引用:北嶺中学校の完全ガイド
偏差値 | 68 |
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正式名称 | 北嶺中学校 (ほくれいちゅうがっこう) Hokurei Junior High School |
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種別 | 私立 |
所在地 | 〒004-0839 北海道札幌市清田区真栄448番地の1 |
電話番号 | 011-883-4651 |
FAX番号 | 011-884-1616 |
公式サイト | http://www.kibou.ac.jp/hokurei/ |
北嶺中学校の学科別偏差値
北嶺中学校の特徴
北嶺中学校は、開校以来、「めざすなら高い嶺」を合言葉に、将来、日本はもちろん世界で社会のために献身的に貢献できるリーダーの育成を目指しています。
北嶺中学校にしかできない教育を確立するために「中高一貫教育の独自のカリキュラム」、「少人数教育」、「週6日制50分授業を維持」の3つを柱にすえ教育を行っています。
- 中高一貫教育の独自のカリキュラム…公立中学・高校の英語・国語・数学6年分の授業を5年間で終え、最後の1年間を大学受験に費やすことができます。
- 少人数教育…少人数制の男子高で教師一人一人が成長を把握できます。
- 週6日制50分授業を維持…週6日制を維持して受験を意識した進学指導を展開しています。
学年 | 生徒数 |
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1年生 | 129人 |
2年生 | 127人 |
3年生 | 141人 |
合計 | 397人 |
■教育目標は
- 未来を洞察し、開拓しうる高い知性と教養を養う
- 誠実で敬虔な心情を培い、真理を求める態度を養う
- 豊かな情操を培い、おおらかな人間性を養う
- 優れた体力と気力あふれる精神を養う
- 己に偏せず、広い視野から社会に貢献できる人間性を育てる
を掲げ、
■教育方針は
- 「六ヶ年一貫教育」により、合理的な教育課程を編成する
- 「少数主義」により、英才の育成と家族的な連帯感を重視する
- 「寮生活(希望者)」を人格形成の場とし、自主的学習と互恵精神を育てる
- 日常生活の中で「規律・責任・礼儀」を重んじ、正しい生活態度を身につける
としています。
しかしながら、身体的・人間的な側面が欠落した青年を育てないためにも、 “全人教育”を掲げ、知(知識)・情(感情)・意(意志)・体(身体)すべてのバランスがとれた青年に育て、将来に役立つことを目標としています。
そのため “ふたつの校技”として柔道とラグビーを重要視し、入学時から授業に取り入れています。
また、心豊かな人間形成のために登山及び、海外への修学旅行を行い、6年間を寝食をともにしながら励ましあい支え合って過ごすことのできる青雲寮という寮も設けています。
北嶺中・高校の入試難易度・倍率
北嶺中・高校の偏差値は67~70程度と言われており、北海道の公立・私立あわせた中でもトップクラスの難関校として知られています。
近年では札幌は勿論の事、北海道内外からも多くの受験希望者が集まります。
令和6年度の倍率はなんと10.9倍となり、かなり高い倍率となります。
このように全国規模での競争が激しい為、一筋縄では行かず、狭き門といえます。
北嶺中学校の入学試験は、国語・算数・理科・社会の4教科で、国語・算数が120点満点、理科・社会が80点満点の計400点です。
過去問や合格者・受験者の平均点は学校のホームページに掲載されています。
いずれの科目も、小学校の学習範囲を超えた内容の出題がなされており、難易度は高いです。
中学受験に対応した参考書や過去問を参考にして、勉強を進めていくとよいでしょう。
令和元年~令和5年の合格者の得点平均は400点満点中255点程度です。
問題の難易度や倍率等で変動しますが、6割以上の点数は取る必要があると考えて間違いないでしょう。
北嶺中・高校に合格するために
北嶺中・高校は、最難関私立高校の一つと言っても良いでしょう。
