小学生で通信教育を受けているお子さんの割合は、平均すると3割程度というデータがあります。
小学校1年から3年生の低学年で特に多く、全体の3割から4割。4年生以降学年が上がるにつれて塾の割合が増える傾向にあります。
ただし別のデータによれば、小学生の場合は特に、学校以外の教育の場として、通信教育を利用している家庭が多いことがわかっています。
これは中学受験を控えた小学6年生にも見られる傾向です。
特に女の子の場合、生き帰りのリスクを回避するために、あえて塾ではなく通信教育を選ぶケースが多くなっているようです。
最近では、男の子だから夜道の一人歩きも安心、とは言えない状況があります。
お子さんの安全のために、小学生のうちは通信教育で、と考える保護者の方もいらっしゃるでしょう。
しかし小学生向けの通信教育と言っても、その内容はさまざまです。学習習慣を身につけさせるため、また学校の補習や中学受験など、目的によって選ぶべき通信教育は異なります。
保護者の方にとっては、学費も気になる部分でしょう。
そこでこの記事では、小学生向けの通信教育の中から、定評がありおすすめできる12社を厳選してご紹介します。学習目的や難易度、料金など、気になる項目について、最新の情報をわかりやすくまとめました。
お子さんに最適な通信教育を選ぶ際の、一助となるでしょう。ぜひ最後まで、お付き合いください。
小学生向け通信教育おすすめランキング!目的別や料金などを比較

小学生向けのおすすめな通信教育、全12選を、ランキング形式でご紹介します。
目的別や料金など、通信教育を選ぶ際に重要な項目について比較していますので、お子さんの場合はどの通信教育が適しているか、イメージしながら検討なさってください。
それぞれの通信教育について順に解説します。
1位 進研ゼミ

| 料金 | 1年生:39,000円(税込・12カ月一括払い) 2年生:41,880円(税込・12カ月一括払い) 3年生:53,520円(税込・12カ月一括払い) 4年生:59,760円(税込・12カ月一括払い) 5年生:71,760円(税込・12カ月一括払い) 6年生:76,440円(税込・12カ月一括払い) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・小学校の授業の弱点補強 ・★★★☆☆ |
| オプション | ・プログラミング講座 ・考える力・プラス ・考える力・プラス中学受験講座 ・作文・表現力講座 ・かがく組 ・漢字計算くりかえしドリル ・オンライン英検Ⓡ対策講座 |
| サポート | ・保護者向けアプリから、各種情報の入手が可能 ・課題を提出すると努力賞ポイントがもらえるので、モチベーションを維持しやすい ・会員限定Webサイトから、より学びを深める教材のダウンロード可能 |
| 対応科目 | ・小1・2年:算数・国語 ・小3~6年:算数・国語・英語・理科・社会 |
| 出版会社 | 株式会社ベネッセコーポレーション |
「進研ゼミオンラインライブ授業」は、ライブ授業と教材による授業で、自分の都合に合わせて双方向に学べる、小学生向けの通信教育です。
レッスンはお子さんの学年に合わせて、1日10分から15分程度の短い構成です。短時間で学習できるので、集中力が続かないことはありません。また負担が少ないので、何度も繰り返し学ぶことが苦にならず、むしろ習慣化しやすいと言えます。
課題を提出すると努力賞ポイントがもらえるので、モチベーションを維持しやすく、自発的に勉強する習慣の獲得におすすめです。もっと学びを深めたい場合は、会員限定Webサイトから、より学びを深める教材がダウンロードできます。
進研ゼミの公式サイト2位 東進オンライン小学部

| 料金 | ・1~2年生:26,136円(税込・12カ月一括払い) ・3~6年生:39,336円(税込・12カ月一括払い) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・中学受験に向けた基礎学力の習得 ・★★★★☆ |
| オプション | ・演習充実講座(バックナンバー)の購入可能 |
| サポート | ・毎日10問のトレーニング問題を出題 特別講義未来発見講座の配信でモチベーションアップをサポート ・保護者向けサポートページあり(学習状況/未来発見講座おすすめ動画/お知らせ) |
