遺愛女子中学校

遺愛女子中学校の特徴

遺愛女子中学校は、北海道函館市にある私立の中高一貫校で女子校です。

教育目的は、「キリスト教の信仰に基づき、神の前に誠実に生き、犠牲と奉仕の精神によって、すべての人に仕え、神と人とに愛される人間の育成」です。
遺愛の礎となる「信仰・犠牲・奉仕」の精神を、第4代校長ミス・デカルソンが提唱しました。

遺愛女子中学校は6年間の一貫カリキュラムです。
中学・高校を「3年+3年」と考えるのではなく、「6年」として過ごします。
これにより、効率的な学習が出来、結果として授業進度を早めにとることが可能になります。
高校受験がない分、将来の希望の進路にむけて、じっくり学習することが出来ます。

遺愛女子中学校の主な進学先・就職先

遺愛女子中学校は中高一貫校のため、ほぼ全員が「遺愛女子高等学校」へ進みます。
高校へ行くと、普通科特別進学コース、普通科一般コース、英語科という3つのコースがあり、いずれかのコースへと進みます。
高校進学時に国公立大学や理系学部を目指す生徒の多くは「普通科特別進学コース」へと進みますが、もちろん「普通科一般コース」や「英語科」を選択することもできます。

遺愛女子中学校の部活・クラブ活動

遺愛女子中学校には以下のような部活動があります。

文化系クラブ

• ＹＷＣＡ
• 新聞局
• 図書局
• 吹奏楽局
• 放送局
• 生物部
• 化学部
• 地学部
• 英語部
• 演劇部
• 音楽部
• イラスト部
• 美術部
• 書道部
• 茶道部
• 家庭部
• 写真部
• 華道部
• イアイネット部

運動系クラブ

• 新体操部
• テニス部
• 卓球部
• 陸上部
• 水泳同好会
• バレーボール部
• 羽球部
• 剣道部
• 弓道部
• 山岳部
• バスケットボール部

生徒たちは部活動に一生懸命打ち込んでおり、全道大会や全国大会へ進む生徒たちも少なくありません。
特に吹奏楽の演奏は素晴らしく、全国大会で準優勝を飾ったこともあります。

遺愛女子中学校が輩出した有名人・著名人

• YUKI（ヴォーカリスト・元JUDY AND MARY）
• 山内絵美子（女優）
• 叶和貴子（女優）
• 中原理恵（歌手・女優）
• 八戸かおり（元柔道選手）
• 大崎誠子（アナウンサー・北海道議会議員）
• 草薙厚子（ジャーナリスト）

遺愛女子中学校へのアクセス方法

遺愛女子中学校のアクセスは
JRの場合は、函館駅より市電「湯の川」行に乗り換え「杉並町」電停下車徒歩1分
バスの場合は、「杉並町」停下車徒歩1分　の場所にあります。

遺愛女子中学校に関する補足情報

遺愛女子中学校の制服はセーラー服です。
紺の生地に真っ白い線が3本、えりと胸あて、カフスにそれぞれ入っています。
夏服は、白い制服に白いラインが涼やかです。
そして赤いネクタイが制服のかわいさをアップしています。
スカートのプリーツは前の真ん中が太くなっています。これは、袴（はかま）のデザインに由来するものです。

校内はエアコンが完備されていて快適に過ごせます。
放課後や、土日、夏・冬休みも冷暖房完備なので図書室や情報室で勉強でき、予備校のビデオ学習とか検定試験の二次対策を学校内受講できます。
歴史的建造物の伝統ある校舎は、古いですが綺麗に使われていて、映画のロケや、客船ボランティアで外国のゲストを迎えたりすることもあります。
生徒たちにとっては、礼拝堂やパイプオルガン、ポッキー階段など自慢の校舎です。
ただ、やはり古いためか冬の移動教室の時に通る廊下は寒いです。
校庭はややせまいですが、体育館は2つあり、大体育館の方は遺愛アリーナと呼ばれるだけあってとても広く、比較的新しく快適です。小体育館の方も、古いですが趣があります。