通信教材のメリット・デメリット

中学生に『通信教材』はおすすめ?主要3社とメリット・デメリットを解説

塾ではなくて、通信教材を検討される家庭もあります。
今回は、特に有名で人気のある通信教材、そしてそのメリットやデメリットなどについて解説していきます。

進研ゼミ

通信教材のなかでも歴史が古く、最もよく知られているのが進研ゼミです。

短時間の積み上げ学習を採用

時計1回あたり10~15分の短時間学習を採用しています(※)。
そのため、これから1時間も勉強か、となると机に向かいづらい子どもも、10分だけ我慢してやろう、と頑張れます。

積み上げ学習を採用していて、その日々の蓄積が学力アップに寄与します。

※参考:進研ゼミ中学講座

志望校に照らして必要な勉強が分かる

志望校によって、やはりどれだけ勉強したら良いのかが異なります。
偏差値の中位であれば大丈夫な勉強進度でも、偏差値の高い高校だと足りないことがあります。

この点、進研ゼミでは、今の時期にどれだけの勉強ができていれば、志望校の合格確率が高くなるのか、ということを分かりやすく教えてくれます。

学習計画も提供

数ある通信教材のなかでも利用者が一番多いのが進研ゼミです。
そのため、膨大なデータのもと確かなエビデンスが確保されています。

説得力の高い合格判定のもとで、今後の学習計画の提供も行われます。

志望校・地域差を考慮した問題

公立高校の入試の場合でも、試験問題には地域差があります。
たとえば、千葉県では英作文が出題されるのが特徴で、北海道では記述式が多いです。

都道府県別の出題傾向に即した問題が、中三講座では扱われます。
志望校のレベルに合わせた、さらに所属する地域に即した問題が用意されるので、より合格に直結した勉強が行えます。

定期テスト対策も万全

疑問を抱く女性定期テストに特化したテキストも用意されています。
ゼミの青本というもので、こちらは主要5科目だけではなく、実技4科目にも対応しています。

短時間で効率的な学習ができるように設計されています。
高校入試では、大学の一般入試と異なり内申点が非常に重要です。

筆記試験がかんばしくなくても、内申点が良ければ通ることも多くあります。
そして、内申点を上げるためには、所要5科目だけできてもダメです。

実技4科目も効率的に対策できる

主要5科目がオール5でも、実技4科目がオール3だったら、一気に内申点は下がります。
オール4に5が1つしかない人と同じ評定になります。

そのため、内申点の高い子は、えてして実技科目でマイナスを出しません。
実技はその名の通り、確かに普段の授業態度が大事ですが、筆記も重要な評価ポイントです。

進研ゼミであれば、実技の試験対策もできるので、内申点の底上げに良い影響を与えます。

電話で勉強の悩みを相談できる

通信教材のデメリットの1つに、分からないことや、勉強の不安などをすぐに講師に相談できないことがあります。
塾であれば、その場ですぐに質問したり、集団指導で即座に相談できる状況でなくても、授業後に話に行くタイミングがあったりするものです。

通信教材では自分独自の質問をする機会がないために、疑問や不安がそのままになってしまうというデメリットが指摘されます。

通信教材のデメリットを克服

SOS相談しかし、進研ゼミはこの点に配慮したシステムを構築しています。
具体的には、教科アドバイザーという専門のスタッフを設けて、「テストお助け電話」サービスを行っています。

これは、自分がしたいときにいつでも電話で相談できます。
それこそ、一番不安になりがちなテスト前日の相談もOKです。

苦手な社会がどうしても憶えられない、どうしたらいいのか、といった相談も可能です。
そうすると、憶えられないときは書いたり、声に出したり、次のページに進んだらまた前のページに戻って繰り返したり、といったアドバイスをくれます。

自分だけで悶々として勉強を続けるよりも、悩みを吐き出すことで心にゆとりが生まれ、テストに向けて良いモチベーションを形成できます。

■周りの目を気にせず質問できる

集団指導系の塾だと、確かに講師に相談できますが、何かと周りの目があって、真に自分が悩んでいることを相談できないケースがあります。

特に中学生は思春期まっただなかで、周りの視線がとかく気になります。
やはり「えー、そんなこと聞いてる、だっせー」などと思われなくない、と過剰に意識しがちです。

進研ゼミのような電話相談であれば、誰に聞かれることもないので、そういった気兼ねがいりません。
さらに塾だと塾がある日にしか相談できません。

講師が携帯番号を生徒に渡していて、そこにいつでもかけてもいいよ、というような塾は一般的ではありません。

先述したように、進研ゼミの「テストお助け電話」なら、試験前日の相談も可能なので心強いです。

受講費

受講費は実技科目を含めた9教科全ての対策できて、中一…月あたり5,871円(税込※)、中二…月あたり6,110円(税込)、中三…月あたり7,383円(税込)となっています。

※消費税率8%の場合

通信教材は強制力がないのがデメリット?

