すららとスマイルゼミは、どちらも主要5教科の学習ができて、小学生と中学生におすすめのタブレット教材です。教材の難易度が標準レベルで勉強が苦手なお子さんに適しているのも共通しています。
一方で、すららは無学年式でスマイルゼミは学年に応じたカリキュラムです。また、料金体系にも違いがあります。
本記事では、すららとスマイルゼミの特徴を比較します。特徴や料金を詳しく解説します。どちらか迷っている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
すららとスマイルゼミの比較早見表
まずは、すららとスマイルゼミの特徴を、以下にまとめました。
| 学習教材 | すらら | スマイルゼミ |
|---|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生〜高校3年生 | 幼児〜高校3年生 |
| 対応教科 | 国語/算数(数学)/英語/理科/社会/情報(高校生範囲に対応) | 国語/算数(数学)/英語/理科/社会/保健体育/家庭科/技術/音楽 |
| 学習方式 | 無学年方式 | 学年に沿ったカリキュラム(一部先取り、さかのぼり学習も可能) |
| 月額料金(税込) | 8,228円〜 | 3,630円〜 |
| 入会金(税込) | 7,700〜11,000円 | 無料 |
| 学習方法 | 自身のタブレット、パソコン(スマホは非推奨) | 専用タブレット:10,978円(税込) |
| 個別サポート | すららコーチによる個別サポートが充実 | サポートは限定的 |
| 無料体験 | 無料版教材の体験が可能 | 2週間の無料体験あり |
どちらも小学生〜高校生の範囲の主要5教科に対応している点が共通しています。すららは無学年方式で、スマイルゼミは学年に応じたカリキュラムで料金も変動する点が大きな違いです。
ここで、すららとスマイルゼミの特徴を詳しく解説していきます。
すららの概要や特徴

すららは、小学1年生〜高校3年生までを対象とした無学年方式のタブレット教材です。学年にとらわれず理解度に応じてさかのぼり学習や先取り学習ができます。学校の授業についていけないお子さんや、勉強が苦手なお子さんにもおすすめです。
また、発達障害や学習障害、グレーゾーンなどの特性があるお子さんへの支援が充実しています。AIを活用した「アダプティブラーニング」により、つまずきポイントを自動診断し、最適な復習課題を提示してくれるのも特徴です。
さらに、現役塾講師が中心の「すららコーチ」が学習計画やペース管理をサポートします。授業はキャラクターが質問しながら進める対話型で、飽きずに学びやすい構成も魅力です。目標達成でポイントが貯まるゲーミフィケーション要素もあり、お子さんのやる気を引き出す工夫が充実しています。
スマイルゼミの概要や特徴

スマイルゼミは、幼児から高校生まで対応する教科書準拠のタブレット教材です。専用タブレットで主要教科を学年に沿ったカリキュラムで学習できます。学習専用に設計された専用タブレットは、画面やタッチペンも最適化されており快適に取り組めます。
AIが苦手分野を分析し、個別に最適化された学習計画を提案してくれるのが特徴です。
タブレット起動時の「きょうのミッション」機能により、その日のやるべき学習内容が自動で提示されるため、自主的に勉強する習慣を身に付けたいお子さんにもおすすめ。
すららのような丁寧なサポートはありませんが、タブレットが学習履歴を蓄積・分析し、お子さんが効率的に学習を進められる設計です。
自発的に勉強をする習慣を身に付けさせたいと考えているご家庭に、おすすめの教材です。
学習方式や教材内容の違い
すららとスマイルゼミはどちらも主要5教科に対応している共通点があります。
一方、すららは無学年方式、スマイルゼミは学年に沿ったスタイルという点が大きな違いです。ここで、学習方式や教材内容を比較してみましょう。
| 項目 | すらら | スマイルゼミ |
|---|---|---|
| 学習方式 | 無学年方式 | ・教科書準拠 ・学年ごとのカリキュラム ・「コアトレ」で国語と算数は一部無学年方式で学習 |
| 対応教科 | 国語/算数(数学)/英語/理科/社会/情報(高校生範囲に対応) | 国語/算数(数学)/英語/理科/社会/保健体育/家庭科/技術/音楽 |
| 教材の特徴 | ・アニメーションやキャラクター使用した対話型授業 ・オーダーメイドに問題を出題 ・つまずきのポイントを分析 | ・映像や音声による解説が豊富 ・文字をなぞると星が出るなど達成感を感じる仕組み |