| 対応科目 | ・1~2年生:算数・国語 ・3~6年生:算数・国語・理科・社会 |
| 出版会社 | 株式会社ナガセ |
「東進オンライン学校小学部」は、自宅に居ながら「四谷大塚」の授業が受けられる、小学生向けの通信教育です。中学受験で有名な大手予備校「東進ハイスクール」が学習プログラムを構築しています。
1~2年生は算数・国語のみ、3~6年は算・国・理・社の4教科が受講できます。実力のある有名講師陣が担当する授業を、全国どこからでも、好きなタイミングで試聴できるのは、東進オンライン学校小学部の強みです。
授業内容は、基礎固めから思考力や応用力を養うものまで幅広く網羅しています。標準口座から演習充実講座と段階的に学べるので、無理のないペースでの学力の育成が可能です。
また授業後すぐに内容の確認テストができ、月例テストでその月のおさらいができるため、授業内容の理解が定着しやすくなります。
さらに、毎日10問出題される毎日トレーニングを実施。重要単元の基礎を効率よく復習できるシステムで、自宅学習でも着実な基礎力の定着を図れます。
東進オンライン小学部の公式サイト3位 Z会の通信教育

| 料金 | 1教科:26,112円(税込・12カ月一括払い) 2教科:52,224円(税込・12カ月一括払い) 3教科:78,336円(税込・12カ月一括払い) 4教科:86,448円(税込・12カ月一括払い) 5教科:104,160円(税込・12カ月一括払い) ⼩学⽣コース4年⽣専科[思考・表現力]:24,480円(税込・12カ月一括払い) ・5年生 1教科:30,192円(税込・12カ月一括払い) 2教科:60,384円(税込・12カ月一括払い) 3教科:90,576円(税込・12カ月一括払い) 4教科:100,368円(税込・12カ月一括払いい) 5教科:119,760円(税込・12カ月一括払) ⼩学⽣コース5年⽣専科目的別講座(作文):40,800円(税込・12カ月一括払い) ⼩学⽣コース5年⽣専科目的別講座(公立中高一貫校 適性検査):37,740円(税込・12カ月一括払い) ・6年生 1教科:30,192円(税込・12カ月一括払い) 2教科:60,384円(税込・12カ月一括払い) 3教科:90,576円(税込・12カ月一括払い) 4教科:100,368円(税込・12カ月一括払い) 5教科:119,760円(税込・12カ月一括払い) ⼩学⽣コース6年⽣専科目的別講座(作文):40,800円(税込・12カ月一括払い) ⼩学⽣コース6年⽣専科目的別講座(公立中高一貫校 適性検査):40,800円(税込・12カ月一括払い) ⼩学⽣コース6年⽣専科目的別講座(作文):40,800円(税込・12カ月一括払い) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・中学受験に向けた基礎学力の習得 ・中学受験を目指す ・★★★★★ |
| オプション | ・みらい思考力ワーク(1年生・2年生) ・プログラミング教育 |
| サポート | ・一人ひとりの理解度に合わせた添削指導 ・紙の教材とタブレットコースのいずれかを選択可能 ・中学受験コースあり |
| 対応科目 | 算数・国語:1年生から6年生 英語・理科・社会:3年生から6年生 |
| 出版会社 | 株式会社増進会ホールディングス |
「Z会の通信教育」は、丁寧な添削指導と、難しすぎないながらもハイレベルな問題に触れる機会を得られるのが特徴の、通信教育です。一人ひとりの理解度に合わせた指導で、学んだ内容を定着・発展させるようサポートします。
他の小学生向け通信教育と比べると、難易度は比較的高めです。しかし、できた部分を認め、褒めながら伸ばすスタイルで、お子さんの自信を育みながら、自発的な学力の向上を目指します。
丸暗記の学習ではなく、自分で考えて答えを出せる。これが、Z会の通信教育が目指す学びです。添削で一人ひとりの回答を見ながら先生がコメントするので、ゴールにたどり着くための複数の考え方を示したり、お子さんが答えにたどり着く過程のどこでつまずいたのか、明確に示すこともできます。
