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偏差値の考え方!計算方法と志望校選びについて

偏差値とは?計算方法や志望校選び

偏差値について、なんとなく分かっているけれど、厳密にどうやって計算しているのか分かっていないという人はよくいます。

同じ大学なのに見るサイトによって偏差値が違うことに疑問を感じている方もかなり存在します。
今回はこの偏差値について、その求め方や重要性、志望校選びにどれだけ影響があるかなど、徹底的に解説していきます。

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偏差値の一般的なイメージ

疑問を抱く女性中学生になってから、偏差値という言葉をよく聞くようになります。
高校の受験案内を見てみると、頭が良いと評判の高校は偏差値60を超えていることに気づきます。

逆にあそこは名前を書けば受かる、といわれている高校を見ると、偏差値が40程度だと分かります。
一方で、特別良くもないけれど、悪くもない平凡な高校の偏差値は50前後です。

このことから、偏差値は50が普通で、60を超えてくると優秀、70までいけば最強、という認識を持つようになります。

偏差値の理解は一般的なもので充分

これが偏差値と聞いたときに、多くの人が頭に抱くイメージです。
漠然とした感覚ですが、これぐらいの理解で問題ありません。

というのも、偏差値は絶対的な指標足りえないからです。

サイト上の偏差値は絶対的ではない

まず、高校や大学の受験案内について、色々な書籍やサイトが各学校の偏差値を掲載しています。
このとき、「あれ、あっちのサイトでは偏差値60と出てたのに、こっちのサイトでは偏差値65になってる」など、同じ大学の同じ学部でも偏差値にばらつきがあることに気づきます。

たとえば、旺文社の大学受験パスナビというサイトでは、早稲田大学法学部の偏差値が67.5と出ています(※1)。
一方で、ベネッセのマナビジョンでは74~75となっています(※2)。

※参考1:旺文社 大学受験パスナビ 早稲田大学法学部

※参考2:ベネッセ マナビジョン 早稲田大学法学部

比較のイメージ偏差値が10ポイント近く異なっています。
これは、各サイトによって元にしている標準偏差(詳細は後述)が違っていることが1つの理由です。

理由がなんであれ、偏差値はサイトや書籍の数に比例して異なる数の値が出されるものですから、あくまでおおまかに分かっていれば良いということです。

違うサイトどうしで比較すると混乱するので、同じサイト内で大学間の序列を大枠で判断します。

つまり、同じ旺文社のパスナビで中央大学法学部をみてみると、偏差値60となっています(※)。
このことから、やはり早稲田の法学部が偏差値でいうと4.5ポイントくらい上だと分かります。
それだけレベルの高い人が受かっているということです。

※参考:旺文社 大学受験パスナビ 中央大学法学部

ベネッセのマナビジョンでは中央法が70~74となっています(※)。
となれば、早稲田法は74~75なので一枚上だと分かります。

※参考:ベネッセ マナビジョン 中央大学法学部

どのサイトの情報を信用するかは自分次第です。
基本は、数字的にある程度信憑性が感じられるサイトを参考にします。
ある意味で受験のモチベーションにつながるような、自分に都合の良い情報を載せているサイトを尊重するのもアリです。

上記の例でいうと、私見では旺文社の偏差値のほうが実際的だと感じます。

マナビジョンの中央法や早稲田法が偏差値70超えはいかにしても高すぎるのと、中央法と早稲田法の差がなさすぎるのが理由です。
中央法は特に八王子の山の上に移転してからというもの偏差値が下がり続け、かつての別格的存在ではなくなっています。

会社によって異なる偏差値で志望校を選ばない

もちろんベネッセは受験業界では歴史ある会社で、各種教材の作成、検定の実施など、広く信頼を集めています。
旺文社についても、多くの参考書を出していて、受験生なら知らない人はいないほどの会社です。

それなのに公表している偏差値が会社間で全くといっていいほどに異なり、また同じサイト内での大学どうしの偏差値差も違うことが分かります。

このことから、サイトや書籍で偏差値をみるときは、あくまで大まかなイメージを掴む程度で良いです。
それこそ、自分の偏差値が60であったとして、しかしマナビジョンでは中央法が70~74と出ているから、到底自分には合格は無理だ、と諦める必要はないということです。

この例でいえば、受けた模試にもよりますが一般的に偏差値60もあれば充分に中央法の合格を狙えます。

偏差値の計算方法

偏差値は大まかな認識で良いことをお伝えしました。
しかし厳密に偏差値を求めるための計算式が存在します。

厳密な偏差値の計算方法

大学生の女子生徒(自分の得点-平均点)÷標準偏差×10+50」という公式が存在します。
これを見て分かる通り、標準偏差という値が、正確に偏差値を出すために必要です。

そしてこの標準偏差を実際に即して出すためには、全受験者の試験点数を把握しなければならないというハードルがあります。

先述したように各会社で出される偏差値が異なるのは、この元にしている標準偏差が違うことが原因のひとつです。
自社で実施した模試を元にしているのかもしれませんし、また違ったソースから標準偏差を暫定で当てているのかもしれません。

いずれにしろ、完璧に正確な偏差値を出すのは、全受験者の得点を把握している大学側以外には現実的に難しいというわけです。

簡単な偏差値の計算方法(標準偏差を使わない)

