子供とのコミュニケーションには【LINE】を活用しよう!

「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら

モバイル社会研究所の調査ではスマートフォンの所有率が中学生でおよそ8割前後という結果が出ています。
本記事をご覧の保護者の方も子どもにスマートフォンを持たせているという意見が大半ではないでしょうか。

せっかくスマートフォンを子どもに持たせているのであれば、それを活用しない手はありません。
本記事はコミュニケーションツールの定番であるLINEに焦点を絞って活用方法を紹介します。

コミュニケーションの希薄化に歯止めを掛ける

文部科学省は家庭環境の希薄化について懸念を示しています(文部科学白書2005 第二章参照)。
文部科学省の資料は2005年と少し古いものですが、15年ほど経った今は共働き家庭の増加や子どもの習い事の多忙化によって更に加速しているものと予想されます。
時代の流れに逆らうことは出来ませんが、現代には心強いコミュニケーションツールが存在します。
それがLINEです。

コミュニケーションアプリ LINE(ライン)

SNSを扱う女性LINEとは現在韓国NAVER社の傘下であるNHN Japanが独自で開発した国産アプリです。
現在は世界で2億人以上のユーザーが利用しており、そのうちの約8,000万人が日本人ユーザーです。
現在はコミュニケーションアプリとして日本では殆ど独占状態を保っています。

LINEのコミュニケーションツールとしての強みは「表現の多様さ」にあります。
子どもにスマートフォンを持たせているご家庭では一度は「お母さん、LINEのスタンプが欲しい」と迫られた事があるでしょう。

私達にとってLINEスタンプと一番近いものはメールの絵文字です。
文字のみの無機質な表現に彩りを添えるように、相手が不快に思うことが無いように配慮の出来るツールとして用いられています。
LINEスタンプはデザインが豊富で子どもに人気のポケモンやお笑い芸人などのスタンプがオンラインストアで販売されています。
中には自分の名前をスタンプの一部にすることの出来るセミ・オーダーメイドのスタンプも販売されているという事で驚きを隠せません。

友達との連絡ツールとしてLINEを利用するほか、親子間でもLINEを活用したコミュニケーションを行っている家庭が増えています。
このように利用することはもちろん、機能をフル活用すれば様々な事が出来るようになります。
それらを以下に示していますので、このまま読み進めて下さい。

また、子供とのコミュニケーションは勉強のやる気を引き出すためにも大切ですので、コミュニケーション不足はぜひとも改善していきましょう。

「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら
「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら

LINEを活用して家族での情報共有を

ネットワークで繋がるイメージLINEには「グループ」という機能があります。
もうご存知の方も多いかと思われますが、グループ機能を使うと複数のユーザーが同じチャットを利用することが出来ます。
私達が小さい頃は電話台の近くや冷蔵庫にコルクボードやホワイトボードを設置して家族内での連絡事項等をまとめていましたが、現代ではその役割がLINE上に移りつつあります。
グループトーク(LINEグループで利用するチャット)では晩御飯は何かを確認したり、買い物のお願いをするなど仮想的な団らんの場をイメージしていただければ理解しやすいのではと思います。

更にグループではアルバム機能ノート機能を活用できます。
アルバム機能に関してはもはや説明は不要でしょう。
しかしノート機能は使いこなすと便利な機能なので積極的に利用することをお勧めします。
チャット画面は誰かが話題を出すと次から次へと情報が流れてしまいます。
ノート機能は家族の何気ない会話とは別に大切な情報を保存しておくことが出来ます。
具体的には学校の行事や家族旅行の行き先や日程などをいつでもみることが出来る状態にしておくという使い方が適当かと思われます。
長期的に見返す必要のある情報をノート機能で保存しておくといった具合です。

またGPSを利用した現在地の共有にもLINEは役立ちます。
例えば広い公園などで迷子になった事を想定しましょう。
子どもが現在地共有を行いその場を離れないというルールを作っておけば保護者の方もスムーズに合流することが出来ます。
その他にも子どもがどこへ出かけたのか知りたい場合や集合場所を現地で決める場合などGPSを活用することでスムーズに合流が可能です。
災害時にもGPS機能は役に立つでしょう。
お互いの安否確認はもとより現在地を家族のグループに送信しておく事で家族の場所を把握することが可能で安心感があります。

お小遣い管理もLINEで可能

スマホ決済近年世論を賑わせている「スマホ決済」ですがLINEにも決済機能が備わっています。
LINE Payというサービスを追加登録無しで利用することが可能です。
LINE Pay加盟店はコンビニ(大手三社、セイコーマイト、ミニストップ等)やジャンカラ、東急ハンズなど多岐に渡ります。

スマートフォン自体のパスコードロックとLINE Pay利用時のパスコードロック認証を行わないと支払い時に使用するバーコードを表示させることが出来ないため鍵のついた財布を持ち歩いている事と同様の感覚でお小遣いを与えることが可能です。
そのため金銭紛失のリスクが少なく、また携帯電話を紛失しても不正利用の心配も少ないことがポイントです。
ただし、現時点では加盟店も限られており自由自在に買い物を楽しむという事は少々難しいかもしれません。

送金はLINEアカウントを所有している方であればトーク画面から行い、保護者の方のLINE Pay残高から毎月一定額子どもに送金することが出来ます。
現金決済のお店では当然使うことが出来ませんが、加盟店は有名な企業が肩を並べており安心して利用することが出来る店舗ばかりです。
そのため検討する価値は大いにあります。