| 付属オプション | ・まとめプリント ・ドリル ・小テスト ・学力診断テスト ・数学検定対策(11〜2級対応) ・英検対策(5〜2級対応) ・漢字アドベンチャー(小学3年生) | ・漢字ドリル ・計算ドリル ・プログラミング ・無学年式学習「コアトレ」 ・対話で導く教材「コーチーズ」 ・英語プレミアム(748円〜/月) |
それぞれの特徴を詳しく解説していきます。
すららの学習スタイル
すららは無学年方式で個別最適化されたタブレット教材です。小学1年生〜高校3年生までの範囲を段階なく学べるため、理解度や進度に応じて自由に学習できます。
コースは「小中コース」「中高コース」「小中高コース」の3種類から選べ、各コースの内容を学び放題で利用できるスタイルです。
先取り学習やさかのぼり学習を自由にできるため、学校の授業に不安があるお子さんでも自分のペースで学び直しができます。また、AIが苦手分野を自動で分析し、最適な学習内容を提示してくれるため、効率的に学習を進められます。
さらに「すららコーチ」による個別サポートが充実している点も大きな魅力です。勉強方法について相談したいときなど、気軽にアドバイスを受けられます。自由に自分のペースで楽しく勉強したいお子さんにおすすめの学習スタイルです。
スマイルゼミの学習スタイル
スマイルゼミは、教科書に沿って学年別のカリキュラムで学習するタブレット教材です。基本的には各学年の授業内容に応じた内容ですが、幼児〜中学生コースでは算数と国語の無学年学習「コアトレ」を提供しています。「コアトレ」では国語と算数を幼児レベルから中学3年生の範囲まで幅広く学べます。学年に応じた学習を軸にしつつ、算数と国語の無学年学習を取り入れたい場合には非常におすすめです。
また、タブレット起動時には「きょうのミッション」が提示されるため、お子さんが自分で学習を進めやすい仕組みが整っているのも魅力です。専用タブレットで自主的に学びを深めたいお子さんに適した学習スタイルと言えます。
口コミや評判の違い
すららとスマイルゼミの口コミや評判をそれぞれご紹介します。
| タブレット教材 | 良い口コミ | 悪い口コミ |
|---|---|---|
| すらら | ・発達障害のお子さんに合っている ・海外在住でも使いやすい | ・書く練習は別途必要 |
| スマイルゼミ | ・お子さんが自発的に学習できる仕組みが充実 ・楽しくてゲームか勉強か曖昧になる場合がある | ・書く練習は別途必要 ・月額料金がやや高め |
リアルな口コミなので、ぜひ参考にしてみて下さい。
すららの口コミや評判
ほんとですかーーー💕
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天神は発達っ子にかなり人気です😊
すららはアニメっぽい感じです!
https://anringo.com/schoolrehusal-middleschoolstudents-stuudy/
特徴とかまとめてるので良ければー😊
書字障害のあるお子さんにとって、タブレット学習は「勉強のしやすさが大幅に向上する」ことを示す口コミです。特に、すららは発達障害を抱えるお子さん向けのサポートが手厚く、学習ペースの管理が難しい場合にも続けやすいと評判です。
負担を減らしつつ無理なく学習できる教材をお探しのお子さんに適しています。
カナダ移住後の子どもたちの学習用に、「すらら」を導入しようかと検討中✍️
自分のタブレットやPCでできるし、無学年式で子どものペースで進められる!体験版も気に入ったみたいだから、始めてみようかな!
いつでも退会できるから、参加のハードル低くてありがたいです🥰
#カナダ移 #すらら
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上記は、カナダ移住後のお子さんの学習手段として、すららを前向きに検討している口コミです。海外在住では日本の学年進度とずれやすい課題がありますが、すららは無学年式で自分のペースで学べるため、柔軟に調整できます。
また、手持ちのタブレットやパソコンで利用できるため、日本から教材を取り寄せる手間もありません。体験版で試せる点や、いつでも退会できる柔軟な仕組みがあるため、海外でも導入しやすい教材と言えます。
スマイルゼミを退会し、タブレットをAndroid化してすららで学習を始めました!
