給料の高い職業に就きたい、と考えるのは誰でも同じです。
特に年収1000万、というのが1つの目標となります。
夢の1000万円プレーヤー、と呼ばれることも多いです。
今回は、年収1000万円以上を稼ぐメリットや、稼げる職業、そのためにどの大学を選べばいいのかを、徹底的に解説していきます。
年収1000万円プレーヤーになるメリット
どんなに純粋で大人しくて性格の良い女性も、年収の高い男性には魅力を感じるものです。
恋愛論でいうと、女性は自分と同等以上の男性しか本当の意味で好きにはなりません。
ドラえもんのしずかちゃんのように、自分よりもダメなのび太を愛してくれる女性は、世の中にはなかなかいないものです。
一見してしずかちゃんでも、たとえば自分のほうが年収が高く、仕事的な地位も高いと分かったら、それまで親しかった男性との縁をばっさり切ります。
付き合う相手に妥協をしなくなる
確かに年収1000万円プレーヤーとなれば、性根の腐った見た目だけが取り得の強欲な女性も多く寄ってきます。
ただ一方で、学校で一番可愛くて性格の良いあの子もまた、同じように好意を示してくれます。
年収1000万円を稼ぐということは、単に裕福になるだけではありません。
仕事として成功しているという地位と名誉、そして妥協のない本当に一番好きな女性と付き合える特権を得られます。
世の中のほとんどの男性は、付き合う相手に妥協をするものです。
本当はもっと可愛いあの子が良いけれど、俺じゃ無理だから……、と自分を騙して、さらに相手を騙して、君のことが一番好きだといって、付き合い、やがて結婚をします。
本当は乃木坂のあの子と付き合いたいのに、それには手が届かないから、身近にいる、自分でも付き合えるその子で妥協をしているわけです。
本当の自信が手に入る
1000万円を稼げるようになると、自分に本当の自信が持てるようになります。
今の時代での勝者は、宮本武蔵のように身体や剣を磨いて天下無双の強さを手に入れることではありません。
たとえ喧嘩がどれだけ強くても、誰かを殴れば現行犯で捕まって前科がついて負けが確定します。
年収1000万円を稼げることが、今の時代の勝者といえます。
公務員で年収1000万円は稼げる?
公務員は人気だけど……
公務員というと、安定男子などと呼ばれて婚活市場でも人気を集める職業です。
男性は公務員限定、という街コンもよく開催されています。
ただし、公務員で年収1000万円を稼ぐとなると、かなり難しいです。
年収1000万円プレーヤーに、20代や30代でなるのはまず不可能だといって良いです。
40代でも至難の業といえます。
50代でやっと、限られた一部の人だけが年収1000万円に辿り着けます。
地方公務員のモデル年収
では、地方公務員について、公表されているモデル年収を参考にみていきます。
群馬県職員の場合、55歳で課長となってもいまだ年収は800万円代で1000万円に及びません(※)。
課長になれるのは、実は全体の2割程度です。
8割程度は、課長まで昇任できることなく60歳を迎えます。
さらに限定的な人だけが、部長になれます。
群馬県の例では、58歳部長で、ついに1,096.4万円と、夢の1000万円台にのります。
部長職は、100人同僚がいたら、そのうちのほんの数人がなれる地位です。
しかもなれたとしても、上記のように定年間近ですから、夢の1000万円プレーヤーも、夢うつつに終わってしまいます。
ちなみに地方公務員の場合、大卒であれば特にどこの大学だから出世に有利ということはありません。
東大だから必ず出世できるわけでも、日大だから出世できないわけでもありません。
※参考:群馬県人事委員会 職員の給与等に関する報告及び勧告の概要 平成29年度
国家公務員のモデル年収
次に国家公務員をみてみます。
平成29年度のモデル給与例では、50歳の課長で初めて年収1000万円を超えます(※)。
気をつけたいのは、上記のように50歳で課長になれるのはキャリア組です。
ノンキャリアはそのほとんどが課長まで到達できず、なれるほんの一部の人も先の群馬県職員のように50歳後半となります。
ここでキャリアとノンキャリアという言葉が出てきましたが、これはどの採用試験で国家公務員になったかどうかです。
※参考:国家公務員の給与 令和元年版
キャリアとノンキャリア
