東京神学大学

東京神学大学の特徴

■東京神学大学は東京都三鷹市にキャンパスを構える進学の単科大学です。メソジストやブラウン派など複数のキリスト教宗派が合同で作り上げた学校で、他のプロテスタント系大学との違いはここにあります。様々な宗派が集まっているとは言え、プロテスタント系の大学であることは変わり有りません。

■アドミッション・ポリシーにも「召命を確信し福音の伝道者を志すもの」「神に仕え、隣人に仕える姿勢を持っているもの」など聖職者を志す学生を求めているという大学の姿勢が読み取れる記述がなされています。そのためキリスト教を極め、牧師など聖職を目指している皆さんは志望校の候補になり得る大学です。

東京神学大学の主な卒業後の進路

■東京神学大学を卒業した学生の多数は同大学院の神学研究科に進学します。つまり卒業生の殆どが牧師を志し、大学院で神学を深めているという事になります。東京神学大学では学部と博士前期課程を一体化している為にこのような傾向となっているようです。

■公表はされておりませんが、大学院卒業後は牧師として全国の教会に仕えることとなる事が予測されます。また同時に東京神学大学では大学院への神学を前提としている事に留意する必要があります。神学に関する教育課程は学部と大学院のセットで組まれています。

東京神学大学の入試難易度・倍率

■東京神学大学では例年定員割れが続いております。募集人数6〜7人に対し、昨年度の志願者数は3人となっています。そのため神学を修めようとしている受験生の皆さんは安心しても良いと言えます。試験は例年11月、翌年の2月、3月に行われており、受験資格は洗礼を受けてから一年以上の教会生活が条件となっています。

■いずれの入試においても選抜方法は小論文・面接のいずれか又は両方が課されます。いわゆる普通教育の範疇では特に対策する科目はありません。

■しかし、神学を修めるにあたって、一般的な教養とキリスト教に関する知識は必須とされますので、受験生の皆さんにおかれましては勉強を怠らないようにアドバイスをしておきます。また面接に関しては練習を重ねて慣れておくと良いでしょう。学校の先生や保護者の方、学習塾の講師に指導を仰ぎアドバイスを受けておくことをお勧めします。

東京神学大学に合格するために

■入学試験では面接と小論文にて構成されています。そのため受験勉強の難易度はそれほど高くはありません。面接に関しては学校や予備校の先生に指導を仰ぎ、小論文の対策には国語を勉強すると良いでしょう。特に読書に多くの時間を割き、文章の組み立て方や言葉選びについてを中心に勉強すると良いでしょう。

■もし論文作成に不安があるのであれば、学習塾にて小論文の対策を行ってもらえないか交渉したり、通信講座の添削を受講するという方法が考えられます。小論文は模範解答のある数学や漢字の問題とは違い、明確な正誤がありません。そのため添削を受けるという事が最も効果的な対策となります。また神学に関する知識や考え方も確立しておかなければなりません。

■皆さんの信仰心を深めるためにも欠かさず礼拝に通い、聖書を読み、宗教に関する知識を学習するように努めましょう。キリスト教では善行が推進されており、プロテスタントでは神の恵みを受けるために勤勉であるようにと教えられています。

東京神学大学のサークル・部活・同好会

■スポーツ系

• サッカー部
• 野球部
• テニス部

■文化系

• コーラス部
• 新聞部
• ハンドベル部
• カルヴァン研究会
• キリスト教教育研究会
• ゴスペルソング同好会
• 英訳聖書研究会
• 組織神学研究会
• オルガニストギルド
• アルケーの会

■学生会では高校生の礼拝を支援する「高校生会」も定期開催しています。

東京神学大学が輩出した有名人・著名人

■有名人の卒業生は輩出しておりませんが、全国の教会に仕える牧師を多数輩出しております。

東京神学大学へのアクセス方法

JR総武・中央線 武蔵境駅から徒歩30分。

武蔵境駅南口から小田急バスが運行しており、西野停留所から徒歩5分程度。