子離れできない親の特徴と改善策、子供への影響について

子離れできない親の特徴
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親からして子供はいつでも可愛いい子供であり、子供からして親とはいつまでも親であり、頼りにしている存在だと思います。

ですが、親と子供の距離感は非常に大切です。

親が子供に近づきすぎ、子供をコントロールする、子供は親を頼りにしすぎるあまり、全ての選択を親の同意を得てからするなど、子供の自立の妨げになる場合があります。

そこで、今回は子離れできない親の特徴と改善策、子供への影響を解説していきたいと思います。

子離れできない親の特徴

手をつなぐ母子まず始めに、なぜ親は子離れができないのか考えていくと大きく分けて3つ考えられます。

1つ目は、子供をコントロールしたいという支配欲。

2つ目は、子供が心配でありずっと見守っていたいという過保護な気持ちから来るものであると考えられます。

そして3つ目は、自分達の夢や希望の実現のために子供をコントロールしようとするという3つが主に考えられる子離れできない親の気持ちではないでしょうか?

①親として自分が必要とされたい

子供をコントロールしたいという親の心理としては、自分が必要とされなくなるのが怖いという心理があるようです。

さらに、最初は子供の行動等がとても心配で、子供の一挙手一投足が気になり、何か問題がないか非常に注意しているため、行動を管理し声かけをしているだけかもしれません。

ですが、それがだんだん行きすぎてしまい、親自身でコントロールができなくなり、過剰な支配をしてしまう結果となる場合が多いようです。

例えば、子供がサッカーをしようと親に相談したとします。

ですが、親は野球で怪我をする可能性等を考え、心配であり、サッカーは怪我するかもしれないし危ないからピアノをやりなさいなどと、子供の意志を尊重するのではなく、親の物差しで考え、その考えを子供に押し付けてしまうということがありますが、このように子供の行動を子供主体ではなく親主体で考え行動をコントロールしようとしてします場合があります。

②子供の怪我などを心配しすぎる

子供が心配であり、ずっと見守っていたいという親心からくる過保護心から来るものであると考えられます。

子供が小さい頃子供が外で怪我をしないようにだったり、学校で失敗をしないようにという心配な心から来ているでしょう。

例えば、外遊びで転んで怪我をしないように目を話せなかったり、学校のテストで悪い点数を取らないよう子供に勉強をさせたりと、子供の失敗を避けるため、親があれやこれやと世話を焼き、子供を心配のあまり過保護となってしまいます。

さらに気を付けたいのは、過保護になりすぎる余り親御さんがモンスターペアレント化してしまうケースです。
これについては以下の記事に詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

③子供に自分の夢を託したい

成功のイメージ自分達の夢や希望の実現のために子供をコントロールする親です。

親が「自分たちが子供の頃に達成できなかったこと」を達成してほしいという願望や自分達ができていたことを子供にもできるようになってほしいという願望から来る管理です。

例えば、親が子供にスポーツで1番になってほしいという願望から子供と共にトレーニングをしたり、トレーニングに通わせ子供をスポーツに打ち込ませ、親の願望の達成に向け子供に行動をさせるということや、親が勉強では非常に優秀であったため、子供にも同様にその優秀さを求めるといったことです。

例えば、学校の定期テストでの各教科の点数であったり、高校・大学の進路等を親がコントロールし、それに向け勉強をさせるというものです。

基本的にそれぞれの子供は個性が異なり、親と同じ行動を好むかどうかということもあり、さらには向き不向きであったり、好き・嫌いなど親とは違う人間であるため、必ずしも親が望んだ人生・行動を取るかはわかりません。

ですが、親は子供を過度に心配したり、子供が良い人生を送ってほしいと考えるばかり、周りが見えなくなり、子供をコントロールしてしまったりすることがあります。

初めは子供を心配することから来る手助けであったはずが、段々と親たちのエゴも混ざり、子供に悪影響を与えてしまうという可能性が考えられます。

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子離れができないことにとる影響

腕を組む女性子離れができないことによる子供への影響として以下の3点が考えられます。

主体性・自律性が失われる、結婚が難しくなる、親に依存してしまう、という3点が主に考えられます。

主体性・自律性が失われるということについてですが、親が子供に対しありとあらゆる手を差し伸べてしまうと、子供にとっては非常に楽かもしれません。

ですが、一方で子供は問題に当たった時に自分で試行錯誤をし、自分で解決策を見つけるということができなくなります。

それだけではなく、自分の意思や判断を元に自分で自分の進むべき道を決め、さらには自分の行動・選択に責任を持つということです。

自分で自分の選択に責任を持つということは非常に大切です。

親が決めた選択・手段を元に行動を決めるということを続けていくと他責思考が身につき、何か失敗をした際には他人のせいにし、自分が引き起こしたものではなく、他人の選択によって引き起こされたと認知し、他人のせいにすることにより、困難な状況を自分の力で切り抜ける力がつきません。

