桐朋学園大学

桐朋学園大学の特徴

■桐朋学園大学は東京都調布市にキャンパスを構える音楽系の単科大学です。

有名なミュージシャンを多く輩出している私立大学として知られ、卒業生には世に知れた演奏家も多く存在します。

少人数制を徹底しており、教員と学生の距離が近いため、きめ細やかな指導を期待することが可能です。

音楽教室の運営も行っているなど社会貢献にも定評があります。

音楽を通した共感力を社会に活かし、他社とのコミュニケーションの礎とすることを目標としています。

桐朋学園大学の主な卒業後の進路

■卒業生の進路としては教育関連業界に駒を進める学生が多数となっています。

2023年3月に卒業した大学生148人のうち、東京の大学院修士課程に進学したのは34人でした。

その他、研究生や富山のオーケストラ・アカデミー、桐朋学園大学院などでの研鑽を積む選択をした学生も約半数に上ります。

また、就職した人の中には、教育職の中でも教員や楽器店での楽器指導者などに就いた人が多く見られます。

公立学校の教員やヤマハ音楽教室の講師、カワイ楽器での講師など音楽の技術を他人に伝える職業が多数を占めています。

中には個人事業主として開業する卒業生もおり、学生の自主性が伺い知れます。

コロムビアなどのレーベルにも就職実績が出ており、音楽業界に対してはめっぽう強いです。

中には大学院へ進学する学生もおり、さらなる音楽技術を身に着けようとする学生も一定数います。

海外留学を選択する学生もおられるようです。

桐朋学園大学の入試難易度・倍率

■倍率は例年1倍となっており、全入状態です。

一般入試では若干の競争がありますが、それでも1.1倍と入学希望者はほぼ全員が入学可能と考えていただいて良いかと思われます。

募集人数に対する志願者数がほぼ同様となっているため、この様な状態であると予想されます。

志願者数が増えれば多少の競争があることも予想されるため、気を抜かずに対策に励む必要があります。

■偏差値は35と平均程度の学力を要求されます。

試験科目は国語・外国語の2科目と実技試験によって行われ、実技試験の内容は楽典・聴音・新曲視唱・ピアノと専攻の実技となっています。

実技試験では準備することも多く大変ですが、学科試験にも可能な限り多くの時間を割けるようなスケジュール管理が必要です。

桐朋学園大学に合格するために

■音楽に関する科目に関しては、皆さんの通われている音楽教室に相談しましょう。

演奏が得意な方でも楽典などの音楽理論に関して苦手意識を抱いている方も多くおられる事でしょう。

実技だけでなく楽典についての対策をして貰えないか交渉をしてみましょう。

当然の事ではありますが、自学にて身につけることが出来る方や、既にある程度知識をお持ちの方はこの限りではありません。

国語と外国語に関しては難易度は易しめであるため、勉強のアプローチとしては「基本的な問題を取りこぼさないようにする」事が大切になってきます。

■発展問題に関してはあまり対策する必要が無いため、基礎が出来ているかの確認作業をメインに行うようにしましょう。

自学での合格は十分に可能ですが、学習の方法が分からない場合は短期間でも良いので学習塾に通うと良いでしょう。

国語では古文や漢文が出題されず、現代文の文章題が一問出題されています。そのため、現代文の問題集を用意すると良いでしょう。

また読書などで文章に慣れておくと尚良です。

英語の問題では翻訳問題が中心のため、できるだけ英文に慣れておくことが必要です。

長文問題を解くことで英文に慣れ、イディオムや単語に関しても問題を解く中で確かなものにしましょう。

桐朋学園大学のサークル・部活・同好会

■桐朋学園大学ではサークル活動について公表されていません。

しかしSNSなどを検索してみると桐朋学園大学の名を冠したサークルが多数ヒットするためサークル活動自体は存在すると言ってもいいでしょう。

桐朋学園大学が輩出した有名人・著名人

• 井上鑑(ミュージシャン)
• 羽田健太郎(作曲家)
• 新垣隆(作曲家)
• 佐藤美香(ピアニスト)
• 渡部又兵衛(コメディアン)
• 吉澤厳(バイオリン奏者)

桐朋学園大学へのアクセス方法

■仙川キャンパス

京王線 仙川駅から徒歩5分ほど

小田急線 成城学園前よりバス15分ほど

JR中央線 吉祥寺駅よりバス25分ほど

JR中央線 三鷹駅よりバス30分ほど

■調布キャンパス

京王線 調布駅より徒歩10分ほど