北嶺中・高校を目指す上では、現在在籍しているクラスや学年などで試験の点数や成績のトップ争いをしているレベルに達していないと試験の合格を目指す上ではなかなか難しいものがあります。
現在の学年で習っている学習内容よりも上の学年で習得する勉強に挑戦しておくと良いでしょう。
現状では満足せず、常に高みを目指し、学力の面で誰よりも負けない自信なども必要になってきます。
北嶺中・高校では柔道、ラグビーを校技としているように、文武両道を掲げてもいますので、スポーツにも慣れておくと良いでしょう。
日々の予定を計画的に立て時間を効率良く使い、適度にリフレッシュするなど息抜きできる余裕も必要です。
勉強も今習っている事だけではなく、過去に習った授業内容の復習も行いつつ、これから授業で習う内容の予習をしていくよう心がけましょう。
苦手科目がある場合は、今のうちに全力で克服しておきましょう。
また、些細な事でも深く興味を示したり疑問を持つ姿勢も大事です。分からない事を自分から進んで学ぼうとする癖をつけておくとよいでしょう。
誰かに言われて勉強をするのではなく、自ら進んで学習に取り組む姿勢で、自分の意思で行われるような各種検定試験や模擬試験などにも積極的に取り組むように心がけておきましょう。
学力が最も高い生徒が集まる高校ですので、早い段階で将来進むべき大学と学部、夢や就きたい職業などがハッキリしている生徒も多いですので、現時点において明確な目標などが無ければ、将来の目標を決めておけば、難関の進学校を目指す上でのモチベーションの維持にも繋がるでしょう。
北嶺中学校の主な進学先・就職先
北嶺中学校は、ほぼ全員がそのまま高校に入学します。
その後の進路は、東大、京大、国公立医学部、旧帝大など、有名大学への進学率が非常に高いです。
北嶺中学校の部活・クラブ活動
北嶺中学校には以下のような部活動があります。
スポーツ系クラブ
- 柔道
- ラグビー
- 卓球
- テニス
- 野球
- サッカー
- バスケットボール
- バレーボール
- 陸上
- 剣道
また、文化系クラブ・外局は以下のような部活動があります。
- 美術
- 囲碁・将棋
- 科学
- 数楽
- ディベート
- 放送局
- 図書局
- 新聞局
- クイズ研究会
- 写真
その他、公認団体として以下の外局があります。
- 鉄道研究会
- ロボット研究会
- パソコン研究会
- 古典かるた
北嶺中学校が輩出した有名人・著名人
- 三浦拓実(NHK札幌放送局アナウンサー)
- 石渡嶺司(著作家)
- 堺大輔(チームラボ取締役)
- 上西隆史(ダンサー・振付師)
北嶺中・高校へのアクセス方法
また、登下校時には地下鉄東西線・南北線・東豊線方面へのスクールバスが運行しています。
北嶺中学校に関する補足情報
北嶺中学校は、日本全国で屈指の医大進学率が高い学校であり、北海道内は当然の事ながら、関東や中部圏からも医大を目指して進学してくる学生が多いです。
中高一貫の少人数の学校なので(1学年120名程度)、それぞれの生徒の個性が生徒同士や教員達に理解してもらえるのが強みです。
学習に対するサポートもしっかりしていて、補習や夏期講習などのサポートが中学の初期からあり、授業も内容の濃いものになっています。
生徒たちも一生懸命頑張る雰囲気で、気が抜けないです。
また、入寮すると、寮教諭もおり、毎日学習時間が決められていて、自然と勉強する習慣が身につきます。
施設は、卒業生や在校生の父母から適宜募金を募っており、常に新しい施設を作ることができる体制になっています。
そのため、寮と校舎は屋外に出ることなく行き来ができるようになり、食堂も改修されて新しくなり快適に過ごせるようになりました。
体育館、図書館、練武場、格技場のほか、野球・ラグビー・テニスなどのグランドもあり、非常に恵まれています。
制服は普通の紺ブレに白のシャツ、グレイのスラックス、レジメンタルのネクタイ(中学はえんじに紺、高校は紺と黄色)と一般的ですが、胸には立派なエンブレムがついています。
北嶺中学校の周辺マップ
北嶺中学校の口コミ
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この記事を監修した人
「大成会」代表
池端 祐次
2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。