいです。
北大の文系学部は大体70くらいです。
つまり2年間で偏差値を20上げる必要があります。
2年間は24カ月なので、1カ月あたり0.80.9は上げていかなければなりません。

これが、偏差値を上げるペースです。

どのように受験科目ごとにかける時間を決めるのか

次に、受験科目ごとにかける時間を決める方法を紹介します。

例えば北大法学部(前期)を受験するには、原則、まずはセンター試験(または大学入学共通テスト)で次の科目を受験しなければなりません。

  • 「国語」
  • 「世界史B、日本史B、地理B、倫理・政治・経済から2科目」
  • 「数1A
  • 「数2B、簿記・会計、情報関係基礎から1科目」
  • 「物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎から2科目」
  • 「英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国から1科目」

さらに2次試験(個別学力検査)で、数学、英語、国語を受けなければなりません。

合計7科目勉強することになります。

2年間は17,520時間です。
そのうち3分の1は睡眠に使うので、動ける時間は3分の211,680時間です。
動ける時間のうち6割を勉強に費やすと、7,008時間になります。

時計この約7,000時間で7科目を習得するので、春の高2生でも、1科目あたり1,000時間しか勉強できません。
110時間勉強をしたとしても、1科目に100日しか費やすことができません。

ただ、北大法学部を目指すなら、文系科目の英語、国語、数学、社会を強化する必要があるので、理科の勉強時間を減らすことになります。

これが、受験科目ごとにかける時間を決める方法です。

2年を4期にわけよう

初めて受験計画を立てる人は「粗々(あらあら)の計画」をつくりましょう。
粗々の計画で受験勉強を始め、違和感を持ったら、さらに詳細な計画につくり変えていきます。

粗々の計画では、2年間を次の4期にわけます。

  • 1期:高2春~夏
  • 2期:高2秋~学年末
  • 3期:高3春~夏前
  • 4期:高3夏~入試

各期ですべきことをみていきましょう。

1期:高2春~夏にすべきこと

1期は、1から高1までの内容を徹底的に復習します。
英語と数学については、中学の内容は丸暗記してもよいくらいです。

理科や社会についても、重要キーワードを「自分のなじみの言葉」になるようにしておいてください。

国語は直感的に解けることもあるので復習しづらい教科ですが、現国の力が上がると、英語も社会も理科も数学も上がるので、力を入れて復習してください。

この時期に模試に挑戦する人もいますが、「自分は基礎学力がついていない」と感じている人は、無理に受ける必要はありません。

それよりも、「この時期をすぎたら、もう二度と高1以前の学習はしない」という決意で復習に力を入れてください。

2期:高2秋~学年末にすべきこと

1までの復習を徹底したことで、高2の授業が「簡単」に感じるはずです。
それが基礎学力のパワーです。

この第2期では、学校での高2の勉強を押さえつつ、受験勉強に備えていってください。

一度、北大などの第1志望大学の過去問を解いてみて、「まったくわからない」と実感してみるのもよいでしょう。
そこで落ち込んでおけば、このあと落ち込まないで済みます。

ただし、過去問はそれくらいにとどめておいてください。

この時期は、高3で習う内容を予習していってください。

3期:高3春~夏前にすべきこと

3に進級したら、早めに予備校の模試を受けておいてください。
模試の問題は、文字通り本番の入試を模していますし、さらに会場が入試と似た状態になっています。
模試は「場慣れ」する機会にもなります。

2期で高3の予習をしていた人は、高3春の授業は簡単に感じるかもしれません。
それが油断にならないようにしてください。

浪人生たちは、高3の勉強を終わらせたうえに、さらに学力アップを狙っています。
入試ではその人たちと戦うことになるので、高3の勉強の予習をさらに進めましょう。

できれば夏休み前までに高3の授業の内容は終わらせておきたいものです。

4期:高3夏~入試にすべきこと

3の夏休みは、高3の秋~冬に次いで重要な時期です。
4期の前半で猛チャージをかけておかないと、後半の推進力が落ちてしまいます。

3の夏休みは「勉強以外なにもしない」くらいの気合で臨みましょう。

夏休みが終わったら、過去問を解いていってください。

そして秋の模試では、B判定以上が出ることが理想です。

冬に入ったら「本当に勉強以外なにもしない」状態をつくってください。
そしてその勢いのまま、入試シーズンに突入してください。

「開幕戦」は1月下旬のセンター試験(または大学入学共通テスト)になるでしょう。

2回目の学習は1回目よりよく理解できる

41日の高2生は、高2の後半には高3の勉強に入っているように学習計画をつくりましょう。

進学校では、高2の終わりまでに高校で習うすべてのことを終わらせているところもあります。
そのような進学校では、高3生は予備校のように大学受験に特化します。

なぜ早め早めに勉強を「先食い」していったほうがよいのでしょうか。

それは、2回目の学習は1回目の学習より、よく理解できるからです。

よほどの天才でもない限り、授業を1回聴いただけで、知識を記憶に定着させることはできないでしょう。
そのために予習と復習をするわけですが、予習も復習も、授業の近くに行います。
それでは完全に記憶に定着させることはできません。

一度習ったことを、時間をおいてもう一度習うと「そういえば以前、この話を聞いたことがある。でも、詳しくは思い出せない、これはまずい」という危機感を持つことができます。

また3度同じ話を聞いて、ようやく理解できることもあります。

塾や予備校を有効活用しよう

4月の高2生が2年計画で高偏差値大学に挑戦するなら、ぜひ塾を利用してください。

2生には、予備校より塾がおすすめです。

塾なら、高校の授業と受験勉強の両方に対応しているからです。
予備校はどちらかというと受験勉強に特化しています。

2生は、高校の授業をしっかり理解する必要があります。
そこを押さえずに、受験勉強に専念しても理解度が上がらず、効率の悪い勉強になってしまいます。

ただし、予備校の模試は積極的に活用しましょう。
特に高3になったら、23カ月に一度は受けてもいいでしょう。

そして予備校の夏期講習や冬期講習を、塾の授業がない日に入れてみてはいかがでしょうか。

自分で自分を「勉強漬け」にするのは容易ではないからです。
塾の日や夏期講習の日を定めておけば、自動的に勉強漬け生活になります。

札幌の塾なら大成会
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まとめ~時間がたっぷりあるところが「クセモノ」

春の高2生には、入試までに、たっぷり2年間もの時間があります。
しかし高2生にはすべきことがたくさんあるので、簡単に勉強時間が奪われていきます。

大きなことを成し遂げようとするとき、長い準備期間はなかなかのクセモノです。
例えば「10日で仕上げよう」と決めていた勉強も、「1日休んで、9日に短縮してもなんとかなりそう」と思えてきてしまいます。
長い準備期間は、悪い意味での安心感を与えてしまいます。

自分にどれだけ厳しくなれるか――2年計画で北大や早慶上智、さらにその上の大学の合格を手に入れることができるかどうかは、これにかかっています。

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この記事を監修した人

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チーム個別指導塾「大成会」
代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

学習相談、体験学習などいつでも受け付けております!

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