東京慈恵会医科大学

東京慈恵会医科大学の特徴

■東京慈恵会医科大学は元々は医院からスタートした学校です。

明治時代の開学以降、医師の養成が高く評価され、開学当初から国内外を問わず優れた医師を輩出してます。

古くから皇室とのつながりが強く、現在の「慈恵会」という名前は当時の皇后陛下のご意向で名付けられたものです。

■日本の私立医科大学としては超がつくほどの名門校として知られており累計の卒業者数は13,000名以上を誇ります。

クラス編成は少人数を前提としており、学生の自主性を大切にしています。

建学者の高木兼寛は戦時それまで感染症と考えられていた脚気の原因をビタミンの欠乏が原因である事を発見した名医です。

当時理論中心だった医学界隈で臨床などの実践を重視したことから、建学の精神も「病人の苦しみを理解することの出来る医師の育成」を念頭に置いています。

東京慈恵会医科大学の主な卒業後の進路

■医学科

医学科の卒業生は医師国家試験を受験します。受験した卒業生のうち実に9割以上の方が合格し、医師としてのキャリアを進みます。

医師の登竜門である初期臨床研修(2年間)を経験したあと、更に3年間は専門分野を決めての研修。

その後は臨床医として現場での経験を積んでいる様子です。

その後の進路は公表されていませんが、附属病院や全国各地の病院への就職となる他、開業医という選択肢もあります。

■看護科

看護科では看護師の国家試験を受験することになりますが、2019年現在、直近5年間の看護師試験合格率は100%です。

同時に保健師の国家試験を受験する卒業生も一定数存在し、そちらの合格率も概ね8割を超えております。

東京慈恵会医科大学の入試難易度・倍率

■偏差値は医学科が70.0、看護科は50.0と非常に高い水準です。

医学科の倍率は一般入試で11倍、東京都地域枠では約16倍となり合格するためには他の受験生10人以上を押しのける勢いで臨まなくてはいけません。

対する看護学科は3倍強と比較すると低い倍率となっています。

■比較的低いとは言え、3倍であるため入試は非常に狭き門を突破しなければいけない事になります。

医学科を目指す場合、河合模試での偏差値は70を目安に計画すると良いでしょう。

科目は数理英で配点はそれぞれ100点、200点、100点です。

配点が200点ある理科は3科目(物理・化学・生物)の中から2科目を選択するという事に留意しましょう。

東京慈恵会医科大学に合格するために

■入試難易度の項目でも触れましたが医学科は10倍を超える狭き門を争うことになります。

そのため一問の差で合否が大きく左右します。

対策の中心となる理系教科は他の受験生の皆さんにとっても前提となっているので、可能な限り早めに数学・理科の対策を終わらせるようにしましょう。

■特に理科は物理・化学・生物から自分の得意な科目を2つ選択して受験することが可能ですので、皆さんの得手不得手に合わせて決定するようにしましょう。

偏差値が非常に高いため、学習塾を選択する際は難関私立大学対応を謳っている教室を選択しないといけません。また予備校を視野に入れても良いでしょう。

東京慈恵会医科大学のサークル・部活・同好会

■スポーツ系

• アイスホッケー部
• アメフト部
• 馬術部
• バドミントン部
• バレーボール部
• バスケットボール部
• 柔道部
• 自動車部
• 剣道部
• 弓道部
• ラグビー部
• 陸上部
• サッカー部
• 山岳部
• 水泳部
• スキー部
• 相撲部
• 卓球部
• 硬式テニス部
• 軟式テニス部
• 硬式野球部
• 準硬式野球部
• ゴルフ部
• ハンドボール部
• 空手部
• ヨット部
• スキューバダイビング部
• ダンス部

■文化系

• 美術部
• ESS
• 疫学研究回
• 混声合唱部
• オーケストラ部
• 写真部
• JCSG
• 軽音楽部
• ジャズ研究会
• 囲碁将棋部
• 演劇部
• かるた部
• 医療工業技術研究会
• ぬいぐるみ病院同好会
• Student Group for Internatiounal Exchange

東京慈恵会医科大学が輩出した有名人・著名人

• 白浜仁吉（元郵政大臣）
• 米本恭三（医学博士
• 東京慈恵会医科大学名誉教授）
• 南雲吉則（医師）

東京慈恵会医科大学へのアクセス方法

■国領キャンパス（医学科一回生、看護学科）京王線国領駅から徒歩で10分。小田急線を利用の場合は狛江駅より徒歩30分ほど。

■西新橋キャンパス（医学部二回生以降）都営三田線の御成門駅が最寄りでA5出口より徒歩5分。

日比谷線の神谷町駅3番出口、銀座線虎ノ門駅1番出口より徒歩10分ほど。JR新橋駅からは徒歩で15分ほど。