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息子にはすららの方が合っていそう✨
スマイルの時は漢字の判定が厳しかったり、色々とイライラしていたからな💦
単元も全体が視覚化されていて見やすいし、レクチャーもわかりやすい👍
上記の口コミは、スマイルゼミからすららに切り替えたご家庭の体験談です。スマイルゼミでは漢字の判定が厳しく、学習にストレスを感じやすいお子さんもいるようです。
すららは単元全体の流れが視覚化されているため、学習の進み具合や理解度が一目で把握でき、学習状況を理解しやすくなります。
また、アニメーションやキャラクターの先生が質問して対話形式で学習できます。苦手な分野でも楽しみながら取り組めて、学習への抵抗感を軽減できるのも特徴です。
スマイルゼミの口コミや評判
遅くなった日曜の夜はサクッとスマイルゼミでタブレット学習。
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小1長男は4科目を毎日コツコツ。でも問題文が長くなってきて20分くらいかかるなー。算数や英語は一瞬なのに、国語ってほんとあなどれんっ🧐
小学1年生のお子さんが毎日4科目をコツコツ学習している様子を伝えています。小学校低学年でも科目ごとに学習の負担が異なることを教えてくれます。国語は読解力や文章理解の習熟に時間がかかるため、焦らずお子さんのペースで取り組むことが大切です。
【スマイルゼミの案件!?って思われそうだけどマジで家庭内革命レベル】
うちには年長と年中の娘が2人ともスマイルゼミに夢中。1年間で一括(タブレット代込、英語教材込、保険込)で14万
最初は「タブレット学習?また高いオモチャ増えるだけじゃない?」と疑ってたんです。
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ところが使わせてみたら…まるで我が家の中に“ミニ塾長”が住みついたみたい。
年長さんと年中さんのお子さんがいるご家庭がスマイルゼミを利用した体験談です。タブレットを遊び目的になってしまうのではと懸念があったものの、実際に使ってみると夢中になったことが分かります。
書く練習は別に必要な点などデメリットを感じつつも、お子さんたちが自発的に取り組むようになった姿にご家庭で満足している様子が分かります。
難しい?難易度や継続しやすさの違い
すららとスマイルゼミの教材難易度は、どちらも基礎〜標準レベルで設計されています。ただし、学習スタイルや用意されているコースやオプション内容に違いがあります。まずは難易度の概要を表で整理してみました。
| 項目 | すらら | スマイルゼミ |
|---|---|---|
| 教材の難易度 | 基礎〜標準レベル | 基礎〜標準レベル |
| 学習対象者 | 勉強が苦手、つまずきが多いお子さん | 学年ごとに体系的に学びたいお子さん |
| 教材の内容 | ・基礎固め中心 ・応用問題は少なめ | ・教科書準拠 ・基礎から入試対策レベル ・発展クラスあり |
ここからは、それぞれの教材の難易度について詳しく比較していきましょう。
すららの難易度
すららは、基礎学力の定着や苦手克服に重点を置いています。公式情報によると、偏差値30台後半から60程度までの学力層に対応しています。具体的には、中学版が公立高校入試相当、高校版が大学入試共通テスト相当が目安です。
お子さんの理解度に合わせて進める学習スタイルのため、ハイレベルな指導や応用問題を重視するご家庭には、やや不向きかもしれません。
細かく区切られた「超スモールステップ学習」が特徴で、無理なく学習したいお子さんにおすすめです。
スマイルゼミの難易度
スマイルゼミも、すららと同様に基礎〜標準レベルを中心とした難易度で構成されています。学校の教科書に準拠した内容で、授業の予習や復習に取り組みやすく、学年に応じて段階的に難易度が上がる仕組みです。そのため、学年に応じて基礎的な学習を定着させたいお子さんに最適です。
なお、スマイルゼミでは「標準クラス」に加えて「発展クラス」が用意されているのが大きな特徴です。「発展クラス」では、文章の読解力や論理的思考、問題解決力などを鍛えられます。
また、有料オプションで「英語プレミアム」もあるため、基礎学習を軸にしつつ、必要に応じて難易度を高めた学習を取り入れられます。
料金プランとコストパフォーマンスの違い
すららとスマイルゼミの料金プランやコストパフォーマンスを比較してみましょう。
| 項目 | すらら | スマイルゼミ |
|---|---|---|
| 月額料金(税込) | 8,228円〜 | 3,630円〜 |
