受験生こそスマホを使いこなそう!【ネットは学習の宝庫】

受験生こそスマホ活用!
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大学受験に挑戦している受験生のなかには「スマホ禁」にしている人もいるでしょう。
スマホを手にしてしまうと、ユーチューブやSNSに没頭してしまい、時間があっという間に過ぎてしまうからです。

勉強時間を確保するためのスマホ禁は、一見、合理的であるように思えます。

しかし、真逆の考え方もあります。

スマホの学習アプリを使えば、スマホを有効利用しながら学力を上げていくことができます。
スマホはインターネットを利用する機器であり、ネットには受験に役立つ情報が多数存在します。

スマホ禁はもったいない4つの理由

受験生は、娯楽のスマホ利用は禁じて、学習アプリを使うときだけスマホを操作することが理想です。

大学入試用の学習ツールのひとつとしてスマホ学習アプリをおすすめするのは、次の4つのメリットがあるからです。

  • 気分転換になる
  • 意外な人たちが情報発信している
  • 情報をコントロールするスキルが身につく
  • 良質なアプリがある

どれも重要なことなので詳しく解説します。

気分転換になる

受験勉強には高校や塾での授業の他に、自宅学習があります。
自宅学習は一人で参考書や問題集に向き合うことになるので、「飽き」との闘いになります。
参考書や問題集を購入した当初は新鮮な気持ちを味わえますが、2週間もすると慣れてしまいます。

そこにスマホというまったく別の勉強ツールを投入すると、新鮮さが回復します。
参考書に飽きたらスマホ学習アプリに取り組み、スマホに飽きたら問題集を解けば、飽きる暇がなくなります。

意外な人たちが情報発信している

動画再生学習アプリ以外にもスマホを勉強に利用することができます。
おすすめしたいのがユーチューブです。
「現役東大生」や「慶応大卒」を名乗る人たちが、学習方法を解説しています。
また、大手予備校も無料で講義を配信しています。

大体1020分くらいで終了するので、気分転換したいけど勉強を中断したくないときに視聴してはいかがでしょうか。

ただ、ユーチューブの受験番組は玉石混交です。
しっかり学べる質の高い番組(玉)もありますが、低質番組(石)も少なくありません。

そこでユーチューブなどのネット・コンテンツで学習する場合、低質のものを回避するスキルが必要になります。
それを解説します。 

情報をコントロールするスキルが身につく

スマホの危険性ユーチューブに限らず、ネットには低質で無益な受験情報がたくさんあります。
それらを視聴したり読んだりしても学力が上がりません。

最初の2分で「何をいっているのかわからない」「何か変」と感じたら、視聴を中断しましょう。

受験サイトも、2分間読み込んで納得できなかったら離脱しましょう。

高品質のネット情報を提供している人たちは、最初の2分間に勝負をかけています。
冒頭で興味を持つことができたら、そのあとも中身のある情報がある確率が高いでしょう。

ネット情報の選別は、最初は手間がかかりますが、1週間も続けていると低質コンテンツを見分けられるようになります。

ネット社会において情報をコントロールするスキルはとても重要です。
良質コンテンツ探しを続けることでそのスキルを獲得してください。

良質なアプリがある

スマホ向け受験アプリは、さまざまな企業が開発競争を繰り広げています。
受験スケジュールを管理できるものから、隙間の時間を使って英単語や歴史を暗記できるものなど、多種多様です。

次の章で良質アプリを紹介します。

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受験スケジュールを管理できる「スタディプラス(Studyplus)」

スタディプラスは受験スケジュールを管理できるスマホ・アプリです。
以下のURLからアクセスできます。

https://www.studyplus.jp/

スタディプラスを使うにはメールアドレスを使って登録する必要があります。
氏名や住所などは入力不要です。
利用は無料です。

運営しているのはスタディプラス株式会社(本社・東京都千代田区)で、この会社はミクシィや朝日新聞などから出資を受けています。

「参考書の登録」と「学習記録」と「今週の目標」

手元にある参考書や問題集をスタディプラスに登録すると、参考書や問題集ごとに何時間勉強し、何ページ進んだかを記録することができます。
またその日の感想を日記感覚で書いていくこともできます。

例えば「英単語ターゲット1900 5訂版(大学JUKEN新書)」を登録したとします。
そして、この単語帳で3時間勉強して20ページ進んだとします。
それをそのまま入力することで、記録が残ります。

今週の目標」機能では、向こう1週間の目標学習時間を登録することができます。
例えば週70時間(=110時間×7日)の目標を登録したとします。
すると、先ほど勉強した「英単語ターゲット19003時間の勉強」と合わせて、スマホ画面には次のように表示されます。

