東京女子大学

東京女子大学の特徴

■東京女子大学は1918年からその系譜を紡ぐ私立大学です。皆さんがご存知の新渡戸稲造が設立に携わったことでも知られています。プロテスタント系の大学で教育内容もキリスト教の教えに沿った理念で展開されています。単科大学に見えますが、1つの学部に5学科が開講されており幅広い分野を手掛けています。

■また英語学を専攻する学科こそ存在するものの、全ての学科で英語学習が推進されており「キャリア・イングリッシュ・アイランド」というプログラムが設定されています。

東京女子大学の主な卒業後の進路

■学部全体の就職率は2024年度で99.4%を達成しています。ほぼ全ての分野に優れた人材を輩出しており、中でも金融業が群を抜いて多いです。就職情報を見ると野村證券をはじめ日本銀行やSMBC、アメリカン・エキスプレスなどの有名企業が軒を連ねていることからお分かりいただけます。また教員も輩出しており関東を中心に公立小中学校への就職も目立ちます。

東京女子大学の入試難易度・倍率

2023年の東京女子大学の各学部別共通テスト得点率は58%～75%、偏差値は45.0～57.5です。

※BF：ボーダー・フリー（偏差値が設けられていない学部）

■難易度は関東の女子大の中でも高い傾向にあります。学科によって多少の差はあれど偏差値は60を下回らないデータとなっています。また倍率も高めで推移しており、最も低い学科は一般入試で2.2倍（人文学科）、高い学科は国際社会学科の4.1倍です。入試形態によって多少の差はあれど概ね3倍と見ておくことが適当かと思われます。いずれの学科でも英語は必須です。

■人文学科と国際社会学科では加えて国語が、数理科学科では加えて数学が受験に必須の教科となっています。３教科型の入試となるため、残りの1教科は受験する専攻によって選択することになります。例えば人文学科の歴史文化専攻であれば国語・英語に加え地歴公民か数学のいずれかの1教科を選択しなければなりません。配点は必須科目で150点、選択科目で100点です。そのため必須科目で可能な限り得点を稼いでおく必要があります。

東京女子大学に合格するために

■全ての学科で必須とされる英語を除いて、対策科目は皆さんの志望学科によって異なります。人文学科と国際社会学科では国語が、数理科学科では数学が必須科目として設定されているためこれらの対策は最優先に行うべきでしょう。学校の偏差値が60を超えている為、入試問題も相当ハイレベルです。個人での対策が厳しいのであれば学習塾や予備校などを活用すると良いでしょう。

■この際、教科を選択しなければならない場合は必須科目のうち国語や数学を選択すると良いでしょう。英語に関しては長文読解のみで単語やイディオムの対策が可能です。受験研究社から出版されている大学入試ステップアップシリーズがお勧めです。ボキャブラリが豊富な上に長文のテーマも大学入試で頻出のジャンルで構成されています。価格も1,000円でお釣りが来る程安価ですので持っておいて損は無いでしょう。足りないボキャブラリはIELTSの単語帳を活用する事をお勧めします。

東京女子大学のサークル・部活・同好会

■スポーツ系

• 硬式テニス部
• バスケットボール部
• バレーボール部
• バドミントン部
• ホッケー部
• ラクロス部ワンダーフォーゲル部
• 合気道部
• 剣道部
• ヨガサークル
• ダンス部（6部）

■文化部

• 華道研究会
• 囲碁部
• 茶道部
• かるた部
• 劇団
• ESS
• 書道部
• 長唄部
• 美術部
• 狂言研究会
• 児童文学研究会
• 文芸部
• 日本舞踊研究会
• 箏奏部
• ギター部
• 写真部
• 洋画研究会
• 漫画研究会
• マンドリン部
• ハンドベル部
• 軽音楽研究会
• 旅研究会

東京女子大学が輩出した有名人・著名人

• 山田頌子（なでしこJAPAN選手）
• 竹下景子（女優）
• 近藤麻理恵（お片付けコンサルタント）
• 伊藤聡子
• 岡安弥生
• 橋谷能理子

東京女子大学へのアクセス方法

■JR中央・総武線、東京メトロ東西線 西荻窪駅北口から北西に向かって徒歩12分。

■JR中央・総武線、京王井の頭線 吉祥寺駅から徒歩20分