| 入会金(税込) | 7,700〜11,000円 | 無料 |
| 端末料金(税込) | 自身のタブレット、パソコン(スマホは非推奨) | 10,978円 |
| 早期解約料(税込) | 4ヶ月未満:550円〜1,716円 | ・6ヶ月未満:32,802円 ・12ヶ月未満:7,678円 |
すららは小学1年生〜高校3年生の範囲内でのコースごとに月額料金だけで学び放題ができます。一方、スマイルゼミは学年に応じて料金が変動する仕組みです。
それぞれの料金体系について、詳しく見ていきましょう。
すららの料金
すららは、小学1年生〜高校3年生の範囲内で学年や学びたい教科の量に合わせて、複数のコースから選択できる仕組みです。以下の通り、いずれのコースも対象の教科を学び放題で利用できます。
| コース/教科 | 対象学年 | 月額料金/4ヶ月継続の場合 | 通常月額料金 |
|---|---|---|---|
| 小学コース(国語・数学・理科・社会学び放題) | 小学1〜6年生 | 8,228円 | 8,800円 |
| 小中コース3教科(国語・数学・英語) | 小学1〜中学3年生 | 8,228円 | 8,800円 |
| 小中コース5教科(国語・数学・英語・理科・社会) | 小学1〜中学3年生 | 10,428円 | 10,978円 |
| 中高コース3教科(国語・数学・英語) | 中学1〜高校3年生 | 8,228円 | 8,800円 |
| 中高コース6教科(国語・数学・英語・理科・社会・情報) | 中学1〜高校3年生 | 10,428円 | 10,978円 |
| 小中高コース3教科(国語・数学・英語) | 小学生〜高校生 | – | 11,000円 |
| 小中コース6教科(国語・数学・英語・理科・社会) | 小学生〜高校生 | – | 13,178円 |
シンプルに「対象学年の範囲と教科数」に応じた料金体系のため、選びやすさも魅力です。なお、受講料以外で発生する費用は以下の通りです。
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 入会金 | 【3教科】 ・小中/中高/小中高コース:11,000円 【4教科】 ・小学コース:11,000円 【5教科】 ・小中コース:7,000円 【6教科】 ・中高 /小中高コース:7,700円 |
| 契約解除料金 | 【3教科または4教科】 ・1ヶ月目:572円 ・2ヶ月目:1,144円 ・3ヶ月目:1,716円 【5教科または6教科】 ・1ヶ月目:550円 ・2ヶ月目:1,100円 ・3ヶ月目:1,650円 ※4ヶ月継続以降は不要 |
| 端末代金 | 対応端末があれば追加費用なし |
すららは4ヶ月以上の契約であれば解約金が発生しません。仮に4ヶ月未満で解約する場合でも、解約金は低額に設定されているため、気軽にはじめやすい価格帯です。
また、学習には手持ちのパソコンやタブレットを利用できるため、動作環境が対応すれば端末代金はかかりません。4ヶ月以上の利用を前提に、自前の端末があれば、初期費用を抑えてコスパ良く活用できる教材と言えます。
スマイルゼミの料金
スマイルゼミは、学年ごとに料金プランが設定されています。コースごとの受講料を、最もお得な12ヶ月一括払いした場合の月あたりの料金をご紹介します。
【幼児コース】
| 対象年齢 | 月額料金(税込)/12ヶ月一括払いの場合 | 総額 |
|---|---|---|
| 2〜6歳 | 3,630円 | 45,760円 |
小学生と中学生コースは、それぞれ標準クラスと発展クラスで料金が異なります。
【小学生コース】
| クラス | 月額料金(税込)/12ヶ月一括払いの場合 |
|---|---|
| 標準クラス | 3,630円〜 |
| 発展クラス | 4,180円〜 |
【中学生コース】
| 学年 | 標準クラス | 特進クラス |
|---|---|---|
| 中学1年生 | 8,580円〜 | 15,180円〜 |
| 中学2年生 | 9,460円〜 | 16,060円〜 |
| 中学3年生 | 10,340円〜 | 16,940円〜 |
【高校生コース】
| 学年 | 料金/月あたり |
|---|---|
| 高校1・2年生 | 17,380円〜 |
| 高校3年生 | 19,580円〜 |
また、月額料金以外にかかる費用の詳細は以下の通りです。
| 項目 | 料金(税込) |
|---|---|
| 入会金 | 無料 |
| タブレット代(税込) | 10,978円 |
| 早期解約料(税込) | ・6ヶ月未満:32,802円 ・12ヶ月未満:7,678円 |
