鹿追中学校

鹿追中学校の特徴

■鹿追（しかおい）中学校は、北海道河東郡鹿追町にある公立中学校です。町名はアイヌ語の「クテクウシ」が由来で、これを和訳した地名が「鹿追」になったということです。

■「学校教育目標」は、《自ら学ぶ意欲と豊かな創造力をもち、たくましく生きる》ことです。

■「めざす生徒像」は、《自ら学び考え行動する生徒、互いに信頼し協力し合う生徒、健康なからだで粘り強い生徒、美しさを求め思いやりのある生徒、働く喜びを知り責任を果たす生徒》です。

■また「校訓」は、自主創造、優厳考動、質実剛健の3つが掲げられています。

■鹿追中学校の一番の特徴は、平成16年から、鹿追高等学校・瓜幕中学校との連携型中一貫教育を行っていることです。

■育成すべき生徒像としては、以下のものが掲げられており、例えば英語・数学については、中学と高校相互に教員が出向いて授業を行うという画期的な方法を採用しています。なかでも英語は小中高一貫教育で、英語コミュニケーション能力の育成を目指しています。

• グローバル社会をたくましく生き抜くことのできる生徒
• 郷土に学び、郷土を愛し自己を見つめる生徒
• 自己の生き方について考え、夢の実現をめざす生徒
• 豊かな人間性を身につけ、健康でたくましい生徒

■また進路については、中学から高校まで「総合的な学習の時間」や「ホームルーム活動」を通して、自己を見つめそれぞれの進路について考える授業をしています。

鹿追中学校の主な進学先・就職先

■生徒は、鹿追町内にある鹿追高等学校をはじめ、近隣の高校に進学しています。就職する生徒はほとんどいません。

鹿追中学校の部活・クラブ活動

■部活動は以下のようなものがあります。またスケート競技において、鹿追中の生徒が全国大会に出場している場合がありますが、校外のクラブチーム等経由の出場の場合もあります。

• 野球
• バレーボール
• バスケットボール
• 水泳
• 陸上
• スケート部

鹿追中学校が輩出した有名人・著名人

• 油絵画家　神田日勝（かんだにっしょう）

■ベニヤ板にペインティングナイフを使った独特の描き方と、具象的な画を求めるスタイルが特徴で、鹿追町には「神田日勝記念美術館」もあります。

鹿追中学校へのアクセス方法

最寄りのバス停：北海道拓殖バス　新町2丁目バス停下車　徒歩6分
高速道路：道東自動車道 十勝清水ICから約20km
電車：根室本線 十勝清水駅から約18km

鹿追中学校に関する補足情報

■鹿追町は十勝平野の北西部に位置しており、町の北辺は大雪山国立公園の区域となっていることから、気温差の激しい内陸性気候となっています。南下するに従って然別（しかりべつ）湖を水源とする然別川が作った扇状地が広がっています。

■積雪量は少ないですが、冬は非常に寒冷なために土壌が凍り付き、春耕が遅いという特徴があります。

■学校の周囲は平坦な畑が広がり、西には然別川が流れています。また美術館やSL保存展示もすぐ近くにあり、まさに北海道開拓の歴史を感じることができる土地柄となっています。町の主産業は酪農と畑作で、一時期就業者は減りましたが、最近は横ばいが続いています。