Z会の通信教育の公式サイト4位 デキタス

| 料金 | ・小学生コース:3,960円/月(税込) ・全学年コース:6,050円/月(税込) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・主体的な学習習慣の習得 ・★★☆☆ |
| オプション | ー |
| サポート | ・ランキングや、年に数回開催される全国イベントで、仲間と競いながらゲーム感覚で学習習慣が身に付く |
| 対応科目 | ・小学生コース:国語、算数、英語、理科、社会、せいかつ、英語検定 ・全学年コース:国語、算数、数学、英語、理科、地理、歴史、公民、生活、国文法、英語検定 |
| 出版会社 | 城南進学研究社 |
「デキタス」は、お子さんの目標が学習進度に合わせて、さまざまなスタイルで学べる通信教育です。
小学生コースは、1年生から6年生までの学びを学習できます。過去の学年で十分に学びきれなかった部分を再度学び直すのに、おすすめです。
また全学年コースでは、小学校の履修内容に加えて、中学校3年間の内容も学べます。中学受験を視野に、学びを先取りしたいお子さんや、得意分野のスキルアップのために、より進んだ内容を学びたいといったお子さんには、全学年コースという選択肢を検討するとよいでしょう。
教材では、ポップなキャラクターが、アニメのような世界観で授業を展開します。勉強が苦手に感じているお子さんも、楽しみながら学べる仕組みが満載です。
デキタスの公式サイト5位 スタディサプリ

| 料金 | 21,780円(12カ月一括払い) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・小学校の授業の弱点補強 ・★★★☆☆ |
| オプション | ・テキスト:1冊 1,320 円 (税込・送料込) ※PDFを無料ダウンロード可能だが、紙媒体のテキストの購入が可能 |
| サポート | ・1週間単位で学習ミッションを提案 勉強すると貯まるコインで育成ゲームのように楽しみながら学習できるシステム ・学習進捗を配信メールや保護者用の管理画面でチェック可能 |
| 対応科目 | 算数・国語 |
| 出版会社 | 株式会社リクルートマーケティングパートナーズ |
「スタディサプリ」は、お子さんが自発的に楽しみながら続けられるシステムが整備された、小学生向けの通信教育です。各学年の学習をサポートする講座のほか、中学受験対策講座も用意されています。学年や目的を問わず、幅広いニーズに、対応可能です。
スタディサプリには、これから学習習慣を身に付けたいお子さん向けに、楽しみながら学べる仕組みがいくつも用意されています。
例えば、1週間単位で学習ミッションを提案する仕組みがあるので、日々目標を持ちながら取り組めるでしょう。勉強すると貯まるコインは、育成ゲームに利用できます。勉強するほどオリジナルのキャラクターの成長を促進できるので、楽しみながら学習に取り組めます。
学習の進捗はメールで配信されるほか、保護者用の管理画面でチェック可能なので、保護者の負担を軽減しながら、お子さんの学習状況を把握できます。
スタディサプリの公式サイト6位 ワンダーボックス

| 料金 | 44,400円(税込・12カ月一括払い) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から5年生(10歳)まで |
| 学習目的・難易度 | ・思考力・創造力・意欲の育成 ・プログラミングやサイエンス、アートの習得 ・★★★★☆ |
| オプション | ー |
| サポート | ・プログラミング・パズル・実験など、さまざまな方法でお子さんが当事者として考え、課題解決の場を提供 |
| 対応科目 | 算数・理科・プログラミング・図工 |
| 出版会社 | ワンダーファイ株式会社 |
ワンダーボックスは、遊びの延長の中で思考力や想像力を育む、小学生までのお子さんを対象にした通信教育です。ワンダーボックスでは、STEAM教材を採用しています。
なおSTEAMとは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の頭文字を組み合わせた教育概念です。理系や文系の枠を横断して学びながら、問題を見つける力や解決する力の習得を目指します。