スマイルゼミは専用タブレットで学習するため、初回に端末代がかかります。また、12ヶ月未満で解約をする場合は高額な早期解約料が発生するので注意が必要です。
長期利用を前提に、学習専用のタブレットで効率的に学習を進めたいご家庭にはおすすめです。
学年ごとの受講料のシミュレーションは公式サイトで確認できるので、ぜひチェックしてみて下さい。
利用端末・学習環境の違い(タブレット・オフライン対応など)
すららとスマイルゼミは、利用する端末や動作環境にも違いがあります。ここでは、受講時のデバイス条件や利用環境を中心に比較してみましょう。
| 項目 | すらら | スマイルゼミ |
|---|---|---|
| 端末 | 自身のタブレット、パソコン(スマホは非推奨) | 専用タブレット(スマイルタブレット4) |
| 端末料金(税込) | 対応端末があれば追加費用なし | 10,978円 |
| インターネット利用 | 端末側の設定に依存 | 「あんしんインターネット機能」で制限付き検索可 |
| 利用制限 | 端末側の設定に依存 | 保護者による利用時間制限が可 |
| オフライン利用 | 基本的に不可(常時ネット環境が必要) | 「おでかけモード」でダウンロード済み講座を利用可 |
すららは、手持ちのタブレットやパソコンを使って学習できるため、対応端末があれば端末代はかかりません。一方で、利用制限や学習時間の管理は、端末側の設定に委ねられます。
スマイルゼミは専用タブレットの購入が必須ですが、保護者による利用管理やオフライン学習にも対応しており、学習に集中しやすい点が大きな魅力です。
ここでは、それぞれの利用端末や学習環境の違いを詳しく解説していきます。
すららの利用端末や学習環境
すららは、自身のタブレットやパソコンを使って受講できるマルチデバイス対応のオンライン教材です。特別な専用端末を購入する必要がなく、普段使い慣れているデバイスで学習を始められます。
すららの教材コンテンツは、1画面内あたりの情報量が比較的多い構成です。そのため、できるだけ画面サイズが大きく解像度の高い端末での利用が推奨されています。スマホやiPad miniなど画面サイズが小さい端末での使用は推奨されていません。
対応しているOSやブラウザ、動作環境の詳細は、公式サイトで事前に確認してみて下さい。
スマイルゼミの利用端末や学習環境
スマイルゼミを受講する際は、専用タブレット「スマイルタブレット4」の購入が必要です。主なスペックや機能は以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タブレット名 | スマイルタブレット4 |
| OS | Android |
| 外形寸法(W×D×H) | 260mm×169mm×10.2mm |
| メモリ/フラッシュメモリ | 3GB/32GB |
| 質量 | 506g |
| 液晶サイズ | 10.1インチ(1,920×1,200ドット) |
| ペン入力方式 | 電磁誘導式デジタイザー |
| タッチパネル方式 | 静電容量式(10指対応) |
| 本体付属品 | ・専用ACアダプター ・デジタイザーペン |
| インターネット利用 | 「あんしんインターネット機能」で制限付きの検索可能 |
| 利用制限 | 保護者による利用時間制限 |
| 保護者向けサポート | ・学習進捗確認アプリあり ・「みまもる機能」あり |
スマイルゼミのタブレットは、学習専用端末として設計されており、外部のWebサイトやアプリには基本的にアクセスできません。ただし、必要に応じて保護者管理の下でインターネット検索ができる「あんしんインターネット」機能も用意されています。
また「おでかけモード」機能では、ダウンロード済みの講座をオフラインで学習できるため、外出先や移動中にも活用できます。
すららがおすすめな人
すららがおすすめできるお子さんの特徴は、以下の3つです。
それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。
学校の内容に遅れがある子
すららは、文部科学省の学習指導要領に準拠した教材で、学校の学習内容と連動しています。無学年式を採用しているため、学年に縛られることなく、つまずいた単元までさかのぼって理解度に合わせた学び直しが可能です。
また「出席扱い制度」にも対応しており、条件を満たせば在宅学習でも学校の出席として認められる可能性があります。欠席が多いお子さんや不登校気味で勉強の遅れが気になるご家庭にもおすすめです。
学校の授業についていけずに不安を感じている場合や、基礎から学び直したいお子さんに、すららは相性の良い教材と言えるでしょう。
勉強そのものへの苦手意識が強い子
