効率ダウン 10の悪い習慣

勉強の効率を下げてしまう10の悪い習慣。脳科学による解説

日夜志望校合格のために勉強に励む受験生にとって、勉強効率を高めることほど重要なものは無いでしょう。

大学合格のために必要な勉強時間は学校での授業以外の時間で4000時間以上とされています。

これほど莫大な時間が必要であるため、中には時間が足りなかったり効率良く進められなかったりといったことで成績が伸び悩んでいると感じている学生も多いと考えられるためです。

実際に2014年にNPO法人の全国高等学校PTA連合会がまとめた「全国高校生生活・意識調査報告書 」によると、「勉強について何か困っていることがありますか?」という質問に対しておよそ25%の高校生が「成績が悪い」「頭が悪い」と回答しており、全国の高校生の多くが自身の成績に悩んでいるのです。

このような現状に対して、勉強の効率を上げることで大きく成績を改善することができる可能性があります。

そこで当記事では勉強の効率を下げてしまう10の悪い習慣をご紹介。

脳科学に基づいてわかりやすく解説いたしますので、ぜひ最後までお読みください。


勉強の効率化を図る上で息抜きも大切です。過去に正しい息抜きについて解説していますのでこちらも併せてご覧ください。

朝勉で暗記をする

まず最初にご紹介するのは「朝勉で暗記をする」ということです。

朝は勉強に最も適した時間帯であり、その時間に勉強すること自体は全く効率の悪いことではありません。

しかし記憶の定着は睡眠によって行われるため、夜や寝る直前に覚えたほうが記憶が上書きされにくく暗記がしやすいのです。

そのため、朝勉で勉強するのは効率が悪いため、小テストを解いたり単元の理解を進めたりといったことを行うようにしましょう。

朝は海馬に集められた情報が整理されて脳がリセットされた状態になるため、非常にクリエイティブな活動を行います。

このような点からも単純作業である暗記は朝勉に向いていないのです。

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眠気を我慢する

一夜漬けする女学生のイメージ次にご紹介するのは「眠気を我慢する」ということです。

勉強時間が足りないばかりに眠気まなこをこすりながらペンを動かす…というのは受験勉強などでよく見られるシーンですが、これは非常に非効率。

眠たくなるというのは思考や言語、記憶などを司る大脳皮質の働きが落ちてきた証拠です。

そのため、この部分の働きが落ちている状態で勉強が捗るはずもなく、もし眠気が襲ってきたときは我慢せず仮眠を取るようにしましょう。

ちなみに仮眠をとる時間は20〜30分ほどが効果的。

実際にNASAの研究によるとおよそ20分の仮眠をとることでパイロットの作業効率が約35%向上したことが明らかになっています。

寝る間も惜しいと眠気を我慢しながら勉強に励む学生は多いですが、眠い際は思い切って寝てしまう方が効率が良いのです。

インプットに時間をかけすぎる

次にご紹介するのは「インプットに時間をかけすぎる」ということです。

勉強をする上で必要不可欠なことは「試験で点数を取れるようになるまで理解する」ですね。

そして試験で点数が取れるというのは、自身で手を動かして暗記したことを書ける、理解した解放で問題が解けるといったこと。

つまりアウトプットができているということなのです。

そのため、インプットばかり行っていると中々成績が伸びず非効率な勉強をしてしまっているということになってしまいます。

その理想的な比率は脳科学の研究では「インプット:アウトプット=3:7」であることがわかっています。

勉強のスケジュールを組む際にはぜひ意識されてみてはいかがでしょうか。

布団の中でスマホをいじる

スマートフォン次にご紹介するのは「布団の中でスマホをいじる」ということです。

勉強の効率とは直接関係ありませんが、睡眠時間を確保するというは上記の「眠気を我慢する」でも説明したように成績向上に欠かせません。

しかし現代では布団に入ってもスマホをいじる学生が増加しており、中々十分な睡眠が確保されていない状況にあるのです。

スマホの画面から発せられるブルーライトは非常に強いエネルギーを持った可視光線であり、睡眠前に浴びると人間の睡眠を促す脳内物質であるメラトニンの分泌を阻害します。

そのため、スマをに触るのは布団に入る2時間までとし、その際に置く場所も決めるなど工夫して十分な睡眠時間を確保するようにしましょう。

話ができる環境で友達と勉強する

次にご紹介するのは「話ができる環境で友達と勉強する」ということです。

カフェやファミレスなどで参考書を広げて友達と一緒に勉強する学生はよく見かけます。

しかし、人によって持続する集中時間や休憩したいタイミングというのは当然異なりますよね。

そうなると自分が一番集中したいタイミングで話しかけられてしまって中々勉強がはかどらないというのは良くあることなのです。

また話ができる環境というのはそもそも集中しづらく「勉強したつもり」になってしまっていることも多いのです。

よって、カフェやファミレスなどで勉強するのはたまに息抜き程度にすると良いでしょう。

片付いていない部屋で勉強する

次にご紹介するのは「片付いていない部屋で勉強する」ということです。

言うまでもありませんが、漫画や雑誌などが散乱している状況で勉強すると誘惑が多く集中できます。

これを脳科学的な観点で説明すると、勉強以外の選択肢が目の前に提示されることによって「ウィルパワー」が消耗されていくのです。

ウィルパワーは意志力や集中力の源であり、上限があります。

これは選択を行うことで減って行くことがわかっており、片付いていない部屋で勉強することは無意識のうちにどんどんウィルパワーが減っていってしまうことを意味するのです。