さらに、自律性とは他人からの支配や強制、助力を受けることなく自分の力で考え、行動をしていくというものです。

自立性を養うことで自責思考が身につき、何か問題や困難な状況に陥った際に自分の力で考え、挑戦をするということができます。

子離れができないと子供から主体性・自律性が失われ、他責思考の人間へと成長をしています。

ウェディング次に、結婚が難しくなるということについてです。

こちらは学生向けではなく、今後の人生を考えていく上で、非常に大切なこととして考えていきますが、高校を卒業し、大学で一人暮らしを考えている生徒・学生の方やその親にとっては考えておくべき事柄の一つであると考えます。

こちらに関して言えることとして、親が子供の一挙手一投足全てに手出し、口出しをすることにより、子供は自分の力で社会を生き抜いていく力が養われないため、他の人に合わせたり、うまく他の人を考えを擦り合わせながら生活をしていくということが非常に困難になります。

また、ずっと親と住んでしまったりすることにより、暮らしていくためにはどんなスキルが必要で、どのようにそのスキルは獲得していくのか、そして生きていくためには何が必要であるか、一緒に住む人とどのようにコミュニケーションをとっていくかというスキルが必要になってきます。

それらのことを考えた時に親・子供がお互いに親離れ・子離れできていないと子供が一人で生きていく、そして誰かと生きていくことを阻害してします可能性があります。

最後に親に依存してしまうということに関してですが、親がなんでも子供の身の回りの世話をしてしまうと、本来子供が自分でするべきことなどができなくなり、結果として子供は親離れができなくなり、親に依存した人生を送ることになってしまいます。

例えば、A大学大学へ進学する際に一人暮らしをしなければ、ならないとします。

しかし、今まで料理や家事等を自分でしたことがないため、料理は自分でやらずに毎週親から作り置きのご飯を送ってもらう。

さらには、家事もできないため、親が定期的に家に来て掃除・洗濯等の身の回りのことをやるなど、本来一人暮らしは一人で試行錯誤をしながら生活をしていくべきであるのにも関わらず、親の助けがないと生きていけないような状態が生まれかねないです。

また、親へ必要以上に依存をしてしてしまうばかり、同年代との繋がりなど周囲との繋がりではなく、何か困った際の相談相手は友達ではなく親ということがあります。

もちろん相談の内容によっては友達よりも親へ相談をする方が良い場合もあります。

しかしながら、同年代にも相談相手がいればいろいろな物事を内容によって相談ができるため、親への依存状態とならないようにできます。

以上の理由により、子離れができない状態となると、主体性・自律性が失われる、結婚が難しくなる、親に依存してしまう、ということが起こり得るため、子供は常に主体性・自律性をもち学校生活を送り、親は子供の失敗を許容し、もし道を誤ったら、適切なアドバイスを送ることができるというスタンスくらいがちょうど良いでしょう。

また、結婚が難しくなるという問題に関しては、若いうちにたくさんのことに挑戦をさせる。

例えば、家事の手伝いであったり、料理を作るなど基本的な生活力を得るためにできる行動はいくらでもあります。

また、親と子供が一緒に住んでいたとしても、子離れ・親離れのために親ができることは多くあります。

さらに親への依存という点に関してですが、子供が自分で考え、行動ができるよう親は見守ってあげた方が依存関係になりづらく、子供は親へ依存をすることなく生活することができます。

子離れをしないことによるメリット

メリットここまで、子離れができないことによる子供・親への悪影響について主に解説をしてきましたが、ここでは子離れができないことによるメリットを解説していきたいと思います。

子離れができないことによるメリットとはおかしな言葉かもしれませんが、子離れをしない場合でも良いことはあるということを解説していきたいです。

主に3点、「親からの適切なアドバイスが受けられる」「親と子供で良い思い出が作れる」「適切な距離感を維持する」親からの適切なアドバイスをもらうことができるという点についてですが、親は子供より長く生きているため、多くの経験をしています。

