東京造形大学

東京造形大学の特徴

■東京造形大学は東京都八王子市にキャンパスを構える、日本で初めて「造形」の言葉を大学名に使用した大学です。1966年設置の比較的歴史のある大学でデザインや美術の創作活動を社会の創造とリンクさせるという理念で運営がなされています。

■現学長はソニーでウォークマンを設計したことで有名な山際康之で実に様々な製品のデザインを手掛けた人物です。造形を通じた文化の創造と発展への貢献を使命として掲げており、プロダクトデザインに関してを学びたい皆さんはぜひ検討していただきたい大学です。

東京造形大学の主な卒業後の進路

2022年の東京造形大学の就職率は76%です。

■2018年度の就職率は平均80%程度と高い訳ではありません。しかし就職者内訳を見てみると就職・進学の他に制作活動という欄が設けられています。グラフィックデザイン専攻の学生の例ですと、卒業者97人に対し、17人が制作活動と全体の2割弱がアーティストの道を歩んでいる事になります。

東京造形大学の入試難易度・倍率

2023年の東京造形大学の各学部別共通テスト得点率は58%～75%、偏差値は37.5～47.5です。

■2018年度の造形学部全体の一般入試倍率は平均で3.4倍でした。特にグラフィックデザイン専攻の希望者が多く5.2倍となっています。その他の先行に関してはおおよそ2倍程度で推移しており、競争があります。自己アピール型AO入試では倍率が例年2倍前後である事から、条件を満たす受験生の皆さんは自己アピールAO入試を利用すると比較的容易に入学することが可能です。続いて人気の専攻がアニメーション専攻で一般試験の倍率は2018年度で3.2倍でした。

■グラフィックデザイン専攻と比較すると低いように思われますが、3人で1つの席を奪い合う競争となりますので競争率は高めです。アニメーション専攻でも自己アピール型AO入試では倍率が2.2倍と下がる傾向にありますので、入学に近づきたい方は自己アピール型AO入試の出願要件を満たすように励むと良いでしょう。また、全ての学科に共通して言えることですが、大学側が設定している募集人数のおよそ3倍の人数を合格者としています。そのため募集要項の見かけよりも倍率は低いと考えて良いでしょう。

東京造形大学に合格するために

■一般入試では学科試験が2科目と実技試験が行われます。配点は実技試験が各100点満点、実技試験が300点満点となっており、実技試験の配点が高いことが伺えます。学科試験は国語・英語・現代社会のうち2科目を選択する必要があります。そのため実質の対策科目数は2となります。

■ご自身の得手不得手に沿った受験科目選びができます。また同日に実技試験も行われ、鉛筆デッサン・平面構成・小論文・構想表現のうち1科目を選択することになります。美術学科では絵画専攻の場合、デッサンと油彩画の実技試験が、彫刻専攻の場合は石膏デッサンと塑造の実技試験が課されます。対策の流れとしては配点の高い実技試験と並行して学科試験の対策を行うことになります。

■過去問題集を3年分ほど解いてみて、ご自身の正答率が高い科目を対策すると良いでしょう。過去問を解いたあと、解答できなかった箇所を参考書を活用しながら確認するという流れになります。センター試験を利用する場合は得点率80%を目指して勉強を計画すると良いでしょう。なおセンター試験を利用しても実技試験を受験する必要があります（写真専攻、映画・映像専攻・屋内建築専攻の一部試験を除く）

東京造形大学のサークル・部活・同好会

■スポーツ系

• スケートボードクラブ
• 草野球部
• 硬式テニス部
• サッカー部
• スキー・スノーボード部
• DANZE
• バスケットボール部
• バドミントン部
• バレーボール部
• フットサル部
• モータースポーツ部

■文化系

• アニメーション研究会
• 映画研究会
• クロッキー部
• GLAMOUR
• 骨格研究会
• 写真部
• 重音学部
• ZOKEI LEGO部
• 東京五美術大学管弦楽隊
• 陶芸部
• フォルクローレクラブ
• 漫研
• 野菜部
• ロック研究部
• 劇団よってぃーず
• 総合ホビー研究部
• ラテンパレード研究部

東京造形大学が輩出した有名人・著名人

• 山村浩二(アニメーション作家)
• 山田孝太郎(漫画家)
• 草野マサムネ(スピッツ)
• 渡辺大知(黒猫チェルシー)
• 星野理佳(切手デザイナー)

東京造形大学へのアクセス方法

■JR横浜線 相原駅からスクールバスにて5分(大学に用事があれば生徒でなくても利用可)

■徒歩でアクセスの場合は相原駅より15分