日本体育大学の卒業後、どんな就職先に就けるのか

日本体育大学 就職先は?
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日本体育大学を卒業すると、どのような就職先があるのかについて記しています。
日本体育大学は1890年代からの体育の指導者養成学校の歴史を持ち、1949年に大学が設置されました。
「全国民が強健な体力を保持しなければ、国家の発展は望めない」という建学の精神の基、スポーツの分野に優れた人材を輩出しています。

あなたは日本体育大学を出て何になりたいのか?

日本体育大学

まずは、日本体育大学を卒業した先の進路について考えなければなりません。
日本体育大学の公式ホームページにアクセスすると、最新の進学状況が確認できます。

※参考:https://www.nittai.ac.jp/career/support/employment.html

プロスポーツ選手日本体育大学で目立った就職実績を残しているのは「スポーツ」「公務員」「教員」です。
特にスポーツの分野に関しては体育大学であるので、プロ選手から用品メーカーまで満遍なく就職実績があります。

プロ選手は後に紹介するので、ここではその他のスポーツ関連就職先について述べてみようと思います。
日本体育大学からはアシックス、ゴールドウィン、ナイキ、コナミスポーツジャパン、東京ドームスポーツなどの就職実績を出しています。
皆さんも御存知ではないでしょうか。
日本体育大学では手厚い就職サポートを行っています。
就職決定率が99.3%という数字で、就職を希望した場合はほとんど必ず企業に入ることが可能です。

日本体育大学は集団行動コンクールや運動部の大会で大きな実績を残しており、とりわけスポーツ業界の就職に明るいイメージがあります。
実際にその方面へ就職を決めている方が多いので「将来的にはスポーツに関わる仕事がしたい」と考えている方は日本体育大学へ進むべきです。
日本体育大学では幼稚園教諭や小学校教諭、中高保健体育の教員免許も取得することが可能で、体育教員を目指している方も大きな選択肢となるでしょう。

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日本体育大学で何を学ぶのか?

日本体育大学ではどのような事を学べるのでしょうか。
日本体育大学には5学部が開講されているので、それぞれについて解説します。
多数あるスポーツの分野を各学部でサポートしているので、どのスポーツ業界に携わっても日本体育大学を卒業された方が多いです。

体育学部

体育学部は日本体育大学の看板とも言うべき学部で体育学科と健康学科が開講されています。
日本体育大学出身のプロスポーツ選手は体育学部を出ているケースも多く日本体育学部の伝統的な学部です。
他の学部よりも広く学問を修める事になりますが、進路の選択肢も広いことが特徴です。
体育を中心としながら外国語や生命科学、芸術科目も組み込まれているカリキュラムになります。
社会人としての基礎力を身につけられる基本的な学部です。

スポーツに関わる職に就きたいが、具体的な職業までは決まっていない・高い専門性が求められていない職業に就職する場合など幅広い学生にお勧めすることの出来る学部です。

スポーツ文化学部

外国の国旗スポーツを通した共生社会の実現に向けて国際理解、国際交流などを推進することを目標に掲げている学部です。
グローバル化した国際社会の中で日本の良きスポーツ精神を基に開発援助や国際交流などの実践が可能な人材の育成を推進しています。

学部共通カリキュラムでは国語や英語、社会学のほか第二言語の取得も求められており、スポーツ一辺倒の教育ではないことが伺えます。
しかし日本体育大学名物の集団行動などスポーツに関する科目については教養科目としてカリキュラムに組み込まれており、まさに体育を中軸とした教育を展開している大学と言えます。

コースは「武道教育学科」と「スポーツ国際学科」に分かれています。
前者では日本の「武道」「芸道」の知識を身に着け実践する学科です。
国際社会の中で武道などの術を教えることに留まらず、「道の精神」も相手に伝える事で日本固有のスポーツ文化を発信することが出来ます。
後者は国内外を問わず様々な場所でスポーツを通した社会貢献を行える人材の育成を推進しています。
国際競技連盟やスポーツ関連企業をはじめ自治体レベルでも活躍できる人材を育成しています。

日本の武道を世界に伝えるという事に重きを置くのであれば「武道教育学科」を、国内外を問わずスポーツを基軸とした活動を行いたいのであれば「スポーツ国際学科」を選択すると良いでしょう。

スポーツマネジメント学部

スポーツ庁先述のスポーツ文化学部とは打って変わってスポーツマネジメント学部では、スポーツビジネスを中心に実践する学部です。
2015年にスポーツ庁が設置され国家戦略としてのスポーツの認識が高まる中で、2018年に当学科が新設されたという経緯を持ちます。
持続可能(環境に配慮して、次世代以降も続くよう)なスポーツビジネスを目指す人材の育成が期待されています。

こちらも卒業後の進路に応じて2つのコースが用意されています。
スポーツビジネスに関わる方向けの「スポーツマネジメント学科」と生涯スポーツの推進を行い地域振興を目指す「スポーツライフマネジメント学科」です。
こちらはビジネス寄りの学科となるため企画力や運営力をメインにカリキュラムが組まれている様子です。

