桐朋学園大学院大学

桐朋学園大学院大学の特徴

■桐朋学園大学院大学は富山県にキャンパスを構える大学院です。大学院への進学は大学を卒業してからとなるため、高校生の皆さんにとっては馴染みがないかも知れませんが、音楽を深く極めるプロの演奏家として社会へ飛び立つためには必要となってくる学校です。桐朋学園大学院大学では芸術行為・音楽実践の原点に立ち返り「演奏の様式性」の獲得と「感性教育の実践」を建学の精神としています。

■アドミッション・ポリシーではこのような精神を踏まえ、「音楽表現の無限の多様性を感受し、また表現することが出来る音楽家として、国際的に活躍することが出来る者としています。グローバルに活躍する音楽家を育成する大学院として定評があり、世界で活躍したいと考えている音大生の皆さんが志望校の候補とする大学院です。

桐朋学園大学院大学の主な卒業後の進路

■卒業生の皆さんは各自の研究結果をもって自身の進路へ進まれています。就職実績等は公表されておりませんが、その専門性を活かした分野で活躍されています。教育関連の研究を行っている学生であれば、専修教員免許を取得することが可能であるため、学校の教員として活躍されている卒業生の方も居られると考えられます。

桐朋学園大学院大学の入試難易度・倍率

■募集している専攻はピアノ・バイオリン・ヴィオラ・チェロの4種類です。一次試験は書類選考によって行われ、二次試験では実技試験と面接によって合否判定が行われます。楽器演奏の実力のみで評価されるため、対策の為には練習あるのみという事になります。実技試験の課題曲はピアノ専攻ではバロック作品、ロマン派以降の作品、指定された作曲家の練習曲より一曲を選択の3つで、全体の演奏時間が30分程度となるようにします。

■バイオリンではバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタより任意の一曲、パガニーニのバイオリンソロより任意の一曲、バイオリン協奏曲より任意の一曲の3つを演奏します。ヴィオラではバッハの無伴奏チェロ組曲より任意の一曲と大学院指定の協奏曲より任意の一曲を演奏することになります。チェロに関してはバッハの無伴奏チェロ組曲、ハイドンのチェロ協奏曲、自由曲(10分以内)の3つを演奏する必要があります。面接では出願時に提出する「研究計画表」を基に質問が行われます。

桐朋学園大学院大学に合格するために

■いずれの専攻分野にしても課題曲が設定されているため、日々の練習が重要となっています。注意スべき点は演奏時間が30分程度と指定されているため、30分を超えないように、また不足しすぎないように演奏時間を工夫する必要があります。どれも専門的な技術が要される曲であるためミスタッチや表現のミスが無いようにきちんと練習に励みましょう。対策に関しては師事している師匠や大学の教員に指導を仰ぐと良いでしょう。練習スタジオや街の貸しスタジオも活用することで練習時間を多く確保することが可能です。

■貸しスタジオでの練習の場合、時間に余裕があるのであれば個人練習パックや夜間パックなどを活用することで費用を抑えることが可能です。また面接に関しては出願時に提出する「研究計画表」を基にして質問が行われるようになっています。各自の研究したい分野についての知識と意気込み、フレームワークの整理については日常的に行う必要があります。面接の練習に関しては大学のゼミや指導教員に相談を行い、確かなコミュニケーションを行えるように備えておきましょう。

桐朋学園大学院大学のサークル・部活・同好会

■大学院ではサークル活動はありません。学術に関する研究を修める者として大学院へ通うため勉強に励む必要があります。とはいえ、大学院生同士の交流が無いわけでは無く、自主的な活動としてのサークル活動は行われている可能性があります。

桐朋学園大学院大学が輩出した有名人・著名人

著名な卒業生に関しては公表されていません

桐朋学園大学院大学へのアクセス方法

あいの風とやま鉄道 呉羽駅より徒歩3分ほど