奈良先端科学技術大学院大学

奈良先端科学技術大学院大学の特徴

■奈良先端科学技術大学院大学は平成3年に設置された国立大学です。

■ノーベル賞の受賞で話題になった山中伸弥教授がiPS細胞を開発したことでも知られており、情報科学、バイオサイエンス、物質創成科学を担う3つの研究科で構成された「学部を持たない」国立大学院大学であり、関西文化学術研究都市の中核として位置づけられています。

■また、2014年には国際化を支援する取り組みである「スーパーグローバル大学創成支援事業」において、全国37機関のひとつに選出されました。

奈良先端科学技術大学院大学の主な卒業後の進路

■令和4年度の進路について。

■全326名中就職者は243名、進学者は69名でした。主な就職先としては以下の通りです。

• (株)サイバーエージェント
• ヤフー（株）
• 任天堂(株)
• 京セラ(株)
• 楽天グループ(株)
• パナソニック(株)
• ソニーグループ(株)

奈良先端科学技術大学院大学の入試難易度・倍率

■奈良先端科学技術大学院大学では学力試験が行われないため、偏差値等のデータはありません。

■面接やTOEICスコアでの合格判定がなされますが、TOEICスコア600〜800は必要となるようです。難易度としては非常に難しいレベルと言って良いでしょう。

■2019年の倍率は前期で2.22倍、後期で0.65倍でした。

奈良先端科学技術大学院大学に合格するために

■まず、大学院という区分なので高校生に受験資格はありません。

■大学や高専等を卒業（または見込み）していることが必須です。

■学力試験は設けておらず、各種書類の他、成績証明書、小論文、TOEIC等のスコア、面接を総合的に判断し選定が行われます。

・情報科学区分
面接/提示する資料に関する口頭試験

・バイオサイエンス区分
面接/提出された小論文等に基づく専門知識に関する口頭試問。バイオサイエンス関連の基礎知識に関する口頭試問。

・物質創成科学区分
面接/提出された小論文に基づき、5分間口述発表を行います。小論文及び発表に基づき、出身専攻分野を考慮した物質科学関連の口頭試問を15分程度行います。

■小論文のテーマは、「これまでの修学内容（卒業研究等）について」と「本学において取り組みたい研究分野・課題について」の2つです。

■合格するためには、志望動機と今後の展望についてしっかりと伝えられるプレゼン力と、TOEICスコアが大きなポイントとなります。TOEICスコアは800以上あると安心でしょう。

奈良先端科学技術大学院大学のサークル・部活・同好会

■体育系

• 硬式庭球同好会FESTY
• 奈良先端バドミントンサークル
• NAIST×FUTSAL
• NBC（Naist BaseballClub）
• Circus Club

■文化系

• NAIST Science Communicators
• NAIST茶道会
• 奈良先端ボランティアラボ
• NAIST Global Student Network
• NAIST起業部

奈良先端科学技術大学院大学が輩出した有名人・著名人

• 上野宣（株式会社トライコーダ代表取締役）
• 秋山ゆかり（ソプラノ歌手）
• 高橋和利（生命科学者）
• 鍵本聡（サイエンスライター）
• 吉崎航（ロボット研究者）

奈良先端科学技術大学院大学へのアクセス方法

■バスをご利用の場合
・奈良交通バス
学研北生駒駅から約8分、学研奈良登美ヶ丘駅から約10分、高の原駅から約25分、学園前駅から約25分
（高山サイエンスタウン行き乗車、「奈良先端科学技術大学院大学」下車すぐ）

■タクシーをご利用の場合
学研北生駒駅から約6分、学研奈良登美ヶ丘駅から約7分、高の原駅・学園前駅から約20分