時間を区切らない

時計次にご紹介するのは「時間を区切らない」ということです。

時間を区切らずに勉強するとついズルズルと勉強を続けてしまい、振り返ってみるとほとんど勉強が進んでいなかった・・・というのは良く聞く話です。

そのため時間を区切ってメリハリをつけて勉強するようにしましょう。

おすすめなのは30分を一つの区切りとする「ポモドーロ法」です。

これは25分勉強して5分休憩するというサイクルを繰り返す作業法のことを指します。

「5分の休憩は短すぎるのでは?」と感じた学生もいるかもしれませんが、この5分の休憩で人間の集中力は十分に回復することが脳科学的に明らかになっています。

うまく習慣化できれば10時間でも楽に勉強できるようになるため、非常におすすめです。

スマホを近くに置く

次にご紹介するのは「スマホを近くに置く」ということです。

中にはスマホのアプリを使って勉強しているという学生もいるかもしれませんね。

もちろんそれ自体は悪いことではありませんが、上記にて説明した「ウィルパワーは選択によって消耗する」ということから考えると、スマホには問題が多いと言えるでしょう。

Youtubeで動画を見る、SNSで友達の近況をチェックする、友達からのメッセージに返信する、などスマホを触ることによって様々な作業を選択することになります。

そのため、スマホを近くにおいて置くと大きくウィルパワーが消耗されると結論づけられるのです。

もしスマホのアプリで勉強を行う場合はメッセージの通知をオフにするなど、そのアプリしか使用できないように設定するなど工夫が必要となるでしょう。

歌詞のある曲をBGMにする

オーディオ次にご紹介するのは「歌詞のある曲をBGMにする」ということです。

周囲の音をシャットアウトするために、イヤホンをつけてBGMを聴きながら勉強するという学生も多いでしょう。

その際に歌詞のある曲をBGMにしてしまうと勉強の効率が大きく下がってしまいます。

なぜなら無意識のうちに歌詞を聞きとることに集中してしまい、勉強にだけ取り組むことができなくなってしまうためです。

もしBGMを聴きながら勉強をしたい際は、歌詞のないクラシックや歌詞が聞き取りにくい英語詞の曲を流すようにすると良いでしょう。

何も決めずに休憩する

コップを手に持つ女子高生最後にご紹介するのは「何も決めずに休憩する」ということです。

苦しい勉強時間の息抜きである休憩では思う存分くつろぎたいことだと思います。

しかし、この際にもしっかりと休憩時間に何をするかということは決めておかなければなりません。

なぜなら何も決めないままだと「あれもしよう、これもしよう」と次々と選択をしていき、これまで何度か説明したウィルパワーが回復できなくなってしまうのです。

その結果勉強の効率が大きく低下します。

あらかじめ休憩時間にすることを決めておくことで、このような事態を防ぐことができます。

ちなみに休憩時間に最も適している行動は「何もしない」ことです。

何もせずにゆっくりすることがウィルパワーの回復に一番効果があります。

もちろん実際に休憩時間を何もせずに過ごすというのは難しいでしょうから「スマホは10分間だけ」などあらかじめ決定して、効果的に休憩時間を過ごすようにしましょう。

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まとめ

以上、勉強の効率を下げる10の習慣をご紹介しました。

勉強の効率を下げるとは知らずにやってしまっていたものも多かったのではないでしょうか。

またあまり良くないんだろうな、と感じつつもついつい続けてしまっている習慣も中にはあったと思います。

そういった習慣は今回ご紹介したように脳科学的に見ても、非常に勉強の効率を下げてしまうので、思い切って止めるようにしましょう。

悪い習慣を断ち切るためのコツは、別の習慣を導入することです。

例えば今回ご紹介した習慣の一つである「話ができる環境で友達と勉強する」を例に挙げてみましょう。

おそらくこれが習慣になっている学生は授業終了後にファミレスやカフェに友達と直交するというルーティーンが出来上がってしまっているのだと思います。

このような際は場所を変えて図書館や塾の自習室など話ができない施設に行くようにしましょう。

このように各習慣の問題がある部分をうまく置き換えることで、自然と良い習慣が身につくようになるでしょう。

当記事がその参考になれば幸いです。

この記事を監修した人

監修者の画像
チーム個別指導塾「大成会」
代表:池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

学習相談、体験学習などいつでも受け付けております!

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