人工知能をはじめとする技術革新が目まぐるしく進む昨今では、答えのない課題に向き合ったり、既存の枠にとらわれない斬新な手法を導き出す必要に迫られたりといったシーンは、無数にあります。暗記や計算力といった机上の勉強だけでは身につかない、考え想像する力といった、思考の基礎力を磨くのが、ワンダーボックスの学びです。
ワンダーボックスの公式サイト7位 RISU算数

| 料金 | 基本料金2,680円/月(税込)+学習速度に応じた利用料(上限は8,778円・税込) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・自発的な学習習慣の習得 ・★★☆☆☆ |
| オプション | ・RISU英語 |
| サポート | ・東京大学や早稲田大学などのチューターが、メール&解説動画で個別にフォロー ・メールで保護者宛に学習のフォローアップを送信 ・学習の達成度に応じてオモシロ算数動画を送付 |
| 対応科目 | 算数 |
| 出版会社 | RISU Japan株式会社 |
「RISU算数」は、算数に特化した、小学生向けの通信教育です。タブレットによる算数学習と、学習進度に合わせた個別フォローで、お子さんのペースに合わせながら算数のスキルを高められます。
お子さんの学習をフォローするのは、東京大学をはじめとする、トップ大学の学生です。学習実績のデータを分析しながら、何につまづいているのかを発見。個別のアドバイスをメールで送信します。同時に、克服のために役立つ動画も送付するので、学習の定着とつまずきの解消が加速するシステムです。
フォローアップメールは、保護者にも送信されます。お子さんの様子をつぶさに把握できるので、忙しい保護者にとってメリットが大きいでしょう。また利用した分だけ料金を支払うシステムで、無駄がない仕組みを採用しているのも、RISU算数の特徴です。
RISU算数の公式サイト8位 スマイルゼミ

| 料金 | ・1年生:39,600円(税込・12カ月一括払い) ・2年生:44,040円(税込・12カ月一括払い) ・3年生:55,200円(税込・12カ月一括払い) ・4年生:64,800円(税込・12カ月一括払い) ・5年生:75,600円(税込・12カ月一括払い) ・6年生:81,600円(税込・12カ月一括払い) + ・専用タブレット代:10,978円(税込・必須) ・タブレットあんしんサポート:3,960円(税込・1年当たり・任意加入だが入会時、タブレット交換・追加購入時のみ可能) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・小学校の授業の弱点補強 ・★★★☆☆ |
| オプション | ー |
| サポート | ・個別のアドバイスで、主体的な学びをサポート ・漢字検定に対応したドリルを無料で配信 ・全国の小学生の前で表彰されるので、学習のモチベーションが上がりやすい |
| 対応科目 | 算数・国語・英語・理科・社会 |
| 出版会社 | 株式会社ジャストシステム |
「スマイルゼミ」は、学習サポートに特化した専用タブレットを使って学ぶ、小学生向けの通信教育です。1講座15分のコンパクトな講座ながら、何を学ぶのかを体感的に捉え、コツを掴んでから定着問題に取り組む学習法で、着実な学びを蓄積できます。
講座の内容は教科書準拠で、通っている学校の学習進度に合わせて学習します。授業内容の理解が深まりやすく、基礎学力の育成におすすめです。さらに学びを深めたいお子さんなら、無料で配信されている漢字検定に対応したドリルを活用するのも、よいでしょう。
学習に応じた個別のアドバイスで、お子さんの主体的な学びをサポート。さらに成績優秀者には、全国の小学生の前で表彰される表彰システムがあり、学習のモチベーションが上がりやすい環境です。お子さんは、楽しみながら学習習慣が身につけられるでしょう。
スマイルゼミの公式サイト9位 すらら

