学力だけが全てじゃない!北海道での『芸術教育』に着目しよう

素晴らしき北海道での芸術教育
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北海道は広大な土地と豊かな自然に囲まれており、子どもの成長には最適な場所です。
そんな北海道で学力に縛られずに人としての感性を磨く芸術教育に取り組んでみませんか?
受験を突破する学力ももちろん大切ですが、一人の人間として芸術に関心があると人生が豊かになり将来の選択肢も広がります。

芸術に対する教養を身に付けると人生が豊かになる

国立美術館音楽や絵画など芸術は教科のように点数では計れない良さがあります。
数値では表せない分野を学ぶことによって「客観的に評価の出来ないものを考える能力」を身に付ける事ができます。
ロックンロールが趣味ではない人にどれだけ矢沢永吉の良さを話しても伝わりづらいものがありますが、大ファンであれば身を乗り出して話を聞くだろうということは想像に容易い事かと思われます。
鑑賞や制作を通じて主観で評価することが出来ると様々なメリットがあります。

筆者の主観ではありますが芸術に関しての知識があったり、芸術鑑賞が趣味である人は教養があるという印象を受けます。
根拠はなくともこちらに関しては社会的に認められるイメージかと思われます。
ヨーロッパでは古くから芸術が教養として認められ、また教育は上流階級のみが受けられるものであった事も関係しているかもしれません。
現代では美術館やコンサートなどが我々にも手の届く価格で提供されていますので、それらを利用する意義は十分にあります。

芸術鑑賞は客観的なスケールに頼ることが出来ないので、自身で考える必要があります。
また流派によって様々な視点から作品が描かれているので多角的な視点を身に付けるきっかけにもなります。
主体的に芸術作品と向き合い、評価するという活動は道徳的な行動や学習態度にも影響します。
学習とは直接関係ないものであっても間接的に学習へ影響する要素も芸術教育にはあります。
筆者の周りでもイラストレーターや音楽家など芸術に深く携わっている人が居ますが、総じて発想力に富んでいたり意外性があったりします。
それらは社会通念上問題があるわけでもなく単に企画性やアイデアを生み出す力が優れているに過ぎません。
そこまで奇抜になって欲しい訳では無いにせよ、柔軟な発想力を身に付けるという事は社会に出てからも間違いなく役立つものです。

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北海道は芸術資源が豊富である

北海道には特有の文化と歴史があり、内地(道外)の方が観光に訪れた際には是非とも訪れてほしい観光名所が数多く存在します。

例えば小樽市では、堺町通り商店街では小樽の伝統工芸であるガラス細工やオルゴールを、札幌市ではアイヌ工芸などを楽しむことができる施設があります。

どちらも北海道を代表する芸術作品でとても美しいものです。

このように北海道は大阪や東京などの大都市と比べ、芸術作品に触れることが出来る場所がとても多いです。

北海道で芸術的な教養を身につけられる場所

北海道は明治の開拓以降、全国各地からの移住がありました。
北広島市はその根拠として挙げられます。
様々な文化も同様に持ち込まれ、また厳しい自然の中で醸成されて現代に至ります。
豊かであり、厳しくもある北海道の文化の中で作り上げられた芸術に触れることの出来る施設を中心に紹介します。

道央

小樽オルゴール堂(小樽市)

オルゴール堂JR南小樽駅から徒歩10分程度、観光地としても有名な小樽のオルゴール堂ですが、MP3などのデータでは感じられないオルゴール特有の繊細な音色に触れる事ができます。
また音色だけでなく装飾も美しく、北海道の近代工芸が凝縮されているという印象を受けました。
実際にオルゴールの制作体験があり、オルゴールの仕組みも学ぶ事が出来るそうです。
音楽に関する教養を学ぶ一環として見逃せない芸術鑑賞スポットです。

小樽芸術村(小樽市)

小樽芸術村は家具で有名なニトリが開設しました。
ニトリは北海道で創業し本社を構えていますが、ふるさとへの恩返しとして小樽芸術村を運営しています。
20世紀に建造された倉庫や銀行の建物4棟に当時の美術品などが展示されています。
中でも旧高橋倉庫の建物を使って展示されているステンドグラスは大変迫力があり綺麗です。
世界中の芸術作品に触れることの出来るスポットで訪れる価値も大いにあります。

とうや湖ぐるっと彫刻公園(洞爺湖町)

サミットが開催された事で話題となっている洞爺湖ですが、湖をぐるっと一周するように彫刻が展示されています。
洞爺湖は全周42kmほどあるので徒歩で周るのは難しいですが自動車で周ったり数回に分けて鑑賞するなど工夫したほうが良さそうです。
タイトルを見て製作者が作品に込めた想いを親子で考えてみるとそれぞれ違った感想となり興味深いかもしれません。
子どもの発想力は大人には考えづらいものもあり、驚かされる場面も多いでしょう。

道南

函館市芸術ホール(函館市)

函館市芸術ホールは国民的ロックバンドGLAYの出身地である函館市の施設です。
函館市芸術ホールでは年中公演が行われており、コンサートを主としているようです。
吹奏楽や合唱、マンドリンの演奏も行われており音楽に関心があるのであれば是非お勧めできる場所です。
楽器が本来持つ深みのある音色は生演奏でしか味わえません。
バレエの演技も行われているようですので公式ホームページでスケジュールを確認してお目当ての上演を探してみて下さい。

道北

深山峠アートパーク(上富良野町)