つまり、国家総合職(旧国家一種)の合格者がキャリア組、国家一般職(旧国家二種)がノンキャリアと呼ばれます。
キャリア組であれば、課長までは誰でも年齢とともに昇進していきます。
その先は厳しい出世争いがありますが、課長までは誰でも到達できます。
そのため、国家総合職に受かれば、50歳頃までにはほぼ確実に年収1000万円プレーヤーになれます。
このように、国家公務員になって年収1000万円以上稼ぐためには、とにかく国家総合職試験にパスすることが重要です。
■東大でもノンキャリアでは意味がない
たとえば、東大出身で国家一般職で入った人よりも、日大出身で国家総合職に受かった人のほうが絶対的に格上で、出世の速度が段違いです。
前者は年収1000万円に到達しない可能性が高いですが、後者は確実に到達するとみて良いでしょう。
東大に入ったからといって安穏として過ごし、国家総合職に受からず一般職や、市役所の職員になるのでは、こと年収や社会的地位の観点からみれば意味がありません。
もちろん、現場で頑張りたかったり、地元に貢献したかったりといった思いがあるかもしれません。
ただ、それなら別に東大である必要はありません。
■キャリア組の視点こそ本質
正直なところ、東大に入ってからも頑張って国家総合職に受かり、バリバリ出世街道を突き進んで毎日午前2時まで仕事をしている人からすれば、負け犬の戯言にしか聞こえません。
ただ、怠けてキャリア組に入れなかったから、聞こえを良くするために地域を助けたいなどと言っている、と評価します。
確かに、市役所の職員の多くは安定しているからその仕事に就いている人が多く、本当にその仕事がしたくてしている人は少ないです。
その仕事をしたい人も、必ず5年以内に異動があるので、全く性格の異なる仕事を任され続けます。
■キャリア組でかつ東大法出身により戦える
国家公務員として1000万円プレーヤーになりたいのであれば、国家総合職試験に受かることが必須です。
そのうえで、やはり歴史的にみても東大、さらに法学部が官僚の多数を占めて権威があります。
国家総合職に受かることを前提として、さらに東大法学部出身であれば出世争いの武器が整っているといえます。
前述のように地方公務員だと東大法学部出身だからといって有利にはなりません。
せいぜい他の職員からすごいですねー、と言われる程度です。
これもまた、学区のトップ校に通っているが成績は平均以下の高校生が、同じ学区の下位高校にいけば高い評価を得られるのと同じことです。
国家総合職に受かるために大学入学後も勉強をおろそかにしないことを誓ったうえで、大学はやはり東大法学部を目指すのが、国家公務員として年収1000万円を稼ぐために大切な姿勢です。
民間企業で年収1000万円を稼ぐ
一般企業に就職して年収1000万円を超えたいのであれば、やはり就職に強い大学、同様に強い学部を選ぶのが有効です。
就職に有利な大学
就職に強い大学は、基本的には偏差値順だと考えて間違いありません。
東大京大一橋はやはり有利ですし、私大なら早慶上智が強いです。
入試において特に将来やりたいことも、特別入りたい企業も決まっていない場合には、とりあえず偏差値の少しでも高い大学を選んでおいたほうが、いざやりたいことが決まったときに間口が広がるので良いです。
就職に有利な学部
学部としては、理系なら工学部が就職に強いです。
特に工学部の場合、大学院まで行って専門性を高めて、その後に製造系の企業へ就職するケースが多いです。
文系なら法学部が有利です。
法学部は、特に弁護士や司法書士、行政書士といった法律系国家資格を取得するのに良いだけではなくて、公務員を目指すうえでも科目が重複するので有利です。
さらに民間への就職も強いので、汎用性の高い学部です。
いわずもがな、大抵の大学では文系において、法学部が最も偏差値が高いです。
東大しかり、慶應しかり、中央しかりです。
偏差値が高いだけあってメリットが大きいのが特徴です。
入試の際にとりあえず慶應に入れればどこの学部でも、と妥協するのではなくて、特に将来に照らして決めていたり、したい勉強があったりするのでなければ、法学部を目指すべきです。
一流企業は平均年収が1000万円超え
企業のなかでは、えてして有名な一流企業として通用しているところが、年収1000万円を若くして超えられます。
もちろん民間は地方公務員と異なり実力主義の場面が多いです。