例えば、進学先を決める際の困りごとや恋愛による悩み、スポーツの際の苦労、就職の際の会社選択や人間関係など、多くのことをすでに経験しています。

そのため、何か困ったことがあったら、親に聞くというのは一つの重要な解決策の一つかもしれません。

先ほどは「親・子供共に依存をすることにより、子供の成長の阻害となる」ということを解説しましたが、解決のための相談先の一つとして親に相談をするというのは非常に大切なことです。

子供に一番近い親の意見は子供を思うばかり非常に主観的である可能性もありますが、良いアドバイスを得られる可能性も大いにあります。

例えば、もし家電が欲しかったり、家を新しくする、車を買うなど大きな買い物などをする際には数社の比較見積もりをするのではないでしょうか?

また病気になった際にも他の医師の診断を受けることをセカンドオピニオンと言いますが、このように他の人の意見も聞いた上で最終的な判断を下すということは非常に大切です。

そのため、先ほどネガティブな意見として出した親からの過剰なアドバイスですが、適切な時に適切なアドバイスをくれるのはとても良い面ではないでしょうか。

子供を一番近くで見ているからこそ、子供にとって最も良いアドバイスを送ることができるのも親の役目の一つだと思います。

そのため、身近で子供を見ている親の意見は非常に大切です。

親と子供の良い思い出が作れるということに関してですが、必ず親は子供より年をとっています。

親が非常に若年で子供を出産された方は親と子供の年齢は近いかもしれませんが、多くの場合年が離れているかと思います。

そのため、基本的に親は子供よりも先にこの世を去る可能性が非常に高いです。

また、多くの人は高校卒業や大学卒業をし、就職をする際に親元を離れ一人暮らしをする場合が多いかと思います。

それにより、物理的に親との距離が発生し、親と共に時間を過ごすことが極端に減るかと思います。

例えべ、週5日勤務で休みは土日、数ヶ月に1回帰省して親と会うということになると、今後数十年親が生きているとなっても、実質会うことができるのは365日以下かもしれません。

このように人生のステージが変わり、親と過ごす時間が減ることにより、親と子供が共に住むことができる時間は圧倒的に減ってしまいます。

そのため、親元を離れずに親と少し長く住み続けたり、親と仲良くすることは非常に大切なことであるかもしません。

二つの四つ葉適切な距離感を維持するという点についてですが、親と子の距離感を適切にすることで、互いに良好な関係を築くことができます。

また、その関係性により親は子に適切な道を示すことができます。

適切な距離で適切な関係を保つことができると、親と子は相互に信頼し合い、双方の意見や話に耳を傾けます。

そのため、親は子へ適切なアドバイスを送ることができ、さらに子供はそんな親からの意見に耳を傾けることができます。

信頼しているからこそ生まれるコミュニケーションであったり、意見・行動ではないでしょうか。

もし親が自分達のエゴだったり、希望を子供に押し付けてしまうと、子供は反発し、親の理想の反対になるかもしれません。

そのため、子供は親との関係性であったり、話の内容に注目します。

親と子供が良好な関係を気づくことができれば、子供は親をリスペクトし、親からのアドバイスを自分のためを思って発言してくれていることであり、聞くべき内容であると認識し、親からのアドバイスを真摯に受け止め、自分の人生・選択をより良くするために活用するでしょう。

そのため、親と子の適切な距離感は非常に大切なのです。

以上の3つの点「親からの適切なアドバイスが受けられる」「親と子供で良い思い出が作れる」「適切な距離感を維持する」ということから親と子の適切な距離を保つことができ、良好な関係であれば、親子関係は非常にうまくいき、双方にとってメリットしかありません。

親が過剰なまでに子供に種着したり、コントロールをしようとすると関係は破綻し、双方にとってネガティブな関係となります。

そこで、親が以上の3つの点を意識して子供とコミュニケーションを取ることにより、子供との関係が良好になり、子供の未来を考えた行動ができるでしょう。

子離れのために親ができることとは

ポーズをとる女性ここまでで、子離れできない親の特徴と子供への影響について解説してきましたが、ここでは、子離れのために親ができることということで今まで解説したマイナス点をプラスに変えるため、親ができる行動について「ライフステージに合わせ子供との距離を変える」「子供の失敗を受け入れる」という2点から解説していきたいと思います。