| 料金 | 入会金 ・3もしくは4教科コース:11,000円(税込) ・5教科コース:7,700円(税込) キャンペーン期間中は入会金0円 料金 ・3もしくは4教科学び放題プラン:8,800円/月(税込・4カ月継続割の利用では、税込8,228円/月) ・5教科学び放題プラン:10,978円/月(税込・4カ月継続割の利用では、税込10,428円/月) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・学習習慣の習得 ・★★☆☆☆ |
| オプション | ・マイチューター for すらら ・スタディパーク ・計算マスターへの道 ・速さはかせ・割合はかせ |
| サポート | ・キャラクターによる対話型のレクチャーで、一方通行な講義にしない仕組み ・テスト機能で習熟度をチェックできる ・各分野のプロが学習計画を策定し、学びをサポート |
| 対応科目 | 算数・国語:1年生から6年生まで 理科・社会:3年生から6年生まで |
| 出版会社 | 株式会社すららネット |
「すらら」は、無学年式のオンライン教材を提供する、小学生向け通信教育です。学年に合わせるのではなく、今のお子さんの習熟度や成長の度合いに合わせて、適切な教材を選んで学べる特徴があります。
学年を遡って理解が不十分な単元を学び直したり、逆に上の学年の学びを先取りしたりと、それぞれのお子さんに適したペース・内容での学びが可能です。無学年式というスタイルは、経済産業省の、未来の教室実証事業に採用された実績があります。
1人でも進められるAI搭載型ドリルと、キャラクターによる対話型のレクチャーで、一方通行な講義にしない仕組みが整備されているすらら。ゲーム感覚で、楽しみながら自主的に学習できます。習熟度はテスト機能でチェックできるので、苦手な単元の克服にも便利です。
すららの公式サイト10位 ポピー

| 料金 | 小学1年生:35,760円(税込・12カ月総額) 小学2年生:39,600円(税込・12カ月総額) 小学3年生:44,400円(税込・12カ月総額) 小学4年生:46,800円(税込・12カ月総額) 小学5年生:51,600円(税込・12カ月総額) 小学6年生:54,000円(税込・12カ月総額) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・自主的な学習習慣の習得 ・★★☆☆☆ |
| オプション | ・ポピー Kids English(小学1年生から3年生まで) ・ともがく(オンライン自習室・全学年) |
| サポート | ・保護者に向けて、子育て応援サイト「Popyful」や公式アプリ「ポプリ」、公式Instagram「家庭学習おうえん隊」などで、情報発信 |
| 対応科目 | 算数・国語・理科・社会:小学1年生から6年生 英語:小学3年生から6年生 |
| 出版会社 | 新学社 |
ポピーは、学校の教科書に準拠した、小学生向けの通信教育です。
紙媒体の教材に加え、タブレットやパソコンで利用できるデジタル教材も提供されています。手を動かしながら主体的に学べる紙媒体の教材と、ゲーム感覚で楽しみながら知識の定着を図れるデジタル教材で、小学校の授業で学んだ内容の理解を深めながら、知識の定着を図れるシステムです。
ポピーのもう一つの特徴は、お子さんの家庭学習を支える保護者の方へのサポート体制が充実している点にあります。
教育相談や学習相談など、子育てや学習に関する相談に対応しているほか、アプリやSNSでも積極的に情報を発信。お子さんの家庭学習の方針に迷う保護者の方の方に寄り添い、お子さんを迷いなく導けるよう、包括的にサポートするのが、ポピーの強みです。
ポピーの公式サイト11位 うんこゼミ

| 料金 | 2,480円/月(税込) |
|---|---|
| 対象学年 | 小学3年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・小学校の授業の弱点補強 ・★★★☆☆ |
| オプション | ー |
| サポート | ・半月に一度のチェックテストで成果を確認 ・学習の達成度に合わせてプレゼントがもらえる ・全国の生徒との対戦形式で、切磋琢磨しあえるシステム |
| 対応科目 | 算数・国語・英語・理科・社会・教養 |
| 出版会社 | 文響社 |