すららは、集中が続きにくい、マイペースで取り組みたいなど、発達障害グレーゾーンのお子さんの特性にも適しています。「見る・聞く・書く・話す」といった複数の感覚を使うレクチャーで、飽きずに取り組める工夫がされているため、教材に向き合うハードルがぐっと下がります。
無学年式なので、自分の調子や理解度に合わせて進度を調整できる点も大きなメリットです。
発達障害グレーゾーンの傾向がある子
すららは、発達障害や学習障害、グレーゾーンなどの特性があるお子さんへのサポートが充実している教材です。「見る・聞く・書く・話す」といった複数の感覚を使う学習スタイルで、集中が続きにくいお子さんでも無理なく学習に取り組めます。
また、発達障害のお子さんに見られる「収集癖」に着目し、学習意欲を高めるための以下のような学習サイクルも取り入れています。
- 学習状況に合わせて目標設定
- 目標達成するごとにポイントをゲット
- ゲットしたポイントでマイページをカスタマイズ
発達障害やグレーゾーンの特性を持つお子さんの教材探しに悩んでいる方は、ぜひチェックしてみて下さい。
スマイルゼミがおすすめな人
スマイルゼミがおすすめな人の特徴は、以下の3つです。
それぞれの特徴を、詳しく解説していきます。
タブレットひとつで完結させたい場合
スマイルゼミは、専用タブレットだけで主要5教科を含む全ての学習ができます。紙教材の管理が苦手なお子さんや、手軽に学習習慣をつけたいご家庭に向いています。
毎日取り組む課題はAIが自動で作成してくれるため、何をすればよいか迷うことがありません。幼児から高校生まで学年に合わせた講座が用意されており、学習時間も短めに設計されているため、無理なく続けられる点が支持されています。
学校の授業内容を確実に定着させたい場合
スマイルゼミは、学校の授業内容を定着させたい場合におすすめの教材です。教科書準拠の教材を採用しており、学校で学んだ内容をそのまま家庭で復習できる点が大きな強みです。理解した内容をその場で確認できる振り返りテストや、定期的に実施される理解度チェックも組み込まれています。
習った内容を確実に定着させるサイクルが自然と作られます。アニメーションや体感的な説明で理解を深め、定着問題で繰り返し反復する仕組みも魅力です。
コストを抑えて家庭学習したい場合
スマイルゼミは小学生コースで月額3,278円(税込)からと、タブレット教材の中では比較的リーズナブルな価格帯です。専用タブレット代は初回のみ必要ですが、月あたりの料金はお得です。
教材がすべてタブレット内で完結するオールインワン構成のため、追加のワークや参考書の購入も必要ありません。結果的にコストパフォーマンスが良いと感じる家庭が多いのも特徴です。
チャレンジタッチ(進研ゼミ)も選択肢
小学生や中学生のお子さん向けのタブレット教材として、進研ゼミが提供する「チャレンジタッチ」も選択肢の一つです。ここで、すらら・スマイルゼミ・チャレンジタッチ3つの教材の特徴を比較してみましょう。
| 項目 | すらら | スマイルゼミ | チャレンジタッチ |
|---|---|---|---|
| 対象年齢 | 小学1年生〜高校3年生 | 幼児〜高校3年生 | 小学1〜6年生 |
| 対応教科 | 国語/算数(数学)/英語/理科/社会/情報(高校生範囲に対応) | 国語/算数(数学)/英語/理科/社会/保健体育/家庭科/技術/音楽 | 国語/算数/理科/社会/英語/プログラミング |
| 教材の特徴 | 無学年方式 | ・専用タブレットのみ ・副教材なし | ・専用タブレット ・紙のドリルや学習玩具などの副教材あり |
| 月額料金 | 8,228円〜 | 3,630円〜 | 3,990円〜 |
| タブレット料金(税込) | 対応端末なら追加費用なし | 10,978円 | 8,300円(6ヶ月以上の継続で全額免除) |
| 個別サポート | すらら先生による学習サポート | 特になし | 赤ペン先生による個別添削指導など充実 |
3つの教材は、いずれもゲーム感覚や楽しい要素を取り入れており、学習習慣を身に付けやすい点が特徴です。
チャレンジタッチは、キャラクターや解説動画に加えて、副教材や付録も活用でき、楽しみながら理解を深めたいお子さんに向いています。また、赤ペン先生による個別指導や添削は、進研ゼミならではの最大の特徴です。
スマイルゼミは個別サポートが控えめですが、シンプルな画面設計で自主的に学習を進めやすい構成です。すららは勉強の内容そのものよりも、勉強の進め方や理解度に応じた学び直しのサポートを重視するスタイルです。
お子さんの好みや学習スタイル、ご家庭の学習環境に合わせて選び方の参考にしてみて下さい。