スポーツ文化学部とスポーツマネジメント学部は名称が非常に似ていますが、学ぶ内容は全くの別物です。
「スポーツマネジメント学部はマネジメントの立場」「スポーツ文化学部は現場で活躍する人材の育成」の様に棲み分けがされているので、学部を選択する際は注意されたいポイントです。

保健医療学部

保健医療学部ではスポーツ医療についての学問を修めます。
コースにより国家資格の柔道整復師・救急救命士を取得することが求められており、先述の2学部とは違い医療サポートを行う人材を育成する学部となっています。
救急医療学科では救急救命士の国家試験受験資格を、整復医療学科では柔道整復師の国家試験受験資格をそれぞれ取得することが可能です。

整復医療学科では最新の現代医療を踏まえた日本の伝統医療(柔道整復術)を学ぶことが可能で健康維持や疾病の治療のための技術を身につけることが出来るカリキュラムが組まれています。
またスポーツ選手に対するリハビリや故障の予防に関する理論と実践も身につけることが出来るためスポーツの舞台で活躍する選手の総合的な支援が可能です。

救急車救急医療学科では医療現場に従事したい学生が多く学んでいます。
救急現場でのシーンに加え、スポーツドクターとして突発的な緊急事態に対応したり、防災教育に貢献したりすることの出来る医療人を育成しています。
救急救命士には患者を安心させるコミュニケーション能力も必要で責任の重い仕事ではありますが、その分大きなやりがいを感じることの出来る職業です。
救急に関する職業を視野に入れている高校生の方であれば、日本体育大学の保健医療学部を検討する価値は大いにあります。

ただし、国家資格という物は教員免許のように所定の単位を取得すれば授与されるというような単純なものでは無く、所定の単位数を取得した上で国家試験に合格しないといけない事になっています。
つまり大学で単位を取るだけで国家資格は授与されないという点は気に留めておいて下さい。

児童スポーツ教育学部

運動会教職を目指す方が在籍しているのが児童スポーツ教育学部です。
小学校教員に求められる5教科の教養を確保しながら、体育に関する高い専門製の育成を打ち出しています。
本学部では小学校・幼稚園教諭の教員免許状を取得することが可能で、日本体育大学は卒業生も含めた教員採用試験の合格人数が300人を超えており教員養成に定評があるのが特徴です。

児童スポーツ教育コースでは小学校の教員を、幼児教育保育コースでは幼稚園の教員を目指すカリキュラムが展開されています。
どちらのコースも幼児・児童の発達原理から学ぶことが出来るので、理論と実践を同時に学ぶことが可能です。

注意しなければならない点は「中学校・高等学校の保険体育教員免許」は取得することが出来ないことです。
中学校と高等学校の保険体育教員免許は体育学部、スポーツマネジメント学部、スポーツ文化学部で取得が可能です。

日本体育大学の情報と著名人

日本体育大学の学校・入試情報と同校を卒業した著名人についての紹介です。

日本体育大学の情報
世田谷キャンパス
日本体育大学世田谷キャンパス

住所:東京都世田谷区深沢7丁目1番1号

最寄り駅:東急線 桜新町駅

健志台キャンパス
日本体育大学健志台キャンパス

住所:神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1221-1

最寄り駅:東急線 青葉台駅

両キャンパスには図書館が併設されており、一般の方も利用が可能です。
体育関連の蔵書が豊富との情報があります。

卒業の著名人

内村航平(体操選手)

内村航平選手は体育学部卒業です。
実は父の内村和久氏も日本体育大学を卒業しており、同様に体操選手でした。

北島康介(水泳選手)

現在は水泳を引退しておりますが北島康介氏も日本体育大学出身です。
「チョー気持ちいい」が流行語となり記憶に残っている方も多いはず。
体育学部を卒業しています。

古賀稔彦(柔道指導者)

現在は柔道指導者として活躍している古賀稔彦氏は、1992年のバルセロナ五輪で金メダルを獲得するなど華々しい成績を残しています。
体育学部の武道学科を卒業しています。

高梨沙羅(スキージャンプ選手)

飛び級入学で話題となった高梨沙羅選手は日本体育大学の体育学部出身です。
ただし殆ど大学には通わず、海外からのレポート提出で単位を取っていたようです。

本橋麻里(カーリング、LS北見)

LS北見の選手である本橋麻里選手は日本体育大学の体育学科出身です。
平昌オリンピックで知名度が上がった女子カーリングですが、現在本橋選手は控え選手としてチームを支えています。

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まとめ

日本体育大学は有名選手から指導者まで様々な人材を輩出しています。
また学校教育の現場にも卒業生がおり、日本の発展を様々な分野から支えているなど大きな意味を持っています。
もしあなたがスポーツを通して社会に貢献したいと考えているのであれば日本体育大学は最良の選択肢と言えるでしょう。

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この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

「大成会 西18丁目教室」
教室長
日野浦 大河

2017年北海道教育大学卒、中学・高校の社会科教員免許保持。現在は2023年8月にオープンした「大成会 西18丁目教室」の教室長を勤める。家庭教師時代の経験から、成績の伸びを決める一番大きなものは生徒さん自身のやる気であると痛感し、そのやる気を刺激する方法を日々模索している。


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公開日:2019年11月5日 更新日:2024年2月28日  
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