トリックアート上富良野町にある深山峠アートパークではトリックアートに触れる事ができます。
トリックアートは視覚の錯覚を利用した芸術作品の事で、作品そのものを鑑賞出来ることに加えて錯覚の原理を考えることも出来る施設です。
またエッチンググラス(グラスの表面に彫りをデザインしたもの)の制作体験も可能で子どもの感性をアウトプットする機会もあります。
またアートと一緒に写真に映るのも面白そうです。

三浦綾子記念文学館(旭川市)

三浦綾子は明治時代に実際に起こった鉄道事故を描いた作品「塩狩峠」で有名な小説家で旭川市出身です。
実際の原稿や取材のメモに使用したノートなど小説家の執筆を目で感じられる施設です。
文学が出来るまで、また小説を生業としていた三浦綾子の生い立ちや書斎の展示も行われています。
文学に関する教養を身に付ける一環として訪れてみてはいかがでしょうか。
また三浦綾子の生涯を文学館で学んでから実際に著書を読んでみると一層関心が深まります。

BIKKYアトリエ3モア(音威子府村)

こちらでは音威子府村の彫刻家である砂澤ビッキの作品が展示されています。
彼が生前に制作した1,000あまりの作品のうち200作品ほどが展示されています。
旧筬島小学校(おさしま)を改築して開館されたこのミュージアムは校舎を改築したという利点を生かして部屋ごとにテーマの異なる彫刻が集められています。
アイヌとしての誇りと現代彫刻家としての感性とが融合した唯一無二のアートも北海道の芸術として知っておかなければなりません。
砂澤ビッキは世界にもファンが多く有名な現代彫刻家です。
彼の制作した「オトイネップタワー」はあまりにも有名です(強風により破損。現在はアトリエ内にその一部が展示されています)。

道東

阿寒湖アイヌコタン(釧路市)

アイヌ文化北海道の伝統芸術を知るにはアイヌ文化を語らずにはいられません。
北海道の先住民アイヌの文化に触れることの出来る阿寒湖アイヌコタン(コタン=集落)でふるさとの伝統芸術に触れよう。
ユネスコの世界無形文化遺産にも登録されているアイヌ古式舞踊が上演されています。
現在ではアイヌの芸術として現存しますが、本来はカムイへの感謝を表現した踊りです。
鑑賞を通じて先住民の文化について語り合っても良いでしょう。

六花の森(中札内村)

園芸を通して芸術に触れてみるという観点からは六花の森で教養を磨くという手も良いでしょう。
六花亭の包装紙に描かれている十勝六花が季節ごとに咲きます。
写真に関心のある子どもだと構図を学ぶ機会にもなります。
美術館では北海道の風景画や中札内村の行っている絵画コンクールの受賞作品が展示されている他、全6棟の建物で北海道の芸術を感じることが出来ます。
実際に六花亭の菓子を購入し、その包装紙の柄から咲いている花を探してみるのも良いでしょう。
絵画と園芸の違いを知ることの出来るスポットです。

旧足寄駅の松山千春コーナー(足寄町)

松山千春は全国的にも名の知られたフォークシンガーです。
北海道の音楽史に触れるのであれば彼は欠かせません。
道の駅あしょろ銀河ホール21内にある松山千春ギャラリーには彼の作品やステージ衣装、楽器も展示されています。
北海道の音楽を一躍有名にした松山千春についての教養も身につけておきたいものです。
屋外にある石像に手をかざすと代表曲「大空と大地の中で」が流れるようになっており、北海道の郷土歌を口ずさむも芸術鑑賞の一環です。

芸術を学ぶ時の注意点

出来るだけ多くの芸術作品に触れさせる

芸術鑑賞芸術観を身につけるには多くの芸術作品に触れ、作品に思いを馳せる事が重要です。
多くの芸術作品に触れそれぞれの良さを実感することが大切なので、出来るだけ幅広いジャンルの作品を鑑賞できる機会を設けると良いでしょう。
もちろん、子どもが自発的に興味を持ったジャンルがあるのであれば、その分野を深く知ることの出来る施設に連れて行くのも手です。

価値観を押し付けない

作品の良さを実感することが芸術鑑賞において重要であることは先述しましたが、だからと言って「この作品は〜」と解説することも控えたほうが良いでしょう。
学習初期は芸術感の素地を作るために効果があるかもしれませんが、感性を磨くのであれば子どもの率直な感想を受け止め、その後に「作者はこんな思いで制作したんだよ」と付け加える程度に留めると、自身の感性を否定されずに作者が作品に込めた意味を知ることが出来るので芸術に関する関心も高まります。

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まとめ

北海道には数多くの芸術資源があり学習環境は豊富にあります。
その中でも芸術と北海道の歴史を結びつけることができ、郷土愛を深めることの出来る場所を紹介しました。
小さい頃から出来るだけ多くの芸術作品に幅広く親しむ機会を設け豊かな感性を身に付けるには北海道は最適です。
一声に芸術と言えど音楽や絵画など様々な分野があります。
その中で子どもが特に興味を示したものに絞る事も効果的です。
出来るだけ学習とは思わせずに、楽しんで芸術鑑賞を出来るかがポイントです。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

「大成会 西18丁目教室」
教室長
日野浦 大河

2017年北海道教育大学卒、中学・高校の社会科教員免許保持。現在は2023年8月にオープンした「大成会 西18丁目教室」の教室長を勤める。家庭教師時代の経験から、成績の伸びを決める一番大きなものは生徒さん自身のやる気であると痛感し、そのやる気を刺激する方法を日々模索している。


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公開日:2019年8月24日 更新日:2024年2月28日
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