2019-08-262019-09-01

・目標70時間00

・結果03時間00

これは2019826日から91日までの1週間(7日間)で、目標70時間に対して、実際に3時間勉強したことを示しています。

さらに同じ日に、参考書「セミナー化学基礎+化学」を使って2時間勉強したとします。
この内容をスタディプラスに登録すると、先ほどの表示は次のように変わります。

2019-08-262019-09-01

・目標70時間00

・結果05時間00

結果が3時間から5時間に増えました。

これをすべての教科で実施すれば、やらなければならないことも、やったことも一目瞭然です。
自分で立てた学習計画がどれだけ進んだのかもわかりますし、学習計画が厳しすぎたのか甘すぎたのかもわかります。

模試の成績の推移もひと目でわかる

上昇グラフスタディプラスの「成績推移」機能は、模試の成績を登録することで、推移がわかります。
成績は偏差値と得点の両方を登録できます。

登録できる模試は、代々木ゼミナール、駿台、河合塾、学研、Z会、ベネッセなど34社のもので、ほぼ国内のすべての模試を網羅しています。

受験生が自分の模試の成績の推移を把握することはとても重要です。

成績が下がっていることがわかれば、勉強時間を増やしたり、学習方法の欠点を探したりすることができます。
成績が上がっていることがわかれば、目標までの「距離」がわかるので学習意欲が高まります。

難関大に挑戦している受験生は、長時間学習や難問への挑戦、多数の参考書・問題集の管理など、やることがたくさんあります。
それらを一括管理するツールとして、スタディプラスは重宝するはずです。

英単語アプリ「ミカン(mikan)」

ミカンのキャッチコピーは「最速で覚えられる英単語アプリ」です。
運営しているのは株式会社ミカン(本社・東京都渋谷区)という、東大卒者が立ち上げた教育系ベンチャー起業です。

ミカンには以下のURLからアクセスできます。

http://mikan.link/#mikan

覚える→テストする→復習する

スマホを触る女子生徒ミカンでは、英単語を覚えて、テストをして、復習することができます。
しかもスマホ・アプリらしくゲーム感覚でできます。

110単語」機能は、1分間に表示される10個の単語を「知っている:右フリック」「知らない:左フリック」に振り分けていくだけです。

4択テスト」は、英単語と4つの異なる日本語の意味が表示されるので、正しいものを選択します。

「自動判定」は、1010単語と4択テストの結果から、苦手単語や覚えていない単語を表示します。

自動判定に出てきた英単語だけを復習すればいいので、効率的に英単語を覚えていくことができます。

大学情報の宝庫、スタディサプリ

リクルートが運営しているスタディサプリは、大学情報の宝庫といっていいでしょう。
しかもサイトのデザインが優れているので、膨大な情報量でありながら、ほしい情報に簡単にアクセスできます。

以下のURLからアクセスできます。

https://shingakunet.com/

スタディサプリで得られる情報を紹介します。

全国の大学・短大情報にアクセスできる

検索スタディサプリの「大学・短大を探す」機能を使うと、全国の大学・短大情報にアクセスすることができます。
道内すべての国公立大、私大も掲載されています。

例えば北海学園大のページであれば、大学の特長、学部・学科・コース、就職状況、オープンキャンパス、前年度の入試情報、偏差値などがわかります。

北海学園大のページのURLは以下のとおりです。

https://shingakunet.com/gakko/SC000531/nyushi/general/

7つの大学のパンフと願書を一括取り寄せ

パンフ・願書取り寄せ」サービスはとても便利です。
大学のパンフレットと願書を、7大学まで500円で取り寄せることができます。

通常は大学ごとに取り寄せ方を調べて、大学に送付依頼をして料金を支払わなければなりません。
7大学を受験する場合、この工程を7回繰り返さなければなりません。

それを500円で一括代行してもらえるのは「安い」といっていいでしょう。

オープンキャンパス情報

オープンキャンパスは、受験生や高校生を対象にした大学見学会です。
スタディサプリでは、全国のオープンキャンパス情報を集めています。

大学受験講座

スタディサプリでは、スマホで視聴できる大学受験講座も行っています。

ポイントは1回の講義を15分で終わらせていることです。
受験勉強のアクセントになります。
苦手な項目だけをピンポイントで学ぶこともできます。

まさに「飽き」対策としてちょうどよいツールといえます。

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まとめ~試す価値は大いにある

受験勉強では「飽き」をどのように解消するかが大きな課題になります。
飽きると参考書を放り出したくなって、気分転換という名のサボりに走りたくなります。

スマホは、サボり用の道具にもなりますが、学習ツールにもなります。
参考書での勉強に飽きたらスマホで学習すれば、サボる感覚で勉強を継続できます。

スマホの学習ツールは開発段階のものが多く、まだ、これをメーンにして受験勉強を進めることはできませんが、しかし新しい取り組みであることには間違いありません。
新鮮さは記憶の定着を進めます。
入試で「これはスマホでやったところだ」と思い出すことができるかもしれません。

「何でも試す」精神でスマホ学習に取り組んでみてください。
マイナスになることは決してないでしょう。

また、親子間でのコミュニケーションも受験勉強を支える上でスマホが大切な役割を果たします。
以下の記事も合わせて読んでみてください。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


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公開日:2019年10月3日 更新日:2024年2月28日  
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