同期で年収1000万円を超える人もいれば、そうでない人もいます。
しかし年収1000万円が現実的に考えられるかどうかは、やはり企業によるといって良いです。
三菱商事や三井物産、伊藤忠商事、TBS、朝日放送、テレビ東京、電通、スクウェアエニクス、ソニーなど有名どころは平均年収が1000万円を超えています。
こういった企業から内定を得るには、やはり上記のような有名大学を出て、さらに工学部や法学部を出ていると可能性が高くなります。
医者・弁護士・パイロットで年収1000万
医者・弁護士・パイロットというと、別格のステータスを誇る高給取りのイメージを持つ人が多いです。
実際のところ、この三者の平均給与は年収1000万円を超えます。
医者
医者になりたいなら、もちろん医学部を出る必要があります。
医学部はどこの大学でも偏差値が高く、学費が高いことで知られています。
そのため、国立の医学部に進学したほうが、学費を大きく抑えることができます。
国立の医学部は、なんと他の学部と学費が変わりません。
私立大学だけが、他と大きく異なる高額の学費を設定しているわけです。
たとえば、東大の医学部は、年間535,800円で、他の学部と同じです(※1)。
一方で、東海大学医学部医学科は、年間2,148,000円となっています(※2)。
およそ4倍です。
ちなみに、東海大学の工学部は年間855,000円です。
国立の医学部に入ると、私立の普通の学部よりも学費が安いのでかなりお得感があります。
※参考1:東京大学 入学料・授業料
※参考2:東海大学 学部・学科学費(2020)
弁護士
弁護士になるには、現在では予備試験に受かるか、学部卒業後、法科大学院に進学する必要があります。
そのうえで、司法試験にパスしなければなりません。
司法試験の合格率は、予備試験合格者が最も高いです。
ただし予備試験の合格率は約3%と狭き門なので、本当に弁護士になりたいのであれば法科大学院進学を考えつつ予備試験を受けていくことになります。
法科大学院によって、司法試験の合格率も違います。
さらに法科大学院は、同大学の学部を出ていると入りやすくなったり、学費免除などを受けやすくなったりする実態があります。
有利な大学
以上を考え合わせると、東大、一橋、慶應がおすすめです。
関西なら京大です。
これらの大学であれば、予備試験合格者も出していますし、同大学院に進学するとしても司法試験の合格率が高いです。
早稲田は法科大学院からの司法試験合格者、合格率ともに慶應に劣り、特に同大学院の評判があまり良くありません。
中央は法学部が有名ですが、やはり法科大学院は毎年300人以上の司法試験不合格者を出していて、リスクが大きいです。
そのため、学部から上記で示したところに入っておいて、同大学院に進学するのが安全です。
パイロット
パイロットは、航空大学校を出るか、パイロット養成コース(各大学により名称は異なる)がある大学を選ぶか、ANAなど航空会社の自社養成パイロットとして採用されるか、になります。
航空大学校は、大学に2年以上在籍しないと、進学できません。
パイロット養成コースがある大学は、法政大学、桜美林大学、東海大学が有名です。
法政は偏差値55程度、桜美林や東海大学は偏差値40代なので、比較的に簡単に入れます。
航空会社の自社養成での採用は、非常に狭き門です。
高い給料をもらいながらパイロットを目指せる一方で、倍率は100倍を超えます。
年収1000万を超える職業についてまとめ
今回は、特に年収1000万円を超えるメリットや、実現できる職業、さらにそれに就くための有利な大学学部について解説してきました。
特に公務員だと、国家総合職に受からない限り、ある程度早い段階で1000万円プレーヤーになるのは難しいです。
民間なら一流企業でバリバリ働く必要があります。
そのためには、やはり偏差値の高い有名大学が有利です。
医者・弁護士・パイロットは、それぞれに決まった進路を取る必要があります。
なるべく早めに目標を定めて行動していかなければなりません。
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この記事を監修した人
「大成会」代表
池端 祐次
2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。