富山大学

富山大学の特徴

■富山大学は、富山県富山市に本部を置く日本の国立大学です。1949年に設置されました。

■現在では文科系4学部および理科系5学部を抱える国立の総合大学で、2005年10月に富山医科薬科大学の医学部と薬学部、高岡短期大学の産業造形学科、産業デザイン学科、地域ビジネス学科3学科を芸術文化学部に改組した上で統合しました。

■キャンパスは3つあり、五福キャンパス（人文学部、経済学部、人間発達科学部（旧教育学部）、理学部、工学部、都市デザイン学部）、杉谷キャンパス（医学部、薬学部）、高岡キャンパス（芸術文化学部）です。

■富山大学が位置するのは、標高3,000メートル級の立山連峰と水深1,000メートルの海湾を望む、緑豊かな富山平野の中央部です。この高度差4,000メートルもの空間における「水の大循環」は、多様な生態系を育み、固有の文化と地域に根ざした様々な産業を育てています。

■こうした環境下において、富山大学の理念は、《地域と世界に向かって開かれた大学として、生命科学、自然科学と人文社会科学を総合した特色ある国際水準の教育及び研究を行い、人間尊重の精神を基本に高い使命感と創造力のある人材を育成し、地域と国際社会に貢献するとともに、科学、芸術文化、人間社会と自然環境との調和的発展に寄与する。》としています。

富山大学の主な卒業後の進路

■卒業生の進路について見てみると、製造業と情報通信業が最も多くなっています。ただし医学部と薬学部では、ほとんどの学生が医療関係に就職しています。

■地域別では、《富山、石川、福井、東海》地域での就職者が67％（2018年度）で、地域密着型の就職傾向がうかがえます。その他は関東と甲信越で、これらはUターンまたはIターンであると見られます。
また富山大学の大学院進学率は約17％です。

富山大学の入試難易度・倍率

■富山大学の偏差値は、47.5から65.0で、学部によって違っています。

■最も高いのは医学部で65.0、ついで薬学部が57.5、理学部、経済学部、工学部がおよそ55.0です。

■倍率は、2.0から5.5倍程度で推移しています。

富山大学に合格するために

■富山大学は国立大学で、センター試験は必至です。したがって合格するためには、幅広い教科の勉強が必要であると共に、学部学科選びにあたっては将来の職業ビジョンを踏まえて選ぶことが理想です。そのためには、過去問を繰り返し解いて出題傾向を知るのが最もいいでしょう

富山大学のサークル・部活・同好会

■大学が認定したサークルは約150あり、体育系から文化系まで様々なサークルが活躍しています。

■また杉谷キャンパスには、赭鞭会（しゃべんかい）という、漢方を勉強する珍しいサークルがあり、「くすりの富山」を象徴しているようでもあります。

富山大学が輩出した有名人・著名人

• 寺林敏（富山県副知事、あいの風とやま鉄道会長）
• 渕上綾子（北海道議会議員）
• 中尾哲雄（インテック最高顧問）
• すまけい（俳優）
• 柳下詩織（チューリップテレビアナウンサー）
• 松田亜希（元チューリップテレビアナウンサー・NHK金沢放送局キャスター）

富山大学へのアクセス方法

五福キャンパス：
【東京から】
飛行機で羽田空港から富山空港まで約1時間
北陸新幹線でJR東京駅からJR富山駅まで約2時間10分

【大阪から】
電車でJR大阪駅からJR富山駅まで約3時間10分
車で名神高速道路〜米原JCT〜北陸自動車道〜富山

【名古屋から】
電車でJR名古屋駅からJR富山駅まで約3時間
車で名神高速道路〜一宮JCT〜東海北陸自動車道〜北陸自動車道〜富山
車：北陸自動車道富山ICから約6km