このように、進研ゼミは長年の歴史のなかで、数々の声を元に進化を遂げてより使いやすい通信教材として確固たる地位を築いています。

メリットは非常に多いですが、やはり通信教材の宿命ともいうべき強制力という点では弱いです。
塾は塾に行けば指されたり、宿題の状況を確認されたりしますから、怒られたくない、恥をかきたくない、という理由で一定の強制力が働きます。

通信教材は、そういったリスクがないので、子ども自身がさぼりやすい側面があります。

強制力があってもやる気のない子はやらない

あっかんべをする女子学生ただし、塾に通わせていても、結局は子どものやる気次第です。
どんなに厳しい先生がいて強制力があっても、必ず皆が勉強をするか、というとそうではありません。

やる気のない子はどうにかしてさぼろうとしますし、親に嘘をついて塾に行ったフリをし、塾から電話が来て気づくケースもあります。

塾に行けば誰でも勉強するのではなく、自分で努力をする子が、塾というツールを上手に使って、より効率的に伸びていくだけの話です。

■通信教材特有のデメリットではない

こう考えれば、通信教材のよくいわれるデメリットは、それ特有のものではないことに気づきます。
勉強だけではなく、部活など多くのことに妥当する普遍的な問題に過ぎません。

やる気があって努力をする子は、勉強ができるようになるし、スポーツも上達していきます。
逆にサボる子は、どれほど評判の良い塾に通っても、どれだけ良い指導者のいる部活に入っても、その成長は期待はずれなものになります。

1日10分で良いから机に向かえる、それを継続したいという意思のある子に合っているのが、進研ゼミです。

Z会の通信教育

Z会の通信教育も人気があります。
こちらは、進研ゼミに比べると、より真面目で厳格な印象を持っている方が多いです。

実際、難関校を目指す学力の高い生徒が多く利用しています。
2018年の志望校合格率は97.7%と非常に高いです(※)。
この教材を使いこなし、時期に合わせて適切な進度を保っていれば、志望校への合格はほぼ確実といえます。

※参考:Z会の通信教育 中学生

iPadとテキスト2つの勉強スタイル

タブレット勉強方法には、iPadスタイルと、紙媒体(テキスト)スタイルが用意されています。
iPadを持っている子は、実際に授業動画を観ながら学習を進められます。
レスポンスが早いのもiPadスタイルの良いところです。

紙媒体は、机に向かってじっくりと取り組みたい子におすすめです。
オーソドックスで歴史に裏打ちされた良質な問題を多く解くことができます。

添削が丁寧だと評判

答案を提出すると、添削指導が受けられます。
この添削が非常に丁寧で分かりやすいと評判です。
返却された答案には、隙間がないほど赤ペンでコメントやアドバイスが載せられているので、今後の学習に大いに役立ちます。

専用フォームから学習相談が可能

教えてZ会!」というフォームが用意されていて、ここから勉強の相談が可能です。
3日後までに専門のアドバイザーから回答がもらえます。

電話だと緊張してしまう、という子も気軽に質問できます。

iPadスタイルが特に人気な理由

特にiPadスタイルに申し込む人が増えています。
これは、iPadスタイル特有のサービスに魅力があるためです。
たとえば、学習計画サポートがあります。

学習計画サポート

通信教材では、塾と異なり、どれから勉強するかが決められていません。
塾ならその日決められた教室に入れば、数学なのか国語なのか社会なのか、さらに関数なのか現代文なのか歴史なのか、全て学習内容が用意されています。

しかし、通信教材は自由です。
だからこそ、何から手をつけたら良いのか分からない、という子がいます。

制服を着た女子高生iPadの学習計画サポートでは、曜日ごとになんの勉強をするのか、自分専用の時間割を立ててくれます。
あらかじめ優先したい科目や、平日からコツコツ型か、土日に集中型か、を選択することで、ニーズに合わせた時間割が形成されます。

この時間割に沿って学習を進めていけば良いので、机に座ってから、さて今日は何の勉強をしようか、と考えなくて済みます。

受講料

受講料は、iPadスタイルのほうが安いです。
一教科あたり月2,660円です。
テキストスタイルは、一教科あたり月2,760円です。

受講料は進研ゼミのほうが格段に安いです。
進研ゼミは9教科で5,871円(中一)でした。
Z会では5教科でも月12,800円(iPadスタイル)となります。

スマイルゼミ

通信教材というと、上記の進研ゼミかZ会を上げる人が多いです。
しかし、最近では他にもう1つ、よく聞かれる名前があります。
それが、スマイルゼミです。

タブレット特化型

まさに時代ともいうべきタブレットに特化した通信教材です(※)。
進研ゼミやZ会でもタブレット使用を選べますが、スマイルゼミではタブレットのみでの受講しか扱っていません。

学習専用のタブレットが使われます。
画面に手をついて書けるように設計されていて、反応もよく、ストレスがありません。

※参考:スマイルゼミ 中学生向け通信教育

実技科目にも対応

実技を含めた9教科に対応しています。
実技では画像や動画でクロールの仕方やポイントが解説されたり、ムソルグスキーの音楽が流れたりなど、従来の通信教材の枠を超えた非常にバリエーションに富んだコンテンツが提供されています。

志望校・定期テスト対策も

志望校に特化した専用の対策問題が配布されます。
自分の実力が単元ごとに反映されて、志望校突破レベルと比較して有効な問題が構築されます。

もちろん普段の定期テスト対策も万全です。
テスト日から逆算して、特に苦手科目の克服に重点が置かれたオリジナルのスケジュールが生成されます。

時と場所を選ばない学習習慣へ

カフェで勉強タブレットなら、どこにでも9教科全ての教材を持ち運びできます。
家での勉強だけではなく、近くのカフェや図書館に持ち出して、自分の好きな時間、好きな場所で勉強できるのがメリットです。

84.8%の受講者が学習習慣に変わったと好意的な意見を述べています。

値段も安いと評判です。
9教科+リスニングで月5,980円(税抜)です。

通信教材についてまとめ

今では色々な通信教材が出ていますが、特に有名で人気のあるものは以上の3つです。
紙やタブレット、入試や定期テスト対策など、自分のニーズに応じた選択肢があります。

実技科目まで対策をしたいなら、進研ゼミやスマイルゼミがおすすめです。
紙での勉強を好むなら、進研ゼミです。
タブレットのみでいきたいならスマイルゼミです。

主要5科目を徹底的にということならZ会がおすすめです。
会費がかかりますが、その分、充実のサポートと信頼のおける教材が提供されます。

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