子供のライフステージに合わせて子供との距離を変化させるということは大切です。

例えば、赤ちゃんや2〜3歳の段階では親は常に子供から目と手を離さずにお世話をしてあげる必要があります。

しかし、幼稚園や保育園にいく年齢になると、一定時間親と子は離れ、親は先生へ子供を預ける必要があります。

そこで、親は子供を他の人へ預ける心構えをしなくてはいけません。

子供を親から話しても生きて行けるよう訓練をさせる必要があります。

さらに小学生・中学生・高校生と進むにつれ、心配事は減らないかと思いますが、徐々に親といる時間より、友達や先生という時間の方が多くなります。

そして、親はあまり子供に干渉しすぎずに適切な距離を保つ必要があります。

もちろん、子供のことが心配で、失敗はしてほしくないというのが親心だと思います。

ですが、手は話しても目は離さないということは大切かもしれません。

例えば、子供が転ばないように親がずっと手を握っているというのは簡単かもしれません。

手を握っていると子供は転ばないかもしれません。

ですが、ずっと手を握っているわけにはいきません。

時には子供が怪我から学ぶということは必要です。

もちろん、大怪我に関わるような危険なことは避けなければなりませんが、転んで擦り剥いたりするくらいの怪我はしても良いかもしれません。

転んだ子供に手を差し伸べるくらいの距離感で子供と接することで、子供は転んだことから多くのことを学びます。

そんな体験から子供は大人へと成長をしていくのです。

母子最後に、子供の失敗を受け入れるということは子供の育成上とても必要な要素の一つです。

可愛い子には旅をさせよ」という諺にもあるように、大事だからこそ、いろいろなことに挑戦をさせ、失敗を経験し、自分で乗り越える力をつけさせる訓練が必要です。

子供時代に親が手出しをしすぎて、子供の決定に口を出すことで、失敗することは減らすことができるかもしれません。

しかしながら、大人になってから初めて大きな失敗をしてしまうと、失敗に対する耐性がないため、どのように失敗を克服し、乗り越えていくかという解決策の見つけ方がわからず、大きな問題を生んでしまいます。

そのため、子供にはやり方を教えるのではなく、道筋を示してあげるというのが良いでしょう。

なんでも親がやってしまうと、子供は次に一人でやらなくてはいけない時に困惑してしまいます。

失敗を横で見てあげるのは良いかもしれませんが、親が手伝い、簡単にクリアしてしまうというようなことはするべきではないかもしれません。

例えば、子供が算数の宿題をやっている際に、親で答えや解き方がわかっているとします。

しかし、そこで、子供に教えてあげるのではなく、まずは子供に問題を解かせ、どうしてその計算式・答えになったかを説明させることが良いかもしれません。

その上で、どうしてその問題が間違っていたか、そして、問題の答えとその計算式ではなく、どのように問題と向き合い、答えを導き出すことができるかという他の問題にも応用ができる考え方・解き方の手助けをするべきであり、決して答えそのものを教えてあげてはいけません。

さらに、子供の時間の管理等も実際に子供に時間の管理を任せ、自分の時間で何ができて何ができない、物事にはどのくらいの時間がかかるかを子供主体でやらせてみるというのも良いでしょう。

なぜなら、親から「あれしなさい、これしなさい」とやるべきことを伝えるのは簡単です。

しかし、社会に出た時、一人で生きていかなければならない時に自分の時間は自分で管理しなければなりません。

そこで、親から言われたことだけをやっていた子供は自分のことを管理することができません。

そこで、子供にいろいろなことをさせ、親はその結果に対し、フィードバックをし、次回への改善策を提供するということがとても大事なことの一つかもしれません。

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まとめ

今回は、子離れできない親の特徴と改善策、子供への影響についてさまざまな事例等を用いて紹介をしてきました。

多くの親は子供の成長・成功を願うばかり、過度に世話を焼いてしまうかもしれません、しかし、親は時には子供に失敗を経験させ、そこから多くを学んでいけるよう手を話す必要があります。

また、子供をコントロールしようとせずに、子供の成功ではなく成長に目を向け、寛大な心で子供を見守ることが大事かもしれません。

今回の話がみなさんに少しでも役に立てば嬉しいです。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

「大成会 西18丁目教室」
教室長
日野浦 大河

2017年北海道教育大学卒、中学・高校の社会科教員免許保持。現在は2023年8月にオープンした「大成会 西18丁目教室」の教室長を勤める。家庭教師時代の経験から、成績の伸びを決める一番大きなものは生徒さん自身のやる気であると痛感し、そのやる気を刺激する方法を日々模索している。


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公開日:2022年2月3日 更新日:2024年2月28日
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