子どもにLINEを使用させる際の指導のポイント

SNSを巡ったトラブルは後を絶ちません。
スマートフォンは適切に利用すれば非常に便利なツールですが、上手に活用する事の出来ない子どもが多いためトラブルの原因ともなり得ます。
以下に指導のポイントをまとめています。
子どもにスマートフォンの使い方を指導する際はこれらに注意して進めて下さい。
「なぜいけないのか」と一緒に考える指導方法が効果的です。

夜遅くまで利用しない

スマホ依存症という言葉をご存知ですか。
恐らく殆どの保護者の方が既に聞いたことがある言葉だと思います。
スマートフォンを手から離すことの出来ない現代病です。
スマホ依存症になると四六時中画面を見続ける事になるため視力低下や生活習慣に悪影響を及ぼします。

特に象徴的なのはスマホ依存症による睡眠不足です。
夜遅くまでLINEやInstagramなどのSNSを利用したりYouTubeの動画コンテンツにのめり込むと、スマートフォンの液晶が放つブルーライトによって睡眠が妨げられます。
また単純に起きている時間も長くなるため結果として全体の睡眠時間が短くなるという事が問題視されています。
子どもの成長に悪影響を及ぼしますので家庭での使用時間を一緒に設定するなどの指導が良いでしょう。

SNSトラブルについて

ネットいじめLINEは気軽に使うことが出来る反面、顔を合わせて行うコミュニケーションとは異なるため意図の食い違いが起こりやすいツールです。
メラビアンの法則という言葉をご存知ですか。
メッセージの内容がどちらとも取れる内容であった場合、受け手は表情や口調などの情報を参考にして判断するという心理学の研究結果の事です。
LINEではメッセージの受け手が本来の意図とは違うものとして解釈しトラブルになるという事です。

そのためメッセージは具体的に送信するように指導し、乱暴な言葉づかいを行わないように付け加えましょう。
LINEなどSNSのトラブルは意思疎通が上手に出来なかったり乱暴な言葉づかいが原因であることが殆どです。
普段の些細な言動がいじめに繋がる事でもあるので、ご自身の子どもが加害者にも被害者にもならない心がけを行うことが大切です。

パスコード等を教えてはならない

情報セキュリティプライバシーに関わることは多くありますが、特に気をつけないといけないことがLINEアカウントスマートフォン本体のパスコードについてです。
これらを安易に外部に流出させると電話番号などの個人情報や先述のLINE Pay残高の不正利用にもつながり大変危険です。
自分のアカウントが不正利用に遭うと、友達にも迷惑を掛けると理解させた上で利用させるようにしましょう。

同様の理由で見知らぬ人に安易にLINE連絡先を教えてはいけないということも併せて指導すると良いでしょう。
インターネットは匿名性が高いという特徴があるので少年犯罪やわいせつ事件の温床にもなりうる環境です。
インターネットを利用する人のすべてがよい人では無いという事を理解させた上で使用することが望ましいです。

LINE Payカツアゲ

私達が若い頃からカツアゲは存在していました。
現在は報道されることもなくあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、いずれカツアゲがLINE Payなどスマホ決済サービスの残高を巡って行われるでしょう。
おかしな言葉だと思われるかもしれませんが、スマホ決済が普及し子どものお小遣いの主流がLINE Payに取って代わられると必ず起こると懸念しています。

現金から電子データへ形が変わってもお金は大切な財産です。
金銭トラブルはお金が存在している以上なくなることはありませんので、それを防ぐためのお金に対する指導は欠かせません。

炎上

炎上のイメージバイトテロやバカッターという言葉が話題になったのはつい最近の事です。
炎上とはSNSへの不適切な投稿が原因で、不特定多数のユーザーがそれを拡散することにより社会から批判を浴びる一連の流れを指します。

それらの原因である不適切な行動は未成年飲酒や喫煙に代表される非行から線路内への立ち入り、迷惑行為という犯罪になるものまで多岐に渡ります。
原因は承認欲求による動機が一般的だとされています。
「そんな行為で他人に認めてもらおうと思う?」など対話を通じて、物事の善悪を一緒に考える機会を設けることが効果的です。
炎上を狙ってSNSで不適切行為を拡散する事は将来の人生にも関わることだということを前例から学び理解させましょう。

「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら
「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら

まとめ

LINEなどSNSサービスが普及しても対面コミュニケーションの機会が減る事はありません。
しかし多忙化などの影響でLINEを利用する場面が増えたことも事実です。
この事実を受け入れるか嘆くかは個人の価値観によるものですが、上手に利用すれば便利なサービスなのでまずは試してみることをお勧めします。
家族でのグループを作成することで子どもの帰属意識を養うことも可能ですし、アルバム機能で思い出を共有することも可能です。

使いこなすためには教養も必要ですが、子どもと一つひとつ利用する際の注意点を確認しながらルールを設定し、子どもが安心してLINEを使用することが出来るように努めることも保護者の責務です。

「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら

この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。


\この記事をみんなにシェア!/
公開日:2019年9月16日 更新日:2024年2月28日
もう1記事いかがですか?
「ついていけない」が絶対にない札幌の学習塾「大成会」詳しくはこちら

札幌に特化した塾「大成会」へ、お気軽にご相談ください!

Copyright © 2017-2024 札幌市の学習塾「大成会」. All Rights Reserved.