完全に正確な偏差値ではないけれど、大きくは異ならない偏差値を求めるのに役立つ公式があります。

「50+(自分の得点-平均点)÷2」

これであれば、標準偏差が分からなくても平均点が分かっていれば大丈夫です。

点数より偏差値が重視される理由

偏差値というのは、受験生全体のなかで自分の立ち位置を表す指標です。
偏差値は何も高校や大学入試に限らず、定期テストでも出すことができます。

たとえば、英語の中間試験が90点だったとします。
平均点は70点でした。
上記の公式に当てはめると、偏差値60となります。

次に期末試験でも英語が90点でした。
しかしその期末試験はすこぶる簡単で、平均点が96点でした。
このときの偏差値は47です。

同じ点数でも偏差値は異なる

テストで90点取ったと言えば、よく頑張ったねすごいね、と中間であれ期末であれ評価されやすいです。
しかし平均が70点なのか96点なのかで、自分の90点の意味が全く変わってきます。

たとえば前者であれば5段階評価だと5がつく可能性があります。
しかし後者だと良くて3、悪ければ2がつくことがあり得ます。

いってしまえば、テストで30点しか取れなくても平均点が10点で偏差値60のほうが、100点取ってみんなが100点の場合(偏差値50)よりも遥かに良いです。

入試が相対評価だからこそ偏差値が重要

高校や大学入試では、定員が決まっていてそこを他の受験者と争います。
たとえば入試で一定の点数以上を取れば、何人でも合格できる性質のものではありません。

みんなが90点以上を取っているなら、100点までの範囲で1点を争う熾烈な椅子取りゲームが開始されます。

このような性質の試験だからこそ、点数よりも偏差値という指標が大事になってくるわけです。
大事になってくるのですが、上述のように標準偏差が統一的に定まらない以上、ネットなどで公表されている偏差値を鵜呑みにはできません。

有名模試の偏差値を参考にする

信用性に足る偏差値を知るためには、多くの人が受ける模試を利用することが有効です。
その模試では、自分と同じ大学を志望している人の点数が分かっているので、そこから標準偏差が出ます。

そのうえで自分の偏差値と、志望校の偏差値との対照は、その模試を受けた人のなかでの立ち位置という意味では非常に正確です。

もちろん実際の入試を受ける人と完全に一致しているわけではありませんから、完璧なデータとまではいえません。
ですが受験生の多くが受ける有名な模試なのであれば、かなり信憑性の高い偏差値を知ることができます。

高校入試なら、北海道では道コンが有名です。
1回の模試で1万人ほどが受験します(※)。

※参考:北海道学力コンクール 膨大なデータの積み重ねから生まれる合格可能判定

大学入試では、やはり全国的に有名な予備校が主催している統一模試が有効です。
たとえば河合塾の全統模試は、2018年度実績309万人強が受験しています(※)。

※参考:河合塾 全統模試

偏差値は低いほど上げやすい

偏差値は低い人のほうが上げやすいです。
たとえば、偏差値70の人が75になるよりも、実は偏差値40の人が60になるほうが簡単です。

偏差値とは相対評価だということを既に指摘しています。
つまり、自分が勉強を頑張っても、周りも同じように頑張っていれば、偏差値は変わらないといえます。

それこそ、試験の難易度が同じだと仮定して、それまで80点しか取れなかったのが90点取れるようになったとしても、平均点も10点上がっていれば偏差値は同じです。

偏差値70→75は難しい

偏差値70レベルの人は、当然、勉強が習慣化されて日々実力アップに励んでいます。
毎日8時間以上勉強するのが当たり前の人たちのなかで抜きん出るためには、10時間以上勉強したり、同じ時間でもさらに勉強の質を高めていったりなど、突き詰めなければなりません。

偏差値70から75にステップアップするためには、まさに血の滲む努力が求められます。

偏差値40→60は現実的

一方で、偏差値40の人はどうでしょうか。
そもそも周りは一日30分も机に向かわない人たちばかりです。
偏差値60にいる人たちが一日2時間勉強しているのだとしたら、そこに到達するのは容易です。

これまでの遅れを取り戻すのを含めても、倍の4時間を毎日こなせば、じきに追いつけます。
このとき、特に志望校を明確に定めて、その受験科目に特化することで、より短期的な偏差値アップが見込めます。

志望校に特化するのが最短

勉強する様子数学も英語も日本史も地理も偏差値を上げようとすると大変です。
しかし第一志望の大学が英語と日本史、国語で受けられるのであればそれに特化して勉強をします。

さらに信頼できる塾やテキストを使って、志望校の出題傾向に即した対策をします。
たとえば日本史で近現代が中心ならそこを重点的に行い、英語は長文が主体ならそれに特化し、国語は漢文が出ないならカットします。

こうすることで、極めて短期的に志望校の入試における偏差値を上げることが可能です。
偏差値は5上げるのも長い時間がかかる、などと言う人がいますが、完全に無視で良いです。

確かに偏差値70のライバルも強い位置にいる人は別ですが、偏差値40や50などの位置にいる人は、一気に10や20上げるのは現実的に可能です。

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偏差値の考え方についてまとめ

今回は、分かっているようで正確に分かっている人が少ない偏差値について徹底的にみてきました。
大事なのは、多くのサイトや書籍で掲載されている偏差値は絶対的なものではないということです。

誤差の範囲ではない大きな差が、サイト間であります。
そのため、ネットや本屋で見た偏差値を鵜呑みにして志望校を取捨選択するのはもったいないです。

偏差値は低い人ほど上げることが容易です。
特に志望校を明確に定めて、その受験科目、出題範囲に特化して勉強すれば、一気に偏差値60台の難関大学が射程圏に入ります。

この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2020年1月15日
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