「うんこゼミ」は、東大との共同研究で学力向上・学習意欲の向上が実証されている、うんこドリルから生まれた通信教育です。小学3年生から6年生のお子さんが対象のうんこゼミは、アプリを使って、ロールプレインゲームのような感覚で学びを進めます。
学力の定着と向上に欠かせない、予習・復習・確認を、楽しみながら実現できる仕組みで、毎日10分の短い学習時間でも、着実な学力アップが期待できます。ま少しずつバリエーションを持たせながら反復学習できるシステムで、飽きずに、しかし着実に知識を獲得できるのも、うんこゼミの特徴です。
お子さんの学習の進捗は、保護者専用ページで確認可能。大きな目標を達成したときは、保護者宛にメールが届くので、リアルタイムでお子さんの頑張り具合を把握できます。
うんこゼミの公式サイト12位 コナンゼミ

| 料金 | 小学1年生:29,148円(税込・12カ月一括払い) 小学2年生:30,360円(税込・12カ月一括払い) 小学3年生:36,408円(税込・12カ月一括払い) 小学4年生:43,668円(税込・12カ月一括払い) 小学5年生:49,716円(税込・12カ月一括払い) 小学6年生:53,340円(税込・12カ月一括払い) ※紙媒体の教材を配送する場合の料金。PDF教材の場合は、別途料金体系あり。 |
|---|---|
| 対象学年 | 小学1年生から6年生まで |
| 学習目的・難易度 | ・小学校の授業内容の理解 ・中学受験に向けた基礎学力の習得 ・★★★★☆ |
| オプション | ・ナゾトキ学習 |
| サポート | ・年2回の添削テストを実施し実力チェック ・解説映像やデジタルコンテンツで家庭学習をサポート ・学習達成度によってオリジナル図書カードなどと交換可能 |
| 対応科目 | 算数・国語・英語・複合教科・思考 |
| 出版会社 | 株式会社小学館集英社プロダクション |
「コナンゼミ」は、アニメ名探偵コナンのキャラクターと一緒に、楽しみながら学べる、小学生を対象にした通信教育です。
対応科目は、算数・国語・英語・複合教科・思考の5教科で、複合教科として理科と社会を学びます。思考は、自分の考えを可視化しながら深く考え、さらにそれらの表現する能力を養う科目です。思考力や表現力、問題解決力の習得を目指します。
コナンゼミのもう一つの特徴は、紙に書くことを重視する点にあります。手を動かしながら集中して紙に書きながら学習することは、理解や記憶の定着を促すとともに、思考を整理したり、表現する言葉を探すために、効果的な訓練です。
学力の進捗を的確に把握するために、年2回の添削テストを実施するほか、解説映像やデジタルコンテンツの配信で、家庭学習をサポート。学習達成度によってオリジナル図書カードなどと交換できるので、お子さんのモチベーション維持にも効果的です。
コナンゼミの公式サイト小学生向け通信教育の選び方3選!目的と保護者サポートで選ぶ
ご自身のお子さんやご家庭に適した小学生向け通信教育を選ぶ際に、抑えるべきポイントが3つあります。思っていたのと違った、と後悔しないために、早速確認していきましょう。
通信教育の選び方についてそれぞれ順に解説いたします。
お子さんの理解度や目的によって教材レベルを選ぶ
通信教育を選ぶ際に最初にすべきは、お子さんの能力の棚卸と、通信教育を始める目的の明確化です。お子さんが今どのような状態にあり、今後どのような方向を目指したいかが、選定における指針になります。
例えば、学校の勉強に遅れている部分があるお子さんなら、まずは自主的に勉強する習慣を身に付けることが先決です。お子さんが楽しみながら取り組める工夫を凝らした、そして易しい問題を丁寧に解説する通信教育を選びましょう。
難易度が高すぎても低すぎても、お子さんが意欲を失う原因になります。目標は高く、しかし最初のハードルは低く設定して、無理なく続けられる通信教育を選んでください。
従来の教材が届く紙形式かデジタル教材のタブレット形式かで選ぶ
最近の小学生向け通信教育には、デジタル教材やタブレット形式のものが多くあります。
学校の授業で、ICT教育を促進するためにデジタルデバイスを使った授業が増えている昨今、家庭学習でもタブレット形式で慣れていくのは、一つのアイディアです。また、タブレット学習によって学びあいの時間が増え、理解度や思考力が高まるという研究成果があります。
