札幌開成中等教育学校(開成高校 / 中高一貫)

正式名称市立札幌開成中等教育学校
(しりつさっぽろかいせいちゅうとうきょういくがっこう)
Sapporo Kaisei Secondary School
種別市立
所在地〒065-8558
北海道札幌市東区北22条東21丁目1-1
電話番号011-788-6987
FAX番号011-781-5629
公式サイトhttp://www.kaisei-s.sapporo-c.ed.jp/

札幌開成中等教育学校(開成高校 / 中高一貫)の学科別偏差値

普通科58
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札幌開成中等教育学校の特徴

札幌開成中等教育学校は、札幌開成高等学校を母体にして開校された札幌圏唯一の中等教育学校になっています。

2014年に開校したばかりであり、様々な学習方法を取り入れているという点でも注目が集まっている学校になります。

■校名「開成」の由来は

  • 儒教の経典「四書五経」の中の「易経」の一節「開成成務」
  • 「開物成務」とは「道を切り開き努力を惜しまず(開物)、自らの任務を果たすまでひたすら務め励む(成務)の意味です。
  • 「開成」は「自らの才能を開く展ばし、新しい社会を築く人を育成しよう」という願いが込められています。
■生徒数・学級数(令和4年のデータ)
学年学級数生徒数
1年生4学級160人
2年生4学級159人
3年生4学級159人
合計12学級478人

学習方法の特徴としては、

  • 国際バカロレアの学習方法
  • SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の指定

などがあります。

特に、国際バカロレア(IB)については、北海道内で2校のみ、公立校としては道内唯一の認定校となっています、

IB認定校として

  • 探究する人
  • 知識ある人
  • 考える人
  • コミュニケーションができる人
  • 信念をもつ人
  • 心を開く人
  • 思いやりのある人
  • 挑戦する人
  • バランスのとれた人
  • 振り返りができる人

本校の生徒と教員・保護者様も含めて、こちらのIBの学習者像を大切にしています。

札幌開成中等教育学校の教育理念

学校教育目標
わたし、アナタ、min-na そのすがたがうれしい

生徒のすがた大人のすがた
自ら課題を発見し、生涯にわたって学び続ける力を大切にします。6年間を通した学びの連続性を生かして、課題探究的な学習に向き合う環境を整えます。
自己を肯定し、多様な価値観を認め合う心の余裕を大切にします。幅広い異年齢集団による学び合いを生かして、様々な文化と出会い交流できる環境を整えます。
未知なるものに挑戦し、自ら道を切り拓く勇気を大切にします。6年間にわたる見守りを生かして、徐々に範囲を広げながら安心して挑戦できる環境を整えます。

札幌開成中等教育学校の主な進学先・就職先

多くの生徒が大学への進学を選択しています。

国公立大学の現役合格者は63名で、北海道大学をはじめ、東京大学・京都大学・大阪大学・東北大学などの難関大学への合格者も輩出しています。

私立大学の現役合格者は86名で、早稲田大学・國學院大學・成城大学・芝浦工業大学など、道外有名校への合格者も目立ちます。

人数が少なく見えるかもしれませんが、1学年あたりの人数が他校と比べて少ないため、比べても遜色ないといえるでしょう。

市立札幌開成中等教育学校の入試難易度・倍率

札幌開成中等教育学校の偏差値は57程度と言われており、比較的難易度が高い基準になるでしょう。

2024年度の出願者数は490人と倍率は約3.1倍とされており、高校受験などに比べても高い倍率であることが見て取れ、競争率は高いといえます。

定員は160名程度になっており、1次検査で320名程度に絞られます。

1次検査を通過した方が、

  • 出願理由等説明書
  • 児童の状況調書
  • 適性検査I及びIIの結果
  • グループ活動の結果

上記で審査されます。

なお、以前は男女別に枠数が設けられていましたが、現在は廃止されています。

北海道札幌開成中等学校に合格するために

札幌開成中等学校の試験は、1次検査と2次検査に大きく分かれています。

1次検査の適性検査の問題は、札幌市のホームページに過去問題・例題として閲覧ができます。

基礎学力等の勉強も必要になるでしょうが、過去問題をしっかりと繰り返し行うことで、慣れておくことが重要になります。

また、知識面よりも読解力や理解力が求められる部分がありますので、考える力を高めていくような勉強や準備をしておきましょう。

2次検査はグループ活動が予定されており、こちらも課題に対しての個人としての考えをグループに伝える、他人の考えを聞く・理解する、グループとして話し合いを行う、まとめるなどの考える力や理解力が求められます。

2次検査に関しては、事前準備というよりは、コミュニケーション能力や協調性、親和性などの部分も必要になるため、この部分を意識しておくといいでしょう。

話も聞けない、出来ない、人と関われないような状態でなければ、問題なく対応は可能でしょう。

適性検査I・IIともに45分の試験時間になりますので、時間との戦いになる部分もあります。

効率的に物事を進めたり、臨機応変な対応ができるようにしておくことも受験対策として必要になる部分ではないでしょうか。

大成会塾長のコメント

大成会塾長のコメント
大成会塾長
池端 祐次
札幌開成中等教育学校は、札幌市立の中高一貫学校となり、高校からの受験は廃止されました。
中学受験での受け入れのみとなっています。
平成26年度及び平成27年度の入試では「児童の調査調書」、「適性検査(I・II)」、「面接試験」、「抽選」での選考でしたが、

平成28年度からは、抽選、面接が廃止され、新たにグループ活動が追加されています。
高校入試を意識する必要がないからこそ、国際標準の教育プログラムである「国際バカロレア(IB)」を活用して、6年間全ての授業を、「先生が知識を伝える」スタイルではなく、「生徒が課題を探究する」スタイルへと転換し、平成29年に公立中等教育学校で全国初となるIB認定校となりました。

大成会では、札幌開成中学受験に特化したカリキュラムを用意し、中学受験合格のお手伝いをしています。

市立札幌開成中等教育学校へのアクセス方法

地下鉄元町駅下車、徒歩約15分
地下鉄北24条駅から中央バス元線(東70)乗車北24条東21丁目停留所下車、徒歩約3分
地下鉄環状通東駅から中央バス丘珠線(東61)、北札苗戦(東79)乗車、開成中等教育学校停留所下車

の周辺マップ

札幌開成中等教育学校(開成高校 / 中高一貫)の口コミ

学校はとても綺麗で設備も整っている学校だと思います。
ただ、移動教室なので体育館やピロティ、1階から3階へと移動が面倒に感じる時がよくあります。
私が中でも楽しみにしているのが月に1回、企業の方やアスリートを招き話を聞くことができるので、非常に勉強になりますよ。

コロッケさん男性

この記事を監修した人

チーム個別指導塾
「大成会」代表
池端 祐次

2013年「合同会社大成会」を設立し、代表を務める。学習塾の運営、教育コンサルティングを主な事業内容とし、札幌市区のチーム個別指導塾「大成会」を運営する。「完璧にできなくても、ただ成りたいものに成れるだけの勉強はできて欲しい。」をモットーに、これまで数多くの生徒さんを志望校の合格へと導いてきた。

更新日:2024年3月27日
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