音威子府中学校

音威子府中学校の特徴

■音威子府小中学校がある音威子府村は、人口は1000人にも満たない日本一小さな村で、そんな中にある音威子府小中学校は、ごく小規模な学校です。児童生徒は全校で26名と少ないですが、村の特色を生かしながら大自然の中で仲良くのびのびと過ごしています。

■音威子府小中学校の教育目標は、「みがき　きたえ　つなぐ」です。知性や創造性を磨く中で自分自身を磨き、体や心を鍛え、地域社会や現在と未来をつなぐ、そういった姿勢で生徒をはぐぐんでいくことを目標としています。

■音威子府小中学校の制服は、男子は学生服、女子はセーラー服です。春は運動会が小中学校合同で開催されます。秋は学校祭があり、合奏や合唱、演劇などを楽しみます。冬にはスキー記録会があり、本格的な記録をとっています。アルペンスキー全道大会や、クロスカントリースキー全国大会に出場する生徒がいるほどです。

音威子府中学校の主な進学先・就職先

■村内にある北海道おといねっぷ美術工芸高等学校へ進学する生徒もいます。

音威子府中学校の部活・クラブ活動

■音威子府小中学校の部活動にはスキー部があります。

音威子府中学校が輩出した有名人・著名人

• 吉田圭伸（クロスカントリースキー）

音威子府中学校へのアクセス方法

■車を利用した場合、名寄から約1時間、美深から約30分。JR北海道宗谷本線　音威子府駅から徒歩約5分の場所にあります。

音威子府中学校に関する補足情報

■音威子府村では「森と匠の村」を標榜し、豊富な森林資源を生かした工芸による村おこしを推進しています。ここにある北海道おといねっぷ美術工芸高等学校は、一時は廃校の危機に瀕したものの、地元の住民の熱意により、新たな学校として生まれ変わりました。今では入試倍率も高く、道内のみならず道外からも多数の生徒が受験・入学してきています。入学した生徒は、住民票を音威子府村に移すことが義務付けられていて、入学と同時に村民の一人となります。

■そのため、音威子府村の総人口の約15％が高校の生徒・教職員などで、村そのものを支えている側面もあるというほどです。ここでは、国立教育政策研究所教育課程研究指定校として美術教育を研究するだけでなく、東海大学との高大連携事業やスウェーデンとの国際交流活動なども推進しています。音威子府の豊かな自然に魅せられて、移住後生涯をここで過ごした彫刻家・砂澤ビッキ氏のように、この学校で学んだ生徒がクリエイターとして村内に戻って創作活動に励むことも珍しくありません。