一方で、紙形式の教材の良さが再認識されつつあるのも、事実です。自分で手を動かして書くことで集中力や記憶力が高まるほか、ディープラーニング(深い学び)を得られることが富山大学ほか、数々の研究で明らかになっています。
紙形式とタブレット形式、どちらがお子さんに向いているか、無料体験で試しながら検討するとよいでしょう。
学習進捗管理や入試情報など保護者サポートがあるか
通信教育を選ぶ際、見落としがちですが意外な重要ポイント、それが、保護者サポートの手厚さです。
学習進捗管理のシステムが整備されていること、また中学入試を視野に入れているなら、最新の入試情報が定期的に配信されるかをチェックしましょう。
保護者の方が、お子さんの学習のペースを定期的にチェックするのは、容易なことではありません。しかし、まだ学習習慣が身についてないお子さんの場合、お子さんだけに任せていたら全く進んでいなかった、ということは、珍しくありません。
保護者の負担を減らしながら、お子さんの学力を向上させる仕組みがある通信教育なら、長く安心して活用できます。
通信教育のメリット・デメリットを解説!確認するべきポイント
通信教育には、多くのメリットがあります。しかし、デメリットがあるので、注意しましょう。デメリットをあらかじめ把握することが、メリットを最大化するポイントです。
ここでは、小学生向け通信教育について、4つのメリットと3つのデメリットをご紹介します。
通信教育のメリットは費用が安く自分のペースで学習できる
通信教育を選ぶことで期待できるメリットは、次の通りです。
それぞれについて、ご説明します。
学習塾に比べて料金が安く年払いの場合は返金制度があるところも
通信教育の学費は概して、学習塾より安い傾向にあります。これは、学習塾のように教室を用意する必要がなく、設備費などを節約できることが、大きな要因です。
また通信教育では、年払いで学費をまとめて支払いすると、月払いより安く受講できるシステムを採用しているケースがよくあります。そして、何らかの理由で年度の途中で解約した場合は、受講しない月の学費について返金する制度を採用しているケースがあるのも、特徴です。
ベネッセ教育総合研究所の調べによれば、小学生の平均教育費は16,467円/月(197,604円/年)でした。これは、軽自動車が購入できるほどの金額であり、大きな負担となっています。
通信教育は、月々のコストを抑えながらお子さんの学習を後押しできる、効果的な選択肢です。
毎日の取り組みで自学自習が身に付く
通信教育には、お子さんが楽しみながら続けられる工夫が、あれこれ用意されています。
本記事でもご紹介したように、ロールプレイングゲームの感覚で勉強できたり、勉強を進めるとコインがもらえ、そのコインを集めるとプレゼントと交換できたり、ワクワクする仕組みが盛りだくさんです。
遊びの延長の感覚で勉強するうちに、いつの間にか勉強する習慣が身についている。こういった理想的な状態を作り出す一助となるのが、通信教育です。
通塾の時間を有効活用でき交通費や送り迎えもない
通信教育なら、通塾の時間は不要。帰りが遅くなる心配もありません。急な雨を気にしたり、冬の寒さで体調を崩さないかと心配することもなく、お子さんが安心して過ごせる自宅で学習できます。
通塾の過程が心配だからと、保護者の方が送迎するご家庭もありますが、継続するのはかなりの負担です。
親子ともに時間も労力も節約しながら、最大の学習効果を得るなら、通信教育は有力な選択肢と言えます。
全国どこからでも受講可能で自分のタイミングで学習できる
通信教育なら、時間も場所も問わず学習可能です。
小学生といえども、学校の行事や他の習い事、ご家族との予定など、忙しい日々を過ごしています。学研教育総合研究所の小学生白書によれば、塾以外の習い事をしている小学生は80%を上回っていることがわかりました。
学校も習い事も、そして学校外の学習も両立させるなら、自分のタイミングで受講できる通信教育がおすすめです。
また例えば転勤が多いご家庭や、海外在住で将来は日本に帰る予定があるご家庭、近くに塾がない場合でも、通信教育なら、気兼ねなく受講できます。
通信教育のデメリットは学習進捗の確認と集中して取り組めるか
メリットの多い通信教育ですが、デメリットもあります。あらかじめどのような弱点があるのか把握して、しっかり対策を講じましょう。
それぞれについて順に説明します。
家の中の誘惑に負けないよう学習環境をしっかり整える必要がある
自宅で学習できるのが通信教育のメリットです。しかしその反面、くつろいだり遊んだりする環境がある自宅では、誘惑に負けて学習がはかどらない可能性もあります。
例えば、勉強する机の上にはゲームや漫画など勉強と関係がないものを置かないことを徹底して、誘惑に負けないよう、取り組める環境を整備しましょう。また、リビングの一角で勉強させ、いつでも親御さんの目が届くようにするのも、良い方法です。
学習スケジュールを立てないと周りに比べて遅れてしまう可能性も
自分のペースで学習を進められる通信教育のメリットは、ともすれば、マイペースになりすぎて、学習進度の大幅につながりやすいデメリットにもなり得ます。
しかし、保護者の方が最新の小学校のカリキュラムを把握し、お子さんの状況に合わせて学習計画を立てるのは、容易なことではありません。不可能ではないまでも、膨大な時間と労力を伴います。
通信教育を利用するなら、お子さんそれぞれに合わせた学習計画の策定に対応しているか、確認しましょう。それだけで、家庭学習をスムーズに進められます。
疑問点や不明点が出てきても教えてもらうのに時間がかかる
通信教育の場合、疑問点や不明点が出てきたタイミングで、すぐに質問できないことはよくあります。そして、すぐに質問の答えを得られないことで、質問すること自体が面倒になり、わからないことをわからないまま放置する悪循環に陥りがちです。
学習習慣をこれから身に付けるお子さんの場合は特に、できるだけ早く回答が得られる通信教育を選ぶとよいでしょう。また、疑問点があれば、メモするなどして保護者の方が一緒に管理し、回答が得られたら一緒に確認するなど、サポートすることも大切です。
通信教育でよくある質問
紙教材とタブレット教材はどちらがいいですか?
紙教材とタブレット教材のそれぞれに、メリットとデメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。
例えば紙教材は、書く力や達成感を得やすいメリットがありますが、手間や管理の手間がかかります。一方のタブレット教材は、便利で楽しく学びやすい反面、目が疲れやすいのが弱点です。
同じ紙教材やタブレット教材といっても、通信教育会社それぞれに内容や仕様が異なります。まずは無料体験などで実際に手に取り、お子さんとの相性を確認しながら導入するのがおすすめです。
小学何年生から始めるべきでしょうか?
できれば、小学校1年生から始めましょう。まだ始めていないのであれば、今がそのタイミングです。
公文式の調査によれば、小1~小3の子どもの家庭学習頻度は、週平均「5.6日」、1日の平均学習時間は「30.8分」という結果が出ています。
小学校低学年のうちから毎日学習する習慣を身に付けておけば、高学年、そして中学高校と進学した際にも、苦なく学習に取り組めるでしょう。習慣は、早く身に付けるに越したことはありません。
小学校低学年生であれば1日30分、中学年以上は1時間を目安に、家庭学習を習慣にできるよう、心がけてください。
なお学研教育総合研究所の調査では、小学1年生は平均54分、6年生では1時間30分、家庭で学習していることがわかっています。
家庭学習の習慣は、早く身に付けるに越したことはありません。早速今日から始めましょう。
通信教育に向き不向きはありますか?
通信教育を十分に活用するには、自主性と自己管理能力が必要です。また集団より自分一人でマイペースに学習したいお子さんには、通信教育が向いています。
逆に通信教育が向かないのは、周りに勉強している人がいないとやる気が出なかったり、質問に対してすぐに回答が得られないと意欲が減退するタイプのお子さんです。
ただ通信教育での学びを成功に導くには、サポート体制や勉強に専念できる環境も必要です。そして通信教育各社では、それぞれ独自性のあるサポート体制や工夫を凝らしています。
実際に通信教育に向いているか否かは、やってみなければわからないもの。気になる通信教育があれば、積極的に体験してみましょう。意外に楽しく続けられる可能性は、十分にあります。

